無題ドキュメント
最初に断っておきたいことがあります。
私はこの話で、「戦争の善悪」をやるつもりはありません。
戦争論を説いたところで、戦争を体験していない私が語ることはできません。
その点はご了承ください。
戦後、日本人は何も無いところから、再出発を余儀なくされたわけです。
体験者の話を聞くと、本当に大変だったみたいです。
でも、「今を乗り切らないと、未来は無い」と言う思い・・・
みんなで豊かになりたいと言う思いが、全国民一つとなって、
それこそ、信じられないような努力ができたのだと思います。
「目標があった」
どうも、これだけ頑張れた理由の一つには、
豊かになりたいと言う、抽象的だけど、実感することができる目標があったから、
頑張りきることができたと思います。
と、ここまで書いて、この文章を続けていく難しさを痛感しました。
と言うわけで、申し訳ないのですが、ここからはちょっと論調が変わります。
私は今、結構仕事を頑張っています。自主的か、業務命令かはここでは問いませんが、
残業時間を含めて、自分の能力をはるかに超える仕事をこなしている自負があります。
どうして、そこまで頑張るのか・・・
仕事を始めた当初は、失職が怖くてとりあえず、頑張っていました。
この不況下、今仕事を失うことは、永久的に正社員の座を失う可能性が高い・・・
この恐怖感から、歯を食いしばって仕事を頑張っていました。
でも、最近の私はちょっと違います。
職を失うことは、怖いことは怖いのですが、以前ほどの恐怖がありません。
では、なぜ、以前以上に厳しい仕事を続けているのか・・・
それは、「逃げる自分」を実感して「自分に絶望」したくないからです。
私は今、社会人になるための一番最初の試練を迎えていると思っています。
その試練に、今逃げてしまったら、きっとこれから先、私は社会人として生きていけないでしょう。
人間って、誰でも大なり小なり、「コンプレックス」を持っていると思います。
私は特に、その傾向が強いと感じています。
今ここで、社会人を放棄することによって、人生最大のコンプレックスを背負い込みたくないのです。
私は社会人としては、まだまだ成長段階です。これからだと思います。
これから羽ばたこうとしている、まさにそのとき、
「コンプレックスを翼にして」飛んでしまったら、人と自分を比べるだけしかできない、
小さな人間になってしまう。それが何より恐ろしいのです。
続く。