sasakiの日記
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2012年11月30日(金) |
あずさ19号 14:05 Part 2 |
花梨(カリン)のスライス天日干し作成中。 花梨は大きめの梨に似た実で、少し硬い。そうか、梨だから花梨なのだった。 それを縦に二つに割り、中の種を取り、端っこをおとして3~4ミリの厚さにスライスする。それを新聞紙か何か湿気を取るものの上に拡げてベランダあたりに干す。カラカラに乾いたら保管瓶か何かにいれて完成。 喉の調子が悪い時に2.3個をお湯に入れ浸す。 のど飴は糖分が多すぎて何個も舐められない、これだと何も入っていないので水分補給として利用できるので重宝する。 のど飴の基本的原料にたいていなってるくらいなので、かなりはっきりと効く。 ある意味脳が「これは効く!」と認識すると、想像以上の効果が得られるというのもいい。思い込みともいうんだけど。僕は結構このパターンで暮らしているタイプなので。 ただ、切って、乾かすというのがけっこうたいへんなのだ。 普段こういう事はまずやらないので、母親とはいえ、よく毎年作ってくれていたものだと、改めて感謝する。何でも自分でやらないといかんということだ。
長いこと付き合ってくれている東京の人達にもしっかり会って、今年の無事を伝える事ができたのが昨日で、前回も書いたんだけど、次の東京は5月10日で、少しだけ来年の進行も出来た。 社長の目黒君を僕が起こして、曙橋までカバンを担いで歩く。 商店街を歩いて11:00。 ヒマワリだかタチバナだかよく覚えていないけど定食で、ヒレカツと牡蠣フライと海老フライ、あまり昼前からは行かないだろうものを二人でもくもくと食べ、目黒君がお金払って新宿駅で別れる。彼は一体どこに行ったやら。 僕はここから一人旅が始まる。 最近、切符売り場で途方に暮れる事が多い。 世の中が不親切な方向に向かっているのか、こっちに理解する能力が欠落し始めているのか、色々あっちこち見渡さないと無事に乗車券が買えない。 遠くまで行くにはどこの案内図を見たらいいのか?どこに的確な案内図があるのか容量を得ない。 買った切符を手渡される環境に居過ぎると、いつか本当に駅の中で芯から途方に暮れることになる。真面目に電車やバスに乗った旅をしようと思う。
14番ホームから14:05分、松本行きのあずさ19号、5号車口迄たどり着く。 柔らかい秋の陽射しがホームの庇から漏れて来て、小田急のビルが青空に見える。 札幌は雪が降っていたみたいで、聞いた話では寒いと。 何だかとってもバカバカしい話で、ほんの少ししか離れていないのに、雪なんか降ったりして、友達みんながストーブたいて、車に積もった雪を掻き降ろして、道路が氷でバリバリいっちゃって、不公平だなあ、とか思ってる。 自分の席に着いて昨日もらったどら焼き一個食べて、水飲んで、ガム齧って、トンネルだらけの風景見て、雪をかぶった富士山を偶然見てびっくりして、する事はたくさんあった。 山からスキーのスラロームみたいに降りてゆく景色が最高だった。 上諏訪まで約二時間。 いい時間だった。 改札口に38年位になるか?久しぶりの古い、僕らがまだ街の中をウロウロしていた頃のギター仲間が待っていた。 昨日みたいに普通に迎えてくれた。 時間なんか大したもんじゃないと感じられるのはそんなに多くはない。 ここは東京より札幌に同情的で、肌慣れした寒さが夕方と一緒にやって来ている。 先ずは、話と飯を食いに行こう。 鰻はすきか?と聞かれたので鰻よりもハンバーグがいいと言った。 どこに行っても僕はそう簡単に食べ物は変わらない。 駅前に止めてあった車に乗り込む。
この話はまだ続くかどうなのか、わからない。
明日はラジオの日。今日はトールと練習。いろんなパターンを試しすぎて、どれが良いのかわからなくなったので、録ったものを家に帰ってから聞き直して決める。それで聞いてみたら、一番最後にやったもので行く事にする。 一緒に番組やってる佐藤舞の番組ブログを覗いてみてください。毎週ネタを見つけるの大変だと思うけど、よくやっています。えらい、佐藤。
このところずっと、70年の映画とブラッドベリ祭りを自分の中で開催中。
おわり
2012年11月27日(火) |
あずさ19号 14:05 |
たまにカツでも食う? 曙橋で電車に乗る前に、駅の近所で目黒君とカツ屋に入る。 血液をサラサラにする事に血道を上げてる目黒君。 目黒君と旅に出ると、体が油物を要求する。
静岡に着いた時も、夜は中華料理屋だった。 とにかく、あれ食え、これ食え、今だったらこれが美味しいよと、圧倒的に客に選ばせない風俗みたいな中華料理屋だった。 せっかく静岡に来たんだから、何か土地のものらしいものを食べるという発想が僕らにはなく、札幌の月寒にいるノリが盤石で、動かない。 外は雨で、土曜日の夕方いい時間なのに、客は僕らだけ。 もう、いいや、食べたらホテルに帰って寝ちゃおう。 10:00にはもう寝ていた。 爺さんみたい。 杉山君と三浦君はよる遅くに東京から入って来るらしい。
札幌の第一ホテルで一回やってるので流れと曲の不安はそんなにない。 リハーサルのPAの状態がなかなかしっくり来ない。 お客さんが入ると結構音が変わりそうで、ケントスのPAの人に最終判断は任せることにする。 一回目のステージ。 なんか最初からお客さんがあったまっていて、ただその流れに乗っかって行けばスピードがついて行く。 何といっても三人のコーラスが素晴らしかった、様な気がする。 自分の単独のライブでは絶対出来ないコーラスをびっしりと楽しんだかなあ。 2ステージあったんだけど、何とか無事に最後までたどり着いた。それも、楽しくやらせてもらったよ。三浦君、杉山君と両君には本当にお世話になりました。 また、機会があったらやりましょう。昔からの付き合いの様に丁寧に付き合って貰って感謝しています。 あとは、最初から飛ばしていたお客さん。ありがとうございました。
次の日は東京移動。 新幹線で小田原まで行って、駅前で卵丼蕎麦付きを食べてロマンスカーに目黒君と乗る。なんだか新婚旅行みたいな気分だ。 昔、金のない新婚者が近場で新婚旅行をしたのがロマンスカーの由来じゃないかと目黒君は語る。が、多分、ウソだろう。 機会があったら箱根に行こう。ここからはいろんな所にいけるみたいだ。 僕らが乗ったロマンスカーは、それはそれは古い電車で、いつから走ってるのだ!とツッコミをいれたくなるくらいがっかりの電車だった。 乗り物ならなんでもいいというほど子供ではないので、この仕打ちには舌打ちがどっちからともなく出た。 それにしても本州はどこにいても方向感覚がなくなる。 知らない所だから当然と言えば当然なんだけど、程度を越すとイラっとする。 そう、そう、玉子の反応は卵丼、カツ丼あたりはもう平気になった。 かに玉あたりになるとまだ幾分怖さがある。
明日は東京、新宿バックインタウン。 4:00過ぎにはホテルに着く。 ホテルの前に中華料理屋ができていた。 今夜も中華か?
明日は、本番。少し喉がかすれている。空気も乾燥し始めているか? 東京も少し冬だ。
続く。
おわり。
自然気胸をやった時(10年以上経つのかなあ?)、苫小牧からフェリーに乗って本州移動を数年やっていたことがある。 青函トンネルを使って夜、津軽海峡を潜ったことも。 呆れ果てるほど早くすぎていく。時間が。 もう、飛行機も平気だし、昔みたいに怖くもないし、普通に移動する。 思い出して見ると、あの効率の悪い旅が懐かしい。 たった一つのライブやるのに、船乗って、電車乗って歩いて、車に乗って、目黒君に新宿行くのに所沢あたりまで連れて行かれ、もう一度やると聞かれたら、やらん、と言うけどナイスな旅だったね。 でも、今でも田舎に帰る時は車をフェリーに積んで帰るのが全然苦痛じゃないから、楽しいかもなあ?
明日は久しぶりに目黒君込みでの旅で、東京まで飛行機で行く。 「東京からどうしますか?」目黒君。 「なんだよ?どうしますかって?」佐々木君。 「いや、季節もいいし、車借りて東京から静岡まで秋の高速でもと思って。」 「やだ。高速入るとスピード出すし、アクセルベタ踏みするし。煙草吸うし、道に迷うし。」 「「富士山見たくないですか?秋の富士山。」 「別に富士山そんなに好きじゃないし。」 結局まだ、どうするか決まっていない。 取り合えず、東京についてから決めましょうか?ということになり、こういう、取り合えずと言う話はたいてい車を借りることになる。わしら。 まあ、前乗りだからいいんだけど。
昨日は第一ホテルで三浦和人、杉山清貴両君とディナーショー。 ディナーショーはお客さん達が食べるだけで僕らはそういうことをしない。 そんなんで、みんな何を食べたのか報告出来ないのが残念だ。 色々な人とセッションみたいなことをしてきたけど、組み合わせの数だけ出てくる音が違い、やめられんなあ。 杉山君ははじめて一緒にやる人で、それ以前には名前は知っていたけど、どうしてこの組み合わせになったのかが謎だけど、リハーサルの時からリラックスさせてくれる人だということがよくわかり、いい人だった。 三浦君は相変わらず真面目な人で、ある意味ぶれない人なんだなあ。 さあ、ギターの練習しようっと。
札幌は愈々雪が降る。あなたは来ない♩ 積もらないで欲しいなあ。あなたは来ない♬ 初雪を目黒君と一緒に見たくない。あなたは来ない♩ 手稲山には雪が降った。あなたは来ない♫ ペコちゃんのクリームパン食おう。雪は降る♩
白い雪が ただ降るだけ ラーーー ラ ラララーーー ララ ララララーーーー♩
静岡、東京、諏訪で会いましょう。雪は降る♩by サルバドーレ・アダモ
おわり
朝、起きて「ザ・フライ」を昨日の途中から見てた。 クロネンバーグはやっぱりグロテスクな監督で、基本的にグチョグチョ感満載、起き抜けに口からげろげろ、蝿の消化液を吐かれるとメゲる。 最後は瞬間移動ポッドと融合してしまう悲しい蝿男だったと、始めて気がついた。 蝿男で一本の映画を作る時代というのはまっとうな日々だったのだ。 次は「スキャナーズ」を探そう。
日曜日はbanKのライブの日だった。 もうじきスキー場に変わる前のロッジ、ヒュッテ。人気がなかったら小さなオーバールックホテルにも見えるかもしれない雰囲気を漂わせる建物。 ロケット姉妹、機会があったらぜひ見ておいてください。 揺らがないゆきちゃんの唄と微妙にゆらゆら揺れるアコーディオンとギターのアンサンブル、と奥行きを作り始めたトールの歌。 何を言ってるかわからないと思うけど、見るとよくわかると思うので。 一月に札幌のやと旭川アーリタイムスでロケットとライブやるので確認しに来てください。
あいちゃん、良くなってたよ。芯くってきた感じがあっていい感じだね。
深澤くん、お疲れさん。よくがんばった。
それにしても、政局ってくだらないなあ?いつまでやり続けるのだろうね。 あんまり続けると、日本が動くのには別に政治家なんか要らないってバレるような気がするんだけど。
さて、寝よう。
おわり
2012年11月06日(火) |
山のスタジオはもう、冬支度 |
支笏湖にいく途中に芸術の森という、何か大雑把な名前のついた、芸術を一手に引き受ける気満々の集合体がある。 他に名前のつけようがなかったのか、よりによって芸術の森。 芸術に興味のない人はこっちに来ないでね、とも取れそうな気合の入った森を横目に見て通り過ぎると、今は名前を忘れた何とかの滝(普段はすぐに出るけど、今は出ないので、放っておいてこのまま進める。)と支笏湖に向かう分かれ道を右に曲がると直ぐに、また右に登る道がある。
このところ道路の紹介みたいな文になってる。 道を人に教えるというのは結構面白い、この文のまま仮に走って行っても、たどり着ける人は10人に一人くらいかな? たどり着く必要も無いんだけど、普通の人はまして、スタジオなんかに用はないと思うし。 自分でも何でこんなに丁寧に道を書いているのかよくわからない。
その道を道なりに行くと、人気(ひとけ)のない山路が始まり、曲がった道を何度かやり過ごすと木立の間から一瞬屋根が見える。 その屋根を見過ごすともう、未来永劫スタジオにはたどり着かない。行き着く先は簾舞。もう少し行くと小金湯温泉だ。この季節温泉もいい。 さらに先に行くと定山渓温泉。 峠を超えるとニセコ、留寿都、倶知安、遠くは室蘭、函館に迄行き着く。 海を渡ると青森まですぐ。
で、屋根を合図に右に曲がると芸術の森スタジオに着く。 このスタジオはジョージ・マーティンという人が設計した知る人ぞ知るスタジオで、立派なものなのだ。 機会があったら、ここで録音を取りたいなあと思い、挨拶がわりに、一応玄関の呼び鈴押して逃げ帰って来た。 冗談だって!
スタジオを管理してる人とは大学のバンド時代からの付き合いで、もう、40年になるか?やさぐれていた頃の友人。 ロサンゼルスでスタジオ強盗に遭った時にも一緒に手錠で監禁された縁も浅か らぬ仲の人。ロンドン録音のきっかけを作ってくれた人でもあり、音楽バカオヤジ。
他のスタジオでもやってみたいので、これから、ピンポンダッシュしに行かなければいけないので、忙しい日になっていきそうだ。
来週からライブ週間が始まり、夫々のリハーサルに追い込まれる。 東京終わってから、長野,諏訪の1977 Acoustick Musicに行こうと思ってる。 札幌で昔歌ってた仲間で、デビューする前からの付き合いの友人。 ライブではなく、気が向いたら歌ってと言われてるので、気が向いたら。
みんな、ますますいろんなところで生きている。
昨日はあんなにピーカンだったのに、今日は一日中雨。 山のスタジオは木の葉があらかた落ちて、林はカサっと気落ちしていた。
おわり
幌見峠(円山から盤渓に抜ける道)の道は降るように木の葉が落ちている。 もう少しすると葉が全部落ちて、隠れていた札幌の景色が見えるようになる。 円山西町を下って行くと、突き当たりに信号機があり、左に曲がると円山動物園の裏側、右に曲がると界川を抜けて藻岩山ロープウェイに向かう。
幌見峠を越えてコーヒーを飲みにいく。 峠を越えなくても、普通に山麓通りを走り、石山通りに出て軍艦岬(藻岩山の東端をこう読んでるのを最近知った)を右に曲がって中華料理やからさらに先、ラブホテルを右に見て、東海大学を抜ける道もあるんだけど、峠を越える方が車も人もいないのでよく使う。 札幌は今時、静かな喫茶店が多い。 空間も広く、一人が使えるスペースが圧倒的に多いような気がする。 よその街の喫茶店事情について詳しいわけじゃないけど、いい店が多い。 一時期、喫茶店が全滅するんじゃないかと思える時期があったけど、今はブームなんじゃ?と思えるくらいある。 結構洒落た街なのだ。
店で物を書いてることが多い。 以前は自分の部屋以外で詩を書いたり、文章書いたりは出来なかったけれど、今は問題ない。 タバコの煙がなければ大丈夫だ。 年々、タバコの煙にうるさくなっている。 タバコやめた頃は、自分はどんな事があっても喫煙者にはいつ迄も優しくいよう、と固く思っていたけれど、今はこんなに頑なな人になってしまった。 優しい気持ちになれない。 ダメな奴だなあ!と自分を思うが煙い。 打ち上げとか、酒の席とかはあまり気にならないが、こういう静かに物を考えたり、リラックス環境になると突然了見が350度狭くなる。 みんなそれぞれリラックスに来てるので、その中に煙草を吸うというのも入っていて、出来る事なら二、三本まとめて吸いたいと思っている人も当然いるわけで、でも、ダメな時がある。 煙草やめてもう十年以上になった。 流石にもう、手を出そうとは思わなくなった。 倉本聰さんは煙草は第二の脳だ!と何かのインタビューで応えてた。確かに、煙草を吸ってなかったら発想されなかったものがあったような気がする。 僕の周りにはまだガッツのある奴らが多くて、これから先死ぬ迄煙草をやめないと言ってる。 部屋の壁が黄色になる迄吸っていた頃があった。 大家さんには悪いことをした。 今謝られてもなあ、と思ってるはずだ。
夏、時々ベランダから煙草の匂いがして来る事がある。 部屋の中で吸えない亭主がベランダで吸ってる。 何だか、とっても、許せない。 こういう時、人は己の小ささを感じさせられて、そう思わせる状況にますます 苛立つのです。
自分は今日、こう言うことを書きたかった訳じゃなかった。 今だって、煙草を吸う人は世間が狭くて可哀想だと思ってる派なのだ。
11月11日は盤渓のFM catch ball show in banK 2 ベルクヒュッテ 12:00から 11月15日 札幌第一ホテル 11月18日 静岡ケントス 11月20日 東京 バックイン タウン
急用が出来たので、中途半端だけど おわり
sasaki
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