sasakiの日記
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2007年01月30日(火) 雪が降っては融け

 昨日は雪で飛行機が飛ばなかったらしい。
 その頃僕らは新宿の曙橋、とあるオールドファッションの居酒屋でタージマハルのことを話していた。このごろザ・バンドがとても輝いて聞こえると山木君が言い、僕は今ごろになってニッティー・グリッティ・ダートバンドを聞いていて、何か今の音楽に文句があるのだろうか?
 何百枚も何千枚もレコードを聴いてきたのに記憶に残っているアルバムなんてそう多くはない大抵は打てば響く、僕らの話題に上るのはその中の何枚かだけだ。
 ノラ・ジョーンズのことが一時期よく話題に上り、それならば聞かないといけないと思って聞いたけれど僕には何も残らず、ただ通り過ぎてしまった。以前だとこういう風に書くのさえはばかられたのだが、音楽は好きか嫌いかだけであってそれ以外にはないということが身にしみると世のなかの好みはもうどうでもよくなる。
 山木君とギターを弾いているとある一つのグルーブが作られることがわかってとても楽しい。誰とでも共有できるというものでもないというところが若干寂しい気もするし、得がたいような気もする。このグルーブというのは日常には存在しないもので、だからといって音楽をやってるものがあまねく表明できるものかというとそんなことはなく、結構厄介なものなのだ。
 昨日は飛行機が飛ばないくらいの雪だったらしい。
 東京は陰気に寒く、新宿曙橋のオールドファションの店でつぶれた。
 札幌にも同じような店があるんだけど思い出さない。昨日の夜から思い出そうとしているんだけど出てこない。その店の住人の顔だけはっきりと出ているから不思議だ。
 2月にカンジ祭り(?)伊達
 バンドいけ行けライブは5月頃からはじめるつもり。

 東京のみなさん今回もありがとうございました。
 6月の東京コンサートも決まりました。FMホール以来になりますが一つ気合を入れてやります。どうか是非見に来てください。

 
 
 
 
 


2007年01月23日(火) 札幌市民会館

 大通り公園がまだバスの発着場で、札幌各方面に向かうバスが公園沿いに路線図と一緒に行儀よく並んでいた頃のことです。僕が札幌に宮城から越してきた時にはもう札幌市民会館は古びた建物みたいになっていたような気がする。大きなビルは円井と三越だけで、後は駅前に五番館があり、あとは大体3階建てくらいの建物の町だった。
 テレビ塔の時間表示が大体札幌市内だとどこからでも見えた。
 路面電車が一条橋から円山公園まで繋がっていて、今の西線は環状線になっていてススキノから4丁目を通り、交通局を回って藻岩山を横目に見て札幌教育大を通過してまた薄野に向かいぐるぐる。薄野から桑園に向かう路線、駅前から北大を通り越して新琴似方面に向かう路線。4丁目から今の日航のところで曲がって苗穂に向かう路線。薄野から豊平駅に向かう。
 札幌は路面電車の町だった頃、札幌市民会館は多分稼働率はすごかったはずだ。催し物はほとんどここでまかなわれていたはずだ。ベンチャーズ、ブルージーンズ、グループサウンズ、札響、ポールモーリア、のど自慢、予餞会、成人式、演歌、試写会などなど。
 市民会館の通路はよく頭をぶつける。迷路まがいになっている。
 もう古い古い建物になってしまい、取り壊すという。本当は壊さないほうが良いんだけど、アポロシアターみたいにみんなで大事に管理すればいいと思うのに別段誰も残そうといわないからなくなってしまう。色々町の思い出が消えてしまうから残れば良いのに、そうはいかないみたいだ。
 年金よりも思うところはある。年金だって本当は残すに越したことはないんだけど、世の中大体お金だから。ヨーロッパみたいに最初から石で作ってしまえばそう簡単には壊されなくて済んだんだろうけど。
 「ONE ON ONE」を出した時に初めてソロのコンサートを市民会館でやれたときのことは憶えている。子供のときからずっと観客席に座ってきた僕が舞台に立って踊ることが出来るんだとおもったことを。(僕はその時本当にワルツを踊った。ワルツなんか知らないんだけど進行上踊るということになっていたので踊った。)
 客席の階段のライトが滑走路みたいでとても印象に残っている。

 その市民会館で26日コンサート。
 北海道のミュージシャンによる市民会館さよならコンサートだ。
 僕らはみんなとても名誉なことだと思っている。
 最後に立ち会えるというのはそう多いことではないし、まして自分達が住んでいた街の小屋の最後だ。(もちろんすぐになくなるわけじゃないけど)
 昔は会館にある音響設備で音楽もやっていた。ついでだからなんとかそれも使えたらいいねえ。
 あさってはみんな集まってリハーサル。
 僕はやる曲を変更した。この土壇場にきて変えた。
 チケットはソルドアウトということらしい。がんばろう!

 それが済んだら次の週は東京バック・イン・タウン。
 こっちも大体の進行は出来た。
 張りの強い弦で練習しているので微妙に腕がヤバ。
 ふと、手を見たら2007年、微妙に老けていた。
 僕の生命線は今果てしなく伸び始めていて手の付け根を越そうとしている。そんなに長生きはしたくないんだけどなあ。これ以上伸びないようになんか画鋲でも刺して置こうかなと一瞬思った。誰よりも後に残されるって言うのは一寸困る。

 最近、コーヒーを家で入れて外に持ち歩いている。ついでにコーヒーカップも入れてる。外で瀬戸のカップでコーヒーを飲むというのはすごいことだと思い知った。めちゃくちゃおいしい。ましてこの季節、湯気の立つコーヒーをコーヒーカップで飲んでる奴なんか見たことないもん。胡乱には見えるけど一度やってみることを進めします。とくにハワイコナ。このポットは昔の彼女が何かの折にうちに持ってきたものでなかなかの優れもの。彼女は元気なんだろうか?この間メールが流れてきたんだけど機種が合わないのか文字化けしていて全然読めなかった。僕も送ったんだけどたぶん届かないかもしれない。若しくは文字化けぱーと2.

 若いバンドのCD買ってみた。聞いてみたら2枚ともカナダ物だった。
 音楽が変わらないということを信じてやっている若い奴らだった。まあ、僕らみたいなおっさんに気に入られたらそれはそれでどうなんだろうとは思ってみたんだけど、買ったんだからいいのだ。がんばれ。

 BSでエルトン・ジョンのライブを見た。最初の頃のエルトン・ジョンしか興味なかったけどラスベガスでやったライブは格好よかった。まっかなグランドピアノ、基本的にはロックンロールといのがとにかくいいなあ。
 エルトン・ジョンのライブを見てから詩が一つ出来た。ラフスケッチの域。特殊な性癖を持つ人の歌。誰よりも一つのことを信じている人の歌。
 突然振って湧いた。こういうのがある限りは2007年まだまだ続いていける。
 がんばる。


2007年01月04日(木) 挨拶が遅れましたが、

 新年明けましておめでとう。

 今年もよろしくお願いします。

 一年がよい年になるといいです。

 


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