I.W.O.活動日誌

2003年03月29日(土) 曲探しにあわてる

「エル・カミ・・」を持ってくると先週誰かが言っていたと思ったので安心していたら、
持って来てくれなかったので、まずこの誤算であわてた。
(本人に言わせると、「来週じゃないけど」と言ってたそうだが、、、??)
「アルフィー」をやりたいという団員がいたので、それともう1曲用意しておいたら、
その団員の期待するTp奏者が欠席したので、「アルフィー」を取り止めた。
チャップリンの2曲メドレーだけが用意されているという、心許ない状態。。。

私の車に楽譜はいっぱい積んであるけれど、全部出して探すのは億劫である。
どっちかというと、非常に厄介な曲が多い。
とりあえず、夏田鐘甲の「吹奏楽のためのファンタジー」をやってみるかー、、
と思ったら、スコアを家に忘れてきてた(>_<)
倉庫で、全日本吹連50周年の、団伊玖磨のマーチを見つけたので、
10年以上もどんな曲だろうと思っていたこの曲から始めることにした。

そのマーチは、おもしろいオーケストレーションではあるけれど、
ステージコンサート用の曲に思われたので、2回試奏してみて終わりにした。
その間に先週のマーチ「椛」を配っておいて、きょうもやってみた。
例年市民体育大会で演奏しているマーチから、
「ウィーンはいつもウィーン」と「美中の美」はそのまま採用するとして、
あと2曲ほどを探しているのである。

それからチャップリンの2曲メドレーを1回やって休憩にした。
休憩中にポップス2曲ほど用意しといて、と団長らに頼んでおいた。
何も出て来なければ、「ファンタジー」をスコアなしでやってみようと思っていた。
そうしたら、古いNSBの「サンシャイン」「マスカレード」と、
以前1度定演でもやったことのある「デサフィナード」が配られた。
残り時間15分そこそこになっていたので、3曲を1回ずつ試奏した。

惜しいなー、、と思うのは、「マスカレード」など私好みのはずなのに、
編曲があまりにも物足りなくて、ステージに出す気がしないことである。
去年もたしかこの時期に1度やったと思うけど、感想は同じである。



2003年03月22日(土) 知らない曲を楽しむ

私の方では、2つのコンサートマーチを用意して行った。
県吹連の30周年記念の折りに作って配布された、兼田敏「飛翔」と、
県吹連20周年記念の産物で、第9回定演でも演奏したことのある、保科洋「はなのき」。
それから、団員から提供された「献呈序曲」「シーザーとクレオパトラ」の2曲を配り、
この4曲をだいたい2回ずつ初見演奏して楽しんだ。

「飛翔」は冒頭が奇妙で悩ましかった。
全体にありふれたコンサートマーチって感じで、格別おもしろいとも思わなかったが、
対旋律を強調してもらったら少しおもしろくなった。
リピート記号を伴わない1カッコ・2カッコ記号というものを初体験した。
この謎を解くために、しばし議論になったりもした。
「はなのき」は12年ぶりに聞いたことになるけれど、
改めて、美しい傑作マーチだと感心しないではいられなかった。
あとの2曲もなかなかおもしろかった。
テンポがいろいろと変化するので、油断できず、
座って叩いているだけで体は楽だったけれど、頭が疲れた。
でも、こういう時間を楽しめるのは、団員が優秀で即座に楽譜を再現してくれるからだ。


団員のみなさん、ここしばらくはやってみたい楽譜を持ち寄りましょう。
初見演奏を頼む中で、今年度取り組む曲が決まっていくかもしれません。

ちなみに、今のところ私はこんな曲を候補にあげています。
もちろん、まだ候補にあげながら編成や曲順の流れなど模索しているだけですが。。。

プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」より
リード「オセロ」
夏田鐘甲「吹奏楽のためのファンタジー」
映画音楽「ペンハー」
レスピーギ「シバの女王ベルキス」より


あ、、それから、、、ついでながら、、、
19日に職場で人事異動の内示があって、
3月いっぱいで、ドッグ・マウンテン・ハイスクール教諭ではなくなり、
4月からはそこから13キロほど西にあるハイスクールに行くことになりました。
青天の霹靂のような辞令なので、引っ越し&引き継ぎに大わらわの毎日です。
15年も居座って好き勝手にやらせてもらっていたので、
いざ出て行くとなると、まったくもってたいへんなことになります。

15年前この学校に来て、そうして職長と出会わなかったら、
この団のことも、まったく知らずにいたのかもしれませんね。
不思議な縁だと、つくづく思いますよ。



2003年03月16日(日) 第21回定演

予定より30分寝坊した。(>_<)
いい度胸してるもんだと感心した。(*^-^*)
ただでさえ不安材料満載の定演が、どうなることかと暗雲を感じないでもなかった。-。-;
でも、団員を信頼しているので、心配は自分に対してだけにしておいた。

午前中のリハは、アナウンス中心の、演奏は冒頭のいくらかだけ。
できるだけ吹かせないようにしたいものである。
とにかく、本番で今までなかったような演奏を聴かせてもらえばいい。
今さらじたばたしても、気休めになるだけで、ほとんど大差ないものである。
それより、ひと通り終わってから数カ所客席での聞こえ具合をチェックさせてもらった。
また、ぐるりよざ第2楽章だけ通してみた。
それ以上に問題になったのは、ハリポタのニンバスの部分である。
どんどん速くなると言うので、更に不安材料が増えた。
9時半に始めたリハは、11時20分ごろ終わった。

暗譜の点検は何度かに分けた方がいいので、昼食前に再びチェック。
なかなか自信が持てない。
昼食を取ってから本番までの間も何度も見直した、
こんなことは定演では3度目のような気がする。
また、去年のようなことがないように(笑)、入場の練習を3度した。
いつも思うことだけど、この本番前の昼休みは実に長い。
永遠に本番を迎えることはないような気がする。
けれども、やっぱり裏切ることなくその時間は来るのである。
そうして、団員がステージに着席し、司会の挨拶、市長の挨拶、音出し、、、
ステージが明るくなり、ホントに出るのかい?と思ったりするのだけれど、
やっぱり出て行かざるをえないのである。

「利家とまつ」は焦った。
なかなかメロディーラインがそろわないのだ。
ひゃーーっ、これじゃあ「ぐるりよざ」が思いやられるぞ。
「ハリポタ」の前半は実に緊張する場面である。
演奏するのに適正なテンポを指示するのがとてもむずかしい。
その点がどうだったのかはよくわからないが、
フルートもクラリネットも、しっかり難所をクリアしてくれた。
いよいよ「ぐるりよざ」である。
聖歌の変拍子も、中間部の変拍子も、2楽章冒頭も間違えずに振ることができた。
ここぞというところで熱することもできた。
最後のTPもしっかり鳴っていた。
3人しかいないHnも最後までよくがんばった。
1番不安材料の多かった「ぐるりよざ」が1番安定して聞こえた。
前半でラスボス戦クリアしたような心境で休憩に入った。

第2部は、概して楽しんで振ることができた。
「君の瞳に・・・」も「ABC」も、初めて間違えずに振れた。
第2部が1時間越えて長すぎるんではないかと心配していたけれど、
ちょうど1時間、定演全体がちょうど2時間だった。

演奏会でもコンクールでもそうだけど、私の願いはいつも、
練習の成果を発揮して欲しい、、、それだけである。
他人の評価は二の次である。
客席で聞いて調整するのも、練習の成果が台無しにならないためにチェックするわけだ。
練習で危なかったところもうまくやれていたので、合格である。

今年の定演は、選曲も練習もむずかしい要素がいろいろあって、苦渋の連続だった。
終わった後は、今までに感じたことのないほどの解放感に包まれた。
2時間ほど、幸福な解放感に浸っていたけれど、やがて現実に引き戻された。
来年は何をやるか、来週は何をやるか、さっそく悩ましいふりだしにもどる、のである。



2003年03月15日(土) 定演前夜

4時ごろ会場入りしたら、もう舞台設営は終わって、静かだった。
照明やマイクの調整などの時間なので、音を出したりはできない時間だ。

鍵盤楽器の置き場所など、ちょっと調整してから、
食事に行っても、少年サンデーは読まなかった(2週間分抜けることになりそうだ)。
それより、この1週間時々見返して覚えてきたところを復習するために、
スコアを見ながら、または見ないで、頭の中で何度も再現していた。
「ぐるりよざ」など、ホントに譜面台は邪魔になりそうなので、
第1部も譜面台なしで振ることに決めたのが遅かったので、たいへんな緊張である。
前日からこういう風に、自分自身の役割が不安で緊張しているのは、かなり久々である。

6時半にリハを始められるか、と思っていたけれど、9割近く集まっていた。
ここんとこ、いざという時の集まりがいいようだ。
例年のことながら、前日リハは私はたいてい客席で聞くことにしている。
指揮が見えん、といって、団員には気の毒だけれど、
責任上、客席での聞こえ方をチェックしておかなければならない。
観客にできるだけ心地よく聞いてもらいたいためでもあるけれど、
団員にしても、一生懸命やっているのに何も聞こえなかった、というのでは悲しい。
指揮台でこう聞こえれば、客席にはこう聞こえるとわかるほどには熟練していない。
特にあのホールは反響板を使えないせいもあって、
ステージ上での聞こえ方と客席での聞こえ方にかなりの違いがある。
だから、指揮者も奏者も互いに実にもどかしい練習になるけれど、避けられない。
その代わり本番では、日ごろの練習よりもうんと近い距離で連絡を取り合えるから、
思いっ切り吹いてもらいたいと思っている。

第2部だけで約1時間半、終わったら8時を回っていた。
第1部も全部やって終わったのが9時12、3分ごろ。。。
9時25分には退出ということで、みなあたふたと楽器を片づける中で、
団長がいろいろな注意事項を出すことになってしまった。
このあたりの時間の使い方を来年への反省事項にしておこう。

不安材料は多々あるけれど、それらの半分もクリアできれば、「引っ込め!!」とは言われないはずである。(^_^;)
まず、自分がちゃんと振れないとね。。。(-.-;)
きょうも、覚えたはずなのに、ちょっと混乱してしまったところがある。。(=_=;)
おーー、今夜は眠れんかもしれーん。(-_-)zzz



2003年03月08日(土) 最終練習日

出席率は9割だったかも。。。
年にこんな日が10回もあると、練習がもうちょっとはかどるのになー。。。

きょうの練習は忙しかった。
第1部の3曲を全部を、部分的に調整しながら通してから、
ウルトラの冒頭だけをわりとしつこくやって、それから演歌をひと通り、
情熱大陸を2回ほど、ABC、I Got Rhythm で、終了時刻延長状態。
ほとんど計画したとおりだったけれど、ちょっと時間が足りなかった。
後から反省するに、15分くらい前にはもうほとんど集合してたわけだから、
もっと早くから合奏に入ればよかったのだ。
けれども、私はそのころ必死で「ぐるりよざ」の曖昧なところの譜面を覚えていたので、
練習を始めるどころの騒ぎではなかったわけだ。
きょうは、譜面をまったく見ないで振る練習日でもあった。

今度の土曜日は、初めて今回の曲目を客席から聴いてみることができるわけだが、
例年のことながら、ドキドキものである。



2003年03月02日(日) 最後の1日練習日

来週もう1度練習日があるし、再来週も練習できるけれど、どちらも時間が短い。
全曲扱えるのは、もうきょうが最後である。
きょうできないことは、もう本番ではできないと言ってよい。

定演の曲順どおりに練習を進めながら、要所要所で時間をかけた。
とりわけ、「ハリポタ」の前半、「ぐるりよざ」の歌の部分と第2楽章前半、
アンコールの段取りに時間をかけた。

午後2時半ごろから再度最初からやり始めたのだが、もちろん全部できるわけはない。
一部ソリストを変更するという「ど演歌」を最後にやりたかったのだが、
思わぬ闖入者があって、4時過ぎていたこともあり、断念した。残念だんねん。
闖入者は、ホームレスとおぼしき酔っぱらいだった。実に厄介な相手である。
こういうこともあるとなると、今後、いろいろと警戒しなけりゃいけなくなるなぁ。
他の見学者同様、隅っこでおとなしく聞いていてくれるだけならいいのだけれど。。。



2003年03月01日(土) 仕上げのための2日間

ついに3月を迎えた。
再来週がいよいよ定演なので、実質的にきょう・明日が仕上げとなる。
それなのに、朝からPC買いに走ったり、部室に置いてあるキーボードアンプを
取りに行ったり、大忙しの1日になって、落ち着いて練習について考えるゆとりなし。
それらがひと通り終わってから、キーボードのチェロ音の改良を試みたけれど、
(これはぐるりよざでピッコロのバックに使うものである)うまくいかなかった。
イライラしながら、いつも出かける時間を大幅に過ぎて、
コンビニおにぎりをかじりながら、あたふたと練習に向かったのだった。
こうなると、活動場所の遠さというものを、心底感じてしまう。。。

「利家とまつ」や「ハリポタ」のメロディーの不明瞭なところを調整した。
ポップスの暗譜スタンドプレイの箇所を点検した。
最後に、「ぐるりよざ」第1、3楽章をやって、歌の部分が最大の課題になった。
やっぱりステージ前面に集めた方がいい。
いろいろ考えた結果、2グループに分けて両サイドに並べることにした。
明日そういう設定で試してみよう。


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