想
目次|過去|未来
2004年02月29日(日) |
誤変換多発地帯/出発前日 |
「意外」を「以外」と変換する例が、
日本語が達者である(と僕が思っている)知人たちの日記に同じタイミングで見られると、
自分もどこか意外なところで間違えているんじゃないかと心配になってくる。
偏屈親父の呟きのような日記になっているが、
これなら、中吊り広告や雑誌の本文に誤変換があっても仕方ないと思ってしまう。
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カメラ動かなくなった。多分電池切れ。溜め息をつくしかない。
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閏日だったが、あまり面白いことをしなかった。
しかしまぁ、今日があったお陰で僕は旅の準備ができた。
よかった。
明日はもう書けないかもしれないから。
行ってきます。
2004年02月28日(土) |
時蝿達(本文とは別に。)/遠くの天気予報 |
ふと思ったこと。きっかけが何かはもう忘れた。最近なんでもすぐ忘れる。
一度掛けた看板は、なかなか掛け替えにくいものだ。
店の中では常にいろいろな人やモノが動いていても、
それに合わせていちいち看板を掛け替えていたら、
傍目から見ても慌しいし、商売によっては信用が落ちる。
人前に出す顔なんてそんなもんなんじゃなかろうか。
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言葉を大事にしない自分がいることを思い知らされる。
困った。
質より量のほうが、楽だし経済的だ。
けれど、1語毎に理想とかけ離れていくのだとしたら。
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旅行のために買い物をして回る。
だんだん、実感が湧いてくる。明後日出発。
‘旅’の方が‘旅行’よりもこぢんまりしたイメージ。
今回は、旅行と言って差し支えないだろう。何しろ金が掛かっている。
***
侮っていた。旅行先の天気
最近のヨーロッパは、寒いばかりでなく雨が降りやがります。
2004年02月27日(金) |
きつつき工事/誤訳道場開催? |
マンションの外壁にとまっている大小さまざまのキツツキがうるさい。
というのは比喩だが、本当に煩い。マンションの外装工事、真っ最中。
こんこんこん、どんどんどん。
借金の取立てではない分、まだ救われている。
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ロンドンで泊まるホテルを探していた。久しぶりのまともな英文。
知りたいことはわかるのだが、こういうときこそページ翻訳!と思い、試してみた。
あるページでは、「棒」という単語が繰り返し出てくる。
何かと思って原文を見ると‘bar’とある。・・・脱力、かつ敗北感。
自分だけで笑っているのはもったいないので、ここでいくつか紹介したい。基本的に、原文のまま。
「・・・It also has a attractive bar/lounge with satellite movie and sport channels.
=・・・さらに、それは、衛星映画およびスポーツ・チャンネルを備えた魅力的な棒/ラウンジを持っています。」
「Lounge/Bar Photo 1 =ラウンジ/法曹界写真1」
「Children Stay Free - 2 and under =子供は暇でいます。2以下」
シリーズもの。
「Check In Time - 2PM =そのうちにチェックします - 2pm
Check Out Time - 12N- =時間、12Nをチェックします 」
間違いではないけれど、後半は生真面目すぎる中高生のような。
「Note that not all room types may be available for a specific date of stay.
=すべての部屋タイプが滞在の特定の日付に利用可能だとは限らないかもしれないことに注意してください。」
かといって、巧い訳にしようとすると難しい。
専門用語の多いページなら、もっと不思議な現象が起きるのかもしれない。
皆さまもぜひ、お試しあれ。
2004年02月26日(木) |
激しい勘違いにより懺悔の部屋が欲しくなった |
「26日」の予定はしっかり頭に入っていて、
自分の中ではそれは3月のことだったのに、
実はどうやら2月の26日だったらしい。
今日じゃん。
衝撃だった。悔やんでも悔やみきれない。
また人に迷惑をかけてしまった。
でも、それだったら連絡のひとつもくれればよかったのにさ。
飛んでいったのに。飛ばしても1時間半かかるけど。
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最近映画狂いだったので、
小説のことを書くのをさっぱり忘れていた。
明日あたり、書こうと思う。
しかし、3月1日からの詳しい予定が全然立っていない。
飛行機の中で考える羽目になるのは避けたいが、
避けられないかもしれない。
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オランダ語がちょっと面白い。
字面だけ見ると、気が抜ける感じ。
発音はドイツ語に似ているはずだから、
本当は強そうなイメージなのかもしれない。
2004年02月25日(水) |
順不同(=読みにくい。) |
イチゴ狩りのついでに摘んだ菜花で、春のスパゲティーを。かつおだし風味で。
パスタは、作っているときも食べているときも幸せな気分になれる。
2/25
是非観ようと決めていた『ドッグヴィル』を、日比谷で観てきた。
感想だけではなんだか酷い話になっていく気がするので先に弁解?しておくが、
非常にメッセージ性の強い映画ながら、斬新な構成で、感服した。
(僕がこれを観たいと思ったのも、演出が面白そうだったからだった。)
もしあなたが15歳を超えているのなら、素直にお勧めしよう。
『ドッグヴィル』は、観て損をしない作品だ。
2000円でも安いくらいの3時間である。
物語は、進展してゆくにつれて「R-15でも納得」の内容になる。
…もちろんそれが全てではないが、R-15のことに特化すれば、
早い話が、レイプで首輪で皆殺し。
はじめの2つは、人間の汚さ丸出し。同時に、弱さも。
僕は、この手の「汚さ」には結構素直に恐怖を感じるほうだが、
(それは決して受け身に支えられた恐怖ではない、)
ニコール・キッドマン演じるヒロインの信条を踏まえたせいか、
「弱さ」の面が強調されていたように感じた。だから観ていられた。
この反動なのかもしれないが、本当に恐ろしいと感じた点は別にある。
ストーリーに噛り付いていた結果として、ラストシーンで、
人間を殺すことに何の躊躇いも感じなかったこと。むしろ、快感さえ覚えた。
こういうところに、本当の怖さが潜んでいるような気がした。
・・・あー、なんか、自分の言葉の安っぽさに腹が立つので、やっぱり観てください。
ちなみにプログラムは僕が持っていますので、それだけでもどうぞ。
世の中にこういう映画ばかりだったら疲れてしまうとは思うが、
こういう映画があるからこそ、映画という文化の価値が上がると思う。
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危うく、書くのを忘れるところだった。
20日。『シービスケット』を観た。
観客を引き込む力がどんどん強くなっていく映画で、
最後には手に汗握ってビスケットを応援。
後味すっきり。
とりあえず、自分には競馬の趣味が無くてよかった。
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2/19
『伝説のワニ・ジェイク』は、最近観た映画の中ではいちばん
他人の解釈(それが自分のと合っていても、そうでなくても)の欲しい映画で、
けれど、プログラムが用意されていなくて。(願っても現れないジェイクのように。)
ワニである前にジェイクである、という存在。
自分で見つけるしかない、でも、期待して待っていてはだめ、という。
どこかありがちな、それでも一種、真理であるような。
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2/20
夢の中で、芝居をした。
(・・・というメモがあったが、もうどんな夢だったのか忘れた。2/25。
今日も、よくわからない‘追われる夢’を見た。
元・恋人になぜか追いかけられて、会えば話す程度の友人とトイレの個室に逃げ込んだ。
狭い個室に身を潜める2人。和式便器の左右で、必死で荒い息を抑える。
こう書くと本当に単なるコメディーだが、夢の中では必死なもので。
けれどもたかが男性用トイレ、結局、元・恋人に見つかってしまった。
その後のことは覚えていない。夢は、本当に脈絡が無い。)
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いつのまにか、付加価値の内容ではなく、
付加価値があるということ自体に魅力を感じるようになっている。
教育されたのか強化されたのか不明だが、明らかに、踊らされている。
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2/23
「身体だけは、あなたの許へ行けないの/ベッドにひとつ取り残される」
という言葉が頭に浮かんだが、これは自分の言葉か他人の言葉か。
・・・耄碌?
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2/24
未知のものにばかり可能性を見出すのは、「逃げ」だ。
2004年02月24日(火) |
たびともバスツアー/ぴかいち |
イチゴ狩り&ホテルのランチバイキング&河津桜見物という、
おばさんとおばさんとおばさんのためのバスツアーに参加してきた。
北千住出発7時、北千住着22時半。ハード過ぎる。
おばさんという生き物は底知れないパワーを秘めていると実感。
そして、「足湯」最高。
足湯バスツアーがあったら間違いなく参加することだろう。ないだろうが。
***
北千住からバスに乗ったのだが、
集合場所の近くに、晴れ着の丸昌があった。
そこで見た標語(?)。
「あなたがピカ一、青春メモリー」
それでいいのか丸昌。
このキャッチフレーズでは、いまどき誰もキャッチされないこと請け合い。
ちょっと違う方向でぐっと来たけどね。
外に出ると、2月とは思えない気温。
旧交を温めた。こんな書き方でいいかなぁ・・・。
昔は、こんな風に交わってたわけじゃないけど(笑)
あの頃の自分なら今の僕にどうコメントするだろう、と、ちょっと考えた。
おそらく、小生意気な顔をして、複雑な表情を装いながらも、
好奇心を抑えきれずに「どうだった?」と訊いてくるだろう。
答えは決まっている。「楽しかったよ」だ。今も昔も。
自分の呼吸を意識するほど緊張して、相手の出方を気にして、
ありえない状況が楽しくて、心地よくて、まったりして。
時報を聞きながら(笑)
次はランチかディナーで?と期待しているのは僕だけかもしれないけど。
それでもよかった。
要するに、今日のコレは私信。次回のお誘いです。笑。
2/13
常磐線の「検査係」のおじさんたちが妙にカッコイイ。
パナソニックの新製品、ソロスタイル。
もし今、家に新しい電話機が必要だったら、間違いなくあれを買う。
文藝春秋の特別号(芥川賞受賞作全文掲載)を手に入れた。
スターバックスのマシュマロモカが気に入った。
***
広がり・奥行きを感じさせる小説世界と、閉じた小説世界の違い。
現実世界でも大して変わらない。
僕が求めているのはどっちだ。
***
その日、僕は龍を見た。
******
2/17
過去や未来はどこにも存在していなくて、
僕の脳内でただただ増殖していくばかりだ。
池袋にて。
『10ミニッツ・オールダー イデアの森』
『ラブ・アクチュアリー』
明日は、『伝説のワニ・ジェイク』を観る。つもり。
早速失職。
ちょっと韻を踏んでいる。
とか言っている場合ではない。
この日記の9999ヒットを自ら踏みしめた今日、
僕は仕事7日目にして職を失った。
帰り際、愛チャリを漕ぎながら、そろそろキリバンだなぁと思っていた。
こんな予感、当たっても。嬉しくないと見せかけて、ちょっと嬉しい。
早い話が濡れ衣だが、
もう何か言うのも馬鹿馬鹿しくなるくらい、
あっさりと辞めてきた。
というのは、本当は嘘で、
ちょっと泣いた。隠れて。
あの人か、あの人か、誰か必ず問題の人間はいる筈なのだが、そんなことを言っても始まらない。
自分がよく理解できていないできごとが原因で辞めることになったのはちょっとした不覚、なのかも。
こちら側に、本当のことを追究してから出てくるほどの気力も無ければ、
むこうも今日の仕事が始まる時間で。あんなにいい人たちに迷惑をかける気にはなれず。
静かな終幕。というほどの長いストーリーでもなかった。・・・・・・。
もちろん自分から啖呵を切って辞めたのではないが、
(せっかく見つけたのにそんなに勿体無いことはしない、)
嫌いな人間に囲まれて寄って集って苛められて辞めさせられた訳ではないので、
なんだか腹を立てる気にもならない。
やっぱり、ちょっと勿体無いことをした。
あとは、喜んでくれた人々に結構申し訳ない。
でも、そのために粘る気にはなれなかった。
ごめんなさい。
こういうことでほいほい自殺するような人間に生まれなくてよかったと思っている。
後々の自分のために今ひとつだけ言うとするならば。
「期待してたのに、残念だけど」
それはこっちの台詞です。
******
そんなわけで、暇になったのをいいことに、
これからどこかで映画でも観てこようと思う。
今日の気分だと、『ラブ・アクチュアリー』かなぁ。
たぶん、『シービスケット』は観ていられない。あぁぁ・・・。
夜には、ずっと観たかった『伝説のワニ ジェイク』が観たい。
これは今日じゃなくてもいいんだけど。
朝から晩まで働いている気がする。のではない。
朝から晩まで働いているのだ。確実に。
だから、自分としては、ぐったりして当然。
ついついパソコンの電源をそのままにして寝てしまうのも無理はない。
21時就寝も止むを得ない。慣れない仕事はただでさえ疲れるのだから。
疲れる疲れると言うけれど、
無駄に一日が過ぎていくなぁ、という実感に比べれば、
働いている間に時間が過ぎていくなぁ、という実感のほうが、
遥かに心地いい。少なくとも、今の自分には。
だから、どんなに寝ていたいと思っても、最終的には布団を畳んで出かけられる。
そう、毎朝なんとか時間通りに出勤できるのは、
職場の先輩が美人だからという理由だけではないのである。
今日は、なんだか災難の日だった。
明日は今日よりもミスを減らせるように。
一日も早く、ミスをなくせるように。
半ば、祈る想いで。
なんかやる気出ねー
書きたいことも一杯あるのに。
困った。
******
サザエさんにじゃんけんで勝った。
余計に収拾の付かない気分だ。
いろいろなことへのカウントダウンが始まっている。
言ってみれば、人生なんてもともと「日々是カウントダウン」って感じだけどね。
******
職場の近くのドラッグストアで、
「だよねー だよねー」と、有線放送が流れていた。
何年前?
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とりあえず職場では、僕に付きっきりの先輩が美人なので、やる気が出る。
2004年02月10日(火) |
4色ボールペンを買いに行こう |
水色のナース服。紺か黒のカーディガン。白のナースシューズ。イメクラではない。
******
昨日、初仕事。何度も言うがイメクラではない。
覚えなければならないことは多い。してはいけないミスが、いくつも続く。
今日は、勉強会があった。本当に勉強した。
初めてのことばかり、かと思っていたが、100%の無知でもなかった。
本当に少しだけでも自分の過去の勉強が活きていると思うと、俄然やる気が出てくる。
***
新しい上司は上下関係にわりと厳しい人で、意外と口喧しいが、面白味もある人物で。
注意されるにしても、叱られているのだなぁという気がする。
自分(たち)の方が悪いと思えることを注意されれば納得が行くし、同じ失敗は繰り返さないようにしなければ、と思う。
本来ならどんな人/ことに対しても、こういう心構えで接するべきなのだろう。
謙虚に。慎重に。
***
いいひとそうな人が多い。気がする。
恵まれている。気がする。
人間関係とかいうものは、結構、自分の気持ちひとつでどうにでもなる。
まずは人並みに仕事をこなせるようになるべき。
***
無理な早起きをしなくて済むので、とても助かっている。
今日の帰りには、違う経路も見つけた。
どちらにせよ、チャリで15分かからない。
***
明日は休みだ。これも本当にありがたい。
裏切り。
幸せで胸が詰まりそう。
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格安航空券とか格安ツアーとかの文字が、もう霞んで見える。
何が「格安」なんだかわからなくなってきた。
10日間は、ロングステイなんだろうか。信じられない。
2004年02月06日(金) |
映画と小説のトレードオフ/パスポート申請 |
映画熱が冷めない。
これという決め手はなく、
予告で気になった作品を片っ端から観たい衝動に駆られている。
小説を、中古でない文庫で買う代わりに図書館で借りて、
全部映画代に回したら、おそらくなんとか賄えるだろう。
・・・賄えるだろうが、それは無理かもしれない。
この数年で、「文庫本を買って読む→読み終わったらすぐ次」という
贅沢なのかケチなのかよくわからない習慣が身についてしまったから。
******
有楽町でパスポートを申請してきた。
10年のを申請するには財布の中の金では足りず焦ったが、
支払いは引き取りの時でいいとのこと。
良心的だ。
役所なのに、昼休みも交替で業務が行われていて、
窓口が縮小されているとは言っても、大変ありがたかった。
***
昼に、友人とWENDY'Sに入った。
チキンが大売出し中。
本場のアメリカ人は、結構そんなこと気にしていない(ように見える)のに。
******
そういえば、ぜひとも書いておかなければと思っていたことを思い出した。
昨日、黄昏時の国道6号。
牛久沼を右手に見ながら東京方面に曲がった辺りのところで、信号待ちをしていた。
すると、すぐ横の歩道を、ランドセルを背負った小学6年くらいの男の子が歩いてくる。
手には傘を持っているようだが、どうもおかしい。動きも何かおかしい。
よく見ると、彼は傘の柄を下にして、先の方を口元に向けている。
時折、身体が30度くらい傾く。
風に乗って、ヘルメット越しに声が聞こえる。叫ぶような声だ。
彼は、たくさんの車が行き交う国道沿いの歩道で、ひとりシャウトしていた。
傘を、スタンドマイク代わりに。
本気の目だった。でも、心底楽しそうに見えた。
家の傍にも、国道があればいいと、ちょっと思った。
2004年02月05日(木) |
ニモを探しに/現代日本人 /人生における前髪の位置づけ |
4日。
銀座シャンゼリゼで「ファインディング・ニモ」を見た。
映像は、噂通りなかなか楽しめた。
ストーリーは、予告以上のものがなかった。
宣伝のしすぎは絶対によくない。
字幕版を観にいったつもりが、上映時間の変更で、吹き替え版に。
プランタンではバレンタイン関連の売り場で、試食し放題。
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現代の日本に生まれてよかったなぁ、と想う。
面倒なことや嫌なことを挙げればキリがないが、
衣食住には今のところ困っていないし、娯楽も多い。
・・・単純な人間でよかった。
******
5日。
10分1000円で前髪を増やした。(増毛ではない。)
人生において、前髪は結構重要だと思う。
だが、前髪が豊かになったからといって
人生まで豊かになるとは限らない。
***
土浦から愛車AQIに乗って帰宅。国道6号はそこそこの込み具合だった。
著しい着膨れの状態(上半身:4枚+ダウンジャケット、下半身:3枚)
で運転していたので、寒いのは手だけだった。
晴れていたので気持ちよく走れたが、意外に風が強かったのがかなり危険。
都内にいても、バイクに乗る機会を減らしたくないと思う。
2002年2月の日記は、なかなか総合的だ。
僕のことをよく表しているような気がする。
と、自分では思っているけれども、他人からは違うと言われるかもしれない。
月が新しくなると、過去のその月に自分が書いた日記を読む習慣がついている。
何を言いたいんだかさっぱりわからないこともあれば、今のことのように共感できることもあるし、
そのとき考えていたことやぶつかっていた壁が何だったのか思い出せないことも多々あって、おもしろい。
2004年02月03日(火) |
豆まき/謝ったモン勝ち/翼 |
鬼は外、福は内。この類の行事には妙に忠実な我が家。
そんな我が家の玄関の横には、焼いた鰯の頭と柊がしっかりセットされた。
けれど、クリスマスの飾りの中央部に鰯の頭が乗せられているようにしか見えなかった。
鬼も一瞬迷っただろう。あれ、来る日間違えたかな、と。
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ねがわくは はらのうえにて よるしなむ
西行さんごめんなさい。
こんなことばっかり考えてると、脳が味噌状になってしまうかもしれない。
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翼が欲しいってことは、
富とか名誉とかとは、あまり関係ないんじゃないかな。
昨日、口ずさんで思った。特に理由はない。
本当の富とか名誉とかいうものにトンと縁がないから、わからないだけかもしれない。
そうじゃないかもしれない。
そういえば、「鼻ずさむ」ってことばがあったなぁ。
‘マサルさん’辺りか。
2004年02月01日(日) |
1月13日のできごと |
「オウム入居お断り」
その看板のようなものは他の景色と一緒に、常磐線の窓の外を流れていった。はじめ、人の声真似をする鳥のことだと思って、今までにそんなに迷惑な入居者がいたのかと一瞬想像した。(注:思い起こすとネタのようだが、あの時は本気だった。)次の瞬間、その「オウム」が正しくは何を指すのかやっとわかって、複雑な気持ちになった。そのぐちゃぐちゃとした感情の半分は、おそらく、悲しみだった。
かの団体とは特別に何の関係もないが(そうでなければこんなことを堂々とは書けないだろうし。)、なんだか不憫に思えることがある。過去に囚われなければ生きていけないことを思い知らされる気がするからかもしれない。単に、自分だって人から拒絶されることが怖いからかもしれない。
やってはいけないことをした。社会から排除されるようなことをした。その計画や予想できる結果や社会の認識を、知っていた人もいる。知らなかった人もいる。「悪いこと」だと思わなかった人もいる。「悪いこと」だと理解できた人もいるかもしれない。いないかもしれないが。
それ以前の問題だというのが本当のところかもしれない。客観的な評価や価値観などは存在しない世界なのだろうから。だから、そういう集団が存在したことがそもそも脅威で、驚異的で。けれども、外側にいる人間からは決して見えないこともあるのだろう。
僕のことを言えば、危ういから近寄らないというより、恐ろしさゆえに避けずにはいられないだけのことだ。その境目が見えなくなったとしたら。
ぞっとする。
本当に書きたかったのは新興宗教への見解でもなんでもなかった筈なのだが、予期せぬところに話が転んでしまった。「きっかけって怖いわね奥さん」という、「きっかけ話」の続きかもしれない。