ひぽこんコラム

2003年11月26日(水) 医者紹介会社

 深夜2時。マメを煮る女、それが和田…。(注・今、夜中の2時です。豆を煮てます。豆ご飯作るための豆です、豆。なぜ?それは落ちこんでいるから。私は落ちこむと妙に料理をします)
 と、豆を煮こみながら思い出した。今日の夕方、12チャンネルのニュース番組で(ニュースは12チャンネルが好き)病院や医者を紹介してくれる会社が好評だというのをやっていた。その会社は入会金がたしか8万円。そして月々8千円払うと、何かあった時に電話で医者がまず相談に乗ってくれて、その症状に最適だと思われる医者を紹介してくれるというシステムだとか。ふだん我々一般人はどこの病院の誰が特定の病気の治療に最適かを知らないし、もし知ったとしても診てもらえるかどうか分らない。でもそこに登録すればその医者に必ず診てもらえるのだとか。
 で。そのシステムは今年の春からスタートしてかなり好評だそう。
 そして近々、同じようなシステムのアメリカの会社が日本に乗りこんでくるのだとか。こちらも同じ形態で、でもちょっとばかりこちらの方が安くて、入会金2万5千円くらいだったかな?月々の支払いは忘れちゃった。それで同じように医者を紹介してくれるし、もし日本にいなければ、アメリカの医師でも紹介してくれるらしい。
 となると、どちらがいいか?価格が思い出せないからそこでは判断できないけど、決定的に違うのが、登録されている医者の登録のされ方。前者は大学病院の名誉教授などが選定。後者は医者たちにアンケートを取って「もし自分が病気になったらかかりたい医者」だとか。
 一目瞭然。そうなったら絶対に後者だよね?大体、今、大学病院を白い巨塔にさせちゃってるのが、名誉なんだかとかそう言う人達じゃないの?となると、そういう人達が選ぶとか推薦する人なんて派閥にギッチリ縛られた仲間内。とても公正な眼で選んだとは思えないもん。後者だよね、後者。やっぱり医療関係のシステムってアメリカの方が進んでるし、分ってるって気がする。ERだし(?)。
 …と、言ったところで。月々8千円払ってまでいい医者にかかる準備をするなんて、それって立派にすでに「心気症」じゃないっすか?とツッコミを入れてみたくなる和田であった。なんかさ。ねぇ? 普通の保険に入るのとかとはもっと違う、ものすごい心配症なノリを感じるのだけど?ねぇ??まぁ。世の中の銭持ってる人は、月々たった8千円ポッキリで安心買えるなら安いざ〜ますくらいに思うのかもしれないけど。でも8千円。もったいないじゃんっ!そりゃいい医者知りたいし、紹介状も欲しいけどさ。でもねぇ??ねえ??
 …それにしても。世の中は次々に色んな商売が生まれてくるもんだ。金儲けは無限だ。それを考えて実行する「実業の世界の親父たち」ってほんまにスゴイよね。そのエネルギーに、なによりも和田は感服するっす。実はこのニュースもその部分に最も心引かれちゃいました。はい。
 ああ。それに比べて、ちょっとのことですぐに「ペコンとヘコんだまま戻らないセルロイドのキューピー人形。床に打ち捨てられてます」状態になっちまうってオイラってば……。
 あ。豆、煮えた。
 

2003年11月21日(金) お品書きを作って!

 ああっ。眼が痛い…。ここのところ風邪がずっと治らなくてグダグダ家にずっといるもので→運動不足+パソコンでハゲ坊記事ばかり閲覧=のせいで、眼精疲労が蓄積されて、眼がシバシバすることはなはだし!だからまた眼科に行こうかな〜とか思ったのだけど。…えっ?そこいらで目薬買って来てつければいいじゃんって?ちっちっちっ。甘いね。そこいらの薬局で売ってる疲れ眼治し用の目薬には防腐剤は入ってるし、充血を取る作用のなんとかっていう成分は最終的には、なんだかよくわかんないけど、眼に良くないのさっ。だからそこいらの目薬は極力使わないようにしてるんだもんっ。
 で、んだから。眼科に行こうかな〜と思ったのだけど、このあいだ眼科に行った時に、診察料だけで3000円もブン取られて「ええっ?眼科1回で3000円って何事?」と思ったので、そこで思いとどまってしまった。(また3000円ってことはないだろうけど、でもかなり高いかも)と思って、なんだか勿体無くなってやめてしまったのだ。
 大体、眼科って行くと、勝手にというか、頼んでも無いのに、やれ視力はかりましょうだの、眼圧見るだの、なんだのってやたら検査する。そのくせ、洗ってるんだかないんだか分らない手でベロ〜ンと眼ん玉ひっくり返して終りじゃん!なんだよ、最初からそれだけでいいじゃん??とか思うんだけど?どうにかして診察の点数稼いで、金取ろうとしてないか??とすごく疑問。
 そこでお願い。「お品書き」を置いてほしい。例えば視力検査は3割負担でいくらとかさ。書いてよ。そしたら「え〜と。とりあず眼圧と、視力検査も行っちゃおうかな」とか言えるし!値段、知りたいよね、最初から?えっ?せこい?そんなこと考えるのは貧乏人のおまえだけだって?う〜〜む。そうかも…。だいたいみんなそんなに病院に行かないし、行く時は大変な時だから、あれもこれも値段などに関係なくキチンと検査してもらいたい!と思うのだろうし。いや、もちろん、私だって不安の塊子ちゃんだから、検査してもらいたいですよ!でも貧しいが不安上回っているときは別だ(ワガママか?単なる?)。お品書き。お品書きがほしい!
 そういや。前にとある漢方系の病院で、2種類の薬を2週間分(保険を使って)もらったら6000円もしちゃって、ビックリ!本当に欲しい抑肝散という薬は高くないから、それだけでよかったのに!と思った。医者が「じゃ、いつもの抑肝散と、○○もいっしょに出しておきましょう」とか言ってるから、適当にうなづいていたら、6000円!「ちょっと高い薬ですけど〜」くらい言えよ!と思った。
 やっぱりお品書き、絶対に必要だ!

2003年11月13日(木) 待合室の本

 うううっ。また。また。心臓が痛いんです。苦しいんです。思わず吉行和子になって(@エアロール)「ハゲ坊!ハゲ坊がいないと苦しくなるんです!一晩中ただ抱きしめていて!」などとバカなことを書いて友達にメールしてしまったくらい(すごくバカなことしてるって分ってるってば。いいんだ。オイラのことは放っておいてくれ)苦しい日々です。
 だから当然、病院に行きました。すぐ。でもいつもの内科だけど。でもってそりゃいつものことだから先生は「ストレス。ストレス。最近、何かストレスかかることした?」とか聞いてきた。「毎日、生きてることがストレスです」と答えたオイラ。したら「そうだね〜〜。和田さんはそうだねえええ」と笑った先生。オイラの人生って一体????
 でもその受け答えの間も、心の中で(先生、オイラ、心筋炎とかにはかかっていないですかぁああああああ?)と激しく叫んでおった。なぜなら!丁度風邪を引いていて、ゲホゲホだから。そして風邪+心臓の痛み=心筋炎なる式が出来上がってしまったのは、実は待合室で読んだ本のせいだ。
 その日は心臓の痛みで病院に行ったから、「心臓」という言葉に異常に敏感になっていたのだけど、椅子に座ってふと前を見ると棚に「心臓の病気」の小冊子があった。おおっ!と思って手にとると、それは石の森先生による、心臓病のマンガで、ま、それはよく知ってることが書いてあってなんてことなかった。が、それを棚に返してもう一つ別の棚を見ると、そこには本格的な心臓病の本が!これぞ!と思ってそれを熟読したのが間違いだった…。
 とにかく!ページを繰るごとに増す不安!あらゆる心臓病が己にあてはまるように感じ、「突然死」なる言葉がグルグル渦巻く!そして極め付け、「風邪を引いて、心臓が急に痛くなった場合は心筋炎を疑わなければなりません」という記述!し、心筋炎???そ、それは?????
 とたんに増幅する不安!そ、それじゃない?私??ねえねえ???本にまで問いかける始末!でも、いざ診察となったときあまりにも先生が(注・先生は一応、循環器系の専門だ)自信ありげに「ストレス」と言い放つしさ、ついこのあいだ盲腸騒動起こしたばかりで…。言えなかった。クスン。(←クスン…じゃねぇ〜だろう?)
 そこで思う。待合室には医学書はおかないでくれ。不安が増幅するだけ。意味がないっ!やめてくれっ!そりゃ、それ読んで医者に突っ込む!ってのもアリだけど、でもそれは家で読むから待合にはやめてくれっ!待合室にいるときのオイラは「蟻んこ」なのだ。不安でちんま〜りちんま〜〜りなってしまっている。そこにその本は責め苦以外のナニモノでもない。おねがいします。今すぐ撤去してください!

2003年11月08日(土) また盲腸の検査をしてしまいました

また盲腸の検査をしてしまいました。
 って。「また」というのがどれくらいものすごく大馬鹿な「また」なのかは、和田のバカ本を読んでいただければ分るのですが、もう本当に「また」なのだ。しかしけっこう久しぶりの「また」であり。なんちゅうか、ノドモト過ぎれば的なノリって言うの?いや、違う?なんか、盲腸ってものがどういうものかすっかり再び忘れ去り、盲腸っぽい己の症状の真実ってことも忘れていたのですわ〜〜。んだから、またちょいね。ちょい、ちょい、パニックりまして〜〜。行っちゃったんですよ〜〜。ガアアアアとバスに乗り、夕方。病院へ。
 最初はね。行き付けの内科に行ったの。で、先生に「ここんとこ。この右下が、朝からずっとズキズキして。もしかして盲腸か?と思うとちょっと居てもたっても居られないんです!」と激しく主張した。いつも通りに…。しかし行きつけなので、先生は和田がどれだけそういう馬鹿馬鹿しい主張をするかをよおおおおおく知っているので「ど〜れどれ」と、お腹を色々診てくれた。でもって「盲腸だとは思えないけど。でもここじゃ血液検査できないから、どうしてもしたいなら救急に行くしかないよ、今からだと」と、和田の検査好きとか、とことん調べないと納得しない性格も見抜いているので、そう言いながら早くも紹介状の用紙を取り出して、書き込もうとしてる。
 そうなりゃもうう、なづくさ!当然!そして紹介状をガシッとわしづかみして、近所の総合病院に行った。そこはかつて下痢ピーで元旦から行った総合病院。思えばあのときは海外出張前日。今回も実はREMでサンフランシスコ出張の直前。10年前からおいらは全く成長してないわけですね、やはり…。
 んで。そこの待合は、相変わらず混雑気味。さらになぜかその日は重症の方が多くて、明らかに「亡くなってる方」までいらして…。すんごいことになっておりました。
 そんな状況なので大人しく1時間もまっていたのだけど、冷房が強くて腹よりも顔が痛くなってきてしまい(和田は三叉神経痛っすから)、ううううう。腹より顔!な状況に陥っていた。しかしやっと看護婦さんがやってきてくれ、「先にとりあえず尿と血液をとって、それからレントゲンもとって来て」と言う。血液検査だけパパ〜〜とやればOKだと思っていた和田だったから、なんか大事??と思いながらも言われたままにとりまくり、また大人しくジイイと待った。
 そしてさらに待つこと30分以上。顔が凍り付いた頃、やっと呼ばれて行くと、なんちゅうの「やぶ睨み」っての?目つきがなんかおかしいオジイ医者がいた。ヤツ…と呼べばもう分るように、そいつはまたとんでもないヤロウ!だった。検査では一切盲腸と呼べる症状は出てないけど、ここの辺りが痛いなら「盲腸になりかけてるのかも」とか言う。「慢性盲腸じゃないの」とか言う。そして極め付け。「あした、また外科の先生に診てもらってよ」な、なに言ってる?
「えっ?先生は外科じゃないんですか?診断できないんですか?」と言うと
「いや、僕も外科だけど…モゴモゴモゴ」と、全く頼りない。全く判断1つできない。慢性盲腸なんてない!ってこちとら知ってるんだよっ。だいたい血液検査だけで分るんじゃないのか????と怒り心頭。
「ああそうですか。じゃ、いいです」と、怒りムラムラで、しかしとりあえず薬を出すというからそれだけもらうと、なんと抗生物質。しかも1日分だけ。(だからさ。盲腸って診断できないのに、なんで抗生物質だけ出す?しかも1日分?意味ないじゃああああん)とブチ切れ。
 さっそくここを紹介してくれた主治医に電話すると「ははははははは。そりゃ災難だったね〜。血液とかなにもでなかったんでしょう?なら薬なんて飲まないほうがいいですよ〜。でも安心したでしょう。大丈夫だから。はははははは」と、それ見たことか!的に言う。ううううううううう。そ、そのとおりだ。ぐそっ。
 しかし翌日(救急はだいたい、その場では仮の代金を払い、後日精算)代金を払いに行くと、んなものがなんと5100円ときた!ムカツク〜〜〜!!その代金で、新宿の鍼の名医にかかれるじゃないかっ!ガッデム!大馬鹿だ、おいらは!なんてこったあああああいいいいいい!
 しかし日本の救急はいまだ打つ手ナシ。全くダメ。日本ではマジに救急にかかるようなことになったらもう「死ぬ」とあきらめた方がいい。そこにERジョージ・クルーニー先生がいる可能性は果てしなくゼロなのだ。
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