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2004年03月22日(月)
ハルウララ



無題ドキュメント




人生の勝ち組、負け組


終身雇用の崩壊、実力主義へ


 


これからの日本は、優秀な人しか生き残れない、


さながらサラリーマン戦国時代に突入と思わせるような、


記事をよく目にします。


 


実力が無くてはダメ、仕事ができない人間は真っ先にリストラ。


給料ももらえなくなって、惨めな人生を送る羽目になる。


 


勝ち組になろう!勝ち組になろう!


周りの人間を蹴落として、勝ち組にならなくてはいけない!!


 


そんな事を言われ始める世の中です。


 


私も漫然と、努力をして、人を掻き分けて、


僅かな人しかたどり着けないその場所へ行かなくてはいけないのだと、


信じ込んでいました。


 


しかし、負けても良いじゃないか。


負けることの何が悪いのだ?


 


負け続けることで、かえって勝つこともあるじゃないか。


 


「ハルウララ」


 


レースでは負け続けた競走馬ですが、負け続けたからこそ、


今は人々の注目を浴びて、話題の中心にいます。


 


負けても良いじゃないか。


 


きっと、負け続けても、応援してくれる人が、


あなたのことを見ているから。


 







2004年03月15日(月)
土佐礼子選手、おめでとうございます



無題ドキュメント




「高橋尚子 まさかの落選」


「Qちゃん 破れたアテネへの夢」


 


などなど、今日3月15日は、アテネオリンピック、マラソン代表発表の日でした。


大方の予想を裏切って、高橋尚子選手が落選しました。


 


その事を大々的に報じるニュース、ニュース、ニュース・・・


 


町の声と評して、色々な意見が飛び交います。


「もう、アテネオリンピックに興味は無くなった」


「ニュースを聞いたとき、思わず泣いてしまった」


「メダルを取れるのは、高橋選手だけなのに」


などなど、高橋選手落選を悔やむ声が大多数を占めているようです。


 


ニュースを注意深く見ていましたが、選出された選手について、


「おめでとう」と言う言葉は、聴く事ができませんでした。


 


選出された選手は、選考レースを勝ち抜いて、高橋選手よりも好タイムを出して、


まさに、結果を出して、選出されたのです。


 


まさに、勝ち取ったその代表の座を、もっと喜んで良いはずなのに、


マスコミ側に、代表選手が喜んでいる姿を積極的に映そうという姿勢が見えない。


 


まあ、視聴率を考えたら、そうでしょうね。高橋選手が断然人気があったし、


ほかの選手は、名前も知らない人がほとんどでしょうから、そういう報道になるのは


仕方の無いことかもしれませんね。


 


特に、最後の名古屋国際マラソンで好結果を出して、アテネ五輪の切符を手にした


土佐礼子選手に対しては、こんなコメントがありました。


「予想外にも、名古屋で土佐選手が好結果を出したために、選考は難しくなった」


 


なんか、土佐選手が頑張ったことを、否定するかのようなこのナレーションには、


ちょっと怒りがこみ上げてきました。


 


だから、私は声を大にして言います。


 


「土佐礼子選手、アテネ五輪出場おめでとうございます」