どうせまたいつもの風邪だから 助けてくれないで放っておいて
笑うのかな 僕と同じ
パーツを集めて うまく外れるようにと
工事中では意味がないから 突き落とさないで手をつないで
告白の途中 早送りの手招きで
夕食の時間 早く間に合うようにと
終わるのかな 日々も同じ
シャッターを押しても間違えた 弱い すぐに消えるから好きだ
半分は嘘だよ 空回り 脆い たぶん夜空を彩る
もういいか 歩いて先回り 近い コンプレックスみたいに
涼しいと明日はすぐ来るよ 見たいね つまづいた足で 夜を
空に飛行機 少年の好きなもの
午前6時 公園の冷えた空気
夏の向日葵 少年に似合う色
彼女の気配 本棚の隅に追いやる
猫のうたたね 少年のなりたいもの
午後8時 ガラス越し 褪めた景色 割れる昨日
知ってる?笑う度に僕への視線が強くなる
こんな夜は早くから眠たさを装う
知ってる 笑うことで僕に何かを伝えるような
「やっと気づいた もう1度ゼロから」
を待ってる
知ってる?避ける度に僕への視線が強くなる
そんな話始めたから 優しさも壊れる
泣いてる 僕がいつのまにかこんな風になったから
無防備なふりをしてごまかすんだよ
生活は想像しても分からないし
性格も表面だけで十分だからだよ
無関係なふりをして座ったままでもいいよ
もう2度とあなたに会うこともないし
あなただって僕を助けてはくれないし
やがて僕もそれを知るからだよ
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