不公平な救世主

犯罪履歴数世代前千年先


2006年12月30日(土)

世界を嫌っていた
人間を拒絶していた
君を憎んでいた
全てを恨んでいた

あまりにも大切だったから。

ねぇそんな昔話。

2年前は、独りで孤独に溺れて勝手に拒絶。
1年前は、三人で世界に混じって独りで羨望。

ねぇそんな昔話。

7年前は、全てを憎んでいて信じて愛してたのはただあの人だけ。

それも昔話。


いつか笑うことを願っていたし
いつか誰かが触れてくれることを祈っていた

だけど一人でいいと思ったし
幸せなんていらないと思った

反逆と絶望が大好きで
服従と希望はくだらないと思っていた

それでいいと信じてたし
それしかないと思い込んでいた


そうだね、きっと、幸せなんか知らなくて
愛情も知らなくてわからなくて
好きでもない人を好きなフリして寂しさ紛らわせて
同じ道ばかり歩いて
同じことばかりして
同じ日々を生きて、

そういう過去なら、私にもあったかもしれない。
奪われても構わない程度の過去なら。


あなたの過去は、美しいんだろうか。


2006年12月25日(月)

くるくるくるくる
空回る
音がする

くるくるくるくる
どうしようもなく
加速度的に離れていく

くるくるくるくる
『感情なんていらないから』


2006年12月23日(土)

余計なことですか?
余計な気分ですか?
そんな気分は無駄ですか?

悲しい現実と、楽しい過去。

わかんないよ。

私は過去を全部否定してしまいたいから。
あなたの過去も否定してしまいたいから。
その上に現在があることも、わかっているのに。


絶望だけしてればいい。
希望なんて必要ない。
私さえいなければ、世界はもう少し正常で清浄。
私に何かを望む権利なんてない。
私に与えられるのは、絶望と孤独だけ。
そんなことは、きっとずっと前から決まっていたことなのに。

私は私を許さない。
幸せを望む自分を許さない。
生きることを許さない。
希望を許さない。
全部許さない。

ああ、こんなにも空気は冷たかったっけ?


2006年12月19日(火)

待っていた
ずっと待っていた
ずっとずっと、その言葉を。
その言葉だけを。






ごめんね、傷つけることはわかっている。
ズタズタにしてしまうことはわかっている。
それでも。
それでも。
もう無理だから。
大切なものを奪うよ。
ごめんね。
あなたを知らないけど、あなたを憎む。
理不尽なのはわかっている。
残酷なこともわかっている。
それでも。



今なら、あのときのあの人の気持ちがわかるよ。
「ずっと待っていた」
そうだね
あの日の涙も嘘ではないけれど
今はもっと、この手で触れられる。


「存在してくれて、ありがとう」


2006年12月17日(日)

これ以上嫌いになりたくない
のに
憎しみが全てに般化し始める
全部嫌い
何もかも嫌い
邪魔しないで
(邪魔したのは私なのに)
ここにこないで
やっと見つけたから
もう奪わないで
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い


2006年12月12日(火)

忘れてしまったこと

だめ。


だめ。


守らなきゃいけなかったのに。

守らなきゃいけないのに。

ごめんなさい。


不器用な笑い方。

ごめんなさい。


間違ってないのに正しいのに、そんな言葉を言わないで。

ねぇ。


2006年12月11日(月)

気持ちいい言葉ばかり待っていたわけではないけれど。
限界なんて、案外あっけなく来るもので。
終わりなんて、案外すぐそばに見えるもので。


約束なんて、もう忘れたでしょう?
記憶なんて、あっけないでしょう?


いいよ。
別に。
はじめからこうあるべきだったから。
最初から間違ってたのは、私だから。


正しい道に戻りなさい。
行くべき道に帰りなさい。


美しい言葉だけなら、誰だって吐き出せる。
それでも一瞬だけ、煌いていたのに。


2006年12月07日(木)

言葉を信じないけれど
口をついて出るのは
不透明なことばかりで。


そんなことを言いたいんじゃない。
そんなことは言葉じゃない。


見付けてしまった。
見詰めてしまった。
追い詰めてしまった?



ダメかも知れない、この、世界なんて。


2006年12月01日(金)

願いは届きますか?
祈りは聞こえますか?


わからない
そんなのは知らない
そんなことは知りたくもない
想像がつかないから
長すぎる時間
独りきりで?


苦情