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■ つわり
別サイトからの転記/日付け適当です
出血もおさまり、順調ということで、ほぼ一月ぶりに職場復職しましたが、 つわりのため、通勤の辛さが格別で、ついてしまえばまだしも、 この通勤にいつまでたえられるか自信がなかったり。
寝たきり生活はとても辛かったけど、このつわりにはかなわない。 一日中去らない吐き気。空腹だと胃がねじれて、満腹だと胃内容物が 泡立つ。いつまで続くか分からず、ただただ、耐えるしかできないつわり。 吐く度にのどは焼かれ、いつもひりひり痛んでいました。
ちなみに、私は(他の人も?)吐いてもほとんど楽になりません。 ただ、吐きそうな状態がしばらく遠のくだけで、つよい吐き気と むかむかは続きます。そして、暫くすると、また吐くのです。
いったいなんでこんな目にあわなきゃならないんだろうと、夫に 八つ当たりする毎日です。ただ、救いは、なんとか眠れること。 私は夜の方がひどいので、たえられなくなったら、寝て逃げていました。
ピーク時は、ほぼ一日中吐いていました。ちょっと飲んだジュースも 吐きます。小さな塩むすび一つも吐いてしまい、なにも口に できなくなりました。起き上がると吐き気が強まるので、 寝たきりになりました。体重はぐんぐん減りました。 入院施設の無い近所の病院へいき、点滴で命をつなぎました。
我が家には、とある事情により尿中ケトン体試験紙があるため、 自分でみたところ、かなり症状は進んでいました。妊娠悪阻です。 そう言えば尿もほとんどでないし、すごい、濃縮状態になっている。 起き上がれないのは、吐き気だけじゃなくて脱水のせいかも。
それからの毎日は点滴に通いつつ、点滴だけで補えない、と、必死で 水分とりました。吐きながら、おもゆを食べたりしました。 どういうわけか、ももが一番抵抗なく食べられるので、一日半分〜1個、 食べた気がします。
最悪の週が過ぎ、ようやく体を起こせるようになったころ、 水分がとれるようになりました。 その後、少しずつ食事をとるようになりました。数週間ぶりに 夕食までとれる様になり、体力と体重は急速に回復しました。 長い間の寝たきりですっかりなくなった筋肉も少しずつ戻り、 歩くこともできるようになりました。
完全な回復はせず、空腹時に特に吐き気の強い、食べつわり状態に戻り、 なんとか再び仕事に戻れるようになりました。まだ夜は時々吐くし、 乗り物すべてに酔うため、通勤がとても辛いですが、あの地獄の 脱水の日々と比べれば、ずいぶん良くなった気がします。 ちょっとひどい日、ほとんど大丈夫な日を繰り返しながら、きがつくと つわりは終わっていました。
ひとつ、おすすめを。つわりのひどい時期、まだ通常体型だけど、 普通の下着は苦しくてつけられませんでした。これから第一子を妊娠される 方、妊娠中から産後までつかえる、ハーフトップタイプのブラと、 マタニティーショーツか、いつもよりサイズが大きいショーツを、つわり前に 用意しておくことをおすすめします。できればジャンパースカートなどの マタニティー対応の服もあるとよりいいと思います。
つわり 8割ほどの妊婦にみられる。最も多い症状は吐き気、むかつき。 においが気になる妊婦も多い。原因は様々な説があり、急激な ホルモン変化のためという説、胎児を異物と判断し排除する働きから 影響するという説など。かつてよく言われた精神的なもの (妊娠が嬉しくない、夫が甘やかす)は、最近はあまり聞かれなく なったが、個人的には強く否定したい。いまのところ、はっきりした 原因はわかっていない。 始まりは4~8週、終わりは13~16週、ピークは妊娠3か月、9週前後の ことが多い。出産まで続いたり、つわり第二波がある場合もある。
余談:サリドマイドは、つわりの薬として利用されていました。 その経験もあり、つわりにたいして薬が処方されることはほとんど ないようですし、妊婦としても、考えてしまいます。 結局、時間が過ぎるまでひたすら耐えることしかできず、だれも当てに ならない、だれも助けてくれない、病院行っても楽にならない、との 思いを強くしました。夫には、毎日当たり散らして、迷惑かけました。
妊娠悪阻 つわりが悪化し、日常生活が不可能で、医学的な介入が必要な 状態。特に決まった定義はないが、尿中ケトン体の量は 入院治療への一つの目安となる。入院が必要な重症妊娠悪阻の 割合は、全妊婦の0.02~5%と言われる。入院しても悪化する場合、 ごくわずかではあるが、中絶せざるを得ないこともあったらしい。
2004年09月20日(月)
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