I.W.O.活動日誌

2005年03月26日(土) '05 練習日(1)

BBSで「最初の練習が大切」と誰かの言葉が書かれていたこともあってか、
まあまあの参加人数であった(Tbを除く)。
この日誌も、最初が肝心だということで、忘れずに開くことができた。
でも、忙しくなると忘れるんだよねー、、、f^_^;

最初の練習に何を持って行くか、いろいろ迷うのは毎年のことだが、
「タラモア卿」と「Foojin - 雷神」を持って行くことにした。
「タラモア卿」は木管が延々と細かい音符でテンポの速いメロディーを吹く
ので、疲労度がどんなものか、まず知りたいと思った。
「Foojin」は、ひょっとしたら万博に持って行く可能性もあるので、
とにかく早く始めることにした。
万博のあの企画の趣旨がよくわからないので考えようがなくて困るのだが、
それにまた、演奏する場の状況が想像つかなくて、ますます困るのだが、
とりあえず、和物の候補曲として用意してみようと考えたわけである。

「タラモア卿」はどういう意図で書かれた曲なのかはよくわからないが、
ファンファーレで始まるし、気楽な舞曲のメドレーみたいだし、
メドレーは親しみやすいし、終わり方もすっきりしているので、
演奏会の1曲目にぴったりだということで選んだ。
特に感心するのは、オーケストレーションがすばらしいことである。
聞けば聞くほど感心する。
この手の曲を私が選ぶのは稀だし、最初は平凡な曲にも感じられたのだが、
最後まで聞く間に、楽器の使い方にたいへん興味を覚えて、
繰り返し聞くうちに、やってみようかという気になったのである。
きょうはまだちょっと遅めのテンポでしかできなかったけど、
1st Clでもそれほど疲れないと聞いて、安心した。
バランスもとりやすそうな曲である。
これからテンポを徐々に上げていったらどうなるか、といったところである。

「Foojin」はいろいろな意味でてこずりそうだ。
とにかくまず、打楽器がめちゃ難しく忙しい。
きょうやって思ったのは、バランスがとりにくそうだということ。
櫛田さんの曲はたいていそうだ。
去年も新曲「木曽川風情」の初演の練習指揮をしていていろいろと悩んだ。
でも、風神の部には緊張感があるし、中間部には捨てがたい情緒があるし、
雷神の部には心の底から沸きあがってくるような高揚感がある。
きょうは、4拍子と3拍子の交代するところとか、いろいろと混乱もあり、
練習があまり進まなかった。
打楽器が全部しっかり入るまでこの曲の演奏のおもしろさがわからない
というのも、この曲を練習する場合の難点だ。

団長がポップスの用意もしてくれていたけれど、時間がなくなった。



2005年03月20日(日) 第23回定期演奏会

待ちに待った、気の重い日である。おかしな日だ。
わくわくしたいはずなのに、気がかりの方が多い日なのである。
この日を待ってたはずなのに、来てはいけない所に来たような感じでもある。
ま、十年以上前までは、コンクールでも演奏会でも、
当日が来ると逃げ出したい思いに駆られることがよくあったものだが、
場数をこなしたおかげで、不安も楽しめるようになってはいるけれど。。。

毎年、この日の午前中は吹かせすぎないように心がけているが、
きょうはちょっとやりすぎてしまったかもしれない。
バランスの調整や、ウインドマシンの調整で、予定外の繰り返しが入った。
せめてウインドマシンだけでも、昨日のうちに確定しておくべきだったが、
最初に試した布にもどすという試みを忘れてしまっていたのだった。
こういう繰り返しが増えるということは、
私自身が舞台と客席の間を走る回数が増えるということだから、
本番前によけいに足腰を酷使することにもなるわけだ。

本番は、きわめて順調に進んでいたと思う。
ギリシャ民謡のアッチェレランドでチューバの遅れに気づいたけれど、
そう破綻するということもなく取り戻したようである。
その苛酷な終楽章が終わったとき、足の指が引きつっているので焦った。
脚がつりかけている前兆みたいなものだ。
練習時にも、昼間に他の練習を立ちっぱなしでこなしてきた後で、
この市吹の練習に来ると、しばしばこの症状に悩まされる。
油断したら本当につってしまったこともある。
先行きに大いに不安を感じたけれども、次の曲を降り始めたら忘れた。
せんばやまが終わって裏に引っ込んで、少しだけ屈伸運動などして調整した。
また舞台に歩いて出ながら不安だったけれど、振り始めたら忘れてしまった。
自分が今指揮台のどの位置にいるかも時々確認しながら振っていたので、
指揮台から落ちそうになるような危険もなく、無事終了した。
第2部の方も、大体練習よりかっちり仕上がったような感触で、
振っている私としても、完全燃焼できたという感触だった。
だから、終わって楽屋で座り込んだら、しばらく動けなかった。

さて、きょうの問題点は、、、(チク、チク)
午前のリハの休憩時間に、飾りのついたバトンを渡された。
「マツケン・サンバの時、これ持って振ってもらえませんか?」
持って振るくらいはいいんだけどね、、、しかし、遅い!!
そして、リハが終わってからTpの連中が振り付けの練習を始めた。
意欲は認めるし、今さらやめろとは言わないけど、それにしても、遅い!!
やるならちゃんとやる、というのが私の主義なので、ぶっつけはダメである。
そういえば、前にもこういういきなりの演出があったなぁ。。。

どうせやるなら、曲全体の中でバランスよく構成しないと効果が乏しいので、
演出の提案があれば、2月の合宿までにはするようにしましょう。
私もあの棒を持たされたものの、持ち続けていれば踊らなきゃ変みたいに
なりそうだし、かといっていったいどんな踊りなのか、
1度しか見たことないので、もう見当つかないし、、、で、
曲の中ほどは胸ポケットに片づけさせてもらわなきゃならなかった。
ところが、観客は、こういうことがいきなりの付け焼き刃ではなく、
以前から準備されていたものと思うものである。
だから、それなりの計画や準備をした上でステージを作りたいものだし、
不十分な準備でステージに出すのは控えたいものだ。

しかし、あの法被と面はなかなかよかったね。
全員でなくて、1段高い後ろの1列だけが着ていたのが、
かえってすっきりした図でよかったように思う、、、あの窮屈な舞台では。


打ち上げでアンケートに目を通した限りでは、
「ギリシャ民謡組曲」の人気が比較的高かったのが意外だった。
最初選んだ時は、ちっとはおもしろくするつもりだから、
我慢して聞いて下さいね、という程度の気持ちだったのに。。。
私がアンケートで一番注意して見るのが、その、よかった曲、の欄である。
プログラムのほぼ全曲に渡って散らばっていればいるほど、
選曲が成功したと喜ぶことができる。
今回もざっとみたところかなり散らばってたようだ。
これで最終的にほっとできるのである。



2005年03月19日(土) '04 練習日(50)

定演前日である。
午後2時ごろから公民館に何名か(十数名?)が集合して、
楽器運搬から始まる準備作業が始まるが、私は4時に会場入りした。
まだ若かったころは、部活さえなければそんな時間から作業に加わっていた
けれど、近年は腰痛防止のためにそういう作業は遠慮させてもらっている。
今回は腰痛防止どころか、1週間ほど前からすでに痛めているので、
立ったり座ったりするだけでも、いちいち慎重になる状態である。


昼間は、先日録音した練習の演奏を聞きながら、
拍子の変わる振りにくい部分などを何度もチェックしていた。
もう大方は覚えてしまっていても、練習中うっかりして間違えることが多い。
本番で譜面台は使いたくない。
舞台が狭くて邪魔なだけでなく、棒の障害物になるからである。
練習中でも稀に、菜箸が譜面台につまづいて飛んでいくことがある。
本番にそんなことを気にしつつ振っていたら、音楽の流れが途切れてしまう。
今まで1度だけ、この市吹の定演で譜面台を使ったことがあり、
その時、指揮棒がつまづいて飛んでいくなんて事件は起こらなかったけど、
振るのが窮屈でしょうがなかった。

4時ごろ会場に着いたとき、ステージの準備は終わっていた。
たいていこの時点でセッティングの真っ最中のはずで、
セッティングのチェックをさせられるはずなのだが、今年の準備は早い。
しかし、ピアノの出し入れに制約があったので、
それからしばし打楽器の配置についてかなり議論しなければならなかった。

毎週の練習よりうんと早い、6時過ぎに始まった練習の主な目的は、
照明との打ち合わせと、客席での演奏の聞こえ方のチェックである。
客席でどう聞こえるかを確認して修正する作業は、
以前は1日かけても終わらなかった、、、今はそれほどではないにしても、
やはり3時間弱という短い時間では許容範囲と修正必要とを選択して、
どうしても修正したい部分を選ばなきゃならない。
それで、どうしても修正したい部分をやり直しつつ練習を進めると、
あっという間に時間がたってしまう。
しかも今回は音のバランス調整以外に、
「まつり」の打楽器アンサンブルの練習と、
ウインドマシンの使い方にも時間を費やしたので、
2、3の課題を明日に持ち越さなければならなくなった。

このホール練習は、指揮が見えにくくて団員にとってつらい上に、
演奏がそろわない瞬間が多いから、本番前の団員を不安にさせるだろう。
けれども、バランスが悪ければ、団員の努力をむだにしてしまう。



2005年03月13日(日) 来年度の曲探し

朝起きて、しばらくしてふと気づいたのが、
再来週からの新曲を考えておかなければならないということだった。
何年か前まではこれがなかなかの苦痛で、
定演が終わるまではその後のことが考えられなかったのだが、
定演の打ち上げの時に質問にあうし、
定演後に考えて、楽譜の用意が間に合わなくてあたふたしたこともあるし、
落ち着かなくても、後のことを考えざるをえなくなったのだ。
それできょうは、3〜4枚のCDと、PCに保存してある何曲かを聞いて、
いろいろ考えながら、曲を選んでみた。

そこからまず、
・櫛田てつ之扶「雷神 - Foojin」
・樽屋雅徳「民衆を導く自由の女神」(ドラクロワの絵によるもの)
を選んだ。

前々から候補にしている何曲かが入れにくくなった。

それからさらに聞き直して、こんな第1部のプログラムができあがった。

1 タラモア卿(カール・ヴィトロック 作曲)
2 吹奏楽のための日本の歌(山本教生 編)
    浜辺の歌〜花いちもんめ〜ふるさと
3 民衆を導く自由の女神(樽屋雅徳 作曲)
4 雷神 - Foojin (櫛田てつ之扶 作曲)

しかし、問題は、これだけの楽譜を揃えると9万円にもなってしまうことだ。
「自由の女神」はレンタル譜でもあるし、来年に回して、
1曲は買わなくてもすでにある楽譜から探し直すべきかもしれない。

もちろんきょうの案は、あくまでも目安であって、
これからどうなるかはわからない。
実際に決定するのはおよそ半年後である。





2005年03月12日(土) '04 練習日(49)

一番困るのがこの日の練習である。
定演1週間前、つまり、1回前、、、先週は全曲やったし、来週はリハ。
この曲とこの曲はまだぜんぜんできてないぞ、という場合は簡単だが、
一応聞こえてくる限りでは、どれも出来具合が変わらない。
後は、失敗がないように1回でも多く練習しておきたい段階で、
そうかといって、全部の曲を練習する時間はないから、選ぶ必要がある。

で、迷った結果、第1部の曲を全部やっておくことにした。
それから「冬ソナ」もやっておくことにした。
もう2、3曲できるかな? と思って、要望があったら言うようにと、
黒板に書いておいた。
「まつり」と「リトル・マーメイド」の要望が入った。

ところが、こういう本番の近づいた練習の時には、
やたらとちょっとしたことが気にかかったりするもので、
ついつい、反復練習など採り入れたりしたものだから、
第1部の曲をやり終えたときには、10分しか残っていなかった。
あと3曲もできるはずがない。

「まつり」の後半と、「最初から今まで」だけをやることにした。
そうしたら、「お祭りマンボ」の打楽器だけの部分から合奏への入りで、
大間違いが生じた。
そのタイミングを覚えてもらう練習ができた。

まったくもって、本番まで油断できないものである。



2005年03月06日(日) 臨時練習日

(またまたさぼってしまい、1週間遅れの更新です(-。-;) )

午前中は第2部を中心に練習した。
突然久々にやって来て、午前中しかいられないから、
「六宿」のこの部分だけでもやって、というわがままな人がいたので、
その要求も採り入れた。

午後は前回と同じく、2時から定演プログラム通りに通してもらった。
立つ部分についても、一通りその通りにやってもらった。

第一部は、
1曲目は、最初に全員起立、曲が終わって全員起立、
2、3曲目は、そのまま始めて、曲が終わったら全員起立、
3曲目が終わったら、私はいったん裏に引っ込んで、
4曲目は、また全員起立、曲が終わって全員起立、そのまま退場、
という方法に決めた。

第二部は、そういう挨拶は最後の曲の終わったときだけ、で例年どおり。

第二部のソリストはほとんど立つか、前に出たりして演奏するが、
アイーダだけは、TpとTbのスタンドプレイを入れることにした。

1 冒頭  Tp&Tb
2 (D)     Tb
3 (G)  Tp&Tb
4 (O)  Tp&Tb

他にもできるところはないか、特にソーラン・ファンクで考えたけれど、
あまりしっくりくる部分が見出せない。
ま、ステージが狭すぎて、動きを作るのがたいへん難しいので、
中途半端にムリをするのはやめた方がよさそうである。



2005年03月05日(土) '04 練習日(48)

(またまたさぼってしまい、きょうは3月13日ですm(_ _)m )

明日また1日練習がある。
前回と反対に、この日は第1部を中心に練習した。
和太鼓担当者が来ていて、明日は来られないと言うので、
まつりとソーラン・ファンクを加えた。

・・・と思う。。。


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