空もアスファルトも泣き出した追い越すまで走った遊び方も行き先も繊細な指先も残らない捜しにいかないでもう少しここにいて見つけたなら笑っていつかまた笑って
玄関の前で立ちつくした止まらない速い景色はふさがってたぼんやりと海へ浮かべて見送ってしまうふりしてためらった私だけが目を覚ました幸運の暗示ならまた眠れるのに春が霞んでいく