選挙のことを色々考えて、グルグルしたり、悲しくなったり、で。今はおなか悪くなって、泣いている。。。
バカじゃない?と思われるだろうが。
でも。一つだけいえるのは、私は真剣なんだ。とっても。自分のことも社会のことも。そこに境界線はないと思ってる。前はそんな風に思わなかったけど。今はそう思うんだ。
だから。社会が少しでも居心地のいいものになってほしい。みんなが楽しくすごせる空間であるにはどうしたらいいか?を考える。
だから、そうしてくれるであろう人を応援したいが、なかなか難しい。こっちへ? あっちへ? いや。そうじゃなくて。もっと関心を集めるには?
本当に難しい。
そうしたら。REMHQ(REMのオフィス)が、2004年にREMも参加した VOTE FOR CHENGE TOUR の映像をUPしてくれていた。何やらタイミングよく。
そう。ブッシュ万歳、イラク侵攻の頃の大統領選挙。民主党ケリーを勝たせようと、REMはじめ、ブルース・スプリングスティーンやエディ・ヴェダーや、数多くの有名大物ミュージシャンがいっしょになってツアーを組んだ。
ものすごい反響で、どこも会場はいっぱいだった。当時自分がミュージックマガジンに書いた記事には「25万人を動員」とある。1500万ドルの収益を上げて、民主党を支持するアメリカ・カミング・トゥゲザーに寄付したとある。
でも、大敗した。大負けした翌日、私はニューヨークでREMのソロ・コンサートを見たんだ。ハゲちゃんはブチ切れたようで、その後に来日したときに聞いたら「人生最悪に辛いショー」と断言していた。
でもでも。とにかくREMもブルースも、エディも、みんなすごく頑張った。必死に戦った。選挙を。ノーギャラでその人たちがいっしょになってツアーしたなんて、後にも先にもない。
でも、負けた。
負けた後にマイク・ミルズ←REMのベーシストは、
「正直へこまされた。自分自身にだけじゃなく、ケリー候補を勝たせようと頑張った人たち全員に同情する。そしてアメリカ国民にも。アメリカ国民はテロリズムへの恐怖で目がくらんだままに自分を許してしまった。これから金持ち白人たちには住みやすい時代が来るだろう。それ以外の人たちにとって、そうすばらしい時代がくるとはとても思えない。VOTE FOR CHENGE TOURではやり残したこともある。でもこのプロセスを少なくとも、次に生かすことは出来ると思う。
僕らは、選挙にもし負けたら、ロック・ショーをやることで悲しみを消していかなければと分かっていた。みんなに世界は動いていかなければならないと思い出させなくては。何も終りではないんだ。悲しみや失望の空気に覆われ続けることはない。誰もが人生をこれまでのように生きて、祝福していくべきなんだ」
と言っていた(これはオタワ・シチズンという新聞に載ってた発言)。
そうんだ。世界は動いていかなければならない。
そうだね。ありがとう、REM。
何もこれが終りじゃない。次へ進むプロセスだ。だから、今も、動くしかない。動こう。それだけ。
ちなみに、REMのVOTE FOR CHENGE TOURの映像は
ここで見られます。 ボスもエディもいっしょに出てくる。
ハゲちゃん、白いスーツ着て、ハリキリまくってる。。。
ありがとう、REM。いつも大切なことを思い出させてくれる。ずっとだ。彼らは表舞台から去っても、いつもそこにいるよ。