sasakiの日記
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2003年11月28日(金) |
無事家に戻った。イェイ! |
高度1万3千メートルの気圧にも動じることなく、低気圧の接近をものともせず、私の肺は気を強く持ち続けて今度の旅を無事に終了した。 只今ねぎらっている最中。 それにしても飛行機は怖かった。 毎日飛行機に乗っている機長、副操縦士、スチュワード、スチュワーデス、そのほかに飛行機に乗り続けていられる方々、本当に命知らずというか、怖いもの知らずというか、途方もなク勇敢な人たちなんだと思う。 3年ぶりの飛行機で改めて再確認をした。 僕の自然気胸は方便で、飛行機怖い病だったのだ。 この間貰った飛行機恐怖症を克服する本をまじめに読み返すんだ。
今回の旅については後日。
沖縄も東京も楽しい旅だった。 旅と位置づけちゃいけないんだけど、11月の旅だった。 やちむんのナス君、具志川の博子さん、コジャさん、宮里さん、ぞうり屋のおばちゃん、美容室のお姉さん、スーパーのダンボールのおじさん、道楽のハウスPAのオーナー、ムジカの皆さん、桧山君、美沙さん、小田さん、酒おごってくれたいずみ、岡田さん、運転手の金丸姉さん、カンカンのマキちゃん、バックインタウンのみなさん、白幡、そしていつも後ろから強い風のように後押しをしてくれるみなさん、ありがとうございました。
東京の人たちには一応今年の挨拶が出来てよかった。 気合が乗ってくるのは来週あたりからだと思うので、そのときに詳細を書くから今日はオフ。
明日は三角山の日。 メールやファックスなどを放り込んでください。 右足の薬指が痛い。 コンバースのデニムは少々きつすぎた。 小指の爪が薬指をかんだ。伊藤ゆかり。はあ・・・。
ジョニーから電話あって忘年会どうすると聞かれた。 27日ごろか? ジョニーにオルガナイズしてもらうか? 目黒に電話しよう。 この間道銀の前の交差点で変な親父に呼び止められた。よく見たら小島伸二郎。引っ越してきたことは知っていて、上のほうに住んでると言ってたが。最近は上のほうに住んでいるやつによく会う。 慎ちゃん、春雨飲ましちゃっから家に遊びにおいで。
2003年11月21日(金) |
メトロノーム その1 |
また、日ごとに物が増えていく。 この間の引越しで懲りたはずなのに、毎日せっせ、せっせと本、CD、DVD、週刊誌、服、靴、野菜?果物?缶詰?新聞、米?楽器周辺機器、電気もの?なんだかとにかくよくわからないものも含め、毎日家に入ってくる。 いったん入ったものはなかなか家から出ていかない。 たくさんの人が毎日毎日買い物をして、家の中を日に日に狭くしている光景を歩きながら想像すると気持ちが悪くなった。 今年一年はどうやらゴミ、いらないものを考える年になってしまった。
最近ようやく家らしくなってきた、前みたいにがらんとした雰囲気がなくなり、ようやく落ち着いてきたと思っていたら何のことはない、隙間がじりじり減りだしているせいだった。 ダンボールも残すところ4箱。 少しずつ空間がさびしくなってきている。 とってもまずい。 昔の本を読み返し、片っ端からあっちのゴミ箱、こっちのゴミ箱と散らし捨てを敢行しているのだが目に見えるほどの成果はまだない。 文庫本とはいえゴミ箱に捨てるのは心苦しい。 本を捨てるということにどうしても慣れない。 読み終わった文庫本は捨てるという話をよく読むんだけど、そう気楽には捨てられない。ゴミ箱の中から怨嗟の声が聞こえるような気がする。 いったん捨てることは捨てるんだけど、もう一度そのゴミ箱に手を突っ込んで取り戻そうと必ず思う。 カセットテープ、ヴィデオテープもチェックが済んだものはコンビニの袋につめ燃えないゴミの日に出すのだがこっちだってやっぱり釈然としない。 私はもしかするとゴミノイローゼにかかっているのかもしれない。 いい加減引越しモードを蹴散らしたい。 捨てるのは比較的単価の安いものに限られているところを見ると、どう考えても打算があり、何が何でも身辺を綺麗にするという意思はないのでは? 情けない。
このところずーっとメトロノームをカチカチ鳴らしながら個人練習にいそしんでいる。 このメトロノームは山木に引っ越し祝いに貰ったもので黄色のプラスチックで出来た賑やかなものだ。 14、15日のライブの練習をわが家でやろうといことになり、ギターとマンドリン、それと賞味期限の切れたせんべい一箱、と、件の黄色のメトロノーム。腰の砕けたせんべいとコーヒーを飲んでいるときにちょっとこの買ってきたばかりのメトロノームで練習をしようということになり、始めたら、これが見事にはまった。 何から何までメトロノーム使用。 カッチカッチカッチ、チーン この道どこまで遠いのか♪カッチカッチチーン。 セプテンバーバーレンターイン♪カッチカッチチーン 行ってみたいなジャマイカへ♪チーン、カッチカチ いい年をしたおっさん二人コタツの上に乗った黄色いメトロノームに魂を抜かれひたすらリズムに一生懸命。 THE WATER IS WIDE バイ カーラ・ボノフ テンポ68 これが思いのほか厄介。普段自分たちの唄にここまでのったりとしたテンポの曲はないので、どうしてもノリが前のめりになり、音楽は経験だけじゃないんだということを改めて学習する。 考えてみると私たちは基本とか、基礎という言葉を辞書に載せないまま音楽人生を送ってきたのだった。 発声練習、腹式呼吸、楽典、イレブンス、サーティーンス、フラット5もろもろ何?ということなどなど。 山木は木で出来た立派なメトロノームを自分用に買うといって帰っていった。 あいつはそういう男だ。 間違いなく本当に木で出来た立派なメトロノームがあいつの部屋に今あるということを予言しておく。 山木君も16年も同じところに住んでいるという。 引越しを考えると暗澹とした気持ちになるという。まあ、どっちにしても彼の引越しも時間の問題だ。 気の毒に。
メトロノームは楽しい。 メトロノームはただ無駄にカチカチ言ってる訳じゃなかった。 冷たいやつにもファンキーなやつにも変わることが出来るんだ。 今はメトロノーム相手にノリについて相談を受けている。 沖縄、東京にも連れて行こうかな?
白幡は練習熱心で隙があれば練習しようと虎視眈々。 さっき、私の歌詞カードを開いたら白幡のサンシンの楽譜が入っていた。別にほしかったわけじゃない。もう少し黙っていよう。何かの折にきっと話が出るはずだから。 FM沖縄の電話取材を受ける。 やちむんの那須君と話す。前に三角山であったことがある。 気合が入りすぎて体が張り裂けそうだと言っておいたが、いくらなんでもオーバーすぎたと反省する。 東京の練習ももうばっちり。へっ、ふっるーい。 みんな新宿のバックインタウンに25日に集合! まあ、やっておこう。 えいえいおー!!!
三角山といえば私は明日、三角山の日じゃ。 来週も三角山の日じゃ。 12月はなしじゃ。 よし!明日も元気に噛み倒してやろう。 ご声援よろしくお願いします。 今日は発声練習はしない。 何せ練習過多なモンで。
メトロノームその1と書いてあるがその2があるとは思えない。 なんだそれ?
2003年11月18日(火) |
ZZZZZ・・・・・・ |
I’m sleeping
ZZZZ
ZZ・・・
左の首、凝っている
首回らん
今度、新井田君にやってもらおう
一日中、ベッドの中
布団なんだけど、ほんとは
何はともあれ、札幌、旭川は無事に打ちあがった
皆さんどうもありがとう
僕も山木も何時にも増して感謝しています
左の首の付け根、ぼんのくぼと呼ばれてるところが凝ってる
ぼんのくぼでいいんだろうか?
なんでもいいんだけど
今日はおおむねどうでもいいじゃんといったずぶずぶ状態
視力と関係してるところ
今、これをめがねなしで打ってるんだけど、よく見えないから
ミスしてるところもあるかもしれない
首の付け根を押すと左肩の付け根が痛い
付け根がどうかなってるのか?
琉吉もライブも無事打ちあがった
白幡の希望通り、緩めのライブだった
それにしてもむっちゃんがベッカムの奥さんに似ているとはずいぶんだ
僕は鬼から人にステージアップしたらしい
昔の僕は相当クールに映っていたようだ
ただ話し方を知らなかっただけなのに
一日中寝ていたのにまだ眠い
そろそろ年賀状書かないといかんな?
皆さんよいお年を
ZZZZZZ・・・・・・
・・・・・・・・
ネコも調子を合わせ一日中、マイ座布団で寝ている
11月も半分過ぎた
2003年11月14日(金) |
プロモーションウイークパート2 |
14日 札幌 クラップスホール 15日 旭川 ハイジャック 16日 札幌 琉吉 沖縄壮行ライブ
まずは一日目 えいえいおー!
今日はいい天気。 ぼくはもう、こんな時間から元気だ。
2003年11月13日(木) |
木曜日なんだけど、前倒し |
明日はクラップスでのライブがあり、朝から盛り上がっているため、これにかまっている時間がないので今日中に書き込みを完了しておく。 昨日のインディゴでのリハはいかんせん、札幌中が寒すぎた。 今年は冬が遅いと文句を言ってたら、それではと足並みそろえて立派な冬がやってきた。
それでもなぜかテレビのニュースはとてもうれしそうにこのことを伝えている。 クリスマスツリーも街では設置され始め、とにかくなんか緊迫した空気の中でウキウキしているような感じ。 まあ、これはこれでいいか。 気候は好きじゃないけど、季節としてはいい季節なのだのだ。
昨日から山木君と話をし続けている。 僕たちは53について政治経済哲学物理宗教科学形而下にわたって検討する。 もしかするともう話すことは別にないのかもしれないけど。 明日はいったいどうするんだろう? 新しい学習を僕らは二人で始めた。 ばかばかしいことなんだけど、これが結構アカデミックなことなんだ。 人間の学習能力というのは矢張り年は関係なかったというところか。 その学習の途中経過を明日やるから。
14、15日のリハも16日、琉吉のリハもいい具合に仕上がって本番。
もう一度気勢を上げようぜ!
えい!えい!おーーーーー!!
最近、僕のライナーについて少し赤裸々過ぎるのではという意見があるようです。 少しの雑感を。 日記と銘打たれていますが、この日記という単語にかかわると幾分見え方が違ってくるかもしれません。人の目にさらされる日記というのは基本的にはありえないわけで、それが成立しているということは、いろいろな仕掛けがその中に施されていると思ってもらったほうがいいと想います。 時々、この日記をこっそり読んでいます。というお便りなどを貰うこともたまにあるんですが。 ぜんぜん気にしていませんので、もうがんがん読み倒してくださいといいましょう。人が読むということを頭から思って書いているので、ただ、楽しんでもらえればそれだけでいいのです。 僕は自分の隠れる場所は一応確保しながらこのパソコンの上で与太話、しゃれ、実像すれすれ、まったくの作り話、実在する人、しない人、本音、本物の生活、何処にもない生活、友達、知人、その他もろもろ書き綴っています。 そして、僕は自分の曲のライナーを書いていますが、今の(2003年の)僕が取材記者になったつもりで、昔の佐々木君(1978年くらいからの青年?)にアプローチをかけていると思っていただけると理解できると想います。 僕は記者が守らなければいけないオフレコについては基本的に話しません。本当は書きたい誘惑には日々かられているのですが。守秘義務というやつです。なんたって、叩けばいくらでも埃が出るやつで。 どっちにしろ昔というものには感違い、思い込み、デフォルメ、無意識の書き込み、いろいろなものが挟まりこんでしまいます。 僕は多分、僕のファンなので想い入れが激しいのです。 今やってるこれの他にも僕は以前に自分のライナーノーツを書いています。ここに書かれているものとは別のものになっています。曲というのは多面性を持っていて、見る角度で実態が変わってきます。 あっ、またライナー書きになっている。 なるたけ、イメージが固定化されないように注意しながら書いているのですが、時々乗るということが出てくるのです。 皆さんがそれぞれの曲にそれぞれの千通りの物語とイメージを持っているといいなあと思っているし次第です。
僕が次に考えているのは本当にまだ出来てもいない曲、想像だけのライナーを書いてみたいなと思っています。 おっしゃる通りです。 そんなことを考えている暇があるんだったら、さっさといい曲を作りなさいという叱責が聞こえてきます。重々承知しているのですが。はあ。 カート・ボネガットJrの作中の脇役のファンの作家がいて(ちょっと何を言ってるのかわかりにくいかもしれないけど、要するにレイヤ姫やルークよりもR2D2が好きだというみたいなこと。もっとわかり難いか?)、その作家が勝手にその脇役を主人公にした本を出すみたいなことかな?
木曜なんだけど、前倒しで今日は早々と書き込み終了。
それでは、来週の火曜日。
「Tの青春」のライナーもあと2曲でおしまい。 つぎはね、ロンドンレコーディングされた幻の3枚目から、をやるつもりです。誰も聴いたことがない音源のライナーノーツというのもなんかそそられるなあ。 さて、どうしようか?
2003年11月11日(火) |
UNHAPPY END |
ああ 悲しみはどこかに むなしく時は過ぎて 僕のことはどうでもいいけど そろそろ さよなら さよならしよう
ああ あくびが出るほど 退屈だったんだね 何も知らずに 一人よがり 君のこと ずるずる ひきずりまわす
気のきいたHAPPYEND 信じてた あとのまつり 今になって気づくなんて 人がいいね 僕も
このレコードのセルフライナーを28曲分、振り返って、当時を思い出しながら、あるいは自分のノートを参考にしながら書いているわけだけど、思った通り、はっきりと1曲1曲おぼえている。かなり苦労しながら曲を作っていたせいだろう。今だって相変わらず楽じゃないけど。 46、7まで曲を先行させながら作っていて、詩を当てはめていくことにとにかく汲々としていて、楽しいというイメージはほとんどなかった。 曲先は詩がなかなか整合性が取れず、油断をしていると意味ワカンねえ、訳ワカンねえ地獄に落ちていってしまう。一種のジグソーパズル。20何年やってるとさすがに疲れる。 どうしても言葉が入らない、しっくりこない箇所が出来る。 ひたすら辞書、英和辞典、スラング辞典、漢和辞典、料理の本、バレーの基礎、昔話、ナンバー、下着の名称、コミックス、人の作品、ミステリー、道路地図、ネコの本、空の本、星の本、野生時代、スケッチブック、日記、友達の言葉集、昔の景色、写真集、その他もろもろ。時間がかかることおびただしい。 何とか簡単に出来る唄はないものだろうか?そのことばかり考えていた。 今でもそうなんだけど、僕は人より圧倒的に曲を作るスピードが遅い。のじないかと思っている。 よく流行歌の作曲家などが今まで2000、3000曲を作ったなどというのを聞くと自分の持ち歌の少なさに唖然とする思いだ。 一度、果たして何曲作ったんだろうと数えたことが会ったんだけど、すぐに空しくなってやめた。でも、思いのほか、作ることは作っていた。 「月よりの使者」、「春雨」という2編の詞を前に稲村さんに渡したとき、1週間もしないうちに出来たという連絡があり、人は曲を作るのにそんなにエネルギーを使わないでサクサク出来るものなんだなあと思った。稲村さんの名誉のために一言言っておくが、サクサク、エネルギーを使わないように見えるのも才能、ただひたすらすぐ出来るというのも才能。うらやましい。 上の2曲はいい歌だ。 ちゃんとフォローになっているだろうか? どうも曲作りの才能が僕には幾分不足しているのかもしれない。 今度14日、15日札幌、旭川で一緒にやる山木もかなり早いと思う。 一応、プロモーションしておこう。 札幌か旭川、若しくは琉吉16日もよろしく! 曲を作るのに早い、遅いは別段たいした意味は持っていないのだが、それでも、矢張りすぐに曲が出来る人が羨ましい。 「どこにもいない」という歌を作ってるんだけどもう一月半もかかっている。余談だけどAメロのコード進行が変でいいんだ。DmスタートなんだけどDm・A♭分のDm・・・・・、いや、やめた。企業秘密にしておく。 詩はかなり早い。 それも最近の詩達はこの頃のように暗い月夜の小路めがけて進むことはなく、きちんと日の当たる通りを歩いている。 これは本人が明るい場所を目指しているということではなく、この年で暗い道を歩いてはもう救いがないからということで、それでも根っこに暗さを宿す。やれやれだ。
そしてはっきりと言えることがある。 僕は暗い男だったということ。
道理で振られるはずだ。
UNHAPPY END
身も蓋もないタイトル。 でも、僕はハッピーエンドはあると思う。
本当にそう思ってる?
・・・・・・・いや・・・・・・・。
暗いぞ。
2003年11月10日(月) |
LIVE WEEKLY |
今週からライブ週間がはじまる。 そこで、所信表明。
えいえい! おー!!
ご清聴を感謝します。
わたしはこれからリハに行く。
皆様方におかれましては、静穏で幸多い一日でありますよう心より願っております。
それではご唱和を
えいえい! おーー!!
踊り音痴の僕だけど ワルツのステップも知らないけど それでも踊りたい人がいる その人に似合いの優しいワルツ 降りしきる夢を手のひらで受け 大人になりゆく君の 微笑として 話してほしい
1週間たつのが とても早く感じられます。 今日模試に行ってきました。 広い校舎の机や椅子、壁や床、窓から見える景色を見ていると、みんな何を思って暮らしていたのかな?とそんなことを考えてしまいます。 昨日の夜から今日の未明にかけて百年に一度のチャンスでペルセウス座流星群が見えるということです。 家からでは見えるかどうかわからないけれど 11時頃になったら見てみようと思います。きっと北海道なんて首が疲れるほど たくさんの流星が見えるのでしょうね。
いったいどういうつもりなんだろう。 突然電話してくるなんて。 「一言誤ろうと思ってね。」なんて! そんな風に話したってもう前のように思えるはずなんてないのに。 「私の思っていることが伝わらなかったみたい・・・でも、それはしょうがないこと。」こんな風に諦めてしまっている私に いまさら誤られたって、前のように思えるはずがないじゃない。 しょうがない しょうがない 、 いくら説明したって結局わかってもらえなくって あきらめていたのに・・・・ そんな!!
自分の思っていることはいつか伝わるって信じていた頃の私だったら、今日の電話を喜んで聞けただろうけど 「後味がわるかったから・・」なんて、そんな電話は要らない。後味を悪くしたのは自分じゃない!ただ、思い出をきれいにしたいだけですか? 「声が変わってないね」なんて、そんな言葉聞きたくない。
高校生の女の子から相談を受けたふしがある。ただ、日常的に相談を受ける環境にあったわけじゃない。多分この頃僕は30歳か?もしかするともう少しいってるかもしれない。上のような幾分ロリコン気味の唄を作ったものの、僕と彼女はそれほど年の差を感じる余裕はなかったように思う。 人間ってなんだかいくつになっても悩みのパーツはそれほど代わり映えはしないんじゃないかって気がする。 最初は模試や流星群などといった「時をかける少女」系の流れでスタートしたのだが、突然怒り出す。まあ、これはこれで女の子らしいんだけど。 そして噴火。 未成年だろうが成人だろうがもめるときには、女の人は川の流れのようによどみなく正しい文法で男を追い詰める。僕はこの男がどんなやつで、どんな性癖を持ち、どれくらいいい加減かがわかる。ある意味健康な男の馬鹿印というものをきちんと持っている。(もっとも、自分が書いているものだからある程度の雛形は自分であるわけだ。) 僕は自戒の念をこめてこの歌を作ったわけじゃない。
ありもしないもの、若しくはケーキの上に蜂蜜をかけるようなものを作ったという意識はこの頃からあったんだけど、それでも、だって唄なんだもんという考えもあるにはあった。 札幌の市民会館でこの歌を唄い、間奏でダッチワイフを相手に踊るというコンサートを一度やったことがある。 踊る相手がいなくって結局は人形を相手にしようということになった。 ところが人形といってもそんな大きな人形は普通売っていない。スタッフ一同ない知恵を絞って出した結論が大人のおもちゃ屋で売っているダッチワイフでどうだろう?ということになりスタッフのひとりが豊平の専門店に走った。
「パパと踊ろう」というフランスの歌が頭のどこかにあったような気がする。唄の合間に子供の笑い声が合いの手のように入っている。結構困った歌だった。 アンドゥ トォロヮァー アンドゥ トロワァー キャッ キャッ キャーーー みたいな
僕は何人だったんだろう?
幼さを残す君だけど いつかはきっといいやつが 踊りの相手をしてくれる その日が来るまで僕が付き合う 出来ることなら うまく年をとり 素敵なレディになって 僕の前に現れてほしい
君の人生に彩を添える 人たちのなかで いつも汚れ知らず 踊るよわるつ
sasaki
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