昨日・今日・明日
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庄野潤三の「せきれい」と「庭のつるばら」を続けて読んだ。 「せきれい」では小沼丹が、「庭のつるばら」では清水さんが(庄野さんのお友達で丹精したバラを届けてくださる人)亡くなっている。 私は小沼丹の大ファンで、小沼丹の書物で知って、庄野潤三や井伏鱒二を読むようになった。「せきれい」では庄野さんにとって小沼丹がどれほど大切な友人であり、敬愛する作家であったかよく伝わってきて、切ない。
バラの清水さんは「エイヴォン記」から登場する、庄野さんの作中で描かれる人だけれど、私はこの方が好きだった。ご自分で大切に育てたバラを持って急な坂道をゆっくり歩いてこられる描写がでてくると、何故かうれしかった。 庄野さんの奥様に宛てて書かれた最後の手紙を読んで、泣いた。本を読んで泣くのは久しぶりだった。
宅配で届いた野菜で、夕食をつくる。おいしいねえ、と言って食べる。いい曲だなあ、と音楽を聴く。庄野潤三を読んだ後は、きっちりていねいに生活しようと思う。自分の毎日を美しくしようと思う。 ・購入物:なし
・朝食:チーズトースト、珈琲 昼食:バターロール、メロンパン、紅茶、甘夏ミカン 夕食:豚とシメジの生姜焼き、ほうれん草の和え物、玉ねぎとネギの味噌汁、玄米ご飯
桜が咲きはじめている。日差しも暖かくなってきて、いよいよ春という感じ。
今日は映画2本観た。 「弥次喜多道中記」マキノ雅弘監督。いや〜おもしろかった。今のミュージカルは少し苦手だが、この手の「時代劇オペレッタ」は大好き。遠山金四郎と鼠小僧が弥次さん喜多さんと間違われるところなんかもよくできていて、違和感なく見られる。江戸時代から抜け出てきたような片岡千恵蔵と、歌いまくるディックミネ。素晴らしい。 チラシに書いてあった「パピプペ、パピプペ、パピプペポ」の意味やっとわかった。
「浪人街」同じくマキノ監督。こちらはチャンバラ。刀と刀がぶつかった時に、火花が出たのにはびっくり。放蕩ものの源内に奥さんを助けに行くよう諭す、高峰三枝子がよかった。始めと終わりに挿入されるテロップがかっこいい。 「浪人街の白壁にいろはにほへとと書きました」
・購入物:小林信彦「コラムは歌う」(ちくま文庫=古書) 海野弘「世紀末の街角」(中公新書=古書)
・朝食:フランスパン、コーンスープ、レタスのスープ、卵焼き、ソーセージ、珈琲 昼食:きつねうどん 夕食:外食(ステーキ重、サラダ、味噌汁)
2003年03月29日(土) |
掃除、ソフトクリーム、「沈黙」 |
晴れて気持ちよい一日。少し風が冷たい。
朝から風呂掃除。ピカピカとまではいかないが、ピカ、くらいまではきれいになった。
食料の調達のついでに、昼ご飯にたこ焼きを食べる。アツアツをハフハフと。隣で子どもが食べていたソフトクリームを見て、激しく触発され、久しぶりにバニラソフトクリームを食べた。
帰って掃除。まったく家事仕事というのは尽きることがない。炊事、洗濯、掃除、整理、などなどなど。次から次へとわいて出て、少し手を抜くと後から倍になって返ってくる。 押入の整理の続きも。少しは使いやすくなった。もう着ないだろうと思われる服を思い切って処分する。
夜、ベルイマンの「沈黙」を見る。タイトルどおり、セリフも少ないし、音楽もない。女性の性衝動と嫉妬がテーマかな、とわかってきたところで寝てしまった。くそ〜、決して面白くなかったわけではないのに、早起きと夕食時のビールがきいたかな。 Tにどうなったか聞いても、なかなかムズカシイなあ、というなんだかよくわからない感想。また観なおそ。
・購入物:特になし
・朝食:食べなかった 昼食:たこ焼き、ソフトクリーム 夕食:焼き餃子、レタスとたまごのスープ、イカフライ、麦酒
2003年03月28日(金) |
メインテーマ、物産展、泥棒 |
一日中、薬師丸ひろ子の「メインテーマ」が頭の中をまわり続けた、なぜか。
帰りに天満橋の松坂屋に寄った。いつもは閑散としているのだが今日はなんだか客が多いな、と思ったら北海道物産展をやっていた。帆立やカニ、鮭やイクラなど美味しそう。(イクラは嫌いだけど)いろいろ見てまわる。 見るだけのつもりが、とうもろこしやジャガイモのフレークの店でつかまってしまった。 やれスープだ、サラダだと次から次へと試食させられた上に、横で試食してたおばちゃんに、 「あんた買うんやったら私も買うわ」 とわけのわからんことまで言われ、買わざるをえなくなってしまった。気の弱い私。
帰ってフィュシュマンズを聴きながら、夕食の支度。買ってきたフレークと牛乳でコーンスープを作った。素朴な味わいでなかなかよろしい。
遅出だったTが、押入や本棚の掃除と整理をしておいてくれた。それはいいのだが、どこになにが入っているやら全くわからず、トレーナーひとつ出すのにもえらい時間がかかる。やっかいなことに整理した本人もいまいち頼りなく、夜中に押入をひっかきまわす、という事態に立ち至り疲れた。
・購入物:とうもろこしフレーク
・朝食:チーズパン、珈琲 昼食:お弁当(ミートボール、菜の花の和え物) 夕食:ミートソーススパゲチ、レタスとトマトのサラダ、コーンスープ、フランスパン、麦酒
2003年03月27日(木) |
春休み、創刊号、テレビ |
夕方から雨。バスにて帰宅。 車中に子どもの姿が多いところから、今は春休みなのだと気づく。 春休み、憂鬱だったなあ。今までのことが終わるのも、新しいことがはじまるのも、さみしくて不安だったことを思い出す。
新創刊されたという文芸誌「エンタクシー(en−taxi)」。目を閉じてページをめくりたいような執筆陣も散見されるが、町田康の詩と野坂昭如と小林信彦の対談、坪内祐三の評論が読めるので、買ってみた。
ちらっとテレビをつけたら、ゴミだらけの家をタレントが掃除する、という番組をやっていて、思わず見てしまった。 世の中にはまったくいろんな人がいるもんだ。賞味期限ってなんだろう、と改めて考えた。
・購入物:「エンタクシー」扶桑社 ・朝食:クロワッサントースト、珈琲 昼食:たぬきそば 夕食:ジャーマンポテト、菜の花のショウガゴマ和え、玄米ご飯
関西限定発売という「阪神タイガース優勝メンバーフィギュア入りポッキー」なるものを購入した。400円。高級菓子である。 入っていたフィギュアは「星野監督」。…優勝メンバー目当てで買ったものとしては「星野監督」とはなんか中途半端。次は川藤かバースがいいなあ、ってまた買うのか?
今日は友人と2人で飲みに行く。仕事話や恋愛話から世界情勢についてまで熱く語り、卑弥呼が実在したかどうか大いに議論した。もちろん結論は出ず。ふたりで生ビール中ジョッキを12杯ほど飲んだ。お腹いっぱい。
帰宅は0時過ぎ。テーブルの上に「チボー家の人々」全5巻を発見、これはまさしく「黄色い本」ではないか。Tが古書店で一冊100円で買い求めてきたものらしい。すばらしい!今年中に読破することをかたくかたく誓う。
・購入物:特になし
・朝食:シュークリーム、珈琲 昼食:玉子サンドイッチ、ネーブル、紅茶 夕食:居酒屋にて、焼きナスのサラダ、塩焼きそば、各種焼き鳥、枝豆、麦酒などなど
2003年03月25日(火) |
馬鹿は死ななきゃなおらない |
先日観た次郎長三国志に出演していた廣澤虎造のことが知りたくて、吉川潮著「江戸っ子だってねえ(浪曲師廣澤虎造一代)」を読んでいる。本棚の奥から引っぱり出してきた。とても面白い。情にあつくて、女にもてて、気風が良くて、魅力的な人だ。虎造の浪曲をちゃんと聴いてみたい! 「馬鹿は死ななきゃなおらない」ってこの人が言ったのだということを初めて知った。真理だわ。
夜、友人Yより電話。今の男とのうまくいかない恋愛話をどうたらこうたらと1時間ほど。相談の態をしてはいるが、彼女の中では既に結論は出ていて、それを吐き出したいだけなのだろう。でも、一度逃げた男はもう戻ってこないよ。
今日は私の誕生日である。別に特別なことは何もしなかった。仕事をして、帰りに喫茶店で本を読んで、本屋で立ち読みをして、家で地味な料理をして、音楽を聴いて、しゃべって、本を読んで寝る、という連続する日々のなかの一日。また一年、なんとかやっていこうと思う。
・購入物:なし
・朝食:トースト、珈琲 昼食:お弁当(ふかしサツマイモ、バナナ、甘夏ミカン) 夕食:豚のしょうが焼き、温野菜のサラダ、サツマイモとねぎの味噌汁、キンピラ、玄米ご飯
午後3時ごろから雨が降り始め、傘を持たずに外出していたため、少しぬれた。肌寒い。また風邪をひかなければいいが。
今日は「ノスタルジア」を観た。スクリーンで観るのを心待ちにしていた。このために昨夜は早く寝て、体調も万全。 ラスト近く、ロシアの詩人がしめった風の吹く鉱泉の中をロウソクの火を消さないように歩く。たったそれだけのことに、胸が締め付けられるようにドキドキする。祈る、ということを思う。ただひたすら自分以外の何かのためにに祈る、ということ。 これから先も、何度も何度も私はこの映画を観るだろう。死ぬまで何度も。 映画館を出ると、外は雨。タルコフスキーの映画の後、雨の中を歩くのは楽しい。わざと水たまりの中を歩いて、水の音を聞いたり。
家に帰って、Tが買ってきたルー・リードのアルバムを聞きながら、暮しの手帖の最新号を読む。
・購入物:暮しの手帖第3号
・朝食:チョコチップパン、珈琲 昼食:お弁当(レンコンとゴボウのキンピラ、ゆで卵、ご飯) 夕食:外食、野菜天丼
実家へ帰る。借りていた風呂敷を返す。母の誕生日でもあるので、リンゴとバナナのパイを買っていった。 夜は手巻き寿司をいただき、レンコンとゴボウのキンピラ、ミートソースをもらって自宅に帰る。
帰ったらテレビで「ハンニバル」をやってたので、部屋の整理やアイロンがけしながらなんとなく観た。…なんじゃ、こりゃ。ラストのところ、これではなんのことかさっぱりわからん。これほどまでにカットするのなら、放送しないほうがマシなんでないの?それでなくても気の毒なレイ・リオッタがよりいっそうあわれに思える。
ひとあし早い誕生日プレゼントをもらう。「夢の江戸歌舞伎」と「すばらしいとき」という絵本。とくにマックロスキーの「すばらしいとき」は、ほんとうに好きで、図書館でカラーコピーして自分で製本して大切に読んでいたほどだ。今度復刊したらしい。めでたい。一人でも多くの人に読んでもらいたいものだ。
・購入物:なし
・朝食:チーズトースト、珈琲 昼食:ねぎラーメン 夕食:手巻き寿司、春野菜の炒め物、麦酒
くもり空。昼から少し雨が降った。
マキノ雅弘監督、次郎長三国志「次郎長売出す」と「次郎長初旅」の2本を観に行った。楽しかった!映画の醍醐味とはこういうことをいうのではないか?重いテーマや隠された意味にいろいろ思考をめぐらせる、なんて映画もまあいいけど、何も考えずただ単純に楽しめる、ってやっぱりいいなあ。 そして、広澤虎造の浪花節がまた素晴らしい。ヌーベルヴァーグにジャズがあうように、次郎長には浪花節。虎造が画面に出てくると、わくわくしてしまう。 「次郎長初旅」の最後に、森の石松で登場した森繁久弥がまたカッコよく、早く第三部が観たいよう。 4回券を買っているので、あと2回は行く。お客さんは少なめだったけど、なんでこんな面白いものみんな観ないずら?
梅田で、飲み会へ行くTと別れる。なんか食べて帰ろうか、とも思ったが、もともと外食が嫌いな上にお昼も外で食べているし、とひとり帰宅。「でたらめ和風焼きそば」を作って、麦酒を飲み、「世界の快適音楽セレクション」を聴き、新聞を読みながら食べる。自由気ままなひとりの食事もけっこう好き。いっぱい麦酒飲んじゃった。
夜、Tが購入したサン・ラーのライブ盤を聴く。えらい前衛ジャズで、最初はしんどいなあ、と思ったがしばらくじっと聴いていると、なるほどなんか癖になりそう。なんでも食わず嫌いはいけません。
・購入物:なし
・朝食:ミルク珈琲 昼食:外食、木の葉丼(小さいお蕎麦がついてきた) 夕食:和風焼きそば、麦酒
よい天気。久しぶりにお布団を干した。ふかふかして気持ちよい。
部屋着にしていたジーンズが破れて、汚れて、なんかひどい状態になってきたので、近所のユニクロに買いにでかけた。思えばユニクロで服を買うのはこれが初めてだ。前に靴下を買ったが、すぐ破れてしまった。ジーンズはやめて、ワークパンツにする。 しかし、2900円もするパンツを部屋着にするなどとは、私にしてはとんでもなくブルジョアな行為のように思えてきた。部屋着とは、「よそいき着」としてもある程度活躍した服が降格するものなんだろうか。新たに買い求めるような類のものではないのかな。もしかしてこの買い物、失敗?
ふらふら散歩にでて、中之島公会堂でケーキセットを食べる。ケーキなど年に1回か2回しか食べないのに、公会堂のいい雰囲気につられて、つい注文してしまった。やはり半分しか食べられず、Tにあげた。 そばのテーブルでは、久保田万太郎のようなご老人が紅茶をすすっておられた。のどかな休日の午後。
・購入物:ベージュのワークパンツ(ユニクロ)
・朝食:フランスパン、珈琲 昼食:大根と豚肉の煮物、キャベツとアサリのワイン蒸し、玄米ご飯 夕食:ネギととろろのうどん、カリフラワーのチーズ焼き
図書館にてIさんと打ち合わせ。ふたりで、と思っていたのにMさんも来ていてびっくり。私はMさんがちょっぴり苦手なのだ。 これはこうしたら、あれはやっぱりやめたほうがいいわ、こっちがいいわ、などいろいろアドバイスくださるのだが、あまりの「せっかちしゃべり」に、あそうですね、おおなるほど、などと相づちをうつので精一杯。もうフクダさんは熱心なんだから、などと言うが、何を誤解しておられるのか、私ほど熱心でない奴もないけど。ただ熱心なふりをするのがうまいだけだ。それともあれは嫌味かな。
なんとか終了し、せっかく図書館まで来たことだし、と本を貸りて帰ることにする。荷物も重かったので禁欲的に一冊だけ。「小山清全集」。小沼丹の文章中に出てきて知った作家で、前からじっくり読みたいと思っていた。さらにカバンがずっしり。
そして、戦争。いくら読売新聞を読んでも、この戦争の正当性がわからない。そもそも戦争なのかどうかも。こんな理不尽なことってあるのか。ああ気分が悪い。
・購入物:なし
・朝食:キャベツとカニカマのサラダ、大根菜とジャコのピリ辛、玄米ご飯 昼食:てりやきチキンパン、クロワッサン、紅茶 夕食:外食、鶏の南蛮揚げ、カボチャの煮付け、白ご飯
帰宅後、何をする気もせず昨日買った「おじさん的思考」をぐいぐい読んでいると、友人より「恋をしたかも」と景気のいい電話。おお、恋でもなんでもしてくれ〜。困難がまちうけてるそうだが、がんばるのだと。
夜、日曜美術館の再放送で、鳥獣戯画について手塚治虫が語るという番組を見る。手塚治虫の解説つきで、大好き鳥獣戯画が画面いっぱいにみることができてうれしい。昔のテレビ番組って、静かでのどかでいいなあと思う。
その後、寝るまで「戦争」についていろいろ語り合う。
・購入物:なし
・朝食:ワンタンスープ、スナックパン、珈琲 昼食:お弁当(卵焼き、大根菜とジャコのピリ辛、玄米ご飯) 夕食:コロッケ、たっぷりレタスとたまねぎのスープ、ブロッコリーサラダ、玄米ご飯
少し春めいてきた。まだ朝晩は寒いけど。
気になったので、仕事の合間にテレビでブッシュ大統領の演説を見た。予想していたこととはいえ、やはり気分が悪くなった。
帰りにふらふらと本屋さんへ行く。昔から気がふさぐことがあると本屋さんへ行く、というのが私の癖というか、自己回復の手段だ。約1時間半ほど立ち読み。さんざん立ち読みしたくせに、やはり2冊購入。 前から新聞のコラムを読んでいて、この人もしかしておもしろいかも、と思っていた内田樹氏の本を買った。ほうらね、やっぱり、おもしろかった。ううむなるほど、と思う部分と、ん?そうかな、と考えてしまう部分と両方あって知的好奇心がかきたてられる。
帰って、もうひとつの自己回復手段であるところの料理をする。でも、やはり完全には気分爽快とはならないのだ。いったいどうしてくれるんだ。
・購入物:内田樹「おじさん的思考」「期間限定の思想」(晶文社)
・朝食:トースト、りんごジャム、珈琲 昼食:巻き寿司、緑茶 夕食:菜の花と豚肉炒め、水菜のゴマショウガ和え、大根菜とジャコのピリ辛、玄米ご飯
週末の映画三昧に勢いづいて、今日も映画を見に行こうとはりきっていたのだが、諸般の事情により、果たせず。残念。
昨日「新・日曜美術館」で棟方志功に惚れてしまい、中公文庫から出ているはずの棟方氏の本を買おう、確かあそこの古本屋にあったはず、と行ってみたが、もうなかった。古本はいつまでもそこにあると思ってはいけない。
夕食は外食にして、おとなしく家に帰る。思いどおりにいかない日、こんなこともある。
・購入物:中勘助「菩提樹の樹」(岩波文庫=古書)
・朝食:カレースパゲティ(もうしばらくカレーいらない) 昼食:ミックスサンドウィッチ、紅茶 夕食:外食、サイコロステーキ定食(サラダ、味噌汁、ご飯付)
めずらしく早起き。風呂に入り、新聞を読んで、朝っぱらからカレーを作る。
冷蔵庫にある野菜で、カレーで食べてもまあいいか、と思えるものをなんでも入れる。ブロッコリーやほうれん草やカリフラワーやレンコンまで。まるでやけくそだ。しかし、これは美味しかった。とても。美味しかったが、一日中食べたら飽きた。
昨日の手抜き掃除の続きをちょっとだけして、雨も降って寒いし、今日も家にこもることにする。で、またまたビデオを2本観た。
1本目「ふたりのベロニカ」。キェシロフスキ回顧上映を勝手に記念して。イレーヌ・ジャコブ、本当に美しい。これは彼女による彼女のための映画なのだな。ストーリーもいかようにも解釈できる余地が残されていて、このような想像力が必要な映画、好き。しかし、これは家でビデオでなんぞ観るもんではないな。
2本目「インテリア」。本当は「夫たち、妻たち」を観ようと思ったのだが、Tがあれは手持ちカメラで撮っていて、画面がゆれ、観ていて少々疲れた覚えがあるから今日はしんどい、というので、同じウディアレンの「インテリア」を。地味でシリアスなこの映画、私はけっこう好きだ。親子、兄弟、夫婦間の葛藤をひたすら静かに描いた映画。うっとうしいのに、すごく気になる、放っておいてほしいけど、理解もしてほしい。家族ってほんと、やっかいなもんだと思う。
・購入物:なし
・朝食:蜂蜜トースト、珈琲 昼食:野菜カレーライス 夕食:野菜カレーライス、ミンチカツ、サラダ、麦酒
朝から雨。頭も重く、体調不良のためひとつ約束をキャンセル。食料や日用雑貨の買い物のほかは、じっとりと家にこもることにする。
手抜きの見本のような掃除をして、コタツで読書。保坂和志の「私という演算」を読んでいたら、「秋刀魚の味」が観たくなって、ビデオで観た。
娘の結婚や、家族観、今ならセクハラまがいの会話など、普通ならひとこともふたことも言いたい私だけど、小津監督の映画はそんなことどうでもよくなってしまう。自分でも勝手だと思うけど。そういうふうには多分、観ていないのだろう。「秋刀魚の味」を観るのは、3回目くらいかと思うけど、日曜日に佐田啓二の家にお金を持ってくるときの岩下志麻を、おお美しいと、いつも思う。
・購入物:なし
・朝食:食べなかった 昼食:カレーパン、トースト、珈琲 夕食:ブロッコリーときのこ炒め、豆腐と揚げの味噌汁、玄米ご飯
2003年03月14日(金) |
「白と黒の恋人たち」 |
レイトショウでフィリップガレル「白と黒の恋人たち」を観に行った。ほとんど予備知識なしで観たのだが、う〜ん、なんかどこかでみたような話。映画中の映画と、実際のストーリーがリンクしていくとこなんか、全体的に内容が陳腐だったような。私が恋愛映画が少し苦手なことも影響しているかもしれない。ラストも、え、これで終わりなの、とちよっぴり拍子ぬけ。それがいいのかな、もしかして。わからん。まあ、内容はともかくも、画面の美しさはスクリーンで観るに十分値すると思われた。 Tが、ドラッグを扱った映画は「白」が邦題に使われることが多い、というようなことを言っていたが本当だろうか。この邦題は「ダサダサ」だと思うけれども。主人公の女性は武田久美子に似てた。
帰ってから、寝るまでに山田稔「旅のなかの旅」を読みおえた。ああ、旅がしたいよう。もうこれで家にある山田稔の本は全部読んでしまった。また買ってこなくては。
・購入物:なし
・朝食:とろろ月見うどん 昼食:チーズパン、ココアメロンパン、紅茶 夕食:スエヒロにて外食、A定食(ハンバーグステーキとエビフライ、サラダ)
スーパーから今日買ってきたばかりの玉ねぎが、腐っていた。見事に。すごく臭い。せっかくスープに入れるつもりだったのに。くそ〜、腹がたつ。
気を取り直し、本日届いていた「ARNE」を読む。村上春樹のエッセイが載っている。久しぶりだ。昔は新刊が出れば飛びついて買って読んでいたものだけど。読書傾向がなんだか遠く離れてしまった。でも今でも翻訳本は読んでいる。翻訳者としての村上春樹の方が今は好きだ。 ページの最後の方に、玉ねぎ料理が。美味しそう。思い出すだに腹が立つ。エシレバターの紹介もある。そうそう、美味しいんだわ、エシレバター、値段は高いけど。フランスパンにマーマレードなんかと一緒につけて食べると最高なのだ。買おう、明日早速。
夕食後、久しぶりにテレビをつけてみる。なんも観るべきものがない。「渡る世間は鬼ばかり」ってまだやってたんだなあ。山岡久乃が出ていた時はよく観てたけど。山岡久乃がテーブルに座って、急須にお茶の葉を入れながら話すところがすごく好きだった、細かいけど。杉村春子も出ていたことがあった。好きな女優さん、みんな亡くなってしまったな、しみじみ。
・購入物:ARNE3号(郵送)
・朝食:クロワッサントースト、珈琲 昼食:ミックスサンドウィッチ、ミルクティー 夕食:豚肉と菜の花のピリ辛炒め、馬鈴薯と九条ねぎのスープ、玄米ご飯
近所のオーブンしたばかりのお菓子屋で、おかきを2種類、100gづつ買った。アルバイト店員がまだなれてないのか、手つきがあぶなっかしく、おそろしくトロイ。おかき100g入れるのに、袋に入れたり出したり、入れたり出したり、見てるこっちがイライラした。おいしかったけど、あのアルバイトが慣れるまで、しばらく買うのはやめよ。
Tが遅い出勤だったため、お好み焼きと焼きそばを作っておいてくれた。帰宅後麦酒を飲みながら、早速食べる。おかげで今日は楽できた。
昨日電話でIさんが言ったことの中で、思い出したこと。「子どもにはホンモノを見せておかないと、センスが悪くなる」 センスの悪さは厄介で、あらゆることにずっとつきまとう。センスの良さを養うことは大切だ。それは子どもの頃からやっておかないとどうしょうもない、取り返しがつかない、というようなことを自転車をこぎながら思った。
・購入物:なし
・朝食:玄米ご飯、レンコンとにんじんのきんぴら、フリーズドライの味噌汁 昼食:とろろこんぶうどん 夕食:お好み焼き、焼きそば、麦酒
今日も寒い。くじけそうになるが、がんばって自転車をこぐ。
夕食を食べて、「きょうの料理」の「エビの下処理の仕方」を見ているとIさんから電話があった。今度の読み聞かせ会についてのこと。 それからIさんは、今の子どもは全般的に知的好奇心が不足していて、それは大人がこれは子どもには難しすぎるだの、おもしろくないだのと勝手に決めて、「受け」ばかりを狙ったプログラムを組むことにも一因がある、だから子どもは自分の知っていること、わかることでないと興味を示さなくなっていくのだ、というようなことを話していた。ふむふむ、と聞く。子どもの想像力をかき立てられないものは、いくらおもしろくてもだめだ、と思う。
電話が終わった後は、久しぶりにベティデイビスを聴く。CD棚に埋もれていたのを偶然発見したのだ。何年ぶりかな。やっぱりかっこよい。
Tが本を買ってきてくれた。ちくま文庫の殿山泰司が発売されるのを待って、まとめて買おう思っていた。殿山泰ちゃんをパラパラめくっていると、また久しぶりにシムノンを読みたくなってきた。
・購入物:殿山泰司「三文役者の待ち時間」(ちくま文庫) 山本夏彦「完本文語文」(文春文庫) 中勘助「犬」(岩波文庫) 杉浦茂「少年児雷也1」「少年西遊記1」(河出文庫) 冬野さほ「まよなか」 明治の文学「山田美妙」(筑摩書房)
・朝食:豆腐とニラの味噌汁、珈琲 昼食:クロワッサントースト、緑茶 夕食:煮込みハンバーグ、レンコンとにんじんのきんぴら、ほうれん草のナムル、玄米ご飯
冷蔵庫からちりめん山椒の入っている瓶を出そうとして、手がすべって取り落とし、床に全部ぶちまけた。大惨事。好きな食べ物ベストテンに入賞確実なほど大好きなちりめん山椒。これから少しずつ楽しもうと思っていたのに。がっくり。
これもソウルフラワーユニオンの「レプンカムイ」を聴きながら熱唱し、踊りながら冷蔵庫を開けたせいかな。そういえば以前にも「リベラリストに踏み絵を」を唄っているときハンバーグを黒こげにしたことがあったっけ。もしかしてBGMが悪いのか。 いやいや「レプンカムイ」は「私が好きな日本の唄10選」に入選確実な、大好き唄なんだからそんなことはない。
ちりめん山椒はまた作ろう。
夜中に放映する成瀬巳喜男「乱れる」をビデオに撮ろう、と空テープを探していたら、「乱れる」を録画してあるテープが出てきた。こないだもこんなことあったな。とにかく観たい映画のテープは家にあるってことなんだわ。
・購入物:なし
・朝食:チョコケーキ、ミルクチャイ、デコポン半分 昼食:チーズパン、デコポン 夕食:豚肉とほうれん草の卵とじ、カリフラワーのサラダ、豆腐とニラの味噌汁、玄米ご飯
寒い。雪が降った。滅多に降らないのになんで今日降るんだろう。
結婚式に出席する。寒いからコートを着て行った。昨日実家から取ってきといてよかった。式、披露宴から二次会まで。座って食べてしゃべっただけなのに、ひどくくだびれた。私がこういったパーティみたいなことが苦手なせいだろうか。
式の間、結婚式にはどんなドレスを着たい?なんで職場の女の子に聞かれて、そんなこと考えたことない、と言うとすごくびっくりされたことを思い出した。ディズニーランドは特に行きたいと思わない、ミッキーマウスの可愛さはわからない、と言った時も同じような反応をされた。それから私はもうこの手の発言を人前でしないことにした。
帰って「新日曜美術館」を観る。今日は森山大道。先週から楽しみにしてたのだ。
・購入物:なし
・朝食:卵焼き、ちりめん山椒、玄米ご飯 昼食:式場でフランス料理なんかいろいろ 夕食:二次会会場でサンドウィッチ、サラダなどなんかいろいろ
今日のウィークエンドサンシャイン(NHK-FM)の「ジャングル特集」面白かった。笠置シズ子のCD買おうかな。
朝からすごい風。昼前頃、通りがかりのおばあちゃんに「物干し台落ちてるでええ!」と言われ、なぬー!と慌ててベランダへいくと、「物干し竿」が落ちてただけだった。考えりゃ当たり前だわな、信じた私がバカでした。
実家へ帰る。コートを持って帰ってくることと、風呂敷を借りるのが目的。デコポン、ゆでほうれん草、ちりめん山椒、手作りりんごジャムをもらって帰る。
私は実家でお好み焼きをたらふく食べてきたので、Tのために夕食を作る。ポパイ炒め(ベーコンとほうれん草、卵を炒めたもの)と玄米ご飯を炊く。はっきり言ってすごい手抜き。
Tが坪内祐三編「文藝春秋八十年傑作選」を買ってきてくれた。装丁はクラフトエディング商會。毎日寝る前に少しづつ読もう。生きていく喜びがわきあがるわあ。今月は存命中の作家の作品しか読まないと決めていたけど(私はこんな決まり事を作るのが好き)、坪内祐三がバリバリ現役なんだからいいことにしよう。
・購入物:マニキュア(ピンク)、マスカラ(黒) 坪内祐三編「文藝春秋八十年傑作選」(文芸春秋社) 広告批評4月号
・朝食:クッキー、珈琲 昼食:ふかしサツマイモ、珈琲 夕食:お好み焼き、ネギ焼き、麦酒
帰りのバスで隣に座ったオッサンの貧乏ゆすりに始終いらだつ。早く降りろ〜と念じるも、結局同じ停留所で降り、スキップしていずこともなく消えていった。こういうことは生きていれば何度かある。
斉藤実奈子「文章読本さん江」を読んでいて、途中声をあげて笑うほど愉快な箇所があった、ああ楽し。斉藤実奈子でも、ナンシー関でも、私が漠然と、なんじゃそれ、と思っていて、でも口に出す勇気がないことをさらっとおちょくってくれていて、ほんと気持ちいい。吉川潮も書いていたけど、「さらっと茶化す」って誰にでも出来ることではないのよね。
・購入物:なし
・朝食:根菜豚汁、リングドーナツ 昼食:チーズパン、クロワッサン、ミルクティ 夕食:豚肉とキャベツのニンニク炒め、エビワンタンスープ、そば茶ご飯
2003年03月06日(木) |
「コーマルタン界隈」 |
夕方から雨。風も強い。気温が高いのか、会社に来られた客が汗をたんまりとかいていた。
今日はかねてより懸案事項であった買い物をいろいろすませた。もうしばらく百貨店には行きたくない。バスで帰ってきて、停留所ひとつ、寝過ごしてしまった。とぼとぼ歩く。
夜は山田稔「コーマルタン界隈」を最後まで読んだ。これは今まで読んだ山田稔の中でもかなり好き。特に「エヴァ」と「シネマ支配人」の章が良いと思った。なんでもない日常のことなのに、なんかドキドキしたりして。これは舞台がパリだからということももちろんだけど、著者の人や街との距離のとり方が私の感覚にあうのだろうと思う。また何度も読み返すことになるだろう。
夜中にテレビで「夜の河」をやるのでビデオ録画する。何度か映画館で観るチャンスがあったのだけど、今まで縁がなかった。山本富士子と上原謙のラブストーリー、らしい。
・購入物:黒のジャケット、タイツ、バッグ
・朝食:キャベツのカレー炒め、玉子焼き、そば茶ご飯 昼食:お弁当(朝食と同じ) 夕食:根菜豚汁、きずし(さば)、玄米ご飯、赤かぶの甘酢漬
私はよく道を尋ねられる。今日もお二人。 一人目は朝でぼ〜っとしていたのか、地名の「山」を「島」と間違えて全然違う方向を指し示してしまった。約束の時間もあっただろうに、えらい悪いことをした。 もう一人の方はバイトの面接に行く途中らしく、とあるビルを訊かれたのだが、ああそこは昔火事で焼けましたよ、と応えると、えええーっとのけぞるほど驚いてふらふらどこかへ行ってしまった。確か火事があったと思うんですけど。なんか自信なくなってきちゃったわ。もう私に道など訊かないほうがいいかもしれませんね。
帰りにふらふらと通りがかりの古書店に寄ってみた。集英社文庫の丸谷才一選「花柳小説傑作選」の表紙が小村雪岱なのに惹かれる。美しい。欲しい。けど、値は500円と高い。残念。このシリーズはすべて150円までで集める、と決めているので泣く泣く諦める。変な決まりごとをつくると自分の首をしめることになるから、なるべくやめとこう。
立ち読みしたスタジオボイスに「エルミタージュ幻想」がもうじき上映されるとの記事あり。ぬおお。関西ではまだまだ先のことになるであろうが、手帖に書いておかねば。
・購入物:なし
・朝食:蜂蜜トースト、珈琲 昼食:チーズパン、緑茶 夕食:外食、ミニ天丼セット(ざる蕎麦に小さい天丼がついてきた)
寒い。ちらほら雪が舞う一日。いつもは自転車通勤なのだが、今日は電車とバスで行く。冷たい風をきって、自転車で走る自信がない。
帰りに百貨店などで友人の結婚式に着ていく服をさがす。あまりにもセレモニーって感じの服はいやなので、普段買っているブランドの店に行ってみた。 「このジャケットすごく人気があって、品切れになってたのがやっと今日入ってきたとこなんです」「もうこの一着しかないんです」「私もこれ自分で買おうと思ってキープしているんですよ」などと、どこの店員も同じようなことを言う。あちこちで散々試着だけして、結局何も買わず帰ってきた。でも今週中には決めなくちゃ。
夜、「クイズショウ」をビデオで少し観る。普通のレイフ・ファインズ。そういえばこの映画、まだ通してみたことない。だからまともな感想が書けない。 その後「北の橋」。私は映画でも小説でもドラマチックなものが苦手で、「別になんてことない」ものが好き。しかしこれも最初から最後までみたことないかも。バイクで走り回っているシーンが好きでここばっかり観ている。今年から(ってもう3月だけど)映画の「つまみぐい鑑賞」はやめよう。 ・購入物:なし
・朝食:クリームパン、珈琲 昼食:お弁当(昨日の夕食と同じ) 夕食:ブロッコリーとマイタケのパスタ、ジャガイモのスープ
昨夜から喉が痛い。あまりの痛さに朝5:00頃目覚めてしまった。食欲もあんまりない。お昼はミカン1個しか食べられなかった。風邪かも、と落ち込む。
しかし午後から次第に元気になり、夕方猛烈にお腹が減ってきた。たまらずウドンを食べる。ほら向田邦子も確かどこかで書いていた、風邪をひいたかなと思ったら熱い蕎麦を一杯食べて寝たら治る、って。蕎麦でなくウドンというのがドンクサイけれども。
満足して帰宅。今日は有機野菜の宅配の日。届いた野菜の中からレンコン、ゴボウ、水菜、赤かぶ、を使って3品つくる。私はべつにアレルギーもないし、いわゆる「有機信者」みたいなものでも全くないけど、有機野菜はスーパーなんかで売ってるものより、確実においしい。特に根菜類は。とにかく味が濃いからあんまり手を加えなくてもいいのだ。つまり手抜き料理にぴったりというわけ。
夕方のウドンはどこへいったのか、Tがとともにまた軽く食べる。食欲ないって誰のこと?とほほ。
・購入物:なし
・朝食:フランスパン、ポテトサラダ、ミルクティ 昼食:伊予柑1個 夕食1:ぶっかけうどん 夕食2:筑前煮、水菜のゴマ和え、赤かぶの甘酢漬、ポテトサラダ、白飯
よい天気で暖かい。布団を干す。
朝食を食べて本日仕事のTを送り出してから、珈琲を入れて音楽を聴きながら読書。優雅だ。外は晴れてるし、休日はこうでなくちゃなあと思う。 しかし優雅な時間は長くは続かず、しぶしぶ掃除を始める。15時になったので掃除を一時中断して図書館へ本を返却に行く。いつもの優しい図書館員がいなくて怖〜い人相のおばちゃんにCDの延滞を注意された。ごめんなさい。
その後、髪をカットしに美容院へ。実に3ヶ月半ぶり。やっと頭が軽くなった。買い物して帰宅。掃除の続きをとりあえずやる。本棚の整理に小1時間かかった。
夕食に大量にあるジャガイモ(Tの実家からいただいた)を使ってポテトサラダを山のようにつくる。ジャガイモの皮を12個ほどむいた。飽きた。
夜、ビデオ録画していおいた文楽「近頃河原の立引」を観る。人形の細かい動きがしっかりわかって堪能した。でもどう考えたってライブで観るにこしたことないな。
・購入物:なし
・朝食:玉子焼き、赤だし、漬物、玄米ご飯 昼食:マーブルトースト、珈琲 夕食:チキンの照り焼き、ポテトサラダ、カリフラワーとベーコンのスープ、玄米ご飯
一日中、雨。 映画の日でもあるし、「レッドドラゴン」を観に行った。シネコンはアマ〜いポップコーンの匂いやお子さまが多いところが苦手なのだけれど、あれだけ好きな役者を揃えられちゃ、観なくては。ハーベイ・カイテル、レイフ・ファインズそしてフィリップシーモアホフマン、だもんね。 やっぱりレクターは囚われの身の方がいい。世界一拘束服が似合う男。昔に原作を読んでいるはずなのに何もかもすっかり忘れていて楽しめた。映画館に入るまでほっつき歩いていたので、寝るかもなあなんて思っていたけど、最後まで目は爛々としたまま。ひとつ気づいたこと。ディテイルが「血を吸うカメラ」に似てると思った。盲目の女性、ビデオ、鏡、なんかが。とにかくレイフ・ファインズ格好良かったわ。眼福。 久しぶりに靴や、タワーレコードでヨーヨー・マのディスクを買ったりして、なんか大散財してしまった。帰宅後早速聴いてみたけど、素晴らしいわ、とろけそう。このままこうしてクラシック音楽にはまってしまったらどうしよう。というか多分はまる。破産しない程度にしとかなくちゃ。
・購入物:黒のパンプス(マリー・クラブ) ヨーヨー・マ「SOUL THE TANGO」「INSPIRED BY BACH/THE CELLO SUITES」 竹西寛子「古典日記」(中公文庫=古書) 戸板康二「浪子のハンカチ」(河出文庫=古書)
・朝、昼食:昨日の夕食とまったく同じ ・夕食:外食、WESTのBランチ(焼き肉、唐揚げ、サラダ、ご飯、味噌汁) ・夜食:リンゴ
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