sasakiの日記
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2004年04月30日(金) ママ AMERICA

 1964年  10月中に最も売れ行きのよかったポピュラー・レコード     ミュージックライフ誌調査というのがある。
 
 僕は14歳。リバープールサウンドが席巻しアメリカンポップスに元気がなくなってくる頃。音楽を聴くことに一番夢中になった時代だね。ママ AMERICAの背景はもう少し前だけど。この日記を書こうとして色々資料を探していたらこの1964年に行き当たった。
 フォー・シーズンンズの「悲しきラグドール」を始めて買った。プレーヤーがなくて友達のところで2回だけ聞いて後は大事にとっておくということになってしまい悲しい思いをしたことを思い出す。
 僕の家はあまり裕福じゃなかったけど車だけは必要にかられてあった。親父が仕事から帰って夜になると、車のキーをもらい、姉とカーラジオを鳴らしてひたすらポップスを聴きあさった、と言うことを書いたのがこの唄だ。
 アメリカンポップスと言うのはラジオから流れて聞こえてくると言うのを第一にしている。音楽自体はとってもチープなんだけど、これが夜の星空の向こうから流れてくると、もうたまらないくらいロマンチックに、乗りのりの音楽に変わる。柔らかい脳みそにはどんな曲でも頭にバリバリ入ってくる。当時の日本のチャートを見ても大体分かるくらい、しみこんで言ったのだろう。今は、もう駄目だ。自分で作った歌まで仕舞う体たらくだ。

 
 1 ジリオラ・チンクエッティ 夢見る想い 2 カルロ・ルスティケリー ブーべの恋人 3 ボビー・ソロ 頬にかかる涙 4 ビートルズ ビートルズがやってくる 5 ビートルズ 恋する二人 6 マット・モンロー ロシアより愛をこめて 7 レーモン・セネシャル楽団 スエーデンの白 8 ディーン・マーティン 誰かが誰かを恋してる 9 ミリー・スモール マイ・ボーイ・ロリポップ 10 ポールとポーラ 二人の星をさがそうよ 11 エルビス・プレスリー いとこにキッス 12 アウトロノーツ 太陽の彼方に 13 アニマルズ 朝日のあたる家 14 ミルバ ウナ・セラ・ディ東京 15 ローリングストーンズ テルミー  16 炉ニーとデイトナ GTOでぶっとばせ 17 デーブクラーク・ファイブ ビコーズ 18 ドナ・リーン 夢見るビートルズ 19 ジェリー・シスターズ セイラー・ボーイ 20 ビートルズ プリーズMrポストマン 21 ヴェンチャーズ 急がば回れ 22 ブラザーズ・フォア 七つの水仙
23 ジョージ・マーティン リンゴのテーマ 24 ボビー・ライデル 愛なき世界

 ふうう、疲れた。でも、こうやって見るといまさらながらものすごいチャートです。プレスリー、ビートルズ、ストーンズ、ディーン・マーチン、ジリオラ・チンクエッティー、etc,etc。写していて楽しかった。

 毎晩聞いていたよ 親父の車で
 カーラジオのアンテナ  星空に立てて
 ヒットパレード大好きな ティファナブラスのトランペット
 星が流れる あの空に

 夢の行く先 見失い
 触れてみたい 唇に
 それでもいつか通じると 思い続けて
 横恋慕
 自由になれ 風になれ 恋してきた 
 


2004年04月27日(火) 次は旭川と連休

 ガットギターとアコースティックギター2本持って電車に乗る。
 やっぱり、重いよな。
 普段マーティン1本でも持て余しているのに、自宅からタクシーとはいえ邪魔であることにかわりがない。このところどうも自分の声はもしかしたら鉄弦よりもナイロン弦のほうがしっくりくるのではないかと思い、使用分量がガットのほうが多くなっている。
 この年でというのも変なんだけどギターがとっても面白い。なんか別の入り口を見つけたような気がする。左指5本、右指5本、ね?合計10本で指板の上をじたばたする。することはコードを押さえるか音階を弾くか、右手はストロークをするかアルペジオ、ほんのたまに叩いたりするくらいで、基本的にはそんなに感動的なことは含まれていないはずなのにいろんな風に聞こえる。
 弾き語りになるとそれに歌が乗るだけで、原始的といえばこれ以上原始的な音楽形態はない。
 1時間半から2時間くらいの時間をこの形で突き進む。
 いつも思うんだけど、とっても緊張感のあることをやってんのねわたしは。と。そしてそれに付き合ってくれるみなさんもありがたいと思うよ。
 
 電車の外は曇り空。
 銭函を過ぎたところから海にでる。
 電車は鉛色の海の上を走っている錯覚に襲われる。
 サーファーがふたり、暗い海を沖目指してパドリングしている。いつのまにか小樽に向かう海もサーフポイントになったのかと。
 小樽の駅に着き電話をかけようとしたらメールが1通届いてた。懐かしい人からのメールで今日、小樽でライブをやるというのを知っていて、遠い昔のことが書かれあった。なるほど、そういうこともあったか?
 夜汽車の話だ。

 下村さんはなんだかとっても音を作る職人みたいになっている。もう、僕が何も言わなくても、僕の声のデザインを持っていて、いいとこ取りしてくれるので嬉しい。一匹長屋佐々木幸男ヴァージョン出来上がり。

 定刻にスタートする。
 ライブがこれから少しずつ変わるかもしれない、と言うような気がする。いつもいろんなアプローチをやってみようとするんだけど思ったとおりにいったためしなんかありはしない。
 本当のところ言うとこのところ可也調子はいい。
 まだ、まだどこにむかって進んでいくのかは想像できないけど、方向は南だ。

 路面電車の本面白かった。
 これから街を作っていくのは路面電車なのだと言う意見はラディカルでとてもいい。僕が路面電車のある沿線で暮らしてみたいと思ったのは先見の明だった。なんてな。

 まさか水戸に負けるとは。少し脱力する。

 スポ太郎は体重も減ることなく、完全に自堕落な猫にもどった。よかった、よかった。注射打ちはほぼ名人級になった。背中をつまみ、アルコールで皮膚を拭き、注射針を一気に突き立てる。ぶっすー、そして注入、ちゅーー。終わったら速やかにマッサージ。その間わずか10秒。どんなもんだ。
 爺さんになって少し口が臭くなってきたので今度歯磨きしてやろう。毎日毎日魚ばっかり食っているので、とにかく魚臭い。気にはならないんだけど。一応エチケットだから。 


2004年04月23日(金) もしかしたらこれは忙しいということかもしれない

 わーーーーーー!!!!
 
 落ち着かない日が続いている。

 あれやってくれ、これ頼むと言うのが多すぎる。

 これから歌詞カードを起こさなければいかん。
 これは俺の仕事か?
 明日は小樽だっつうのに。
 
 練習のやりすぎで腕がもう早攣っている。
 さっきピップエレキ板を肘のところにてんこ盛りに張ってやったせいか腕が重い。
 この攣りは最早持病になりつつある。
 できるだけ腕圧をかけないでギターを弾こうとしているんだけど、エンピツの筆圧と同じでついた癖は一朝一夕には乗りそうもない。
 いつか誰かにギターを弾いてもらって僕はその脇で静かに歌うだけの男になるのだろうか?かといって、とてもうまいヴォーカリストっつうわけでもないからそうなったらとても辛いなあ。
 南下からだのあっちこっちが攣るようになってきているような気がする。肺が攣ったり、足が攣ったり、ふくらはぎが攣ったり、眉間が攣ったり、うそじゃないんだって、別に怒っているわけじゃないのに眉間が攣る。ところで、眉間てどこだっけ?
 足が攣るのは激しくリズムを足で取るからしょうがないんだけど、肺が攣ったり、首が攣ったりするのはどういうわけだ?えっ?年か?そうか?そういうことなのか?寂しいじゃないか?えっ?まったく。
 
 んなわけで、明日はマリオネットのように不気味な動きが歌っている途中で出るかもしれないけど、できるだけ見てみぬふりをしてやってください。
 病院に行ってこようっと。

 どっちにしても明日は土曜日なので小樽に集合しよう。
 久しぶりに港町で僕の唄を聞いて見ませんか?今回は小林旭唄わないけど。いつか北帰行唄ってみたいなああああ。なんといっても私のルーツだからな、小林旭は。

 ところで、ライブは明日だよね?
 まさか今日だったということはないよね?
 時々、カレンダーが信じられなくなることがあって。自分で印、24日、小樽一匹、と書いてもその近辺になるとどうもいぶかしくなる。もしかしたら今日だったんじゃないか?みんな待っているのに僕だけが勝手に24日と書いているのじゃないか?あきれてマスターも電話くれないなどといったことを考えて怖くなる。不安だったら確認の電話でも入れればいいのに、僕は多分そんなことは絶対しない。もし間違って一日遅れて書いたとしてもそれはそれでそういったものなのか、と思ってるふしがある。何が思ってるふしがあるだか知らないけど、それはそれでしょうがないのだ。
 変な話だ。
 そんなわけで今日は、本番当日だったのに一日間違って覚えていたという恐怖で遊んでしまった。のんきなもんだね?

 クマにミックスの件でよかったよ、と電話入れなければいけないんだけど、熊公、時々これ読んでるということなので、電話寸の面倒くさいのでここに書く。おーけー。

 私はこれからアルバム分の歌詞カードをこれに打ち、できるだけ速やかに添付メールとして三浦さんに送らなけりゃならん。なあ?ファックスじゃ駄目なのか?これは俺の仕事か?えっ?おい、どうなんだよ?歌詞カードなら売るほどあるんだぞ?
 この間データ飛ばしちゃったんでまた新たに打たなきゃなんないのよ。とっても面倒なんだよ。僕はこういうことに向いてるとは思われないんだ。ファックス流すから誰かに打ち直してもらうって言うわけにいかないのかい?
 
 コンサドーレまだ行けない。どっちにしても今年は念頭にも述べたとおりに穏やかに、神の視座で干天の慈雨のごとき優しさで接していく。
 汗を流すいいチームに変貌しつつあると思われるので早いうちに是非会場に足を運んでおきたい。間違っても1部に昇格などと言うことがないように注意しておかないと。

 あああああああーーーーーー。誰かーー歌詞打ってくーーーれーーー。
 
 そういえば明日足がなかったような気がする。目黒君に確認してなったかもしれない。この間電話あったとき、向こうも何も言っていなかったような気がする。まあ、いいか。その時はその時、たかだか30数キロ、電車に乗っていけば済む話。背中に鉄弦ギター背負って、左手にガットギター持って、右手に菓子下げてぶらぶら行きます。春の日本海見ながら。
 下村さん、明日何時に入ればよかったんだっけ?
 それにしても宙ぶらりんの状態事項と言うのは多いもんだね?僕だからか?
 さて、始めよう。
 ああああああああああああああっ?
  


2004年04月21日(水) サッカー見てたら

 こんな時間になってしまった。
 
 小樽と旭川のメニューを広げながらレッスン5をやってると歌詞カードで部屋がどんどん狭くなってくる。一回一回きちんと仕舞えばいいのだが面倒で出しっぱ(ぼんずどもと付き合いが増えると軽薄な日本語がすらすら出てきて教養の片鱗が曇る。)。
 このところガットーギター専門でレッスン。
 ゆくゆくは古賀正夫路線か?
 今週からのどの調子も通常に戻る。
 「MONEY」いう歌のメロディを作っているのだが、構成が変なのでなかなかまとまりがつかない。ずーっト昔から「MONEY」と言う歌を作ろう、作ろうと思い、思いし53歳になる。Aメロはなんか松鶴家千歳みたいなメロディになればいいなああから、Bメロ、さび、さび、Cメロ、Dメロ、合計5パターンか?チヨット辛いなあ。
 ストイックな生活を送ると歌が不真面目な方向を目指すもんだ。
  神様 神様  金貸して
 サビの頭。

 いよいよ、「LONDON 3RD」マスタリングも済んだ。新しいテイクと昔のテイクの混じり具合はどうかと少し不安があったけど、すごいねえ、2004年のテクノロジーは。
 期待していいです。
 ディス イズ ネオ エーオーアール なんちゃってね。
 回りもとても気合が入っちゃってうれしい限りだよ。

 Oちゃん、ママチャリで沖縄から出発。
 只今佐賀県。
 8キロ減量に成功らしい。
 まだまだお肉はふんだんに体にまとわりついているとのことでこの先札幌までの道すがら、各地の道端にそのお肉を落っことしながら北上するとのこと。無事札幌に着いたら僕が道端で元気ですを歌うことになっている。
 がんばってね。途中で挫折して行方不明やホームレスになったりしないことを願う。

 しばらく腰を落ち着けた日記になっていないので気にはなってるんだけど、もう少ししたら通常に戻るので勘弁。


2004年04月20日(火) 只今もどりました。ただいま。

 
 今日は映像の打ち合わせがあって、それから飯食いに行くかと言うことになり、肉じゃがとぶりのかまと、なんか貝のぬたと、刺身の盛り合わせと、豚の角煮、とうがんの焚物、レンコンのサラダ、そのほかにもあったけど多すぎて忘れた。それとウーロン茶3杯。
 酒飲まないといつまでも付き合える。
 その代わりテンションが上がらないのがたまに傷だ。
 年寄りばかりの集まりだったので11時に就寝に家に帰る。
 とてもうれしい。
 飲み会はこれくらいの節度を持って粛々と行われるべきである。
 ここにいろいろ書きたいことがあるんだけど一応プライバシーと言うのがあるんで了解をとってからにするのでしばらく待っててね。
 
 んなわけで今日も短い日記になってしまう。
 明日まじめに仕切り直しする。

 寝る。11時30分。


2004年04月16日(金) 時差ぼけ

 夜8時に寝る生活。
 やれば出来る。
 起きるのは4時。
 父親は6時半に寝る。母親は8時。
 起きていても何もすることがない。
 田舎に言って一番驚くことはテレビがものの見事につまらない。
 本も読まなくなる。
 外に出て、久しぶりの天の川を見て寝る。
 柱時計も8時を過ぎると時を知らせないで沈黙する。
 すぐ父親、母親時間に移行する。
 
 札幌に帰ってくると、この時差ぼけが出る。
 もう起きていられない。
 すまんのう。
 今週は昼間だけの人間じゃ。
 


2004年04月09日(金) 旅に出ます

 ちょっと、出かけてきます。
 東北方面。

 帰りは来週、あたまくらい。

 ボン・ボヤージ!


2004年04月06日(火) ひとりダンス

 あれこれ悩んで  命燃やし続ける
 かなわぬ恋なら  ふりしぼる元気

 感じて心よ   ドレス鮮やかにする
 誰かが歌って   くれる人になりたい

  ひとりダンスを踊る夜は
  できることならおぼえて いようと
  ひとりダンス  心よ 
  あの人が消えない

 手を握り 体寄せあい  踊るは雨

 くちびる  ルージュよ  言葉のない唄を
 歌って 乱れる  色づいて 勇気



 ポール・サイモンの歌の中にエミリー・ディキンソンが出てくる。普段詩集は買わないんだけどどうしても読みたくて本屋あっちこっち探してようやく見つけた。淡々と品のある詩集でもう今の時代には金輪際流行んないといった感じのものだった。私小説のような詩で僕にはもう全然お呼びじゃなかったんだけど、その中に失恋の詩があった。
 どうして失恋というのは時代がどんなに中性だろうと、古代だろうと、まして近代だろうと、突然ポップ的色彩を帯びてしまうんだろう?と思ったのがこの歌を書く動機だった。
 どんなに個人的な状況でもその底の所がよくわかるというまるで演歌。

 この詩は自分の詩の中でも好きなものの先頭集団にいる。
 こういったイラストレーションのような詩が書けるととてもうれしい気持ちになる。「CRY FOR THE MOON」や「THIS SONG」と相通じるものがある。コラージュ的に書くと言うのはなんか遊んでるみたいで書いている時、それから出来上がった時がとてもハッピーになる。

 今「最後の夜だから」と言う歌を作っている。
 メロディーと詩が途中まで出来ているんだけど、それから先にこの作品、進みたがらない。しばらく足踏みが続きある日ぽろっと出来上がる。
 「ひとりダンス」も出来方はこれに似ている。Aメロ、Bメロにはなっているんだけど軟着陸を拒む節がある。
 個人的な話に終始してしまったけど。

 歯医者のお姉さんに帰るとき手を振ってもらった。
 大通りのバス停でまりちゃんにばったり。ちょうど携帯で人と話の最中だったので訳分かんないことしゃべってしまった。ごめんなさい。
 その携帯で話していた人と地下街の喫茶店で待ち合わせる。
 一瞬30年前にデートしたことを思い出す。
 二人でため息つく。
 その足で姉貴のところに行く。
 一日じゅう女の人にあっていた。
 こういうのを合っていたと表現するのも幾分図々しいか?

 昨日写真が出来上がってきた。花の写真も結構いい。思いのほか薔薇族方面にはいっていなかった。それに派手な感じがいい。今までのアプローチとは少し違っていて面白いかもしれない。年取ると派手にするのがいいということは案外あたっていると思う。
 でも、横顔のアップおじいさん風というのが採用される見通し。何で俺に相談しないんだよ?えっ?
 でもいい写真だった。あとはタイトルロゴを変えてもらえば何も言うことはない旨を三浦氏に伝える。
 
 


2004年04月02日(金) 脱出不能か?

 トロッコの接続に手間取っている間に次から次から奴等はやってくる。
 戦っている間にどんどん体力が消耗してゆき、袋に入っているエルフの薬もあと一袋。この先迷路はどこまで深くなっているのか?まだ先があるのか?リレミトも効きやしない。

 ホイミ! ベホイミ!! ベホマ!!!ベホマラー
 
 ヤバイ、なんか遊んでいるのバレる。
 それにしてもあんなところにセーブ場があれば誰だって蓄積した疲れを取ろうとセーブするべ?
 
 引き返すことも無理か?
 私はこの地下で朽ち果てるのか?
 
 どうも組んだパーティ、人選を誤ったかもしれない。
 新人の初仕事と思い連れて行ったのだが、これが見事役に立たない、役に立たないだけならいいんだけど見事に足を引っ張る。お前がでしゃばるおかげで一手遅れて攻撃を食らい余分な手間がかる。
 店屋で高い武器を買うのをケチったのがまずけちのつき始め。
 つらい!

 それにしてもこれは矢張り名作。このシンプルさがいい。
 最近のゲームの堕落具合がよくわかる。

 今日はわしゃこれから地下深くにまた潜らなければならないので、ここでこんなことをしている場合じゃないないのだ。

 アディオス アミーゴス!

 ルーラ!!!

 
 


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