日の光に肩を落とし迫り来る夜を ただぼんやりと迎えるために 生きてその繰り返しのために生きて闇の水溜りにどっぷりと浸かりわたしを地中に葬る真似事早朝には終わりの音楽が鳴り渡るおもちゃの家に住む人々は気づかず すやすや眠りつづける すやすや すやすやこれも音楽の一部となり形成してゆく最初に見たのは まぶしい世界わたしは 今日も 出発する最後に見たのは まぶしすぎた世界わたしは 今日も 帰還する小さな鋭い武器は使わないから所持できた