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■ 妊婦のきもの2(お茶会など)
妊娠7ヶ月半ば、再び着物を着る機会にめぐまれました。 しかも同じ日に二か所。お茶会と、観桜会という名目のお食事会です。
当日の天気予報は雨、前日夜から強風が吹き荒れ、着物には不適な天候でした。 でもせっかくの機会を失うのが嫌で、いっそのこと、袴でもはいていこうか、 処分予定の未着用ポリの着物にしようかとは思っても、洋服でいこう、とは 思いませんでした。
幸い当日は風は穏やかになり、普通の雨になっていましたので、 第二候補の紋なし黄色系の色無地風(一色でなくグラデーションなので小紋?)に ピンクの名古屋帯で出かけました。
天気が良ければ、紅梅色の紋付江戸小紋に紫の刺繍帯にするつもりだったのですが、 この江戸小紋、私が自分で購入した着物で一番高く唯一1万円をこえるものなので 雨の日には…さすがにちょっと。 また、新品の桜色のエナメル草履もやめ、今回も、ウレタン草履にしました。
余談ですが、このウレタン草履、圧倒的に出番が多い。夏は、着物なら白木芳町、 ゆかたならゆかたりずむの足形が定番ですが、それ以外のシーズンの場合、 結局いつもウレタン草履をはいている気がします。
着付けですが、前回よりお腹が大きくなった分、襟の崩れを警戒し、 長襦袢はコーリン腰紐で固定しました。ところが、この襦袢、えり抜きを つけ忘れていたたため、襟がどんどんつまってきてしまい、ほとんど抜けて いない状態になってしまいました。 襦袢自体を引っぱればいいのだけど、中古品だけに、裂けるのでは、と心配で。 コーリンベルトやら、腰紐やらを使うなら、えり抜きは必須だと思いました。
着物は、腰骨の位置で腰紐を締め、伊達締はゴム製にして高めに、帯はもともと 短めなので、かなり無理があったけど、本当にぎりぎりのところでなんとか 二回巻くことができました。着てみると、案外お腹はめだちません。特に 正面からだと、おはしょり、ながーい、ってだけで、妊婦には見えない、と思います。 帯が短かったので、あまりゆったり巻けなかったけど、それでも苦しくはならず、 ほぼ丸1日着物で過ごすことができました。
困ったことといえば、トイレかな。マタニティー用って、お腹を覆うデザインだから。 一回ごとに、ちょっと気をつけて整えれば済む話ではありますが、うっかりそのまま でると、けっこうみっともないことになるかも。 あと、今回は長襦袢も着物も絹物で、肌触りがよくて楽しかったのですが、 予想以上に暖かくて、電車の中では暑いくらいでした。手持ちの長襦袢はほとんど 袖無双なのに、この長襦袢は袷。真冬以外は、袷は暑いのかもしれません。
今回は、お茶席にも出るので、前回のようなゆるゆる着付けではなく、 紐の位置などを工夫するだけでしたので、周囲からも「きちんと着ている」 と評されました。この程度であれば、ぎりぎり結婚式でも許される着付けだと 思います。
というわけで、7か月までなら、着物の着用に問題はなさそうです。 妊娠初期よりも体調が安定している分、良いのではないでしょうか。
この先は、さすがに着用機会、なさそうなのですが、もし、恵まれれば 試してみたいと思っています。
最後に、お茶会は、大人になってから初めてだったのですが、とても 素敵な雰囲気でした。緊張したけど楽しかったので、産休・育休中だけでも 可能なら習ってみたい、と思いました。 観桜会は、残念ながら桜は咲き始めたばかりでしたが、とてもおいしい お食事を、それこそお腹いっぱいいただいて、楽しく過ごしました。 今回は、小紋系の方が多かったかな。今度機会があれば、白地に蝶の小紋も いいなあ、お正月なら紅型小紋もいいなあ、などと楽しく思いを巡らせました。 外を歩くときだったら、ウールか木綿が気楽ですし、それこそ、いつか、 袴も着てみたいなあ。
2007年03月25日(日)
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