サーモンピンク・フラミンゴ
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2003年04月28日(月) マイダーリンの呼び方

あなたは自分のダーリンやハニーのことを、どんな風に呼んでいらっしゃいますでしょうか。

こう、友達としてずっとつきあってきて、いつしか恋人に・・・なんていうパターンでしたら問題ありません。
例えばワタシの場合はなっちゃんがそうでした。
なっちゃんのことは、みーんな「なっちゃん」と呼びますから、ワタシもなんてことなく「なっちゃん」と呼んでしまえばそれでOK。響きもかわいいですしね。
晴れた日に洗車をするような、さわやかにさっぱりとした成り行きでございます。

で、つきあい始めてから呼び方を変えるというシステムが、世の中にはあるらしいですね。
ワタシなぞには恥ずかしくてとてもできないんですが。
いや、人様が行うのは構わないんですよ。かわいらしいじゃないですか。
こう、二人の世界を構築するには持ってこいのきっかけでございます。

そして、「持ってこい」なだけに、できない。
そんな自意識過剰人間が、ワタクシ、じょりぃでございます。

たとえば「きょん」。
ここでは「きょん」なんて、かーわいい名前をつけて、さもさもラブリーげに話しているワタシでありますが、
実際は「○○(苗字)さん」と呼んでおります。

他人行儀ですかそうですね。

職場で知り合ったので、お友達になった時点で「○○(苗字)さん」だったのです。
なので、今に至るまで、ずっとそれ。

まわりにカムアウトしていないんですが、それでも「一緒に住んでるほど仲がいいのに、ナゼ未だに苗字にさん付けなのか」と、よく友人たちにも笑われるのですが。

いっときあまりにも頻繁にその手のことを言われるので、ちょっと提案してみたんですよ。
じょ「ねえ、呼び方を変えていい?」
きょ「いいけど、なんで?」
じょ「なんとなく」
きょ「いいよ。なんてするの?」
じょ「@@ちゃん、なんてどう?」
きょ「え〜、やだ」
じょ「じゃあ、名前呼び捨て」
きょ「あんた年下じゃんよー」
じょ「あ、スミマセン。じゃ、呼び捨てにさせていただきます」
きょ「だからするなって。今よりさらにじょりぃがいばる雰囲気になるかと思うとなんかヤ」
じょ「じゃ、何がいいの?」
きょ「んー、・・・名前にちゃん付けでいいんじゃないの?」
じょ「ワタシ、それやだ。なんかキモイ」
きょ「失礼な。じゃ、どーすんの」
じょ「違う名前を勝手につけてしまう?ジョセフィーヌとか」
きょ「・・・・・・」

話がまとまりませんでした。
ついでに言ってしまえば、きょんもワタシのこと「○○(苗字)さん」と呼ぶのですよ。
仲悪い二人みたいですね。
しかし最近のきょんは、ワタシの苗字の最初の漢字をとって「○ちゃん」と呼ぶことが多くなってきまして。

これ、相当ダサイです。
松本君が「松ちゃん」、川田君が「川ちゃん」、竹村さんが「竹ちゃん」という、そういう路線です。
つきあって12年目にして、恋人からついた呼び名がこのシリーズ。
せめて名前のほうの頭をとってほしかったでございますよ。

なっちゃんも似たような理由で、だんな様のことをいまだに「○○(苗字)君」と呼んでいます。
親戚の集まりの時とか、とっさに変えなければならず、けっこう大変らしいです。
バカですね。とっととラブリーな呼び方に変えてしまえばいいのに。
まあ、類友ということでしょうか。

これがナナの場合ですと「名前が呼べない」という、最悪のパターンに陥っております。
名前呼ぶときになると「あうっあうっ」と小魚をねだるアシカのような状態になるワタシ。
名前が呼べないって、不便なんですよ、みなさん。

こちらは別テキスト「ナナとワタシ」の方で続きをどうぞ。


2003年04月26日(土) あなたは何フェチですか

仕事の催促が山ほど来ているのに、そっちのけで更新作業なんかしているじょりぃです。
自分の飽きっぽさをよく知っているので、飽きないうちにたくさんやってしまおうという、わけのわからないやる気を見せているじょりぃです。

みなさん、こんばんは。

よく使われますね、○○フェチという言葉。
何気なく使ってしまっておりますが、実際のところどんな意味なのでしょうか。
ワタシの優秀なSONYの電子辞書に入っている辞典、「マイペティア」で調べてみましょう。

わお。

けっこう、こだわりを感じる説明が。
以下、抜粋です。

心理学では節片淫乱症、拝物愛、崇物症と訳される。
異性の毛や爪、排出物、衣服などに異常な愛着と興奮を示す性倒錯。


これで見る限りだと、けっこう細かいですね、対象が。
よく「おっぱいフェチ」とか「足フェチ」とか言いますが、どうなんでしょうね。
正しい使い方なんでしょうか。

とまあ、そんなことはいいんです別に。
使い方が間違えていたとしても、ワタシは通常使う「フェチ」の軽々しい定義で話を進めさせていただきます。
「ぢゃ説明するなよ」とむっとしているそこのあなた。
では言わせていただきます。
スミマセン。

こう、レズビアンのみなさんですと、「おっぱい大好き」な方はやはり多いですよね。
ワタシも好きです。大好きです。
でも「フェチ」と呼んでしまっていいかというと、躊躇したりします。
軽々定義ながらも「フェチ」と名付けてしまうからには「もう、何をおいてもおっぱい」というくらいの意気込みが必要かと思われます。

ワタシはそれほどではないです。大好きですけど。くどいですけど。

一口に「胸フェチ」と言っても、巨乳好きの方から小さいのが好きな方から、乳首の形状にこだわる方やらそれぞれだとは思うのですけれど、ワタシは「好きな人の胸なら、とりあえず何でもOK」という感じです。
好みで言えば「どっちかというと大きくて、形が良くて、やわらかい胸」が好きです。

はっ。

ほっとくといつまででも「自分の好きな胸」について語ってしまいそうな自分を発見。
違うんです。
胸の話じゃないんです。
ついうっかり「何をおいてもおっぱい」のような勢いを見せてしまいました。はぁはぁ。

ワタシの場合、フェチと呼べるものがあるとしたら、それはです。
会社を首になるのが好きだ、とかそういうことじゃありませんよと救いのないボケをかましつつ。
顎〜首〜肩にかけてのラインがですね、ワタシ好みだったりするともう、早見優風に言わせていただければ「誘惑光線クラッ」という感じです。

ちょっと勝手に、ワタシ好みの「首まわり」について語らせていただきますと。

まず、長い首であることです。
ろくろ首とかは怖くてちょっと困っちゃうと思うんですけど。
で、顎のラインが美しくてですね、それが長い首へ、そして肩へと続くライン。
鎖骨も大切なポイントです。
男性の場合はこれに「首が細いこと」という条件が加わります。
富士山のような、マッチョな首肩ラインはワタシを萎えさせます。
胸については「好きな人のならOK」なワタシですが、首まわりについて考えてみると、ワタシがつきあった人たちはみなさん、例外なく美しい首の持ち主でしたから(ワタシ的に、ということですが)、そう考えると、やはりフェチと言ってしまっても大袈裟ではないのではないかと。

まあ、そんなわけでですね。

いつもは髪を下ろしている「ちょっといいな」なんて思っている人が、髪を上げてうなじを見せてしまったり、ましてやお風呂上がりのアップ姿なんてことになってしまったら、じょりぃ、大変困ってとっても嬉しいということになってしまうのであります。
とはいっても、ただ「ぽー」っとするだけですけど。
そういう状況って、キモチ的にはウハウハなのに、恥ずかしくてじっくり見られなかったりするんですよね。


そしてホントのこと言うと噛みたくなるんです。首まわりって。
いや、咀嚼はしませんよ(あたりまえだ)。軽くですよ、かるーく。
ちょっとだけ痛がってほしいキモチもあるんですが。<変態

フェチと言うよりもただの吸血鬼じゃねえのかおまえというお話でしたね。
血は吸いませんけど。
話もつまらなくてスイマセン。
と、ダジャレで落としてみました。

山田くーん、座布団2枚抜いてー。 <これも古すぎるオチだ。 ぎゃふん。




2003年04月18日(金) 文体イメージはリアル口調をどこまで具現できるのか

今回、セクシュアリティには全然関係ない話題でございます。

サイトの管理人さんというのは、それぞれ独自の文体や雰囲気を持っていらっしゃるわけですが。
こう、テキストを読んでいて、なんとなく勝手に口調を想像してしまったりしませんか?
ミョーに早口に感じる文体ですとか、声の大きそうな人だなと感じる文体ですとか、逆に声小さそうとか。


村上春樹をせっせと読んでいた頃。

・・・村上春樹ズキ、というだけで何かもう、偏ったイメージができあがってしまいそうで怖いんですが。
遙か昔、たまたま本屋で「カンガルー日和」という短編集を見つけて(かなり初期の作品ですね)読んで気に入って、「羊をめぐる冒険」で興奮し、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」でその世界観にメロメロになり、「村上朝日堂」シリーズでケラケラと笑っていたのですが、「ノルウェイの森」で私と村上春樹様の蜜月は終わってしまいました。
「スプートニクの恋人」にいたっては「あまりにも想像上だけの」レヅイメージに落胆すら感じてみたり。

気付けばまた話が脱線しておりますが、村上春樹の文体から想像される話口調について話したかったのです。

ワタシはずっと、彼の文章を読むときは、脳内で「おっとり口調」にて読んでおりました。
おっとりしていて、ちょっぴり気の弱そうなソフトな声で。
ワタシの中ではとてもそれがしっくり来ていたんですね。
そしてある日、「夢のサーフシティ」という、彼のサイトでの文章をまとめた、CD-ROM付きの単行本を購入いたしました。なかなか楽しいものでした。

が、そのCD-ROMの中に、イラストレーターの安西水丸氏との対談が「聞ける」という企画があったのです。

聞いてみました。わくわく。


「ぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺら」

ミョーに低くて、そしてとても早口な、自信に満ちたこの声。  え?え?

あなたは誰ですか村上さん。

「村上さん」と呼びかけている時点で誰だかはわかっていそうなワタシですが、もう、とてもびつくり。
そしてショック。
ピンクレディが実は実は透明人間なーのーでーすー、なんていうのより、ずっとショックです。
(また若い人にはわからない冗談をスミマセン)

エッセイなんかを読むと「僕はせっかち」という言葉がたまに出てくるのですが、なるほど、せっかちそうなしゃべり方です。


イメージの崩壊というのは恐ろしいものです。

その後のワタシは、村上春樹の文章が読みづらくなってしまいました。

これ、「ワタシの中のイメージの崩壊」について述べているだけなので、あの声にシビレてしまったという読者の方もたくさんいらっしゃると思いますよ。
なのでスミマセン、全国3億人の村上春樹ファンの皆さま、怒らないでください。
村上春樹ファンの方が全国民の数より多いじゃないかとかもあまり気にしないでください。
氏の初期の作品は、いまだに深く深く愛している私でございますので。
「カンガルー日和」なんて、100回じゃきかないほど読み返しておりますですよ。
こんなこと書いていたらまた読みたくなってきちゃったな。

それでですね。

ワタシの文章って、読んでくださっている方の中で、どんな声と話口調で頭に響いているのだろう、なんて思ってみたわけです。

ちなみにリアルのワタシはですね

・どちらかというとゆっくり話す
・抑揚は基本的にあまりない
・表情は笑顔。というよりにやけている
・「なむなむ」しゃべる
(よく言われるです。でも「なむなむ」って何?)
・声質はどちらかといえば高い
・かわいい
(<激しくウソです)
・実は会話はすべて英語(<もっとウソです)

という感じでしょうか。
ビジネス仕様のときはまたビミョーに変わってくるのですが(少し利口そうにしないとヤヴァイですからねえ)。

いかがでしょう。
文体とイメージが違ってしまっていたでしょうか。

「その後のワタシは、じょりぃの文章が読みづらくなってしまいました」とか言わないでくださいお願いします。


2003年04月15日(火) 「守ってあげたい」という気持ち

そーゆーどんはーふとぅ ぅおーり ぅおーり まもーおってー あげーたいー

と、ユーミンの「守ってあげたい」を口ずさみつつ始めてみましたじょりぃです。こんばんは。
若い方はご存じないかもしれませんねこの曲。
いい曲ですよ。たぶん。よく覚えてないんですが。

で、守ってあげたいタイプについて。

フツウ「守ってあげたい」というと、頼りなくて、ドジでマヌケでのろまな亀でスチュワーデスになりたくて・・・失礼しました。
30代中盤以降の方しか知らなそうな、かの有名な大栄ドラマ「スチュワーデス物語」の堀ちえみの描写に走ってしまいました。

まあ、頼りなくて、ちょっとそそっかしいところもあったりして、きゃわいい女の子っぽさがあって、「自分がついてないと心配でしょうがない」としょっちゅう本人にもそのことを伝えてしまいがちな、そんなタイプがセオリーでしょうか。
本人も恋人に「あたし、○○がいてくれないと〜」みたいに甘えてくださる、みたいな。

このタイプと「こいつには俺がついてないと」的な人がつきあうと、もはや怖いものなしの最強カップルのできあがりでございます。
われなべにとじぶた。必要対必要の、文句なしという感じです。

カップルサイト(しかもつきあい始め)の運営者に多い組み合わせ、と当社調べでは出ております。
お互いを褒め称えあっているような、眩しすぎる関係。
それはもう、「白い魔法使い」に変化したガンダルフのような眩しさでございます。
(また見てない人にはまったくわからない例えをワタシは・・・。「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」より引用いたしました。へい)

そう、この手のタイプはうまくいくのです。
お互いの独占欲が強すぎるゆえの破局、というリスクなんかも背負っていたりしますが。(当社調べ)

ワタシもどちらかというと、「自分が守らなきゃ!」と気負ってしまうタイプであります。
へたれはへたれなりに、過剰な責任感なんかもあったりするわけです。

しかし、ワタシの「守ってあげたい」タイプというのがですね。

強い女性なんです。

正確に言うと「強い」というより、「強くありたい」と思っている意地っ張りな人を見ると、守ってあげたくなってしまうんですね。
「アタシ、一人で大丈夫だから。ぷいっ」というタイプ。

空回りしそうでしょ? するんです。

なんていうかですね。
涼しい顔で「なんでも一人でできちゃうの。さらーっ」というタイプとは違って、「できないかもしれないけど、いいの!アタシは大丈夫なの!」といきがっちゃうタイプというんですかね。
「できな〜い」と甘えられるよりも、かえって放っとけなくなっちゃうんです。
でもこういう人に「ほら、手ェ貸してやるから」とかうかつに助け船出してしまうとですね、「きい!」となるんですわ。
「ほっといてよ」みたいな。「あたしがいつじょりぃにそんなこと頼んだ?」みたいな。
こんなタイプに「強がるなよ」とか「素直になりなよ」なんて言っちゃあいけません。
火に油です。
そのへんがわからなくてですね、昔は苦労いたしました。
何度きょんとも大喧嘩したことか。
こちらとしましては「助けようと思ってるのに・・」という感じですから「余計なことするなっ」的なことを言われるとやはりカチンと来てバトルになる、ということを何度も繰り返してですね。

学習しました。

では、そういう相手にはどう対処したら良いのか?

答:相手が助けを求めたときはいつでも助けられる心の準備をしつつ、ひたすらジャマにならない(心の)距離で見守り、そわそわハラハラドキドキしまくる。

これです。
けっこう苦行です。
でもこんなタイプが好きなワタシは、おそらくM的性質なのでしょう。

ナナもこんなタイプでして。
この人は悩みごとに対して辛抱たまらなくなると、夜中だろうが朝だろうが電話してくるんですが、そういうときでもきっちりと意地を張っているんですね。
困ったときだけ電話かけてくるようなヤツですが、それでも「あたし、じょりぃがいてくれないと・・・」的なことはほっとんど言ってくれません。

でも、たまに言うんですよ。

きょんもそうです。
基本的には彼女は「誰も頼らずひとりでしっかり生きていける」人なんですね。
でも、たまに「じょりぃがいてくれなかったら自分はどうなってしまうんだろう」的なことを言ってくれるのです。

このへんが醍醐味でして。

こう、「あたしは一人でも平気だもんっ」と強がっている人が、自分を実は非常に頼りにして特別扱いしてくれるヨロコビ。
いいですね。
という、ほとんど自己満足の世界なんですが。

そう、結局のところ「守ってあげたい」なんて、しょせん自己満足の世界でしかないんですね。
そのへんをきちんと自覚している必要があると思うのでございます。
特に「守ってあげたい」と思いがちな人というのは、「相手のことを思っているからそう思うんだ」という幻想を抱きがちなのではないかと。
そうじゃないんです。
自分のためなんです。
そして「守ってあげたい」と思っている相手にそう思わせてもらっていることで、自分のプライドやら「こうありたい」とう願望を満たしてもらい、自分もまた「かくありたしという幻想が崩れるという事態」から守ってもらっていると。

みなさんそんなこと、とっくにわかってましたかそうですか。
失礼いたしました。


エラそうに述べて参りましたが、意外にワタシ自信が「放っておけない」「守ってあげたい」というタイプだったりします。
こう書くとたいへん聞こえがいいですが、要は「もう、ホントにしっかりしてよ!」と、周りじゅうみんなが「おかあさん」と化してしまうような情けなさでございます。
「放っておけない」というよりは「放っておくとさらに面倒なことになりそうだからしょーがない」、「守ってあげたい」というよりは「ここで世話しといてやらないとさらに(以下略)」という感じですねきっと。
もう、ホントにしっかりしてほしいですね自分事ながら。いい年なんだし。

結局のところ、「おまえごときが『守る』というテーマについて語るんじゃねえ」という、情けないオチでございます。
あらら。


2003年04月05日(土) お手軽レズブーム:その2

さて。
前回では鼻息荒く続きを書くつもりだったのですが。

本日仕事中に、スタッフのなっちゃんが「あ、週刊誌だー。おもしろい記事あった?お料理載ってた?健康にいい記事あった?」とのんきに例の週刊誌を手に取りまして。

相変わらず「良き主婦」的アンテナを張り巡らしているなっちゃん。
そんな、ワタシにまったく興味ない分野聞かれましても。

「この記事がさイヤだったのよ。見て」と、例の「美人はビアン」のページを開いて見せる。
「なんかさー、安い表現されてさー。軽薄そうだしさー。おかしなブームみたいに取り上げられるのって、なんだか気分が悪くて」と言ってみたら。

「まあ気持ちはわかるけどさー。これ、女性週刊誌だよ? ダメじゃんそんなにマジメに考えちゃ」と、あっさり。

がくっ。

「あ、お料理のページあるじゃん。このページ、もらってっていい?」

いいよー、と返事した頃には、ワタシの鼻息は通常モードになってしまいましたとさ。
さすがはなっちゃん。
つきあいが長いだけに、ワタシのあしらいが上手でございます。


しかし、2つだけ言いたいのよまだ。言わせてね。

まず、クラブイベントに参加していた高橋貴子(仮名)さんのお言葉。

「そろそろ結婚する年かなと思って、6年つきあった彼女とは別れ、一応男の人と交際中。でも、結婚しても遊びに来るつもり(笑)」

死ね。

あ、いけね。

人生、お楽しみください。高橋貴子(仮名)さま。

いいんですよ別に。
その男の人のこと愛しているのなら。
ていうか、愛してなくても、世間的にどうしても「レヅ」と思われるのは耐えられないからと、偽装結婚する人の気持ちもわかるんですよ。
事情は人それぞれですからね。
偽装したからラクになれるかどうかも人それぞれなんですけど、まあそれはワタシが口を出す筋合いのモノではないですから。

しかしね

んなことを、ベラベラ女性週刊誌の記者にしゃべるなおまえ。

ワタシが高橋貴子(仮名)の立場だったら、絶対そんなこと言えませんね。
6年つきあった彼女のこと考えれば言いたくないし、だいたいプライドがないのかおまえ。

はあはあ。

やっぱり鼻息が荒くなってしまった。


もうひとつ。こちらは軽い話題。
なんでも「レズビアンのミューズはヒロスエ?」らしいんですわ。
「レズビアンの人たちに好きなタイプの女性を尋ねたところ、広末涼子をあげた人が過半数にも」ということだそうで。

知らなかった。

ワタシ、どっちかというと、キライだしな。
意外だ。

でもワタシの趣味、変わってるらしいから、なんとも強くは言えないんですが。
以前やはり「レズビアンに絶大人気!」と言われた釈由美子も「?」だったし。
ぢゃあ、アンタの好みは?と問われると「これです!」とハッキリ言えないんですけどね。
とりあえず、このサイトの「主な登場人物」に、それぞれの登場人物に似ているとよく言われている芸能人の写真を少女A的に使わせていただいておりますが、あのへんはみんな好みでございます。

ワタシの好みはどうでもいいですね。スミマセン。

まあとにかく「ヒロスエかよ」と思ってしまったと。

しかしですね。実はここからがヒロスエ話題のメインなんですが。

ナナが以前「ヒロスエって、超かわいーよねー」と言っていたことがあったんですね。
「性格とかは知らないけどさ、顔はかわいいじゃん。なんか、自分が男だったら守ってあげたくなるよーなさー」と。

その週刊誌にも「あの潤んだような、ちょっと影のあるような女性は守ってあげたいと思うんです」とかと書かれていたし。

ナナ、素質あるのか?

ということでちょっとワクワク。
彼女は人差し指よりも薬指の方が長いし。(同性愛者にはそういう人の割合が多いんですってね。信憑性のほどはよくわかりませんが)

好きなヘテロ女性に、少しでもそんな兆候を見つけるとすぐに浮かれてしまうんですよワタシ。
鼻息荒くいろいろ言ったくせに、オチがこんなで、どーもすいません。(林家三平風に)


2003年04月03日(木) お手軽レズブーム?〜女性週刊誌グラビア記事〜

ん〜〜〜〜〜むむむむむむむむ・・・。(眉間にシワ)

と唸らずにはいられない、女性セブン4/10号のレズビアン特集記事。
長くなりますよ。覚悟してください。
トイレに行きたい方は先に済ませた方が。って、そんなに長くなりませんが。

ええと、まずはこの記事のタイトルから。
「いま“女同士”が気持ちいい 美人はビアン

美人はビアン言われても。
あたくしのように本当に美人なビアンはいいとしてですよ。

へい、すみません。

みやきちさんとこ見習ってここからはレヅを使わせていただきます)
まあ、美人なレヅはさておき、ぢゃあ、ブスなレヅの立場は?
いや、レヅの方には美しい人が多い気がします、実際。
やっぱ、がんばらなきゃというファイターな意識があるせいか(ない人もいるだろうけどさそりゃ)、凛として美しい人が多い。
って、ワタシの周りにリアルレヅがいないのでよくわからないんですけど、ネットで拝見する限りでは多いような。

はっ。

カオに自信のある人しか、ネット上で公開しないのかしら・・・。

ああ、だんだん、誰につっこんでるのかわからなくなってきてしまった。
なんだか自分にばかりツッコミを入れているような気が。

ポイントは「ビアンは美人」でなくて「美人はビアン」という点です。
要は「レズビアンの人って美人が多いよね」つうことではなく、「あなたも今時の美人なら、レヅ体験くらいしとかないとね」つうことです。
そうですよね? 女性セブン様。

気に入らねえ。

「いま“女同士”が気持ちいい」というのも、かなり手抜きな安いコピーです。
そもそも「いま○○が××」って古いよそれ。しゃっきり仕事するように>編集。
だいたい「気持ちいい」からレヅになるんですか。
もしたとえセックスが気持ち悪くたって、ワタシは女性が好きですよ。
安いです。わざと安い表現にしてみたわけでしょうか。
それはもう、このあいだ入ってきた「ブランド春物が、なんと99%引き!」というチラシくらい安い(びっくりしましたよ。99%引きですよ、奥さん)。
女性週刊誌だからしょうがないんですか。
ワタシにこんな「安い安い」言われて悔しくないのでしょうか、編集者。
って、悔しいというか、ハラワタ煮えくり返るでしょうけど。

で、なんかサブタイトルみたいの。
「ちょこっとレズブーム」を街角リポート

よく見ると「レズ」のとなりにちいっちゃく「ビアン」と書いてあります。
ありがとう。
差別表現しないように、精一杯気を使ってくださったのですね。

同性愛についても賞賛するカタチで記事にし呼び方にまで気を使っているリベラルな週刊誌ですよみなさん。(<よそ見しながら無表情)

で、記事トップは最近日本に上陸、売り出し中のt.A.T.u.です。
タトゥについては、ワタシ、日本でブレイク前にネットでCD購入し、実ははまっていました。
タトゥはロシアのロリ&レヅデュオでございます。よく見るとたいしてかわいくなかったりするんですが。
まあ、物珍しさで売り出そうという戦略的な部分は気に触ったといえば触ったのですが、曲は全体的にカッコ良かったし、最近元気のないロシアから、世界を席巻するような、しかもレズビアン少女デュオということで「がんばれー」なんて思っていたわけです。
プロモのキスシーンもそれなりに楽しめたし。
「まだ16と17だってよ」
「若い恋だね。いつまで続くのだろうかね。傷つくのだろうね」
なんて、きょんと二人で、星飛雄馬を見守る明子姉ちゃんのような心持ちで心配していたのですけど。
プロモの中でも「歯を磨くときも一緒なの☆」「大好き☆」みたいなこと言って抱き合ってたもんだから、その一途さがお姉さん心配だったのよ?

が、しかし。
最近になって「実はふたりともボーイフレンドがいます」「バイです」ですって。

だましたな。

「おまへもバイだろうよ」というツッコミが聞こえてきそうですが。
それとこれとは違うのよーーーーーーーーー!
「だましたな」というよりは「たばかったな〜」と、武士のようにすごみたいような、そんな気分。

ま、いいんだけどね。彼女たちの好きで。(あっさり。なんなんだ)
CD好きだし。まだヘビーローテーションだし。

ジョディ・フォスターなんかも取り上げられてます。
この人、カムアウトはしていないけれど、既に女性パートナーと子供育ててるし「不言実行型カムアウト」をなさってますね。
ジョディあたりをせっせとマジメに取り上げてくれるといいんだけどな。
他にも何人かのセレブが取り上げられておりますが、気になったのは元スパイス・ガールズのジェリ・ハリウェル。ジンジャー・スパイスでございます。

何を隠そう、ワタシはスパガファン。
マンガみたいにキャラの立った5人が大好きだったんですよ(は。いつの間にか過去形に!)。
ジェリが抜けちゃって、今4人ですけど。当時みそっかすだったヴィクトリア(でも一番好きだった)が女房魂全開で「スパイス・ガールズ」の名前をなんとか残してくださっていますね。
そんなわけでベッカムもがんばってくれ。おまえ様が消えるとき、スパガも消えてしまう。

そのジェリの記事の中で気になる文章が。
「酔った勢いで試してみたけど、自分には同性愛志向がないと自覚した」

これ、別のソースでも読んで知ってはいたんですけど。おおもとのソースは信用ならない英国タブロイドですから、うのみにはできないんですけど。
でもね。
ジェリのバカ! ていうかアンタ、怪しいとワタシはまだ睨んでおりますよ。
脱退の原因はメルCとなんかあったからじゃないか、と勝手に推測するほどに。(信じちゃいけませんよ。ワタシの勝手な妄想ですから)

ワタシが心配なのはですね。
「流行りだから勢いで試してみたけど、やっぱ女同士はキモイ。男のがいいよね〜」なんていうアホが増えるのではないかということですよ。
「ジェリも言ってたもんね〜」みたいな。

でもまあ、それもそれでいいか。(怒りが持続しないへたれなワタシ)
心配してもキリがないもんな。

あ、日本人では、なぜか浜崎あゆみが取り上げられております。
ベストアルバムのジャケットやら販促印刷物やらが「あゆ×あゆ」のラブシーンだということからみたいですけど。
だからってレヅなのかいな?という感じはありますが。ファンにはたまらないでしょうね。

でも、あゆのことを何とも思っていないワタシでも、確かにあの一連のプレス関係はドッキリしました。「あら、ちょっといいわね」みたいな。
ていうか、すごいナルシストぶりという気もしますけどね。
あゆの発案じゃないんでしょうけど(あゆのアイデアだったらたいしたもんだ)。

友達同士、街角でべたべた抱き合う女子高生などが増えるんでしょうね。
女同士ハグすることを「アユる」とか言っちゃったりして。
耳元で高〜い超音波のような声で歌い合ったりして。
なんだかこそばゆそうです。案外いいかもしれませんね。

ああ。あと2ページ分の記事について言いたいのに、長くなり過ぎましたです。
しかもまとまりはないわ、話は脱線するわ。どーもすみません。
続きは次回に。


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