sasakiの日記
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2002年11月30日(土) |
今期、終了。皆さんご声援有り難うございました。 |
曽田のハットトリック。 なんだかとんでもない終わり方でとっても疲れた。 ノーガードの殴り合い。 凄いと言えば凄い試合を見せて貰った。 もう来年までサッカーの話はしない。 これからは選手の出入りの生臭い話に終始。3月になったらまたシーズンが始まる。それまではみなさんさようなら。 これからスーパーサッカーが始まるので失礼します。 一応号外です。12号?
2002年11月29日(金) |
今日は少し洒落てみた |
気分転換にネクタイを締め、ジャケットに紺のコーデュロイのパンツ、襟巻きをグルグルにしてレコード屋に行く。もうほとんど気に入ったものを探せる時は過ぎてしまい、ひたすら臭いだけであてをつける。残念なことにCDになってからはこの方法がまず通用しない。前にも書いたけどレコードの時代は、当たりはほとんどいい匂いがした。何と言ったら良いのか、鼻で利くというよりも脳味噌で臭いを利くと言うべきか。そんな穏やかな香りがした。 質問その一。この間、三角山の2曲目にかけた曲は何かと言うことですが、相済みません、おぼえていないのです。意地悪でも冗談でもなく、そんなに日にちが経っているわけでもないのですが。CDラックを漁り直して発見し次第答えを出しますので悪しからず。といったところでよろしいでしょうか?悪性の健忘症でもボケでもないので心配は無用です。
質問その二。柿酢とは何か?これは答えられます。 柿2個位をぐっちゃぐちゃに潰し、それを普通の酢1本にただつけ込む。1週間もすると使えるようになると言うことです。それはそれはマズイものらしいので僕は作っていません。僕は基本的には玉葱派血液サラサラ族なので敢えて柿酢まで手を伸ばそうとは思っていません。中国隠居3老人の一人がアロエと並行して取り組んでいる健康法ということです。それにしても我々はいつになったら健康の話を止めるんだろう?嗚呼!楽しい!!
質問その三。眼鏡を変えたという話ですが?これも答えられそうです。 この間の日曜日、家の中を通行していたらいきなりメリメリポキンという音がしたので下を見下ろしてみると、あろう事かわたしの慣れ親しんだ、とても気に入った眼鏡、それも度のキツイ素敵な老眼鏡がバラバラに折れ曲がってしまったのです。普通は床に眼鏡を置くなどと言っただらしないことはしないものなのですが、折悪しくそういった状況になっていたのでしょう。たちまち脱力に襲われてしまいました。人間はいつか逆境から立ち直らなければいけません。いつまでくよくよしても3つにおれた眼鏡は帰ってきません。それを持って新札幌の贔屓の眼鏡屋に行きました。僕の贔屓はどういう訳か街の中にはなく、とてもドメスティックな場所に偏る傾向があります。何かフンと言った嘲笑みたいなものも聞こえてきますが、な面なよとだけいっときます。 朗報です。今までのフレームはもう引き上げようと思うので、そのレンズはまだ使えると思います。もし良かったら同じフレームはサービスさせて貰いますが如何でしょうか?ということだった。ワォ! 僕は新たに新しい眼鏡を作ることにした。中近レンズという近場だとどこでも焦点が合うとい優れもののレンズを入れることにした。これで僕は12月からいよいよライブでも眼鏡男になる。今までは読書用で作ってしまい少し距離があるともうボーとして何も見えない。今度は1メーターくらいまではノープロブレム。 何たってフレームがウルトラマン。かなりラディカルでイッテるよ。もうどうしちゃったの?っていうかんじです。僕はこれから若作りに命を懸ける。
質問その4。「ストリッパー」はどうなりましたか? お答えしたくありません。 まだまだスイッチが入るところまで行かず、なかなか詰めが見えてきません。ピカピカのストリッパーにしたいので、肝心のイメージが未だ空から降って来ず。 冬のおじさんの唄が忽然と現れて困っている。おじさんはとっても若い子と恋に落ちるという話なんだけど、なんだか身につまされてとても心苦しい。ボツなんだろうなあ?「朗読者」という本を読んでるせいか?16歳の男の子と38歳の女の恋愛の文学なんだけどとてもイヤラシイ。劣情を持って読んでるわけじゃないんだけど、劣情が後から追いかけて羽交い締めにする。とても困る。まだ半分なんだけどきっとツライ話しになるんだろうな?きっと。時々モロ影響じゃないかという身もふたもないことが起こる。どんな風に変わるんだろう?
今日は質問に答えてみました。
たまには夜の挨拶もした方がいいのではと思ったので。
今晩は。みなさん。 いつもこの日記読んでくれてありがとう。
普通日記は読まれると烈火のごとく怒り出さなければいけないんだけど。この日記はもう少し穏やかなものです。
ニコール=キッドマンのOTHERSはいいです。おすすめだよ。
8月12日 スプーンのバイオリズムで生活しているようでどうも自分のバランスが保てない。バランスというより日常のリズムが幾分狂いかけている。自分とは別の生き物との共同生活、それはそれで想像したとおり、結構疲れる。日増しに彼の運動能力が増大しつつあり、体力を持て余しているように走り回る。自分との体力差が歴然としているものだから、おもわずかーっとなり、真剣に怒鳴ってしまう自分が情けない気がする。いないものだと思えばいいのだが、どうもそういうわけにもいかずつい相手の目を伺う素振りになってしまう。何かまるで女と同居している気持ちのさえなる。いつもべったりいるのもなんだかあとあと面倒になりそうなので、事務所に顔を出しにゆく。外出するということが少し分かってきたのか、玄関までついてきて一応は挨拶するようになった。 ロンドンの精算のレシートとポンドを持ってゆく。伊藤君に会い、10月頃の道内でのライブブッキングを頼む。 7時から高瀬氏の送別会と、新入社員の歓迎会を兼ねたパーティーが2階のバックステージカフェで行われ、その流れで小島・高瀬・香港の人買い三浦、それに僕の4人でお姉ちゃんの店に行く。久しぶりに×××××××、××一杯。 外に出ると猫のことが気になり、まるで女を家に待たせているような感じがついてまわり、これはちょっとやっかいな事になりそうな気がする。12時30分帰宅。玄関先から足下にまとわりついてくる。 走り回り、跳びはね、一晩中布団の上を徘徊する。結局4時まで寝られず、廊下にトイレを運びドアを閉め、部屋に入れないようにして寝た。
4時間喋って一回休み。
2時から6時半まで龍吉で白幡と稲村さん相手にひたすら沖縄茶を飲み倒す。 今日決まったこと。 1 詐欺だと言われないためにさっさとミニアルバムを制作する。 2 夏頃に夕張で泊まりがけライブをやる。 3 2月14日中村楽器でアルバム完成引き渡しライブを決行。来られない人には送る。 4 柿酢を作り血液をサラサラにする 5 白幡が沖縄海草を一括購入しそれを我々に配る。湯豆腐との相性抜群なのだ。この間の湯豆腐パーティーでよくわかった。
沖縄茶を浴びるほど飲んだにもかかわらず金を払ってこなかった。稲村さんも同様。今度から打ち合わせは全て白幡の所でやることにする。3人でお茶を引いていると引退した中国マフィアみたいだった。白幡がその雰囲気を醸し出す。
んなわけで今日は喋りすぎたので休む。
その後目黒君に会い、新年会の日にちを決める。 1月11日。中村楽気店。突然忙しくなったような気がする。少し楽する方法を考えないとイカンかもしれない。 目黒君はめまぐるしくブッキングすることに快感をおぼえているのかもしれないので、程々にするように釘を差して置かなくてはいけない。若い時だってそんなに働かない奴だったのに、この年になって働くわけにはいかない。何と心得る?
僕はこれからヴィデオを鑑賞する。どういった内容なのかはここでつまびらかにする事は避ける。9点。
2002年11月22日(金) |
1992年ということはまだ10歳ということか? |
毎日さーーむーーいい。
さっき稲村さんに電話する。白幡が百章のことで何か焦っているので、とりあえず録音日程やライブ日程などをそれぞれしらふ状態で決めたいと言うことなのでバンマスに伺いをたてる。酒が入ると話がドンドン大きくなっていくので注意をしなければということなのかもしれないが、もっともである。ついでにこの間のライブヴィデオをダビングして貰えるように頼む。 先週の日曜日にドームの帰り、稲村邸に行く。湯豆腐パーティーを開くから集合するようにということなので、新札幌でワインを買ってタクシーで野幌を目指す。 着くと稲村、白幡、中村、歌川、キーちゃん、こー、ひとみちゃん、エム(稲村家の飼い猫猫)、昼の1時過ぎから飲んでるらしくもうヘロヘロ。到着するとすぐにコンサドーレの勝利を祝う。ロビンソンの豆腐を買っててこなかったことをなじられるが気にしちゃいない。どうせみんな酔っぱらいだ。沖縄の海草が入っていた結構旨い。今度見つけたら買ってみよう。長丁場になりそうなのでビールでいくことにする。最近はビールが酔い方がおとなしくて気に入っている。前みたいに胃に来ることもなくなかなかいい調子である。 リハーサルのMDを持っていたのでダビングしながらみんなで聞く。参加メンバーで聞くとまた別のものがある。稲村さんは宇宙と交信しながらむせび泣いていた。青春が蘇っているのか?わかる。 遅れて伴もドームから直行。後は伴のワンマンショー。 豆腐が足りなくなったので歌川に頼んだら帰ってこない。日常的にスーパーなど行ったことがないらしいと言うことなので捜索隊を組んで捜しにいったところ、豆腐売場の前で呆然としていたという。種類が多くてどれにして良いのか決められなかったという。卵豆腐も購入リストに入っていたという。昔とやっぱり変わっていない。
色々楽しいことがあった集まりだったが書ききれない。
今週中に集まりを開いて録音日程をたてる。
ウチの猫はどうも10歳じゃないかということが判明した。ロンドンレコーディングの「jealousy」あたりだから10歳。もう少し年取ってるんじゃないかと思っていたんだけど思いの外まだ寿命が残っていそうなのでホントに嬉しい。その頃の日記にレコーディング後のことも書いてあるので、正確な事がよく解る。つくづく日記というのは書いておけば、それなりに、なにがしかの役にはたつ。
久しぶりに長くなるかもしれないけど8月10日分と11日分をのせておく。
8月10日 性格がずぼらな猫かもしれない。僕とほとんど同時刻頃まで寝ている。朝になったからといって飯のために鳴くということもしない。(出来ることならばこの頃に戻って欲しい)ゆうべの飯の食い方を見ていると食が細いようにも見える(はっ)。もともと子猫など飼ったことがないから、何を基準に判断すればよいのかが分からず困る。とりあえず1回分の分量は猫缶半分に猫用の乾きもののようなものを少し、それと水の皿とミルクの皿を別々に並列しておく。当たり前のことかもしれないが、一度きにどっと食うようなことはせず気が向いたら少し、腹が減ったら少しとある意味では健康的な食い方をしているようではある。 昼時にトイレを覗いて砂をかき分けてみると、3つほどうんこが埋まっていた。まあ、排便は順調なようなので一安心。猫の排泄物は臭いと聞いていたが確かにすごい。本人が砂をかけたがるのも理解できる。夜になって何かの儀式なのか突然あっちこっちと、ものすごいスピードで家の中を走り回る。外で遊べないための代理的な運動行為なのか。それれにしても尋常じゃない。目を見ていると何かを狙っているかのように明らかに獲物をとらえているようだ。僕にはそれが見えない。何かはぐらかされているようで呆然と見ているしかなく、不気味である。
8月11日 久しぶりに天気が回復した。自転車を出して東橋のプー横町まで出かけてみた。 台風も去り、すっかり秋の気配が漂いだしていた。川端さんに「幸男さん、猫飼いだしたんだって?」と聞かれ一瞬あせる。40面下げたオッサンが突然猫を飼い始めるという図が、いくら自分のことでは客観性を欠くとはいいながらも傍目から見ればどういう風に写るかは想像つく。自分だって昨日まではそういう風に考えただろうから、そのことについてあまり積極的に話題にのせるつもりはない。 家に戻ったら、さみしかったのか初めて玄関まで迎えに出てきた。 今朝、クマから電話があった。本当はこっちからかけなければと思いながらも延び延びになってしまい、すまないことをした。それにしても梅鉢氏は相変わらずだ。何のリアクションもないまま1週間が経とうとしている。こっちとしても色々先々の仕事の段取りが組めず、往生している。夜になり、9時頃だと思うが姉と大介がスプーンを見に来た。姉はもともと生き物を飼ってみたいと思っていたらしいが、ダンナが大の猫嫌いということで、ため息をついていた。今日はなんだかふて腐れているように寝てばかりいる。この調子でいくとこっちが寝る時間にはすっかり体力が回復してしまい、夜中にあっちこち走り回られそうだ。 気圧のせいか、右足太股の内側が針で突き立てられるように痛む。神経痛か?
感想;なんだか緊張しながら1匹と一人は暮らしてるようだ。
さっきまで小室哲也の結婚式をテレビでやっていた。これを打っていてチャンネルを変えるヒマがなかった。世の中ますます凄いことになっている。ナンシー・関よ!何故あなたは死んでしまった?
青い虚空 J・ディヴァァー テレビ消灯時間4 ナンシー・関 新・ゴマーニズム宣言12 小林よしのり BROTHER BAKER SHOP BOOGIE
寒い朝 猫がのっちり 悪夢たつ とても重い 4点
窓打つ 雨の音に 春の訪れを聞く 空の色や 春の香りを 想い
優しい 気持ちなのに 季節に 追い抜かれそう 淋しさの せいなのかしら
街は どしゃぶり 心も 湿りがち 今日はなんだか 一人暮らしに 飽きてしまい ブルー 街は どしゃぶり 心も 湿りがち
一人暮らしに飽きていたらしい。この頃は。 飽きてはいたんだけど、一人暮らしが嫌いかというと全然そんなことはなかった。ブルーな筈なんだけどオケは結構明るくルンルンしている。春の賑わいが好きで、その中に居ること想像して喜んでいるという当時の性癖。 僕の基本姿勢は窓から世間を見ていて、積極的に世の中とかかわっていこうという姿勢はまだない。 振り返れば耽美的傾向が著しい。 もっと気取って言えば耽美的浪漫派疎外系イヤな奴。あってる。 3月にベスト盤がキングから出るという話だ。ついては選曲にちょっと絡んでみないかと言うことで、今、色々とシャッフルの真っ最中。ベスト盤と言うのはどういう趣旨でやるものなのか一瞬だけど見失った。自薦集と言うことではないので変な偏りは避けるべき何だろうな? 勝手気ままに選んで良いと言うことであればこの曲は入る。
街はウワォウワォ ウワォーーー どしゃぶり 心もウワォ ウワォウワォ ウワォーーー 湿りがち
ハイ!皆さんご一緒に!
知らない言葉に触発されて歌を作ると言うことはよくある。30前の僕はこの言葉に引っかかったんだろう。何度か使ってしまうとその言葉の持っている魔法みたいなものが薄れただの会話の一単語になる。それでも何度使ってもドキドキするものは矢張りある。 まだ手をつけていない「ストリッパー」もその類。 着地点が見つからない。
今日は歯医者の日。口の中が歯医者の臭いで脳に効く。少し慣れた。 それにしても世間話の嫌いな先生だ。歯のことしか話さない。もしかしたら歯オタクかもしれない。 今度からはもっと注意して観察を続けよう。歯医者だから歯オタクの方がいいんだけど、ドームとかで会ってんだから少しぐらいはなにがしかの感想を述べあってもいいと思うんだけど、一切そのことにもほかのことにも触れない。僕のことは知ってるみたいで唄と歯の関係には相当気を使ってくれるので有り難いことは有り難い。 サッカーは別に好きでも嫌いでもなく、ただ単にドームが好きなのかもしれない。 もしかしたらドームオタクか? そんなわけはない。
2002年11月15日(金) |
中抜けで、はや、帰り道。ビユーーン! |
帰り
CHECK OUT 10時。 本番の次の日は大体早起き。それもすこぶるつき。どういうことでそうなるのか分からないけど、とにかく早い時間に目が覚める。オッサンでということと何ら関係はないと思う。それでもホテルにはヤラシいヴィデオがついているのである程度過ごすことは出来る。それも30分が限界で後はもう何もかも一緒で、通常放送の屋上カメラの映像を日が昇るまで眺める。ライブの次の日はある意味とてもつらい。
もう眠れないことは分かっているので、持ってきた本を読み始める。件の「スキッピング・クリスマス」ジョン・グリシャム。ホテルのくず入れに叩き入れた本。多分、寝不足と自分の予想を遙か超えた最悪の中盤からエンディングにかけての展開。クリスマスをボイコットする中年夫婦の話で、世間の非難中傷にもひたすら耐え、敢然と豪華クルージングを決行する話だった筈なのに突然の変節。途中までとても気に入っていただけに。朝の6時。頭の奥でぶつんとキレル音がした。それはないべ?そっちにいくの。もう絶対に許さない。僕は基本的に本と映画にはとても寛大でB級、いやC級まででも許せる人間だったのに。ハアハアと息が荒くなるほどカッときた。昔プロレス中継で興奮して昇天した人もかくあらん。危ないところだった。
まっすぐ上野駅に向かう。 何とか荷物を一時預かりに入れようとしたらどこにも見あたらない。駅員に聞くと、今はもうコインロッカーのみで一時預かりはないという。世の中日に日に不便になってゆく。仕方ないので手荷物とギターをコインロッカーにいれようとしたところ、ギターがどうしても入らない。くっそー、二つ折りにしてでも入れたいのだがそうも行かず、ギターだけは担いで東京の街を徘徊しなければならなくなった。 本当に用が済むと、このギターという奴はただの厄介者に成り下がる。薄うす余されモンじゃないかと思ってはいたのだが、持ち歩くと邪魔なことこの上ない。つくづくピアニストにならなかったことが悔やまれる。逗子の檜山君の所まで行こうと思っていたが断念。高々ギターノ重さに友情が負けてしまったと人は非難をするだろうが何とでも言え、ライブが終わって、朝気を失うほど血圧を上げた身には背中のギターは果てしなく重い。 仕方ないのでパチンコ屋にはいる。朝の11時からパチンコだそれもギターを担いで。ほぼトホホ状態。まだ6時間半ある。もうこれが全然楽しくない。日曜日で知り合いの事務所もしまってるし。次はどこに行く?パチンコ6000円スル。
どうにも時間がつぶれないので映画を見倒すことにした。そして死んでもこの上野からは一歩も外にでないと決めた。全ては背中のギターのせいだ。余程宅急便ということも考えたのだが。不憫に思えたので背負い続けることにした。上野が好きだというわけじゃない。時間が経つに連れてとんでもない人混みへと上野は変身してゆく。とてもうっとうしい。今日はわりあい感情的に推移していくみたいだ。寝不足も関係している。かといってこのまま電車に乗ったら気持ちよく寝られるかというとそんなことはなく、どうなることやら。 「ザ・リング」ハリウッドらしく話が簡単で、前半は日本版とほぼ同じ作りになっている。このまま進むと確実に寝てしまうだろうと行ったところで少しずつ変わっていく。本読んで、日本版見て、テレビ版見て、ハリウッド見て、 結論。 僕はやっぱりリングが嫌いだ。 次にまだ時間が余っていたので飯を食いに上野。上野から出ていないんだっつうの。僕の趣味に合っている飲食店が異常に多い気がする。とてもハッピー。 コロッケそば。 立ち食いそば屋でもこれを食っている人を僕は見たことがない。 外道。 一言注意しておく。僕は金がなくって、いや経済が逼迫してここに至った訳じゃないことを強く言っておく。 好きじゃないけど食いたくなるものの一つ。いくら説明しても泥沼に足を入れている感じがするので止めにするが、なめんなよ。ちくしょうー。
札幌では絶対食わないもの。札幌にはまあないだろう。人に見られたら確実に後ろ指もんの食い物。
2本目。 「凶器の桜」 窪塚は今日も窪塚だった。昔ほど感激の度合いが薄れてきた。 そろそろ別の窪塚を捜そうよ。
16時30分 電車に乗り込む。
16時50分 ようやくしゅっぱーーつ。 夜汽車よ札幌へ。
疲れたからいい加減、途中だけど終わりにする。まる。
久しぶりに鏡を見たら顔がとっても疲れていた。 故に今日は休みです。 それにしても道路が凍っている。ディノスの前の道路で今年も女どもが派手に転んでいる。それもあられもない姿で。パンツはきちんと毎日はきかえようね。忠告。
2002年11月13日(水) |
明日は本番だというのに爪が割れた |
本も2冊(「スキッピング・クリスマス」ジョン=グリシャム、「植村直己 妻への手紙」植村直己)カバンの中に突っ込んであったのだが結局は1度も開くことなくずっと外の景色ばかり眺めていた。 スキッピング・クリスマスだけど、あとでとっても腹立たしい思いをすることになる。あまり頭に来てホテルのゴミ箱に叩き捨てたという曰く因縁付きの本だった。まだ途中だからこのことはもっと先。 横に流れていく風景よりも、趣味からいえば前からドンドン迫ってくる景色の方が圧倒的に好きだ。一度、釧路行きの特急の最前列にまんまと当たったことがあった。あのときは本当に僕の至福の時だった。バスでも何でもチャンスさえあれば一番前の席を狙っている。子供みたいだなんだかんだいわれても僕は兎に角前の席だ。どう考えても特等席だと思うんだけど世間の人たちはそれほどこだわっていないみたいなのが不思議だ。楽しいのに。
青函トンネル。 閉所恐怖症とのダブルパンチ。生きた心地がしない。酔っていることが唯一の救いだ。まだ誰も叫びだしている声が聞こえてこないから辛抱のしどころなんだろう。 何の前触れもなく突然トンネルが終わる。汽笛を鳴らすでもなく、本当に何事もなかったかのようにさらっと抜けてしまう。そんなに大事ではないのは分かるけど、僕は果てしなく間抜けに見えてくる。
寝具に右の人差し指の爪が引っかかるなあと思って電気をつけて見てみると、割れていた。この指の爪がないととても辛いことになる。フィンガーリングとピック変わりに使っているので奏法を全然変えなければならない。もしかするとストロークだけのパワー系にしなければならない。割れたところを切り落とすか、それとも明日まで放っておきセメダインで張り付けるかなかなか決心が付かない。 結局は切ってしまったんだけど矢張りしっくりこない。
和朝食品切れ。7号食堂車に行ったらみんなフルーツを食っていたから変だとは思ったんだけど、和食はもう品切れだという。なんなんだ!おい!朝はご飯が食いたい。がっかりする。僕は結構感情がネガティブかもしれない。 悔しいからメニューを載せる。ここは全然脈略がないなあ。 出てきた順番 フルーツ(キューイ、オレンジ、未確認フルーツ)オレンジだけ食う グレープフルーツジュース サラダ、牧場のヨーグルト 皿もの(スクランブルエッグ、ソーセージ2本、ハム1枚、フライドポテト) バターロール、パン(?)ウイズ ジャムとバター コーヒー 計1,600円
東京まであと3時間 窓の外は僕の好きな高圧電線鉄塔群が始まっている。もう1回あの鉄塔映画が見たいなあ。
2002年11月12日(火) |
僕は旅人じゃないから個室ったって牢屋だよ |
北斗星、東京行きの中で考えたこと思ったこと。
狭ーーーい。 動く牢屋。東京までもたなくって、途中で降りてしまうかもしれない。そうなったら一気に蒸発、行方不明者になることもあり得る。船で何にも問題なかったのに。あのねえ、今度何かブッキングするときに是非僕にも相談してね?
部屋の狭さを見ないようにするため札幌駅を出たとたん、灯りを消す。外から漏れてくる灯りも服やコートできっちり塞ぐ。外の景色だけが見える。 千歳を過ぎるともう何もすることがない。独り言とエムシーの練習に拍車がかかる。2時間もやっていたらさすがにもう何も意見はなくなって酒を飲むことにする。 「ストリッパー」というタイトルが突然湧く。テーマはもうその段階で決定。詰まらないお笑いと、バタフライをとらない歌い手は果たしてどっちが罪か?コミックソングか?まだどっちにもつかないことにしているので行く先は見えない。
国道沿いの夜中のガソリンスタンド。レジのテーブルに突っ伏して居眠りしている従業員。 回転間近のコンビニの突貫工事。その少し離れたところにある先のない酒屋。どの灯りも遠くから見ると蛍の灯りのように力がない。そろそろ旅人モードが入ってきたか?
歯を20分かけて磨く。最近の僕は歯フェチなのだ。桑田といい勝負かもしれない。
事務所から携帯を持たされる。正直に言うとウレシカッタ。なるほどこれが携帯かといったところだけど、使い方の説明が全くなかったのでどうして良いか全く分からない。別に今までだって困らなかったのだから、これからだって困らないだろう。着信が何通かあるみたいだけど、これも開き方が分からない。もしかすると、開く意志が僕には全くないのかもしれない。
夜の室蘭の工場風景はムッチャクチャかっこいい。僕が映画監督ならここを使ってSF映画を撮る。北海道とは違う風景がある。住みたいとはあまり思わないけど。
ノートに書いたものの羅列、感想などが混じっているので時間軸に沿って進んでいるわけじゃないのだ。
今週、毎日書くかもしれない。 今日はまあだ旅疲れか残っているのでここまで。 最後になったけどいつも本当にありがとう。ライブの参加心から感謝しています。 今日の歯医者情報。歯石とりと虫歯の神経殺し。僕はこれから毎週1回、延々と歯医者に行くことにした。そうすると取りあえず、歯の色々な予防は完璧なのではないかということに気がついた。日記だって真面目に続いているんだからこれは可能かもしれない、が、ここまでにしておこう。
おやすみ、ミンミンゼミ。
2002年11月07日(木) |
♪ジョージァ ジョージァ アンアンアンーーー |
これから夜汽車に乗って上野に向かう。気分は集団就職のぼんず気分。 明日の昼には東京の人。その前に最大の関門、青函トンネル。こわい。やだ。 何かお守りをみつくろって持って行かねば。 とにかくこれから電車が俺を待っている。途中で声だしを2時間ほどしていくので、もう出かけなければならない。 さあ、みんな頑張ろう! 失礼、頑張るのはのは僕でした。 夜汽車よジョージァへを歌いながら僕は旅立つ。 はい!大きな声で いってきます!!!!!
こんな さみしい夜は 夢でも 見ながら 夜を過ごす 過ぎ去った昔の 友達のこと 夢見て アハハ アハハ 笑いながら 目をさます 僕もひとり 一人 一人 独りぼっち
いつか きっと君も 僕のこと思い出し 夜を過ごす 青春の光が きらめくでしょうか 夢見て
『うたごえ』という店に出入りしていたことがある。もともと、いわゆる、歌声酒場からスタートした店で、客同士が連帯してロシア民謡などを合唱していたようだ。尤も僕が行った頃はそういった歌声運動も廃れ、さてどうしようかといったところだったと思われた。僕はそういった店にほとんど興味見なく、むしろ嫌ってたほうだった。連帯とか団結という言葉に、70年安保の学生運動のいい加減さを見てきたので、インチキ臭さしか見いだせなかった。ただそのころ(1972,3年)になるとアコースティックギターを持った、若い、僕らのような奴らがススキノの色んな店(ライブハウスのはしり)を掛け持ちしてかなり荒っぽく稼いでいた。すごいのになると月収60万とか、ちょっと信じられなかった。一種のフォークバブル。 『うたごえ』もそういった人種が集まるようになり、かぐや姫や揚水、たくろうなどが頻繁に歌われるようになり、その歌い手をひっきりなしにマスターが捜すということになっていた。 歌わなくても良いという約束で伸治のバックでアコギを弾くことになった。人の唄を無定見に歌うことにはその頃から抵抗があったのだと思う。それでも何度か歌うことを勧められたがしばらくは抵抗をしていた。後になって2,3曲歌うようになった。オリジナルを歌うことは別に問題はなかった。むしろマスターは奨励していたムキもあったから、意地張らないでやればいいのに、何かに抵抗していた。 ギャラは一晩500円から1000円の間だった思う。白石平和通り13丁目までのタクシー代にもならず、終わるといつも豊平橋をギター担ぎながら渡り5キロはあったろうか家まで歩く。性格も暗くなるはずだ、実際。 すこしずつ店に慣れ、人になれてから曲を書き始める。 ある日店の二階で(二階がマスターと家族の生活空間になっていた。ようするに所帯)お茶を飲んでいると、「幸男君、昨日夢見てさあ?何がおかしいのか分からないんだけど、笑って目が覚めたよ。隣でおっかあ、気味悪そうにしてさあ。昔の友達が沢山出てきてただ、笑ってるんだよ。」。ふーんという感想しかなかった。床を伝って、下で歌っているデュオの唄が聞こえてくる。その時の正直な感想は、俺はまだ、昔の友達が夢に出てきてへらへら笑うほど年寄りじゃない、といったようなとりとめのない感想しか持てなかった。でも、夢の中で笑うということが引っかかっていた。多分その話を聞いてすぐ作ったんだろうと思われる。始めに聞かせたのがマスターだった。いいねといったことを僕は覚えているけど、マスターはきっと覚えていないはずだし、この歌を始めに聞いたことだって絶対覚えていないことは請け合ってもいい。 何年か前に一度ファクトリーの通路でばったりあった。店ははもうとっくにやめて悠々自適に暮らしているそうだ。 僕は時々あの店の二階の風景と、豊平川をギター担いで家に向かう明け方の自分の姿を思い出すことがある。 その頃、百章を抜けていた僕は路頭に迷っていた。
東京に行く前に決意表明の臨時号を出します。
2002年11月01日(金) |
さハァさハァきでフゥ。 |
この間、サッカーの試合の帰りにドームの通路で近所の歯医者にあった。そうか、そうかあなたもサッカーファンだったのね、と言うことでしばらくぶりで歯医者に行くことにした。 今回の百章の練習しているときに、色んな所を伴や稲村さんに勧められたんだけど、結局は隣の歯医者が一番コンビ二エントなのと行き易さ、それと継続性を考えてみると隣しかないべ、という結論に落ち着いた。ただ良くないことが一つある。 それは、そこで働いている女の子達がカワイイ。 あまり人に見せたくないところを彼女達に無理矢理見せなければならないと言うのはとってもツライのね?「どうしてこんなになるまで来ないわけ?」、とか「途中で来なくなった弱虫、臆病者、根性無し、卑怯者。」などいった非難、中傷などが彼女たちの頭の中から漏れてくるような気がするのだ。僕は歯医者で突然サトラレ状態になるのだ。被害妄想で孤独になるにダヨ、じっさい。 できることならば歯医者はあまりかわいくない子(非難を恐れず言わせて貰えるならば、かわいくない度は果てしなく低いのが益々望ましい。)や男だけにして貰えないだろうか?ということを切に要望したいにだけど。身勝手な希望なんだろうな? そんなわけで今ちょっと、発音が変かもしれない。サ行に幾分空気が混じる。僕の家の留守番電話状態なのだ。歯医者に行った帰りに録音を入れて、そのまま何年ほうったらかしでも使っている。根がずぼらなのだ。入れ直そう、入れ直そうと思ったままだ。 「さハァさハァきでフゥ、ただ今留フゥにして、おりません。メッセヘェーじをいれてくだファィ。宜しくお願いしまフゥ。」、あまり気づかれてはいないようだけど、入れた本人が聞くとこんな風に聞こえる。 おっといけない、こんなに時間がかかってしまった。 きょうはこれからまた歯医者。サ行の進展を図りに行く。その前に風呂。 する事はやまほどある。 んなわけで。やめる。 日記の日記は来週。 それでは中村楽気店で。たのしいーーーぞ。きっと。 ときどきフカヒレを食べよう。8点。
sasaki
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