sasakiの日記
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金子光晴は《月の世界を歩いている人》と言う渾名をもらったと本に書いてあった。変人、奇人、変わり者、狂人、気まぐれ。前回の続きになるんだけど、どっちにしても月に関してはあんまりいいことは書いていない。 同じページに楕円のことが書いてあって、楕円をしにしている人がいるという。 二つの焦点によって描かれているのが楕円。 楕円について詩的に書かれているらしい。 白と黒、天使と悪魔、犬と猫その他地上において認められる、さまざまな対立物について書かれているそうだ。楕円の中にそういったものをつぎ込んでまとめているらしい。 今日はらしいことのオンパレードになりそうだ。 もともと、月夜の晩なんて曖昧なもので、それに人は感情をぶんぶん振り回され、感激したり、感嘆したり、はかなさを見たり、泣いてみたり、定款を持ったり、ラジバンダリ。時代は激しく動き回り、ギャグだって地滑りを起こし、崖の下に転落し、あっという間に深い地層に成り果てて、ただつきの明かりを静に受けるだけなのだ。 それにしても、サックスソロの豪華な湿り具合。 一種の王道なので、改めて聞いてください。 スタジオでサックスのダビングをはじめて聞いたとき、こんなにズッシリしていていいのだろうか?果たしてわたしはこの歌をこのオケで歌い切ることが出来るのだろうか?と静かに焦っていたのを思い出す。 このアルバム自体が、僕にとって対戦モードに入らないと唄えない、というプレッシャーの中に最後までいた。英国人が英国でプレィし、日本語の歌詞にどの程度までアジャストしているのか?クマが一応歌詞の中身を翻訳や要約をしてくれたんだんだけど、それでも、中身はきっちり洋楽に仕上がっていて、これに日本の歌を載せるというのはかなりの頭脳労働なのだ。 本人としては、そんなわけで、果てしなく戦っていて、それが随所に見られるという、非常に面白いアルバムなっている。多分、聞いてみて、そんなに普段と違わないと思われるかもしれないけど、本人が言うんだから、間違いないって。 コードが大体2拍ずつで動いているので、非常に忙しいことになっている。キーはD。イントロ、おおまかに言うとD6、B7、Em7、A7、それで、「うまくいかない ことに腹を立てたって」がD6、D7、G、Gdim、D、B7〜♪弾いて歌えないように作ってあるので、弾いて歌わないように注意してください。 リハーサルは非常にいい感じで進んでいる。
リハーサルが終わって、急に右の背中が痛くなり、息も少ししにく感じが出て、咳も混じって変な感じだなあ、と思っていたら、次の日も残っていて、なんか怪しい。11年前の気胸と感じが似ているので、病院にレントゲン録りに行く。正面1枚、横1枚、出来上がった写真を先生と一緒に見て、背中に2個何か丸いものがくっきりと映っていた。これは自分でもわかる。 外し忘れた比布。 診断は別に異常なし。 風邪気味であることと、最近の疲労。 なるほど。 これはこれでいいのかもしれない、と思い無事解決。 年々、根を詰めて真面目に取り組んでいる成果か?おい? 今日はこれから長谷川穂積さんのタイトルマッチが待っているので、早々に書き上げ、テレビの前に座ることにする。本当に強い選手なんだから、もっと、日本的に応援するべきなんだけど、今ひとつ盛り上がりにかけるなあ?ボクシングは勇気と意地のスポーツなのだ。勇気と意地のない選手は絶対に勝てない。カッコがいいボクサーなんだけどなあ? コンサドーレは昨日も負けて、2勝4敗2分。甲府は立派なチームになった。前にも書いたけど、甲府がまだJ2の底にいて、厚別に来た時、サポーターが4人だったのだ。あんまり気の毒で見てみぬふりを札幌のサポーターはしていたくらいなのに、今ではJ1昇格組。コンサドーレいっぺん、月夜の晩に、血ぃーーー吸うたろかあーーーーー。 終わり。
2010年04月28日(水) |
CRY FOR THE MOON |
狼男の変身はなんといっても(狼男だよ、アメリカン)だろうか? 狼男かドラキュラか?と言われれば、躊躇なくドラキュラになる方を選ぶだろう。満月のたびに強制的に毛が生えてきて、筋肉がもりもりして、骨まで変形しちゃってなんだかとても痛そう。映画になっている狼男は、なんだかどれもこれも痛そうで、とても気の毒だ。かといって、ドラキュラになりたいかといえばそういうことでもなく、血をすうというのが先ず生理的に受け付けなく、吸ってる最中から余った血が白目に集まって徹夜明けの漫画家みたいで、それはそれでどうなんだろう?ということなのだけれど、とりあえず、何か拍子に書いてみたということなのだ。 それにしても、切ない詩なのだ。 失恋というよりもすれ違い。 喪失感と言うより自失感。 この曲は僕にとってベスト5にはいる。 ベストファイブは同点が多く、30曲くらいあるから、たいしたベスト5じゃないと思うかも知れないけど、それはそれで意味があるのだ。ベスト3はだいたい同点も数えて10曲はあるからたいしたことないと思うかもしれないけど、これも同じ理由からたいしたことあるのだ。理由は重複するから述べないけど。 CDのイントロは何故か牧歌調、若しくは小林旭調になっていて、きちんとそこのところの解釈をクマに一度聞いておきたいなあ?と思っている。もう、20年も前の話だ。と言い切ってしまえば、大体の話はそこでおしまいになる。要するに見も蓋もないということで。 ベースのラインもある意味不思議な感じがするので、もっている人は是非聞きなおしてみてください。もっていない人は仕方がないので、想像するか、5月28日に来るかして確認してみてください。 そういった思惑も含めてこの日記の、ライブ予習を書いているのでね? 吉田先生にはギターのパートはリバプール方面に出張して欲しい旨伝えてあるので、次のリハーサルが楽しみです。 今回はピアノ、オルガンもあるのでなかなか賑やかになりそうなのです。
5月30日の小樽、1匹長屋もあるのだ。
雪でひっそりと小さくなっていた円山がまた、春を向かえ大きくなってきている。本当だから、多分、近所に住んでいる人は山が季節によって延び縮みしているって知ってるから。 藻岩山は頂上付近の全面工事でこのところ消息は不明になっている。 この間、ラジオの本番が始まる前、ディレクターとだんだん歳をとると冗談を言わなくなる、冗談が弾けなくなる、真面目に人を笑わそうと言う意欲がなくなると言う話になり、考えてみると、確かに瞬発力、爆発力が衰えて、湿りがちになっている。ここは、無理してでも、頑張らなきゃいかんところみたいなので、一つ真面目に考えよう。 ここんところ、テレビがつまらなくなっていたところなので、そうなのかなあ?と思ってたんだけど、それは一概にこっちだけの問題でもないみたい。今何がすごく面白いんだろう? タリラリラーーーン♪ キーはEです。 ずーっとE。歌頭までE 「マティーニをさっきより ドライにしてくれーーー♪」 E/ G♯m/ Bm7 C♯7 この辺りのコードをくねくねと進んでいくと1stバース、2ndバースと進める、あとは難しいので休もうね。 これで、3曲弾いて唄えることになっている。途中まで。 それ以上はプロの領域なので入ってこないように注意しよう。 以上(CRY FOR THE MOON)の弾き方、講座を終了する。後は各自、次週。
それではまた。 次は(月夜の晩には)まで、さよなら。
2010年04月23日(金) |
BANANA MOON の片思い |
久しぶりに月が出ていて、このところ、とってもなんだかなあ?みたいな天気続きで、本当にがっかりだった。地球温暖化もふざけた事に、これで金儲けしようと思う奴らにまんまとだまされるところで、みてみ?この冷たい日々。鳩山さんもどうやらこれで、二酸化炭素25パーセント減らすと言う約束も反古に出来そうでやれやれかもしれない。
バナナムーンの片思い。この曲は「ジェラシー」の2曲目で、Bm7スタートになっとる。 イントロはチャララーーBm7,F♯m7、Em7をぐるぐる回し、「あんたが」でね?Bm7、カケータEm7、愛ノーーーひびをーー♪Dにいくと「あんたのバラード」になるので、そっちにはいかないように。これは比較的コード進行が簡単なので、是非弾いて練習してみてください。CDが手元にない方は残念ながら、コンサート当日までどんな曲かわからないまま、と言うことになりますが、結構ファンキー系の曲になっています。 ファンキー系ってどういう?と聞かれても即座に答えることが出来ないのが残念です。作った本人は当時、スリー・ディグリーズ(カタカナで表記すると本当にアイダホ方面の片田舎バカバンドに見えるけど、れっきとした黒人女性ヴォーカルグループなので。一応念のために。)みたいな、ソウルフルでファンクでブルージーなという、圧倒的ギブミーチョコレート系にしようとして作った曲なのだ。イントロや間奏はスノーゥイー・ホワイトというふざけた名前が付いているイギリスのめちゃくちゃ上手いギタリストで、ピンク・フロイドのゲストでギターを弾いている青年(当時)なのだ。スノーウィーのギターを漏れ聞いた、隣の若いイギリスのボンズバンドがレコーディングをやめて覗きに来た。どんなエフェクターを使ってるのか?と言う興味もあったみたいだったけれど、アンプダイレクトと言うことを驚いて、すごすごと帰っていったコベント−デンなのだ。それにしても横文字をカタカナ表記にすると大分間抜けな響きになっていいかもしれない。おじさん臭が加速する。暫くこれを続けることにする。 この曲のおおまかな所はもう、頭に入った。ほぼ完璧に近い。後は歌詞だけだ。 それにしても、松は重い。 パソコンを打ちはじめてからずっと、膝に乗っている。時々キーを打つ音にびくっとのけぞっているけれど、だからといってどこかに行こうという気はないみたいだ。歳をとるにつれて愛の本質を悟りだすみたいで、暇を見ては高いところからじっと見ている。どうみてもストーカーみたいだ。本人静一杯出来る、これ以上やると飼われている身としてもトゥーマッチだろうの境界線までやるみたいだ。 初対面の時に62番を背負っていたのが遠い昔みたいに家にいる。 それにしても微妙に臭いなあ、お前は。スポ太郎と同じでホンワリと口の中から魚の臭いがする。
作家の値段 出久根達郎 講談社 みうらじゅんの映画批評大全 洋泉社 げげげの娘 レレレの娘 らららの娘 文芸春秋 マンガの道 ロッキングオン ナンシー関の「小耳にはさもう」ファイナルカット 朝日新聞社 イチロー・インタビュー 石田雄太 文春新書 ストーリーのあるものがこのところ全然面白いと思われず、しばらくこれは続く。とくに、ナンシー関はある周期で読みたくなるので、細々と買うことにしている。
次に出すアルバムのタイトルが決まった。 先にタイトルが出来ると言うのは初めてかもしれない。タイトルだけ出来て曲が出来ていないと言うのも初めてかもしれない。要するに、アルバムのタイトルしかないということなのかもしれない。 何が要するになのか、なんだかなあ?なのだ。 謙遜しているわけでもない、だから当然自慢することでもない。 さて、明日のラジオの準備しよう。 具体的に何をと言うことでもない。ただ気構えだけでもと言った意味で、深いことでもない。
それでは さよなら。
もう、憶えていないなあ? どこにあったんだっけ? 逗子のマリーナに以前行ったことがある。 帰りが遅くなり、東京に戻れなくなって、H君のおばあちゃんが持っているマリーナの近くのマンションに泊めてもらったことがあった。 窓の下にヨットハーバーがあり、おおよそ、札幌では見かけない風景がすぐ側に見える。ヨットハーバーが見える生活なんて僕の生活の中にはまず無く、多分ほとんどの人には無いだろうなあ? 繋留されているヨットがそれぞれ波に揺られ、ピアノのグリッサンド見たいに鳴っていた。雨が降っていたのかもしれない、けど本当の記憶はこれにはない。1987年には出来ていたと思うんだけどこれも確かじゃない。 札幌のジョウダウンで最初にデモテープを高瀬さんと一緒に作った、イントロは最初からCDに入っているままで、ロンドンのメンバーも躊躇することなくこのイントロを使った所を見ると、このイントロと曲はある意味セットだったのかもしれない。僕は普段からレコードやCDになっているままのイントロや間奏、エンディングはあんまり使わないんだけど、この曲に限っては大体このスタイルで発進する。 ジャンチャーン、チャーーーーン、チャンチャヤーーン、ジャンチャーンチャーーーン、チャンチャチャーーーン♪ Dmaj7 C♯m7 Dmaj7 C♯m7 北海道にはあんまり格好がいい風景と言うのがない。あんまり金持ちがいないせいなのかもしれないけど、東京方面にはこれがあるのだ。変な言い方なんだけど、街はある意味、階級が作っていくのだ。住みたいかと聞かれたら、うーーんと唸ったりはするんだけど、それでもカッコいい街の臭いは好きだ。 外国にはそんなに数多くは行ってないけど、ニューヨークとロンドンはやっぱりカッコよかった。 それにしてもこの曲のエンディングは長いなあ? まあ、この曲だけじゃないんだけど。 今日、メンバーに「jealousy」「after dark」の譜面を渡す。 今回はおいら、ギター弾かないでみようか?な? どうするかはリハーサルしだいか?
初雪や 古木に一夜 宿を借り 母さん、最後の句でありました。
本当に一回限りのイヴェントなんだなあ!としみじみ思いながらやったのだった。 悪いことは言わないからさあ、絶対見に来たほうがいいとおもうんだけど。 一応商標登録しておこうかな?と言うくらいなんだから。 まあ、それほどたいしたことじゃない、と言われればそうなんだけど、と言うしかなく、色々ためになることでもないし、明日から元気に生きていこうと言うほど励ましているわけでもないんだけど、でも、見に来たほうがいいよ。 それにしても、おいでくださったみなさん!!もうひとつ! ありがとうございました。 木谷に褒められました。 木屋に褒められたからといって格段に僕のステイタスが上がると言うものでもないし、もともと、木谷はうちのバンドのベース弾きで、それほど権威を持っているわけでもないただのボンズなんだけど、それでも木谷ガ褒めていたのでここに、報告しておきます。 木谷は白身魚のたまねぎトマトソースとライスを持ったまま褒めてくれた。 そして木谷は4月になったら東京に行く。 昨年、新村君が東京に行った。 新村君もサンピアザの僕のコンサートを仕事納めみたいにして東京に旅立った。なんだか、僕のコンサートは大晦日みたいに年度を改め、生活拠点を変える踏み台みたいになってしまった。若しくは、いい選手に育つと、よそに売られていくコンサド-れのようでもある。 まあ、それはそれでいいか? どっちにしても、木谷は東京に骨をうずめるらしい。 いまからそういった強気の事はあんまりいわないほうがいいと思うんだけど、まあ、ボンズだから仕様がないし、とりあえず、プライバシーもそんなに綿密に網掛りじゃないみたいなので、さんざっぱらここに告知、ならびに登場してもらった。もう少し年取るとそういうわけにも行かないし、結構気を使わなきゃいけないけど、餞別代りだ。読んで置くように。 がんばれ!
と言った次第で、ますますいい感じになっていく一気呵成シリーズ。
明日は東急で人の歌唄う。 興味のある人はおいで下さい。 自分の歌じゃないから、これはこれで結構気を使う。 また、オリジナルに忠実にと思っている人も中にはいると思うけど、そうは行かない。自分の歌だってその日によって微妙に修正をしているつうのにさ。 それにしても、人生こんなに賑やかだったとは思わなかった。 いろんなことがあるのだけど、毅然と頑張るべきかもしれない。 ジョニー、徹、ノリさん、ボンス木屋あなた達は偉い。 ここに表彰しておきます。 パンパカパーーン♪ そして、季節はついに春。 長かった。 みんなで春を寿ぎましょう。 賀春。
それでは、さよなら。
シンコペの 犬も吹き飛ぶ 春の風 9点 (シンコペはシンコペーションの略。音楽用語。念のため。9点と言うのはかなりいい点数で、会心に近い出来を指す。念のため。今日、ほんの一瞬だけど、地鳴りのような風が吹いた。多分誰も知らないだろうけど。)
sasaki
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