プロジェクト推進力とは可視化と動機付けである。 こんなことはどの本にも書かれていない。 自分の経験から見い出した見解である。
この様な真理は二〜三年目迄の若手に言っても響かない 彼らはまだ自ら試行錯誤する期間であるからだ。 回り道でも良いので彼は彼のルートで成長をすることが重要なのである。
今この目の前にある仕事で答えを告げるよりももっと大きな実をとれる選択をする。 それが中長期視点だ。
10時からのミーティングまで時間があったので若手の作った会議資料を見ながらそんなことを思っていた。
細かいアラまで言い出すとキリがない。 でも自分はこう考えていて、故にこう言いたいという跡は見えていた。 行き先も何も解らずに皆からやんや言われたことをなぞるのではなく、自分で思考を重ねている跡が見える、そんな資料だった。
ただ、「さて、次はどうする?」 と問われた時の回答は見えてこない。 現在までの整理に100%のパワーを使っている状態である。これだとプロジェクトは駆動しない。そりゃそうだ。過去と現在と未来に1:1:1位ではパワーを配分したい。過去は未来との整合性を考える上で重要な観点だ。過去を無視した未来はこうしたいだけでは誰も動かない。根拠もなく実態もないからだ。これまではこうしてきているから、今後はこうしたいと言って初めて主張となる。
プロジェクトを駆動するには、その行き先を推進者が一番見ようとして、そしてそれを皆に齟齬のないように示さねばねらない。これが可視化だ。おぼろげながらでも、先を可視化すると、それぞれがすこしづつでも自発的に動ける様になる。そうなると「これでいいかな?」と聴いて来る様になるのである。
僕は芸術的良心を始め、どの良心も持っていない。僕が持っているのは神経だけである。
これが行き着いた時の心境か。
約1万日 これは大学を卒業して働き始め、定年になるまで働くとして、平均的なサラリーマンが一生涯で会社に行く日数だ。
約3億円 これは平均的なサラリーマンが一生涯で得る収入だ。
これより1日辺りで計算すると日給は約3万円となる。 日給3万円といっても税金を引いた手取りで考えると1.5万かもしれない。そう思うと安いか。
ぼうっーと座ってても1.5万貰えるなら高いのか、凄い成果をだしたとしても1.5万でしかないなら安いのか。 それは人それぞれだから解らない。
みなそれぞれ自分にできることをすればいい。 結局は無い袖振れないのだから。
芥川龍之介を読もうと思い18篇の文庫を買う
芥川龍之介の最後の作品は歯車 歯車とは何かというと偏頭痛の時に現れる半透明のギザギザで閃輝暗点(せんきあんてん)と言われる
自分も偏頭痛持ちで閃輝暗点を見るので(最近はあまり見ないが20〜30代はよく見た)、親近感を持つ。
昼食に奥さんから顔をまじまじ目られてあれこれ言われたことを思い出して鏡を持って自分の顔を眺めてみる。
白髪が増え、ほうれい線も目立つ様になってきている、髭も濃くなった。10年前は一週間に一度しか髭を剃らなかったが、今は平日は流石に毎日剃らないと気になってくる。(もちろん一日くらい飛ばしても問題はないが、顔を触った時に平日にじょりじよりする感があるのははあまり落ち着かない)
深夜に通販番組を見てたらシリカを勧めてきたので気になった。鹿児島県の徳之島は長寿の島で知られて60代など若手らしい。あと15年経っても若手なのかと思うと、人生はまだまだ長いなと思えてしまう。
今の暮らしを保ちつつも、自分を表現していけるフィールドについて考えていかねばそれこそ60歳位になって暇で死ぬことになりそうだ。
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