たりたの日記
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アドベントの始まり 今日は奏楽の当番。好きなアドベントの奏楽曲を選び、ここ2日、良く練習した。昨日はリコーダーアンサンブルの練習日だったので、朝から夕方までリコーダーを吹き、夜は遅くまでオルガンを弾いたのだった。
朝、出かける時、うっかり、しろの確認をせずに玄関のドアを開けた瞬間、しろが外に飛び出した。わたしは電車の時間が迫っていたので、夫にしろの捕獲を頼んで駅へ。
「しろは捕まえられた?」
「全速力で逃げられた・・・」
「どうしよう」
「しろの好きな缶づめを庭に置いて様子をみたら」
電車の中でメールのやりとり。
わたしと言ったら、教会の入り口で牧師の顔を見るや 「猫が脱走してみつからないんです」と訴える。
礼拝の間も初めて家の外に脱走したしろが家に戻ってくることができるかどうか心配だった。 当然、この日の祈りはただ、ただ、しろのこと。 礼拝が終わるやいなや、
「猫を見つけなくてはならないので」と午後のプログラムには残らず急ぎ駅に向かう。 その途中着信を確かめると
「しろ、無事に戻ってきたよ」とのメール
あぁよかった・・・
かなりほっとして教会に戻り、昼食の親子丼をいただく。 聖書の学びはヤコブについて。
今日の説教の中でアドベントは待降節、イエスの降誕を待つ時期のことだが、この言葉はまた冒険という意味がある。今日から始まる一年を冒険の心を持って始めましょうというメッセージがあったが、アドベントの今日は、まさにしろにとっての冒険の日だった。 疾走した2時間あまりの体験はしろには大きなものだったようだ。 その後の動きや鳴き方がワイルドになっている。この1週間の借りてきた猫モードが変化している。
しろが我が家に来てからちょうど1週間。しろは部屋のすみずみを隈なく点検し、その時間時間で、一番日当たりの良い場所、暖かい場所を選んでそこでまるく、あるいは、ねそべって過ごしていた。 わたしがソファーに座ると、膝に乗ってしばらくじっと動かない。猫の重みと暖かさはそのまま命の重みと暖かさ。 猫との暮らしは、時間をよりゆったりと、また平和にする。
またしろに冒険もさせてあげよう。 でも戻ってこれることが分かったから、今日のように心配することもないだろう。 そうして、これから始まる一年(教会の暦ではアドベントから新しい一年が始まります) わたしも、冒険の心を忘れないで、新しく出会うことに立ち向かいたい。 大変なことにもまた。
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