2004年12月16日(木) |
END OF THE CENTURY |
監督 マイケル・グラマグリア&ジム・フィールズ 出演 ラモーンズ
渋谷シネ・セゾン
切ない。 なんて切ないバンドなんだろうか。 ピストルズの「NO FUTURE」を観た時にはこんな気持ちにはならなかった。 この映画を観終わってから何度となくラモーンズの曲を聴いたり、メンバーの写真を眺めたりしている。映画の記憶と照らし合わせて、どんどん切なくなるばかりだ。
ジョーイの繊細さやディー・ディーの洒落者ぶりも魅力的だが、私はジョニーの傲慢さに心奪われた。ジョーイが亡くなった時のことを語るジョニーには敬服する。
このバンドのライブを体験できなかったことが大変悔やまれる。 人間的魅力だけでなく、あのライブパフォーマンスは圧巻だ。 あの単純明快なパンクロックをあんなにも激しく早く演奏してたとは。
私を含めて多くの人達が彼らの凄さをこの映画を観て初めて知ることになったと思うけど、主要メンバーがもうこの世にいないとは皮肉なことだなぁ。
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