2004年04月07日(水) 和田ならマック食うぜ!
今やすっかり顔なじみのホームレスのおぢから、今日もまた「ビッグイッシュー」を買いました。今回のインタビューもんは、アウトキャストとホワイト・ストライプスっすよ。思えばかなり豪華っすよね?もちろんなんの説明もなく掲載されてるわけだが。相変わらず。駄目っすね。
で。そこに「鬱」の特集が載っていたのですが、ある一文にビックリ。なんと最近では高校生が「マックでハンバーガー買う代わりに、その金で精神科に通ってる」とかあった。マジかいな?そこまで日本、病んでいるんですか?
でもさ。違うよね。そこまで病んじゃないよね。いや、社会を全体として見たら病んでいる。絶対に。でも個人個人として見た時に、マックのお金を貯めて精神科に女子高生が本当に通わなきゃいけないのかな?と思う。
ぶっちゃけ、誤解を恐れずに言えば、そうやって「鬱です」と言ってる人の大半はただ単に「落ちこんでるだけ」。「悩んでるだけ」だと思う。でもそういう「落ちこんでる」「悩んでいる」状態に耐えること、我慢すること、よく考えること、深く深く思考することができないのだと思う。そんなことしたことないし、したくもないんじゃないのかな?いまどきの20代くらいの子供達のやってること、言ってることを見ていると、生活レベルでも芸術レベルでもまったくそう見える。あまりにあまりに……浅はかで無邪気すぎる。
理不尽な状態に耐えるとか、上手く行かないけどとりあえず我慢して頑張るとか、あれこれ考えると自分にうんざりして落ちこむとか、それって当たり前の行動、感情であるはずなのに、それが出来ないだけじゃないか?って思う。
もちろん、これだけヒドいありさまの社会だから本当に「鬱」の人も増えているはず。でも単なるちょっとした悩みや落ちこみまでも「私、鬱だから」と言って、エクスキューズして、思考を停止して、薬を飲んでしまっていたら、その先にあるのは空虚な世界だけ。若い時の苦労は買ってでもしろと、昔の人はいいことを言ったけど、本当にその通りで、悩んだり苦しんだりどん底の気分を味わったら、それは必ず自分の成長を促すのに。勿体無い。ああ、本当!勿体ない!!
でもメディアは鬱ブームを助長して、というか、もうほとんど作り上げていて「鬱は個性。パーソナリティ」なんて言って、鬱じゃない元気な人は個性がないみたいな描き方までしたり。大アホなのだ。
思うに。鬱と呼ばれる症状ときって、まず寝れないとか食べれないとかだけじゃなくて。とにかく生きていることが滅茶苦茶怖くて布団から一歩も出れなくて、闇雲に涙が出て、落ち付かず、ウオオオオと叫んで走り出したくなり、でも怖いから走り出られず、にっちもさっちも行かず、自分から自分が跳び出して来ちゃいそうで気が変になりそうで(←いや、こういうときはすでになってるんだけど「私、気がへんになりそうっ」とか叫んじゃうんですよね)、他人が恐ろしくて、心臓はバクバクして脈拍はジッとしてるのに100とかって、ずっと死ぬことだけを考えてる……くらいのレベルだと思うのだけど。その恐怖はもう本当に本当に本当に言葉などには絶対に出来ないもので、どうだろう?それくらいが「鬱」ではないかと思います。
な〜〜んて。いい加減なこと言ってるわ、この女!と怒られる方きっとおありでしょう。しかしスマン。本当にいい加減なんだもんっ。