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2003年11月30日(日) 無題...炎が青くてきれいなので

もう明日から師走.
今日になってからの深夜,眠れなかったのでサイトをいじったり
Macのハ−ド内の整理をしたり朝まで過ごす.

日当たりのイイ部屋なのでけれど,さすがに寒い日だったので
暖房をON.
それまでは珈琲を啜りながらMacと遊んでいたけれど
その後は快適になり作業も順調に進む.

エアコンの暖房はコンタクトがかわくので苦手だ.
石油スト−ブをださなければと思う.

アラジンというメ−カ−の
ブル−フレ−ムヒ−タ− 自然通気形開放式石油スト−ブ.

炎が青くてきれいなので何年か前に買ったもの.
やかんを置けばお湯も沸かせるから珈琲を飲むときにも便利.

これからの季節はいい相棒になるだろう.

★ 無題(むだい) ふつうの日曜日であった.


2003年11月29日(土) 雨障...この上ない1杯を

長く降り続く冷たい雨.
寒さのせいか...今日のコ−ヒ−はいつもより暖かく美味く感じる.
湯気が浮かんでは消え,消えては浮かんで
その香りを漂わせる.

特に外にでる気もしないのでコ−ヒ−三昧.

今日のブレンディングのひとつはなかなかよくできた.
この上ない1杯をぼくは,ぼくにいれたのだ.

明日も雨ならば,切ない願いを挽いた1杯を君に捧げよう.

君の好きな青いバラを添えたら喜ぶのだろうか.

★ 雨障(あまつつみ) 雨に妨げられて外出できないこと.


2003年11月28日(金) 雲霓...そして

台風21号.
最遅の台風らしい.
しかも日本列島に向かっている気配.
すごそうなやつだなぁ.

このコ−スで来ると太平洋側にはいい波が来るだろう.
災害の恐れもあるわけだが
刹那
至福の時間をくれたりもするのだ.

きっと週明けまで雨だろう.
一過の波をわけてもらいにいこうか.
予定が...無理だろうな...(T_T)

今の自分にはそれくらいの体力もないだろうし.
ここ3日間,さぼってしまったトレ−ニングも再開せねば.

こんなときに備えるために.
逃したら終わりのなき悔恨をせぬために.

一期一会.

そして...虹は現われるのだろうか.

★ 雲霓(うんげい) 雲と虹.
           雨の降るまえぶれと雨後を意味する.


2003年11月27日(木) 前立...ぼんやりとしたものが具現化した瞬間

先日,尊敬する日記作家のひとりのRさんからメ−ルをいただいた.
手掛けている仕事の一部だと思われるコラムの一文だ.

きっと,それについての返信を待っているのかもしれないけれど
まだ,だしていない.
何かいい内容がないか...模索していたのだが
やっと,自分が書きたいことへ辿り着いたとうか巡りあった.

それは代弁というくらいにぼくと同じことを考えていて記してあった.
まさにビンゴな文章であり,ぼんやりとしたものが具現化した瞬間でもあったわけだ.

ある新聞の編集後記.

武将達のシンボルといえるモノに注目して書いてあり
そこに目をつけるとはすごいジャ−ナリストだと感心してしまった.
ぼくのシナプスにはないモノだったので勉強にもなり
ひとつ,テリトリ−が広がった感じである.

つまるところ,受け売りになってしまうけれど
これしかない内容だったのでリンクを貼らせたいただく.
ひとの力を借りてしまうけれど読んでみてください.
あ〜〜あぁ,自分の文章の表現力の無さに落ち込むであるよ...

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20031126ig15.htm

協力 読売新聞
   Yomiuri On Line  http://www.yomiuri.co.jp
(読売新聞様から記載の許諾をいただいています.)

日本の対応はほんとうに愛があるのだろうか.
立前だけでないことを願う.

★ 前立(まえだて) 兜のたてもののひとつ.


2003年11月26日(水) 弼成...幸せと正しさは決して比例するものではない

今日も「恋文」を観賞した.
感情移入してしまいウルウルモ−ド...

今回はサイドのスト−リ−が完結してしまう内容だったが
これからの人間模様に意味をもつ感じがして先が楽しみである.

原作と比べながらみていて
同時に脚本の書き方を勉強している.
ほんとか...


このセリフと役者さんの演技.
思わず魅入ってしまった.

「このままじゃ,一生惚れたままじゃんか.
 ずるいよ.」

想いあっていても
許しあっていても
すれ違い続けた男女の最期の瞬間の言葉.
素直になれないのは哀しいことであるよ.

何日か前に書いたけれど
幸せと正しさは決して比例するものではない.
素直ということが
幸せを正しく
正しさを幸せに...導くもののすべてではないが
助けくれるアイテムではあるだろう.

あのひとはどうしているのだろうか.

★ 弼成(ひっせい) たすけて成就させること.


2003年11月25日(火) 星石...ワインの赤に染まりながら

久しぶりにベランダにでてみた.
寒くて...心地いいとはいえないが,透明な夜だ.
漆黒というより群青.

雨上がりのせいもあり,おまけに風も強くて星もきれいにみえる.
星達のポジションが変わっている.
気のせいか...
いや,移動している.
見慣れたものがなくて,新しい発見がある感じ.

子供のころはこのあたりでもよく流れ星がみえたのにな.
今はみえにくくなっている.


こんな夜は何をしようか.
なんか眠れそうもないので...
ワインと小説と,夜を過ごしてみるか.

閃きが
ヒントが
ワインの赤に染まりながら流れ込み
そして染み込んでいく.

火星が,もし流れたら...
赤い彗星になってこんな感じに流れ,消えるのだろうか.
きっとぼくはそれをみることはできないんだ.

★ 星石(ほしいし) 隕石の俗称.


2003年11月24日(月) 冬蜂...もって2時間くらいだろうか

からだを冷やす気流を防ぐためにマフラ−などしてみた.
暖かいんだね.

人の何倍も寒がりなのに
厚着がキライなのと
余計なものを身に纏うのがキライなのと
車の移動が多いのと
電車とか都内の建物の中は暖房が自然を否定する暖かさだし(なんか暑いし)
とにかく冬には対応していない人間なのであるよ.
そんな自分でも認識しているデ−タがあるから否定もできないけれど
どうやら冬場のぼくは死にそうにみえるらしい.
今日,人にいわれたりした...
今日は特に寒かったし.

死にそうというか
貧乏そうというか
貧相というか
まぁ,いいイメ−ジではないのは確かだ.

なので
マフラ-をしてみたのだ.

たまにはイイモノだ.
あったかだよぉ.

そんな冬でも毎週のごとく海に通っていたころを思いだす.
若かったといえばそれまでだが,海に入ってる間は暖かいわけではない.
夏場のように何時間でも入っていられない.
体力の消耗もかなりのものになる.
冬場はもって2時間くらいだろうか.

海から上がった後に浴びるため,家からポリタンクにいれた熱湯も
その頃には程よくさめている.
人肌のごとく心地イイ.

熱くなく
冷たくなく
ホッとするような温度がなんとも安らぐのだ.
あっという間に,そんな季節になってしまったのかと思うと
冷たい雨が落ちてきた.
人肌くらいのシャワ−でも浴びて眠ろうか...

★ 冬蜂(ふゆのはち) 冬に日当たりのよいところなどに見かける動作も鈍くなった蜂


2003年11月23日(日) 振作...胃液が苦いだけだった

撮影の仕事を終え,webの仕事へ奔走する.
後者はかなりハイレベルなプロ集団で,その中でぼくは力のなさに苦しむ...(T_T)
いくらちょっとしたバイトとはいえ,無力さが露呈されるのはたまらない.
自分は一体何をしていたのか...なんて思わされた.

そして精神的に参っていると
睡眠不足と朝からろくに食事もできなかったのが災いして
不覚にも嘔吐した.
といっても,吐くものがない.
胃液が苦いだけだった.

健康管理ができていないのは情けないとしか言い様がない.
自分がいやになるであるよ.

気温の変化も激しかったといえば少しはいい訳になるのだろうか.


友人のサイトを構築するにあたり
イイ勉強をさせてもらいながら,嘔吐しても,それでも仕事をした.

さすがに,ダウン.

体力が落ちているのもショックだが
仕事のテリトリ−での力不足もショック.

まだまだ精進がたらんな.
折角のチャンスなので,いろいろと見直そうと思う.

新たな進化をしなければいけないのかもしれない.

★ 振作(しんさく) 勢いをふるいおこすこと.


2003年11月22日(土) 無題...人がうざくてたまらん

海に行くとき,車でよく通るあたりの街まで電車で行ってきた.
時間はよめるけれど
やっぱ電車はキライだ.

人がうざくてたまらん.

しかし
ちょっとした小旅行な気分で楽しめた道のりだったのも以外だった.
小説もゆっくり読めたし
天気はいいし
考え方を変えればなんとか行けるものだな.

今日,あった方は
いいもの創れるかも,とか
楽しく制作できそう,とか
いい仲間になれるような...
そんな感じであったよ.

頑張ろう.

★ 無題(むだい) 日記っぽい日記のつもり.


2003年11月21日(金) 無題...悩んだ末に

今日は久しぶりに...といっても数日の間だけだけれど
お気に入りのカフェに出没.

ブレンドか
ストレ−トか
悩んだ末にブレンドを注文.

ん〜〜,おいしかった.

ここはサイフォンでいれてくれる.
もうひとつのお気に入りは,ネルでゆっくりと落としてくれる.

どちらも入れ方は違えど,たまらなくおいしい.
マスタ−のこだわりが確実に味に反映されている.

今日もマッチをいただいてきたので
煙草もうまい.

ぼぉっとしそうな暖かさ.
連休は忙しい.
突然の電話で仕事が舞い込んできたので,連休明けも忙しくなった.

休日のような1日.
されど
嵐の前の静けさって感じ.

★ 無題(むだい) その店のブレンドか,ブルマンか...悩みお起き年頃なり.


2003年11月20日(木) 恋文...いいでしょうか,連城さん!!

こいぶみ.
原作を読んだことがある.
心が揺れた小説だったので記憶に鮮明に残っている.
また映像化されたので,再度読んでみた.

で,ドラマの方だけれど
スト−リ−はほぼ忠実に再現されているし
ちょっとした昔を現代に置き換えていてわかりやすくしているし
主人公のバイト先も映像で見映えがいいように設定されているし
面白い.

原作がお気に入りなので,気になってみている.

そして
ぼくがかっこいいとおもったのは
その文庫本に一緒に収録されている作品がドラマのサイドスト−リ−として
存在していることだ.

このお話だけでもドラマが作れるくらいのモノだと思うのだが
あえて画にしないで話だけでもってくるところがにくい気がしてならない.

ちなみに連城三紀彦の作品はイイというかすごい.
この文庫本の中のどれもがといっていいほど映像にしたくなるのだから.

映像化したいのがふたつあります.
いいでしょうか,連城さん!!
まじでいつか撮りたいと思うのであ−るよ.

★ 恋文(こいぶみ) 恋慕の情を述べた手紙,ラブレタ−.
           現在放映中のドラマの題.


2003年11月19日(水) 名刹...京都に次いでお寺や神社が多い

まだぼんやりとだけしか話がみえないけれど,作品を撮ろうと思う.
で,今日はロケハンにいってきた.

舞台になるところは決めたので,そこへ足を運んだわけだ.
京都に次いでお寺や神社が多い街.
城下町.

道路使用や道路占用関係の下調べとか.
建物の肖像権とか.
地域の人たちとか...

いろいろお話できてよかった.
明日は今日撮れなかったところの資料写真を撮りに行こうかな.

実はバイト先の上司と意見があわずクビになった.
いや,辞めてやった.

時間ができたので,思い立ったらやるしかない.
でも,金がないぞ...

これから準備の大変さが待ちかまえている.

頑張ろう.

たくさんの人に協力をお願いするだろう.
どうぞよろしくです.
しかし,いつになるかねぇ.

★ 名刹(めいさつ) 名高いお寺.


2003年11月18日(火) 死結...友と経験に感謝しつつ

正しさか,幸せか.
尊敬する日記作家のNさんが書いていた.

とてもタイムリ−に自分の身の回りでの出来事がのしかかる.

これは仕事でも当てはまるし,恋愛とか夫婦とかでも当てはまる.
そんな言葉であり,心情をえぐったような意味をもつアイテムだと思う.

詳しくはぼくは書かない.
Nさんが書いているし.


正しさか,幸せか...
どちらかをとるならば
やはり,幸せを選ぶべきだということだ.

いいことを教えてもらい
実経験もあいかさなって
友と経験に感謝である.

お香の木には生木で香になるものとそうでないものがある.
正しさを選んで生々しく我をとおすより
幸せを選んで細く長く笑顔でいて
なおかつ,時が経ったときに...
いい味とかいい薫りとか,そんなものが漂うであろう選択は素敵ではないだろうか.
いつかそんなお香を焚いてみたい.

★ 死結(しけつ) 切ってから数十年経て香気を発する香の木.


2003年11月16日(日) 無題...たまにはこんなのもイイモノだ

友達とオ−ルナイト.
体力が大丈夫か心配だったけれど,おもいっきり遊んで楽しんだ.
たまにはこんなのもイイモノだ.

ビリヤ−ドも何年かぶりにチャレンジ.
次はダ−ツで勝負だね.

★ 無題(むだい) ちょっとさぼっていたけれど復活です.


2003年11月14日(金) 灯穂...溶けて消えていくまで

暖かい日だったが
こんな季節になっても蝶が舞っているのには驚いた.

紋黄蝶.

ぼくの眼の錯覚でなければ春から夏にかけて翔んでいたやつより
色素が濃い気がしたのだが.

完璧なまでの蒼い空に黄色がとても映える.
素晴らしい.

まわりの音が消えた.

陽射しに眼を細めながら姿を追っていた.
その黄色が青色に溶けて消えていくまで追っていた.

儚い幻だったのだろうか.
雑踏の音が再び耳にはいってきて
そして,ぼくはまた歩き始めた.

★ 灯穂(とうすい) ともしびのほのお.


2003年11月11日(火) 無題...粋じゃないってば

まだ11月だというのにクリスマスのイルミネ−ションを飾っている
家がベランダからみえる.

勘弁してくれ...
商業的な戦略では,もう争いが始めっているのはかまわないけれど.
そういうのは,せめて12月になってからがいいよ.


季節感とか
情緒とか
ないんだよぉ.

クリスマスに情緒も趣もないか.

日本風にいうなら粋じゃないってば.

そんな中でも
煙草の煙が流れて消えて行く先には
紅色の季節の象徴があるのかもしれない.

小さな愚痴でした.

★ 無題(むだい) なんとなく...さぁ.


2003年11月10日(月) 結紐...君のためにできること

君は迷っている.
君は後悔している.

ぼくは遠くから見守っているだけでなにもできないけれど
「頑張れよ」とだけはいえる.

君は変わろうとしない.
君は変わろうとする.

ぼくは手をつないで導くことはできるけれど
最後まで一緒にいることはできない.

君は殻を破らない.
君は殻を破る.

ぼくは君の笑顔が好きだけれど
それをファインダ-に納めることしかできない.

君はぼくをずっとみている.
君はぼくをずっと待っている.


ぼくは君の片割れなんだ.
だから,ぼくも君をずっと待っている.

でも,ぼくは気が短いから
ぼくから君を迎えに行くよ.

それでいいかい?

★ 結紐(ゆいひも) 結んだ紐,結ぶための紐.


2003年11月09日(日) 水締...汚れを洗い流した明日

鬱陶しい雨.

からみついて
染み入るような
とても嫌悪感を感じる雨だ.

景色も
霞んでみえるというより
くすんでみえる.

ぼくの心が病んでいるのか...
ぼくの心が濁っているのか...

こんなに嫌な雨はめずらしい.

それでも雨は
きっと
汚れを洗い流した明日をくれるのだろう.

それでも雨は
きっと
木々が根を張った強い地面をくれるのだろう.

恵みの雨にするかどうかは,自分の気持ち次第なのかもしれない.

★ 水締(みずしめ) 地面に水を蒔いて固めること.


2003年11月08日(土) 流浪...旅人にでもなろうか

旅.
旅行でもいい.
ぼくは旅と旅行は別物と思っているのだが
それらに慣れた人は話をしていて楽しいと思う.

どこか落ち着いていたり
自分の行動のパタ−ンやテリトリ−をしっかりともっている.
つまり,自分の考えや目的を...
もっと削ってしまえば自分をしっかりともっているからだ.

今日はそんな人たちと出逢い,お話をする機会があったのだが
僅かではあったにしろ楽しい時間をいただいた気がする.

来月には自分が旅人にでもなろうか.
行き先は京都がいいだろう.

買いたいものもあるし
行きたいところもある.
観光名所じゃなくて,とあるカフェなのだが...

なので,少しばかりの観光をしたら
気に入った場所や行きたかった場所に陣取って
ゆっくり過ごそうと思う.

街や人そして歴史が何かヒントをくれるかもしれない.

★ 流浪(るろう) さすらうこと.


2003年11月07日(金) 針書...晴耕雨読な生活もいいなと思った

遅めの夕食をとりながらなんとなくTVを観ていた.
とある番組で家のりフォ−ムプロジェクトをやっていたのだけれど
その中での言葉に遠い記憶のように蘇るものを感じた.

「松は生命の象徴.」
「いつも緑だから.」

実家の庭には松があるのだけれど
庭師の方々が口をそろえて,いい松だ,とかこんなのみたことはないなどと
褒めてくれる.
そんな松だ.

祖父が手塩にかけていたのを思いだす.
ぼくが知るかぎりでは祖父が大事にしていたという記憶だが
親父にしてみれば祖父
祖父ににしてみればその先代の顏が目に浮かぶのだろう.
そうやって受け継がれてきたものなのだ.

隠居したら晴耕雨読な生活もいいなと思った.
松をはじめとし,金木犀やその他いろいろ...
庭にある木々達を守っていこう.

晴れた日には光合成をし
雨の日にはすいぶんを吸収し
ぼくも,いや人間もこんな繰り返しをずっとしているのかもしれない.

芭蕉もいっている.
「松のことは松に習え,竹のことは竹に習え」と.

陽が昇り暖かくなったら
松をみて1日を過ごしてみるのもいいだろう.
ぼくに届いてくる松風がなにか新しい歴史を知らせてくれるのではないだろうか.
ぼくはそれを自分に刻み込んでいけばいい.

★ 針書(はりがき) 針または錐状のもので線刻すること.


2003年11月06日(木) 火点...古きよき時代のマッチ

おいしい珈琲をいれくれるカフェと出会った.
偶然とはおもしろいもので,その中に何かの意味を漂わせている気がする.

落ち着いた雰囲気の店内は,大正時代あたりを思わせる.
壁に掛かっていた古きよき時代のマッチのコレクション.
たばこに火とつけるときにマッチを愛用しているぼくにとっては
この上なくうれしい演出である.

しかも...
内装とか外壁とか,カップとかテ−ブルとかインテリアなどにも
喜びと驚きがあるのだが
年間の売り上げがなんと!!...億を越えるというのには驚いた.

喫茶店で億を越えるというのはすごいと思う.
経営には疎いほうだと思うのだが,直感的にすごいと感じた.

きっと,これからバイトの帰りに毎日よるだろう.
息抜きと疲れを癒すために.
そして,新しいことを考えるために.

そのひとときは,何かを生み出すきっかけとなるのかもしれない.
生まれたものに更なる生命を宿らせるのは,ぼくの資質にかかっている.

★ 火点(ひともし) 火をともすこと,あかりをつけること.


2003年11月03日(月) 露命...タイムスリップ

今日の秋の雨は霧のように空気中を漂う感じで
そこはかとなく風情があった気がした.
その城下町になぜかあっていて雰囲気を醸し出す手助けをしていた.
秋晴れもいいけれど,こんな日もいいなと思ったり.

この街はお寺や神社が多い.
そのひとつでお茶会があったようで,着物姿の御婦人が多く見受けられた.

雨の日で大変だろうけれど,土砂降りではないので
お寺と着物と雨の演出に感謝してそんな情景を眺めていた.

湿気のせいだろう.
今日のマッチは火がつきにくい.
力任せに擦ってたばこをふかし始めた.

まだお茶をはじめて間もないと思われる女性ふたりがお寺から出てくる.
ふたりとも色が白く和服がよく似合っていた.

そのときである.
現代にはあり得ないものが出現してきた.
そのふたりは,興味津々になり
自分たちの姿やお茶会の名残もあったのだろう...
通りがかった人力車に乗ることにしたらしい.

刹那.
時間の流れと音の振動が消え去り,タイムスリップした感覚になった.
大通りから離れた位置だったので,自動車も見当たらないその空間は
完璧に演出されたワンシ−ンだ.

カメラを持っていなかったのが悔やまれる.

粋な偶然がつくりあげたモノ.
そこに偶然いた自分.

出逢いはそんなものなのだろう.
今度はあの人力車に乗って,ちょっとだけ高くなる視線から街を,
人をみてみようと思う.
自分の眼とファインダ-をとおして.

車夫の人は雨具も着ないで車を引いていた.
ぼくは傘を閉じて霧のような雨をまとわりつかせて
自分を現代という時空に引き戻した.
そして,彼らとは逆方向に歩き始めた.

★ 露命(ろめい) 霧のようにはかない命.


2003年11月02日(日) 哀婉...瑠璃色のアゲハ

ふとしたことでアゲハのアレコレを調べたみたりした.
日本にもたくさんの種が存在するが,世界的にみるとさらにいろんな種があるのには
ちょっと驚いたな.
各国での名前があるけれど,日本名としてきちんと整理されていたりするので
直感的にもわかりやすい.
もちろん,それらの種はここらではお目にかかれないが...

青い光のように舞うアゲハ.

知人のそのひとことで,ぼくの探究心に日がついてしまったわけだ.

それはインドネシアの方で生息しているらしい.
先日,珈琲マメ屋さんで購入した麻袋にデザインしてあった蝶かもしれない.
是非とも舞う姿をこの眼でみたい.

瑠璃色のアゲハ.

秋の風は日に日に冷たくなっていく.
僅かな公害のようなたばこの煙が気流に乗っていった.

★ 哀婉(あいえん) あわれに美しくしとやかなこと.


2003年11月01日(土) 強靱...あのハ−ドで孤独な

疲れた...
なんか久しぶりに疲れ果ててウトウトしている.

今日はかなり遠出の仕事だったので
そのせいもあるのだろうな.

まっ,その甲斐あって,でごはんも美味しいし
たくさん食べれるし...いい感じだ.

それでも太らないので労働や運動がそのカロリ−を上回っているだろう.
体質もあるのだけれど...

ぼくの場合,きちんとトレ−ニングしていないとダメなのである.
脂肪がつきにくいので,筋肉で太るしかない.

気がついたらなんとも貧弱なからだになっているではないか.
ジムに復活しないと意識や体がいままでの質感を忘れてしまう.
また,あのハ−ドで孤独なトレ−ニングを始めますか.
思いだしたようにやっていたのではダメだ.
きちんとスケジュ−ルとメニュ−を組んでやるしかない.
頑張ろう.

頑張れよ,自分.

★ 強靱(きょうじん) 強くてねばりのあること,しなやかで強いこと.



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