sasakiの日記
DiaryINDEX|past|will
台風が南から上って来る。気圧はいつも決まって身体の同じ所を刺してきて、うかうかと寝せてくれないくらい痛めつけて来る。 天候が急激に変わる時、一日か二日前からこの痛みが始まる。同じ様な人が世の中に結構いるだろうな?と思っていたら、トールが今日のブログに強烈な頭痛に悩まされていると書いていた。先祖返りみたいなものと、前にも書いた様な気がするけど、天気予報要らずの人は沢山いる。直感とか第六感とか説明できない感覚がまだ昔の人みたいに残っている人達、先祖のしっぽみたいなものかもしれない。 サイボーグ009のメンバーに入れるかもしれない。カラスや鯰、犬が地震の前に騒ぐというのを真剣に研究したほうがいい。遠くにいる台風の存在を感じられるんだから、地下深くの地殻の軋みを感じられる人がいて、その人はその事をに全然気がついていないなんて事も絶対あると思うから。 それにしても、すごく痛い。 荒れそうになればなるほど痛みが増す。
明日は14日のリハーサル。新札幌のサンピアザ劇場でやる。 本番の舞台でリハーサルができるというのは本当に有難い。 リハーサルスタジオみたいな閉塞感もないし、時間の制約もないし、お客さんの席でメンバーの出している音を聞く事ができるし、本当にホームグラウンド感いっぱい。楽しみ。 今回はシンプルに渋くという風に仕上がるのがテーマ。結構うまくいきそうなので、ぜひ聞きにきて下さい。
4日、伊達のKANZY。日曜日。
今月もあと一日。オニヤンマが小島さんのうちのほうに飛んで行った。 今でも大きなトンボを見ると子供の頃の条件反射が残っていて、捕まえようと走り出す。変なもの残るもんだ。
11時から明日のラジオの練習をトールとSRの事務所でやる。 明日の放送は、昼1時から、一時間。 なかなか曲が決まらず、あっちにフラフラこっちにフラフラと歌本もってさすらう。いつもは大体前日に決まってるんだけど、しばらく遊ぶ。 途中、ものすごい雨が降って来て、空を見ると、これから、ずっと一日中降り続けるんだろうと思われる様な天気で、何だか楽しくなる。 どっしゃ降りは気持ちが高ぶる。 台風もなんだか楽しいし、もしかすると、人は大事にならない限り天変地異は好きなのかもしれない。 でも、ほんの一瞬だった。あっという間に晴れ渡り、昨日の繰り返しだった。 仕方がないので、また練習を始め、曲を決めた。ものすごくゆったりとしたテンポを選び、かつ、ダレないように。一応、2パターンを決めた。 明日は生本番で、前の番組とスタジオが同じなので、リハ無しのブッコミになる。始めた頃はかなりの緊張感だったけど、だんだん楽しくなって来た。 終わってプー横丁で飯を食う。 川端さんが留守でサキちゃんに構ってもらう。
2009年のノートを読んでる。 思いのほか使えない。2007年のも見てみる。 意味不明なものが多い。爺さん臭い。 あたり前でびっくりするんだけど、過ぎたことは古い。今の自分の方が若い時の自分よりも今だというのは、果てしのない矛盾なんだけど、事実はそうなんだからつくずく感謝すると面白く暮らせるかもしれない。 若くはないんだけど、新しいんだ。 力が湧くなあ? これから、風呂にはいる。 明日もまた凄い雨が降るのか?
2011年08月24日(水) |
釧路の夕陽は世界の3本指 |
釧路、前乗りで行こうと決めたのが2週間位前だったか。帯広位までだったら、車運転してもかなり楽しい距離なんだけど、流石に釧路までになるとだいぶ躊躇する。それでも、何年前だろう?GarageBandでツアーやってた頃に、当日入りの本番終了後、札幌に戻るというのをやっていた事を思い出して、何だかすごい事ができてたんだなあ?とつくずく思う。振り返って見ると、北海道はあんまり電車使う事がない。時々、国道と並走する事がある。何度も往復して来た道なのに、ほんの少し角度が違うだけなのに見える景色が違う。不思議のものだね? よし書き直そう。 今日はだめだ。 出直そう。 喫茶 えいが館は長い事やってる店で、今は2代目(?)のサオリさんが後を引き継いでいる。先代のお母さんが音楽好きの人で、ライブの有る店に拘っていたそうです。毎日ギターを弾いて,歌歌っての生活を続けていると、その事だけで終始して音楽の愛おしさとか、拘りとか、欠落した時のさみしさとかに疎くなってる、というのを、そう言った話を聞いた時に、改めて感動する。色んな街に、歌を支えてくれている人たちがいる。打ち上げは、ハンバーグ屋さんで、酒も飲ま ず、素面で釧路の夕陽について語る。世界で3本に入る美しさだというんだけど、釧路はその事をもっと大きな声でアピールした方が良い。どっちにしても、長いこと釧路に行ったり来たりしてたけど、始めて聞いた、多分これを読んでる人も始めてと思うので、広げてあげてください。幣舞橋から見る夕陽だということです。 2月にやったポケットの和田山さんと、弟子屈のコンサートの実行委員だった人もわざわざ来てくれた。ども。 次の日は11時にホテルを出て、車で帯広に向かう。 まだ、本調子じゃないので、ひと休み。 こういう、継ぎ足しみたいな日記で良いんだろうか?
帯広のholly'sは去年、随分盛り上がってもらった。始まった時にもう、なんだか温まっている雰囲気で良い感じだ。歌ってて、風邪が今日でお仕舞い、体から抜けて行くのがわかる。風邪は入った時と、抜けて行く時がよくわかる。それにしても、ライブというのはどこに飛んで行くのかが今もって解らない。遠くから自分がやっている事をみようと思うんだけど、そんな風にできた試しは今の所ない。やりたいと思うんだけど、果たしてそんな事がどこまで出来るんだろうね? 12時位で打ち上がった。まだ、酒飲まないので、いきおい、打ち上げはライトで、いいんだけど、本当に、そろそろ酔っ払うというのもやってみたくなって来てる。いい二日間だった。
原発の底が抜けていて、地面に溶け落ちたという記事が何日か前にあったんだけど、その後、どうなったんだろう?いいのか?何も反応しないで、と思うんだけど。いかんせん、色んな事に信用がおけない。
いつも行ってる喫茶店のマスターは今日、表に出すメニュー看板を作っていた。あんまり暇そうなのも困る。いきなり窓の外で凄い音が聞こえる。雨降り。 10分降って、いきなり止む。 見る見る空が晴れてゆき、雲が根こそぎ消えた。
2011年08月19日(金) |
眠り込んだら もう 起こさないよ |
昨日、トールがやってるバンド、ロケット シスターズを見に行った。 楽器も声も電気を通さない、まるでクラシックの演奏会みたいにノイズのないいいライブだった。多分それぞれの聴衆、個人個人の耳だけで、きっとそれぞれが違うように聞こえるだろう、非常にユニークで創造的なライブだった。 普段、練習で聞こえてくるものとは違う、お客さんがいて、色んなテンポで刻まれるお客さんの心臓の鼓動、いつもと違う湿度、楽器の指の当たり方、夏が終わりそうな窓から室内に流れ込んでくる空気と街の音。7時55分。 こういう時、時間は時々止まる。 音楽がそれぞれの抱えている浪漫をひっぱり持ってくる時、知らず知らずに時間は止まる。
僕の見た時間の羅列。
ランプひとつ 歌う人 ふたり 壁の時計 7時55分 店のドアは開いてるよ アコーディオンのキーを叩く音 夏はほんのり残り 窓からフラフラ流れて 昭和みたいだね
昭和はもう遠くって 昭和みたいだね 人はじっと聞き入ってるのに 影が揺れる いいね いいね いいね いいね いいね って ふえーす ぶっく 動いちゃだめだよ 昭和だから
実は もうそんなに残っていない 残り少なくなってるんだ
眠り込んだら もう 起こさないよ ギター ギター アコーディオン ギター アコーディオン もう 待たないよ 僕は 先に行くから
ふとした拍子に 時間が止まる
明日は電車に乗る。釧路に前乗りする。 鞄にTシャツ7枚詰めた。少し多いかもしれないけど、折角詰めたからまあ、いいや。ラジオも録った。 21日 釧路 えいが館 開場 16時30分 開演 17時 22日 帯広 ホーリーズ 開場19時 開演 19時30分
そんな訳でライブはなかなか深いものがある。人がやってるのを見るとつくずく思う。
じと、じと、じとと した雨で、陰気です。 北海道はこの三日間 ジトジトと降っていて、所によっては豪雨で 加減なしです。 マンベくんはツイートで炎上。 言論の自由とはいえマンべくんはダメだべ。 マンベくんは長万部のキャラクターで、世間でいうユルキャラらしく、さっきまで知らなかった。 今日の雨みたいに、じとじとした話で、 どういう脈略で侵略戦争になったのか要領を得ない。 なんか愉快犯ぽいなあ? じとじと。 北見の友人に電話したら、北見もむしむし、じとじとしていて、クーラーをギンギンにかけているとのこと。これはこれで良いのかもね。 マンゴージュースありがとう。
じとじと。
泊、運転再開を決めた。
じとじと。 昨日寝るのに失敗して36時間起きている。 睡眠のうまい人がいて、いつも羨ましく思う。 ようやく眠くなってきた。 窓を閉めよう。寒い。
じとじと。
夕方、友人が梗塞で病院に入ったと電話。なんだかなあ?の今週になりそうだ。頼むよ、俺らもう少し元気なはずなんだけどな〜〜〜〜〜〜。いろんなことに慣れていかなきゃいかんという合図なんだろうけど、そんなに年でもないんだけど。 朝から「シックス センス」なんか見ているからか?寝不足には結構きつかった。あと、撮り溜めているのが「ゾンビランド」「ウルフマン」「八月の鯨」「ブレードランナー ファイナル カット」「 ガラスの塔」。じとじと。
これからまた雨は激しくなると、天気予報。
寝よう。9時15分。
ジトジト。
2011年08月12日(金) |
昼前の電話はあんまりいい事がない |
「今、病院にいて、どうも、入院しなければいけなくなったので、9月のコンサート動けそうもないので、行けなくなりました。詳しくは、追ってかみさんから電話がいくと思います。ごめん。」 見かけない電話番号が通知されていて、家の電話でもなさそうなので、なんだろうと思って履歴調べてみたら、留守電に載っていた。 この間会った時はまあ、元気そうで、何とかこれからも無事だけを頼りに頑張ろうや、と言いあったばかりだった。 病院だから携帯は駄目だろうし、もしかしたら奥さんは一旦家に帰って来てるのでは?と思って、しばらくしてからかけたが繋がらなかった。 昼過ぎにまた、本人から携帯に電話があり、詳細を聞いた。 いた仕方ないといえばそうなんだけど、しばらくぶりに一緒にやれると思っていただけに残念だった。 自分がやりたい事は結構やって来た方だと思うんだけど、振り返ってみると、それはやっぱりいろいろ、人に迷惑をかけたり、ないがしろにして来た事が多々あったんだろうって、今ようやく見えてきた。でも、取り返しつかないことを反省しても仕様がないので、泣き寝いる。 世の中は悪意で成り立ってると思う事があったり、人の善意で生きていくものなんだと思ったり、忙しく毎日振れているんだけど、この、振り子は、たぶん、 こういう年になるとどこかの場所で止まってるはずなんだろう。僕の振り子はまだ、ブンブン振れていて一向に止まる気配がない。 友達の朝の知らせで少しめげているのかもしれない。 4時50分 そろそろ家に帰ろう。 藻岩山のてっぺんにアンテナより高いクレーンがくの字形で止まっている。 長い工事を山のてっぺんでやってて、 あの山に登る人以外、クレーンが何をしてるのか知らない。 あと四ヶ月するとあの斜面はスキー場になる。 山の背景の空は西日を浴びて薄空色で、こんなに晴れなくてもという位快晴。 店のマスターは「今日は涼しいですね?」 そう、札幌はもう今日で夏は終わり ジェームス・テーラー2枚聞いた。
動物病院からワクチンの日が来たからネコ連れて注射打ちに来いとの事。 スポ太郎がいた時は病院が親戚みたいになっていたので、多い時には週に3日とか3年間通い詰めだった。 松は体脂肪率3パーセントも無いんじゃなかろうか?と言った理想の体に今のところ位上がっている。一日中寝てばかりいて、とにかく動かないのに、尤も先代のようにひたすら飯くれ~を言わず、出しても無反応で食べているにも関わらず細い。サイエンスダイエット(動物医が薦めるというドライフード)本当に恐るべしで、スポ太郎にもこいつを食べさせる習慣をつけさせておけばと思ってもしょうがないんだけど、残念なことだった。今、暑いのでベランダでこれを書いている。何とか外に引っ張り出そうとするんだけど、あんまり外気を好きじゃ無いみたい。毛だらけの癖にそんなに暑いとも思っていないみたいだ。 この間、ネコと一緒に新聞に出ないかと言われた。何でも、猫好きの人を載せたいということだったんだけど、3年間風呂に入れていないので嫌だ、と断る。 今、下をネコが通り過ぎてゆく。相変わらず散歩コースが変わっていないみたいだ。どうも、飼い猫っぽい。「ニャオ」と呼びかけ、親指と人差し指、中指でお札を数えるようにこすると、立ち止まって音の出どころを確認するように辺りを見回す。野良だと、一瞬腰をひいて明らかに用心の姿勢を取るから、まず人に飼われていて夜の散歩に出て来た猫に決定、今のところ。いかんせん少し離れているというのと、夜だということでどんな様子の猫かがわからない。縞模様が入っている。よその猫はああやって反応するのにうちの松は無反応。 いろんな人に聞いてもみんな一応洗っているみたいだ。騒がない?暴れない?あとあと性格が悪くならない?と聞いてみると、騒ぐし、暴れるしとは答える。松はこの3年間「シャー!」というのをやらないのでそれならば穏便に、穏やかに、平和に暮らさせてやろうという見解の元に風呂に入れるのだけは勘弁してやっていたが、どうなんだろう?スポ太郎はこの世の終わりみたいに泣き叫び、爪も立て放題、終いには声も出ないほど暴れたのでこっちが諦めた。 2代目を襲名させるか? とにかく性格は穏やかで、初代も二代目も病院で注射されてもおとなしく手を出す猫で連れ出すのはそう手間はかからない。 今週末、病院に連れてゆく。
夜の雲が流れている。塊で動いてゆくのがよくみえる。 僕の後ろに月が。山の境に別の方向に動いていく雲を連れて流れてゆく。 僕の家は山の付け根にあり、街灯が空に向かって登ってさ。 犬の鳴き声がマンションの壁に当たって、砕ける。 通行人のくしゃみが遠くモノラルで聞こえてくる。 ようやく松がベランダに登場。 街灯に光って目が宝塚みたい。
久しぶりに猫だらけの文章書いてみた。
2011年08月05日(金) |
埋葬に関する死者の不満 |
「ウルフ・ホール」、第3部 鶚にまでなかなかたどり着けない。真面目な文章で先に進むのが億劫になってしまい、もう放りっぱなし。 第3部、鶚のタイトルがー埋葬に関する死者のの不満ー、かっこいいなあ。 ノートに書き留めておきたくなる文章やタイトルがたくさんある。 もう一冊本の話。 「病気だと思われていることが実は進化の新しい段階かもしれない」。 デヴィッド・クロネンバーグは寄生虫や環境汚染による人間の変化も「進化」の一つだと考えている。町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」の中にカッコいい文章がたくさんあって感心するんだけど、どれもこれもが少し変態じみている。 久しぶりに「ビデオドローム」見たいなあと思わせるツボ押しみたいな本だった。 極めつけは、ー「現実」とは「多数派が信じてること」にすぎなく、だから「現実」の奪い合いが始まるーと書いてあって、前後の脈略なくここだけ読むと気障ったらしいんだけど、この本のテーマになってる。どっちにしても良く分からないかもしれない。ラリってるみたいな文章ですみません。 それにつけても今晩は蒸し暑い。
扇風機が売り切れていて、変わりにサーキュレーターを買って来た。 サーキュレーターといっても昔あった天上に取り付けるのではなく、扇風機みたいに足の代わりに台がついていて、首は回らないけど一応いろんな早さで回ってくれる。よく分からない装置もついている。季節モードというのがあって、春夏秋冬に分かれているボタンがあって、季節によって変わるらしいんだけど(取説を読んでも要領を得ない、どうも怪しい。)、見た目、気分、感じられるものにメリハリがない。だからどうした?言ってやりたいんだけど、まだ夏モードなので秋モードになってから文句を言おうとおもう。
それにしてもお前は一体何なんだ。扇風機ほど大きくはない。本人も心なしか悩んでいる風情ですね。
サッカーの松田選手が急性心筋梗塞で亡くなる。34歳。高校時代の友人から父親が逝ったというメールを受け取る。いろんな事がシャッフルされて自分のところに入ってくる。 この 1週間、咳風邪をひいてしまい、これがしつこく、咳が夜寝る前になると枕元に立つ。何か幽霊みたいだけど、そんな感じ。 何百年立っても風邪は営々と続く。
今月、21日(日曜日)釧路の喫茶えいが館でライブやります。 開場16;30 開演17:00 釧路市末広町12丁目2番地 0154-22-0715
22日(月曜日) 帯広 ホーリーズ 帯広市西21条南5丁目18-4 0155-34-8388 開場 19:00 開演 19:30
サーキュレーターは首も振らず、ただ、唸ってる。暑い。
sasaki
|