昨日はホステス・クラブ・ウィークエンドというイベントにご招待いただき。。。って。何度も言いますが、ホステスさんたちが集った「あらぁ、いらっしゃ〜い」じゃなくて。ホステスはレコード会社です。レコード会社。
幾つか同社のアーテイストさんが出るイベントでした。
それで、キャット・パワー、別名、猫力姐さん、、、を見に行ったんですが。。。
この人ね。 いやぁ。。。ブッ壊れておった。。。ふだんからブッ壊れておるらしいのだが。。。
昨日は、まず、もう、すごいオバさんルックスになってて。背中丸まってて、、、えっと。マネージャーのオバさんが登場したのかと思ったら本人だったというビックリから始まり。背中が丸まってるシンガーって。。。観たことないからビックリした。みんな、センターに立つ人って、シュッとしてるイメージで。。。
そして動きが異様。完璧にキメちゃってる。。。あ、いや、だから、アレを。。。アスカってんですか? アレだと推測され。。。ええ。私、途中でいたたまれなくなって帰ってしまったんですが、後半2回も「トイレいく」とトイレに行ってしまったようで、ああ、もう、完璧にキメに行ってしまったんですね。。。ステージ途中で。ここ日本だから。頼むわ。オランダとかじゃないから。頼むわ。
しかし。それより何より。もう。歌が「どん底芸」そのもので。。。まぁ。そりゃ、いいんですよ。「どん底芸」は=ブルースともいう。
ブルースならいいんですがね。どん底で、どん底で、最初は「あら、仲間? アタシと仲間?」とウキャアアアと思ったけど。この人、それをまったく昇華せず、あまりにどん底垂れ流しの上に、明らかに「おめええらなんかに分かってたまるかっ! てやんでぇ。全員死ね」って感じ。「あんたら、全員が悪いのよっ」という感じ。
聴いていると、もう、辛くて辛くて。。。
分かった。姐さん、辛いんだね。。。分かったよ。。。うん。でも。頼む。そう憎まないでくれ。オレたちは、何もしてないから。。。
と。どんどん具合悪くなる感じで。聴いてるだけで。
観客は半ば呆然とし。しかし、声は素晴らしいのよ。。。ね。だって元々は天才の人だし。
そして思った。。。。比べるようなもんじゃないけど。。。。でも。。。。ああ、アタシもどん底芸もほどほどにしないとなぁって。アタシも世の中にケッて悪態ついてどん底芸やるの、良くないなって。。。それって人を疲れさせるが、ちっとも届かないし、共感してもらえないよって。。。
反面教師っていうか。人の振り見て我が振り直す。
猫力さんに教わった。
どん底芸の猫力さん。ぜひとも立ち直ってほしい。そしてまた素敵な声を聞かせて。
昨日はどうやらリハーサルもまったくやらず。とにかく、やけっぱちみたいな状態だったらしい。
クラプトンもリハなんて全くやらず、買い物帰りにそのまま武道館やるらしいがw それはそれで一つのグダグダ芸として、みなに愛されるであろうが。猫力姐さん。とりあえずリハぐらいはやっておこう。千人以上の人がチケット代やら交通費やらを払って来ているのだから。プロなら、それぐらいはやろう。
グダグダも、それはそれで面白い、という人もいたけど、私は辛かった。自分の悪いとこぐいぐい見せられてるみたい。怠け者で甘えたで、人のせいにする自分を。。。
猫力さんよ。共に頑張ろう。誰のせいでもない。そこにいるのは、ここにいるのは、自分が選んだ場所なんだから。
今の自分をガシッと確かめて、自分を深めていくしかないだろう。
猫力姐さん。。。しかし、最後になぜか「イマワノキヨシロー」とか叫んだらしい。な、何があった?
いろんな意味で会ってみたい猫力姐さんだが、そんな状態だから、一切取材なぞ受け付けないらしい。
人生山アリ谷アリだ。猫力姐さん、がんばれ。