朝起きると、同じ番号から携帯へ何度か電話が入っていた（マナーモードのままだったんで、気がつかなかった）。明らかに知らない番号だったんで、「ま、そのうち間違ってるのに気がつくだろう」と、ほたかしておいた。
　しかし。
　気がつかないばかりか、１時間おきくらいにかけてくる。呼び出し時間も相当長い。で、何回目かで留守電にメッセージが記録された。その内容は、「Ａさんが倒れて緊急入院した。すぐに連絡をくれ」という、かなり緊急性の高いモノだった。……うわ。
　ちょっと無視しきれなくなり、記録されてた番号へ電話。出たのは、留守電と同じ声の、年配の男性。間違い電話を掛け続けていることを伝えると、酷く恐縮されてしまった。いやこっちこそ、気がついた時に出てればここまで引っ張ることもなかった訳で。本来の相手にも、もっと早く連絡ついてただろうし。申し訳なかった。

　でもなあ。
　こういう場合もあれば、間違えたと解った瞬間に謝りもせずブチッと切るむかつくヤツもいるわけで……
　出るべきか否か、判断難しいよな……。

新瀬