ニムの花
ニムのひとりごと*ニムの落し物*ニムの恋

2005年11月30日(水) 鼓動





鼓動を聞いた
生きていた
血が流れていた

鼓動を感じた
息をしていた
暖かかった

鼓動を止めて
息を止めて
時間を止めて

ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク



もっと強く脈を打つ
あなたの鼓動はとても強い
あたしの鼓動はあなたの鼓動に追いつこうとする



ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドクドク















2005年11月29日(火) ごっちゃまぜぇ





ごっちゃまぜろ
この気持ち
楽しくて
嬉しくて
切なくて
寂しくて
激しくて
静かで


この気持ちを素直に受け止めたら
あたしの未来は少しでも輝きを増すだろうか?

この気持ちを素直に表現したら
あたしの心は少しでも成長するだろうか?


ごっちゃまぜろ
過去も今も未来も

ごっちゃまぜちゃえ
あたしも君もあの人も彼も彼女も

みんなひとつになっちゃえば楽なのに









2005年11月23日(水) てのひら






刺すような冷たさが全身を縛る

君の笑顔がその寒さを和らげ

わたしを夢の世界へ連れて行ってくれる


泣きたくなるような寂しさは

君の去った後、数倍にも膨らむ

わたしを刹那に導く君の手のひら


わたしの歌声を聞いて
何かを発しているけれど
君には届かない

君の優しさを浴びて
何かを求めているのか
わたしにはわからない


この悴んだ指先に

この歪んだ背骨に

骨まで凍るような冬に

君の大きな手のひらを















2005年11月15日(火) このままこのままで



何かがわたしを照らす時
わたしは輝いている

素敵な夢を見ている時
わたしの微笑みは絶えない

この曇った空にも一筋の光が差し込んでいる
この湿った空気にも酸素が満ちている

欠けるものがあって存在するもの
存在するために失うもの

平和に満ちたこの瞬間を
わたしは体いっぱい愛でる
















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