縁側日記 林帯刀 |
2007年01月14日(日) 夜空。 | ||||
あきるまで星を見上げてみたい。 家にはベランダがなくて、障子を開けて見上げても、 軒と山にはさまれたせまい空しか見えない。 夜の山は空より暗く、 影がそのまま立ち上がったようで、つかみどころがない。 吸い込まれそうになる。 ここからは北極星さえ見えない。 北に延びる小高い尾根があって、高い木が何本も生えているから。 北極星。 その明るさを私は他の土地で星を見るまで知らなかった。 船乗りの目印。 揺るがない、よりどころのようなもの。 ここには今でも北極星の光は届かない。 あの星が見えたなら、 私はこんなにも不安にならずに済むんだろうか。 そんな馬鹿げたことさえ思ってしまう。 午前一時。 音もなく線路を照らすライトが落ちる。 あお向けになって流す涙は耳をふさぐ。 そのことさえ、あなたは知っている。 私は何も言うことができない。 |
2007年01月02日(火) 謹賀新年。 | ||||
あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 この一年が、みなさんにとってよき一年でありますように。 * 2007年の目標 ・自分の立場を忘れない ・地に足つけて生きる つまり、大人になるってこと。 自分の中にちぐはぐな部分があるのは前から感じていて、 それがやっと目をこらせば見えるようになってきた気がする。 どうしたらいいのかも、なんとなく分かってきた。 がんばろう。 * 言い訳について考えている。 何かを説明するときに、 これは言い訳なんじゃないか、と毎回のように考えている。 言い訳と説明のちがいはなんだろう。 言い訳っていうのは、 自分の正当化、責任転嫁、自己防衛、 そのために口に出すもの。 言い訳にならない説明。 ありのままのことだけを伝えること。 自分のことを考えずに、 無意識に自分をかばうこともせずに、 どれだけ的確に伝えられるか。 むずかしい。 とてもむずかしくて、 「これが、こうなりました」で終わらせたくなる。 でもそうは問屋が卸さない。 感想でも詩でもない、説明でしかないもの。 そういうのが、悩まず書けたらいいと思う。 精進しよう。 * 詩の話を全然していないや。 納得するものが書けるようになるには、 もうしばらくかかるだろうなぁと漠然と思ってます。 でも、今までに書いたものを大事に読んでくれる方もいて、 とてもうれしいです。 ありがとうございます。 * なかなかお知らせできずにいたんですが、 ミクシも細々とやっています。 アンテナ「電波塔」の「自宅」から。 どうでもいいだだもれ的な日記をたまに。 こちらもよろしくです。 |
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