たまにほんとうにたまに思い出しますご飯も食べずに心弾んだ恋のことあの恋が、あの人がわたしのすべてだと本当にそう思ったあぁ、わたしはなんてわがままで貪欲で小さな恋に溺れた蛙だったのだろうだってわたしはあの人じゃない彼に今こんなにも愛されたい
さびしい夜は震える月をそっと覗いてさびしいのは此処だけじゃないと目を閉じる君を想ってひとり流した涙はふたり、流した涙君はいつも悲しいほど優しいひとだったさびしいのはきっと私だけじゃない
どこまでも深く君が私を探っていく降り注ぐは甘い息汗まみれの背中に手を回して目を閉じるそうたとえば死ぬなら今がいいね君が作った小さくてあたたかい私のためだけの居場所で