やり残したことは多すぎて何を忘れてきたのか分からない一番初めから何もかも失った私歩き出したら止まれない終わりはいつだってスタート地点だった今回もそうなのだろうと終わる事を恐れない始まる事を、恐れない--------------------------------------------忘れてたけど2月24日で、リセット一周年。読んでくれてる人いつも本当に有り難う。これからも時々書けないかもしれないけど(苦笑)毎日続けて書けるよう頑張ります!だからまた宜しくね。
意地を張って胸を張って前しか見ないで頬膨らますそんな私が全部投げ捨てて抱きしめるなんて出来ないでしょそう言って君だけ投げ捨てた最後までかっこいい私これ以上ないほど上を向いて今度はかっこわるい恋をしようと誓った
空気の少し重たい雨の降りそうな道を歩いていてふと彼の匂いに捕らわれた5ミリの透き間を埋める事の出来なかった私達匂いなんか記憶しているはずが ないのに確かに彼の匂いに囲まれていた足が竦みその場に立ち尽くすポツリ、と真っ先に零れ落ちたのは真っ黒な空から、ではなく世界を映す私のふたつの瞳から
均等にバランスを保てるほどの愛しか持ってなかったはずなのにいつのまにか片方だけに寄りかかる無様な形になってしまったこの思いを膨らましすぎたのは私でなくて、あなただと思うそういう風に思うしかもうバランスを保てない
私は最初から此処に在って彼は最初から其処に在って決して触れ合えない距離だったのに何故か自然と溶け合えて気付いたのは私が彼のいた場所に移動していた事彼から離れなきゃいけなくなったとき私のいた場所はきっともう無くなってる今更、何処に戻れるというのだろう
もう楽になりたい忘れたい飽きるほど思ったそれでも君しか見てないんだから今度は手に入れることしか考えないよそんなに簡単に手に入るような恋がしたいなら君なんか好きになってないってこと
ハートをぐつぐつと煮込んでその液体ですきって二文字だけ書いてポストに投げ込んだら伝わるかな体に染み出すほどのこの気持ちどう表現したって伝わらない君には何も触れてない
ここまで来るのに一日掛かっても言い尽くせないような事が沢山あって言わなきゃいけないことも溜まりまくってた思いとか数え切れないぐらい考えてきたのに君を目の前にするともうどうでもよくなってしまった今は思い切り抱きしめたいあなたじゃないよ今まで寂しい涙ばかり流した私自身を
笑顔が見たい笑顔が見たい君の笑顔が見たいだけど私の存在すべてが君を困った顔にする悲しそうな顔しかさせない私いなくなったら、笑ってくれるかなもう一度、君の笑顔が見たい
わたしが思いを突きつけると砕けた雲のように君は曖昧に逃げていく感情を爆発させる事も出来ないまるで泣く事すら許されない恋のようだ
あんなに長い間手放せない恋だったのに終わりはたった一瞬だった今まで溜め込みすぎてよく分からなくなっていたのかな涙もほんの数滴だけ結局、さよなら言えないままで
あなたが寝てる隙にその綺麗な首筋に唇を寄せる激しく互いを求める時自分を押さえるふりをして背中に爪を立てる今なら何故あなたが私に印をつけたがっていたのかよく分かるきっと私は横を向いていたのね今のあなたと同じように
好きなのに近づけれない触れられない空気が冷たくて体が凍えそうに寒い痛いでしょう痛いでしょう胸が泣きますキリキリキリキリ言うのですでも近づいてはいけないようなあなたの姿横顔も後姿もその髪も見るたび小さな胸が泣くこの恋は、冬のもの
壊れるぐらい愛した事はあるけど壊れるぐらい愛された事はない私だけが投げつづけた恋それがこの結果慰めのキスなんか要らない
追っていたのは消えそうになった君の声掴む前にどこか遠くに行ってしまったどうしてだろう気が付けば後姿も区別できるようになっていた今、背中を合わせて歩いたって地球を回って会えるような気さえする私はいつも伸びゆく影を追っていた細長い道端であなただけをそれはただ、さよならだけが聞きたくて
好きになりすぎると重くなって捨てたくなる捨ててしまったらまた拾ってしまう私は複雑で頑固者でもあなたのキスひとつで全部直ってしまうとても単純でばかなやつ
何もない日常から抜け出してくて全部捨てて君を選んだけれどきっとそこにもなにもないだろうあるのは押し付けがましい愛情と私の腐った言い訳だけかな
窓から眺めたすみれ色は外に出るととっくに消えてしまって真っ暗ともいえない嫌な紺色になっていたそんなに長い時間かけて階段を下りたわけではないのにと誰も聞いてはいないのに用も無く外に出た事が恥ずかしくて薄っぺらいメロンの皮のような月に言い訳優しいような切ないようなあのすみれ色の空間は一体何処に消えてしまったんでしょう開けてしまったドアの行き場だけがそれはとても気がかりで
涙ばかりで息も出来ないのに触れるだけでどうでも良くなる一瞬の幸せのあと苦しみのほうが大きい恋こんなに苦しいのに簡単に手放せないのが特徴です
私があなたをこんなに好きな事言葉に出してないのにどうして伝わったのだろう少しの勇気も出せない私優しいきっかけをありがとう今度は私から会いに行くねもう気持ちは伝わってしまったみたいだけど大好きだと伝えに
私は素直じゃないから泣きそうな顔で嫌いと呟く時は逆だと思っていいです
どこかに行くのに許可証が必要なら私は笑って手を振りますそちらがダメなら逆の方向に歩くだけ地球を一周回ってそちら側に行きましょうあなたを抱きしめるのに証拠が必要なら私は黙って唇を押し付けますなんなら脈拍でも調べればいい満足?
向こう岸に行くのにロープとボートと紙しかありません思いを伝えるには紙飛行機で十分だけれど抱きしめたいからそっちに行きます心配なんてしなくていいからとりあえずタオルでも用意しといて
あなたに魔法をかけるんです私を好きになるように前は失敗したけれど今度は手順を間違えたりなんて幼稚な事しないもう大分私も経験を重ねましたそんな事意味ないとも知っているけれどあなたに魔法をかけるんですお願いです少しだけ私に騙されて
優しさと憂いと虚しさを含んだ無機質な雨は誰かを慰め 戒め 悲しめるもし雨に少しでも温もりがあったならこの場所から離れる事はなかったけれどすれ違ってしまったのは時間だけじゃなく心も、体も、時にはため息も何かが少しだけずれて私は追いつけなくなった優しさと憂いと虚しさを含んだ湿気た地面が嫌になるだから私は逃げ出したこんな矛盾した景色が好きな君のもとから