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2001年07月28日(土) 気狂いメディアの汚物合戦

便器メディアがまた汚物漁りに精を出している。御苦労な事だ。
関西辺りで中一少女が高速道路に放り出され死亡した事件やら宰相が選挙演説で乞食発言云々・・。
そもそも、あの中一少女はどういう人物なんだ?12歳にして養護施設から学校へ通っているというらしいから尋常な環境に生きているとは思えまい。特殊なアウトローだ。
アウトローにはそれなりの生き態がある。そんなものは真っ当な一般市民の知るところではない。
勝手に殺されようがくたばろうが知った事ではないんだ。放っとけよ。
乞食発言報道も笑止千万。乞食を乞食と言ってどこがおかしい?
乞食に失礼だろ。乞食だって肩書きにプライドあるんだよ。
昨今の児童虐待報道にしろ、よく聞けばみな真っ当ではない人間のクズが起こした事象ばかり。
いつの世もこんな輩はごろごろいる。それを黙殺することが文明社会の身だしなみじゃなかったのか?それよりもっと伝えるべき建設的献身的博愛的ニュースがあるだろう?
ゴミや汚物と一緒にするな。
そんなクズのしでかした下らない戯れ言を現メディアはこれでもかこれでもかと垂れ流す。
例えれば道を行く一般市民にいきなり汚水をぶっかけて

「どうだ!こんなに汚いものを捜してきたぞ。喜べ!うひょ!」

と喚いているようなもの。
メディアはもはや気狂いの域に達している。
それに気が付いていないのがメディア自身である訳だから始末が悪い。
情報網を独占した気狂い。

正に「気狂いに刃物」とはこのことである。


2001年07月27日(金) 黒電話と紙と鉛筆で十分

IT産業が不調だそうである。
ブロードバンドやらデジタルTVやら派手に煽っているもののそもそも誰が欲しがったというのか?
インターフェイスが従来のままのPCをこれ以上普及させようと考えること自体不自然だというのに。
いくら高速通信が可能になるとしてもいったい何を受信し発信しようというのか?
宣伝文句はあいかわらず旧態依然とした映画、音楽配信位のもの。日本人のどこの誰がそれを渇望しているというのだ?映画、CD、ビデオ、本・・そんなものは従来の方法で十分入手可能。わざわざオンラインに頼らねばならぬ積極的理由はない。
一方、発信する個人の側も高速通信が可能になったからといってそれに見合うコンテンツをどれだけ作れるというのか?動画?そんな情報量の多いものを人が見るに耐えうるものに編集する時間はどうするのだ?精々アングラAVが繁盛する位のもの。
大量の情報を送受信することが可能になったとしてもそれを消費、生産する時間は変わらない。
一日24時間は不変なのだから。
まさかPCに24時間張り付いてろとでもいうのか?
根本的に配信される情報がまったく従来のものと異なる性格のもの(たとえば自分の固有遺伝子情報とかメディカル情報、人格を移植したOS上にデジタル化したもうひとりの自分をインストールして自律的にライン上で情報交換させる等)にならぬ限り、従来のインターフェイスではもはや生身の人間がPCを道具として扱うことは限界なのだ。
ソフトが変わらぬのにハードだけ進化しても需要が見込めぬのは当たり前のこと。
人間のほうが進化しない限りブロードバンドなど宝も持ち腐れ。生身の身体に魂が宿っている限り、真の意味でのマシンとの融合は幻想に過ぎない。
デジタルテレビも愚の骨頂であろう。
数年後には従来のアナログTVは使えなくなるという。そんなにまでしてデジタルにしなきゃいけない理由もこれまたないのだ。単に電機通信業界の都合でそう決まったに過ぎぬ。
もっとも汚物みたいなTV番組ばかりが氾濫する昨今。見られなくなっても誰も困りはしない。むしろTVそのものから決別する良いきっかけになろう。デジタルTV化は皮肉にも地上波TVの自滅を意味するかも。
いずれにせよもうITごっこに付き合うのは馬鹿馬鹿しくなった。
結局、愚衆には黒電話と紙と鉛筆で十分なのである。


2001年07月23日(月) 靖国の行方

半世紀前の戦争で殉職した英霊の魂が合祀されている靖国神社。
そこから戦犯だけを分祀するという話がある。
それでアメリカのアーリントン墓地のように無宗教化し外国の賓客にも参拝できるようにすると。
愚かな。
國に殉じた者を戦勝国の理屈で処理した情況をただ踏襲することに何の意味があるというのだ。
いうまでもなく、先の大戦はプライドある男子が国家神道に殉じる宗教行事であったことに他ならない。
死してこの國の神聖たる大地、水、大気と一体化し、八百万の神に取り込まれたのだ。
なんと喜ぶべき事か。
不要な身体を捨て魂を新たなステージに昇華させた偉大なる業。
それが大東亜戦争の真の目的。

かつてこの國には靖国という死の拠り所があったのだ。

その神聖たる聖地に祀られた魂をこともあろうに掘り出し、バラバラにして邪教の玩具に貶めようとするのか?
この行為は英霊を辱め、国家否定そのものにつながろう。
こんな愚行を画策し、邪教徒に媚び諂う現行政府にこの國を預けなければならぬ悲劇。
そんな者共が偽善の仮面をして終戦記念日に靖国参拝など許されようか?
連中にそんな資格はない。

今日もまたゴミのような愚衆議員候補者が街中で喚き散らし、票を哀願する。
病気の豚に餌を蒔くような参議院選挙。
救いようのないこの絶望に風穴を開けるにはもはや陸海空三自衛隊による一斉ほう起クーデターしかないのは周知の事実。
悪臭を放つ豚には屠殺場に行ってもらわねばならぬ。
そして清浄なる大地を取り戻し、靖国を絶対神聖英霊地区として死守する防人を選出することこそが先決。
この國の未来はプライドある自衛隊将兵諸君の行動次第だ。
決起の日は近い。


2001年07月20日(金) サミット報道

伊太利ジェノバにて先進国首脳会議なる茶番劇が開催中という。
例によって邪教徒配下の国際金融機関による世界支配の段取りを決める会議だな。
そんな胡散臭い会議だから会場周辺にはどこからともなく民衆が集まり投石などしているのだろう。
そんな解りきった情況なのにメディアはそれを「反グローバリズム」などまわりくどい言い方をする。
なぜならメディア自体、国際金融機関の配下にある訳だから本当のことは伝えられないってことだ。
「グローバリズム=邪教徒による世界奴隷化計画」・・子供でも知ってる真実をメディアはけっして噫にもしない。
欺瞞と偽善をこれ以上、装えなくなったらメディアはどうするつもりなのだ?

真実はもうメディアからは伝わらない。
メディアは国際金融機関の都合しか伝えない。
よく憶えておくがよい。


2001年07月10日(火) 負け犬の遠吠え

負け犬の遠吠え。

新しい歴史教科書修正に応じない日本当局の対応に韓国、中国が猛反発しているという。

安心せよ。
そもそも日本にそんな教科書で近代を学ぶ學徒などもういない。愛国心の意味さえ理解出来ない日本学徒には馬の耳に念仏。もっとも教えるべき子供の絶対数が減少しているのだから洒落にもならぬが。

そんな状況下、ろくに外交手段を持たぬ日本が今更教科書問題で近隣諸国に虚勢を張ってどうなるというのだ?
土下座外交がみっともないからといって、一転いきなり偉そうな事言ったところで所詮犬の遠吠えにしか聞こえぬよ。
中国から「核ミサイルぶち込むぞ」と恫喝されたらどうするんだ?
何一つ対抗出来ず、すごすごと引き下がるしかあるまい。
報復する手段もない國が偉そうに主権を主張するのは愚の骨頂。
外国にモノを言う前に足下を固めよ。

核武装なき国家に真の主権は存在しない。
過去をうだうだ言う前に核兵器配備を急ぐことが先決だろうが。

こんな当たり前のことさえ出来ない日本の偽政者が「教科書ごっこ」で狼狽える様は惨めでならない。
いっそのことジンギスカンは源義経だったと記述したほうが一興だったのでは?


2001年07月09日(月) 骨太改革の罠

「骨太改革」?
なんだそれは?
現在、國の借金は666兆円。主要16銀行の不良債権は12兆7000億円あるという。
それを抜本的に解消するために「痛みを伴う」改革をするという。それが「骨太改革」だと。
結果的に失業者が150万人〜530万人発生するというがそれで日本経済は健全化するという。

いい加減戯言に付き合うのは飽き飽きした。

日本経済の健全化というお題目はこの10年何回聞かされたと思う?
そんなもの誰も望んでいないのだよ。
バブルで破綻した連中の救済のために何で真っ当な日本人が巻き込まれなきゃいけないんだ?
そもそもバブル経済とその崩壊に続く不況とかいわれる『情況』は誰が何のために起こしたのか知らぬとでも思っているのか?
日本の財産、生命、文化等あらゆるものを搾取するため国際金融機関が画策した大陰謀であることは誰でも知っている。
バブル以降の経済政策で結局誰が潤った?
欧米とその背後にいる国際金融機関だ。
日本国民は食い物にされただけではないか?
日本経済の健全化とか日本発の恐慌阻止とか、綺麗事並べているが全部国際金融機関の利益になることばかり。結果的に日本国民は合理的に搾取され続けてきた。

この得体の知れぬ改革のボルテージを更にアップした小泉なる男がメディアに後押しされて宰相となって数カ月。
支持率は今だ異常に高い。
当然だ。メディアがそうなるよう操作しているのだから。
最近、民放のスポンサーに外資系の企業が幅をきかせはじめた。彼等が提供する番組全てが小泉を支持する内容で占められている。
なぜか?
それは彼等にとって小泉が必要だからである。
真の権力者は常にメディアの背後にいる。小泉はその権力者の操り人形に過ぎぬ。
だからして小泉はその権力者の利益になるよう無垢な人々に訴えるのだ。
「骨太改革」とは最終的に日本を国際金融機関に売却する手段に過ぎないのは言うまでもない。
だが、小泉が言うと恰も日本再生の特効薬のごとく錯覚してしまうのだ。

外国勢力の操り人形が宰相となり、痴呆老人が財務大臣を勤めるという危うさ。
その痴呆老人は今日も欧州で開かれているサミット財務相会合で日本の「貯金通帳」を騙し取られるべく失禁外交を曝している。
メディアはそれを恰も喜ばしいこととして報道し国民も額面通り受け取っている訳だ。
「小泉内閣は日本を再生してくれるんだ」とね。
愚かな。
実は破滅へのスパイラルまっ逆さまに堕ちていくことも知らずに。

「骨太改革」によって肥え太るのは誰か?
少なくとも日本ではあるまい。

「骨太改革」の後日本に待っていることといえば経済の崩壊と国家解体に伴う内戦と飢餓位であろう。
今から覚悟しておくことだ。


2001年07月08日(日) 頭がおかしいオリンピック選手

シドニーオリンピック出場の銀メダリスト女子水泳選手が現役引退して「役者になりたい宣言」したという。
偽善者を堕落させるにはほっぺたを札束で2、3発叩けばよいことがまた証明された。

湯水のような大金が何故TVメディアに注ぎ込まれているかいまさら説明するまでもない。
メディアの背後に潜む邪教徒の策謀に引っ掛かれば昨日の国家英雄が今日には糞尿に塗れてばか騒ぎする人間の屑に早変わり。
だから言ったろう?
オリンピック代表選手の選定にはその人物の愛国心や人格も考慮しろって。
國の誇りよりも目先の銭に釣られる愚か者にメダルを与えてしまった失策の責任は誰が取るんだ?
彼女こそ処置入院させるべきなんじゃないのか?
異常者というのはああいった国家の裏切り者に対して呼称すべきなのだ。
役者がやりたいなら精神科の隔離病棟でやらせればよい。
頭がおかしい人物でもオリンピック代表選手に選ばれてしまう所にこの國の絶望がある。


2001年07月06日(金) 惨めの極み

沖縄駐留米兵が犯したといわれる婦女暴行事件で容疑者引き渡しが難航しているという。
起訴前に逮捕勾留したいとする日本側とそれに応じない沖縄駐留米軍。
法的には米側が日本の要求に応じなくとも問題はないそうだ。日米地位協定ではそうなっている。
にもかかわらず何故日本側はそんなにも執拗に引き渡しをせがむのか?

この國の行政府は事あるごとに沖縄の婦女子を引き合いに出して米側から譲歩を引出そうとする。
何故ならば米側と対等に交渉するにはそれ以外何の手段もないからである。
以前も同じような事例で普天間基地返還を現実のモノにした例もあった訳だから。
結局、婦女子が米兵に暴行されない限り、何一つ口が利けないのがこの國の対米外交なのだ。

これが文明国のすることか?
冗談にも程があろう。
所詮、沖縄など実質的になお米軍占領下にあるのと同じ。
もともと沖縄に日本の主権は存在しない。お慈悲で建前上日本の沖縄県と称しているだけのこと。
にもかかわらず、あたかも日本に司法権があるような口の利きかたは傲慢ではないのか?
アメリカの慈悲の下に「沖縄県ごっこ」が出来る訳なのだからあまり偉そうな事はいえないのだ。
本音のところ沖縄の婦女子は米兵の妾として献上されなければいけないところをこれまた米側の慈悲でとりあえず一般市民として扱ってもらえるだけでも感謝しなければなるまい。
米占領下の沖縄県民は奴隷と大して変わらないのだから。
そんな米側の慈悲も知らずに、やれ「レイプ犯の米兵を引き渡せ」だの「国民感情が許さない」などと言えた義理か?
戦争に負けた事を忘れたのか?
いい加減アメリカ側も辟易してきたと見えて容疑者の米兵引き渡しになかなか応じなくなった。
内心「ハワイ沖衝突事件で日本側に大きく譲歩してやったのにいい気になるな。イエローモンキー!」とでも思っているのだろう。
そもそも核武装も強力な戦略兵器も諜報網も国家的戦略思想も国家宗教も存在しない日本が対外的に主権を主張すること自体、滑稽なのである。
有効な外交手段を持たぬ國が苦し紛れに思いつく事と言えば同胞の婦女子を矢面に立たせ、慈悲を仰ぐ事位のもの。
「うちの娘に手をつけたな。責任とれ」とね。
近代国家のすることか?これじゃあチンピラの恐喝レベルだ。
そんなことで譲歩を引出すしかない国家に外交権などあろうはずがない。
文明人としてのプライドの欠片さえない姑息な國、日本。

一方で欧米諸国はエシュロン(Echelon)という通信傍受システムを駆使してあらゆる情報を掌握し国家戦略を練っている。日本の主要な外交通信などほぼ100%傍受されNSA米国家安全保障局によって全て解読されているという。
日本の外交政策は最初から欧米諸国に筒抜けなのであるから何をやってもダメ。
釈迦の手の中でのたうちまわってるようなもの。
そんな状況下でやれレイプ犯引き渡せだのアメリカに向かってわんわん吠えるだけだから惨めの極みだ。冷笑を浴びるのがオチ。
昨今のアメリカ保守主義下では、そんな哀れな日本に譲歩するつもりはなかろう。むしろ米兵の利益を優先するのが道理。
「野蛮人の国で米兵の人権は守れない。だから容疑者引き渡しは拒否する」と言ってきたらこの國の行政府はどうするんだ?
それどころか、米軍が沖縄を武力で再占領する行動に出たらどうするんだ?

この國は何にも出来ない。何にもね。

何処の馬の骨か解らない夜遊び婦女子を唯一の外交交渉のコマに使うしかないこの哀れな國、日本。
そんな猿並の國が偉そうな事言えるはずなどないんだ。
米大リーグオールスターに何人かの日本人が選出されたというが米国民はどう思うか?
「黄色い猿のくせにアメリカ国技の大リーグで幅をきかせやがって。リメンバー・パールハーバー!」と叫ぶ者も多かろう。最悪の場合、この日本人選手は射殺されるかもしれぬ。
たとえそんな事態になってもこの國の行政府は何ら抗議する手立てもない。
この國はとことん欧米からなめられ馬鹿にされるサル国家に成り下がってしまった。
精々、ホットドッグの早食い競争でアメリカ人を呆れさせるのが関の山。

とことん堕ちるがよかろう。
プライドある日本男子を去勢迫害し、一方で幼気な婦女子や子供を道具に哀願を繰り返す姑息な日本外交。

こんな國に主権を訴える資格などあるか。


2001年07月05日(木) 祠の中の絶望

今から12年前の7月。
1989年7月25日、北海道大雪山系旭岳で遭難者救出に向かった北海道警察ヘリが山中に奇妙なものを発見した。

木を組み合わせて造られた「SOS」の字・・。

程なくその近くを捜索した警察官が人骨と共に幾つかの遺留品を回収。
その中にあった一本のカセットテープを再生すると以下のような収録音が残されていた。
1983年に発売された『超時空要塞マクロス』のサウンドトラック。
おそらくラジオのエアチェックであろう「リンミンメイ星の囁き」等のアニメ番組録音。
そしてテープの最後には助けを求める当人であろう男性の声が2分17秒録音されていた。

『SOS、助けてくれ。
崖の上で身動きとれず。(繰り返し)

笹深く上へは行けない。
ここから釣り上げてくれ。
場所は最初にヘリにあったところ』

警察で調査したところ1984年7月10日に大雪山系に入山したまま行方不明になった愛知県内の当時25歳の男性捜索の為にヘリを出動させた記録があった。5年も前の事。
またこの男性の家族や同僚からの事情聴取で彼がアニメ好きで身の回りの品にアニメのシールとかを貼り付けていた事が解った。
更に林野庁の植林調査用航空写真には1982年撮影のものには何も写っていないが1987年の写真にははっきりと「SOS」の木文字が写っていた。
ここから推測するにこの「SOS」の木文字を造った人物は1984年に遭難行方不明になったこのアニメ好きの男性であることが濃厚になる。
7月29日、地元のTV局クルーが現地に侵入し、現場近くの祠(ほこら)から彼の免許証と彼が描いたと思われるアニメの絵(ミンキーモモ等)が記されたノートが発見され、遭難者がこの人物であることが断定されたのである。
遭難から5年、偶然が重なってやっと発見された彼の骨と遺留品。
結局、木で組んだSOSやテープに吹込まれた救援を求める声は何の役にも立たなかったのである。
捜索に当った者達はSOSを木で組むより狼煙を上げた方がよほど発見される確率が高かったのにと彼の行動に疑念を投じた。
当時、まだ『ヲタク』なんて言葉はなかったが25歳のアニメ好き男性など世間から見れば無気味な存在としか映らず、メディアは『ネクラ男の哀れな最期』などと差別的に報じ、彼の死を散々嘲笑していた。

彼の名はK.I
1959年1月15日生まれ。
皇太子と同じ絶望世代の生まれだ。

彼は大雪山系の祠(ほこら)の中で何を思っていたのであろうか?
自分で描いたミンキーモモやリンミンメイやラムちゃんのイラストを眺めながら救出の時を待っていたのであろうか?
ヒグマが出没する危険な山中。マクロスのサウンドトラックがはいったテープを大音量で流していたのか?
「SOS」の木組みは手塚治虫の漫画からヒントを得たともいわれるが、彼にとってはそれが最も有効な連絡手段だったと信じたのだろうか?
だが凡ての試みは無駄に終わった。
おそらくうとうとしている所をヒグマに襲われ食い千切られてしまったのだろう。
発見された人骨は周辺に散らばっていたという。
25年間の彼の人生はマクロスをBGMにヒグマの餌と消えたのである。
そしてその死も単なる嘲笑の的として扱われ、散々弄ばれた挙げ句、あっという間に人々の記憶から忘れ去られてしまった。
何一つ報われなかった彼の絶望人生。
やがてこの大雪山SOS事件発生からさほど間を置かずして、宮崎勤事件が捏造され、皇太子世代のすべてに犯罪者の烙印が押されるのである。

彼の死から17年目の夏が来た。
彼の絶望は今や皇太子世代全てに共通する。
この事件はそれを予言した出来事として記憶に留める必要があろう。
皇太子世代の絶望は彼の生きた報われぬ人生と同じだ。

彷徨の末、祠の中でじっと死を待つ事。
死刑執行人たるヒグマがやってくるのを待つしかないのだ。
いくらSOSを発しようとも誰も助ける者はいない。
生きて嘲笑を受け、死しても嘲笑を受け絶望の中、死に往くしかない絶望皇太子世代。

『SOS、助けてくれ。
崖の上で身動きとれず。(繰り返し)

笹深く上へは行けない。
ここから釣り上げてくれ。
場所は最初にヘリにあったところ』

彼の悲痛な叫びは我らの心の叫び。

報われぬ夏がまた巡ってきた。
希望は何処にもない。


絶望皇太子