ニムの花
ニムのひとりごと*ニムの落し物*ニムの恋

2005年08月16日(火) a paradise



どこにも楽園はないと思っていた。
死ぬまで楽園はみつからないと思っていた。

けど、楽園は"そこ"にあった。
「最後の楽園」ではないけれど僕は楽園の中に生きている。
「生」というカオスの中にミクロの光を発しながら
「楽園」という感覚を与える世界が。
その管理人であり、案内人は「友」だった。
そしてその楽園の神的存在は「親」だった。
僕はその楽園を彷徨う旅人。

愛と安寧、歌や絵、悲しみや恋、笑顔に怒り、全て。
与えてくれたのは「楽園の住人」だった。
僕は何を恐れていたのだろう。
ここは「楽園」なのだ。


北風が僕の身を縮め、太陽が身を焦がす。
一人旅の孤独に少し疲れていたのかもしれない。


右を見れば友がいて
左を見れば親がいた。
皆、一緒なのだ。


そう、ここはすでに「楽園」なのだ。

歌え
踊れ
笑え
泣け
怒れ
叫べ

全てを尊び、全てに感謝しよう。
そして「最後の楽園」まで踊り狂おう。

























2005年08月10日(水) ななしのごんべ




心の中になんか変な生き物が住んでいる。
生きているくせに死んだかのような感覚を持って
存在しているようで存在していないような呼吸。

自分の中に居るのに名前も知らなくて、顔もぼやけてて
いなくなったり、ひょっこり現れたり。


何かに怯えていたり、
何かを不安に思っていたり、
何かを恐れているとき
こんな風にあたしは無表情で意識が遠いところにいってしまう。
その隙にこの変な生き物が入り込んできて居座るのだ。

早くどっかに行っちゃえ
どっかに消えちゃえ
あたしの「弱点」いなくなれ。


あたしには必要な人がたくさんいて
でも、その人たちにもその人たちの人生があって
あたしだけにかまってる暇もなくて
頼りっぱなしのあたしはだめな子で
でも、いつかはちゃんと一人で立たなくちゃいけないの。
この変な生き物とはおさらばしなくちゃなの。
だからがんばらなくちゃ。
みんな少しだけでもいいからあたしのこと見守っててね。














   観察記録  


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