思い出すと顔から火が出る思い出は、 誰にだってあるとはいえ、やはり忌々しい。
片思いしていた男の子に邪険にされたこと、 可愛い同級生に嫉妬してしまったこと、 発表会で、場が白けてしまったこと。
自分の自意識過剰さや、身の程知らずだったところや、 卑怯だったところや、未熟だったところ。
ただ、あのころの私には、それらの全ての逃げ場として、 寺島がいてくれた。
逃げ場として、ともだちとして、共犯として。
それが正しかったとは言わないけれど、私には必要だった。 彼がその役目を、きちんと果たしてくれたから、 私は道をそれずに済んだ気がしてる。
とここまで書いて、 そっかーーーっ、今の逃げ場は旦那なんだーっ! だから成長(*ダイエット成功も)しないんだーっ!!
って、やっと気づいたよね(もうすぐ30)
つら… 自分の馬鹿さ、つら…
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