たった1日の出来事なのに
何かを失ったような
沈黙の時間が増えていく限り
僕は満たされることはない
忙しさや 憂鬱や 不慣れな感情で ごまかした
「言えないこと」「言っても平気なこと」
意識せずに過ごせたあの頃に戻りたい
この不自然さにも いつか慣れる
左右が入れ違ったような感覚の不思議
無理もない
わたしは初めから遠回りをしてきたのだから
今までが消える
想いが消える
かたちが消える
わたしのすべてが消える
手に入れたかった
ふつうの毎日
色褪せたあと
かなしく響く
ありふれたもの
言葉のかたち
変わらないもの
あなたへのウソ
|