阪神百貨店に祝儀袋を買いに行った。私以外の客が買っていったもの。ひとりは同年代くらいの女性、結婚祝い。おばちゃん、入学祝い。もうひとりの立花隆似のおばちゃんが新築祝いと定年退職祝い。まあ、この殺伐とした世の中でも、いろんな（けっこうどうでもよいような気もする）祝い事があるもんだ。

　帰宅したはいいが、夕食を作る気がせず洗濯物だけ取り入れてしばしゴロゴロ。その辺に散らばっている本をパラパラ読んでいると、去年の新潮9月号掲載の堀江敏幸「河岸忘日抄」にタルコフスキー「ノスタルジア」のことが書いてあるのを発見してしまった。ナント。早速「ノスタルジア」のビデオを再生、手早く夕食を作って食べながら観る。ああ、これを早くスクリーンで観たいよう。

　「ノスタルジア」のあと、「探偵ナイトスクープ」を久々に観る。いや〜素晴らしいわ、戦国時代に異様に詳しい双子の小学生。私も浪人時代は「日本史博士」とよばれたもんだけど、もうカンバンおろします。その後出てきた逆さ言葉名人も汗かきの人も、すごい。「ノスタルジア」もすごいけどナイトスクープもたいしたもんだと思う。

　飲み会でゴゼンサマのTが、頼んでいた本を買ってきてくれた。川本三郎の新刊が期待大。

・購入物：川本三郎「郊外の文学誌」（新潮社）
　　　　　池澤夏樹「言葉の流星群」（角川書店）
　　　　　保坂和志「言葉の外へ」（河出書房新社）
　　　　　白洲正子「両性具有の美」（新潮文庫）
　　　　　三島由紀夫「アポロの杯」（新潮文庫＝古書）
　　　　　佐多稲子「私の東京地図」（講談社文芸文庫＝古書）
　　　　　リュミエール２冊（古書）
　　　　　祝儀袋

・朝食：チーズパン、リンゴパン、ミルク珈琲
　昼食：きつねどんべえ、蜜柑
　夕食：キャベツと豚肉の重ね蒸し、金時人参と馬鈴薯の味噌汁、大根と白菜の漬物、玄米ご飯
　　　　　

　友人と二人で飲むことに。
　待ち人が来るまで、喫茶店で読書。先日購入した「セザンヌの山・空の細道」を３分の２ほど読んだ。う〜む。文体は好きだし、暗さ加減も好みなのだけど、どの話でも（短編12編収録）こうも少女、少女と礼賛されちゃあ、私にはちとしんどい。
　
　居酒屋ではなんだかんだとしゃべりっぱなし。誕生日祝いと就職祝いを兼ねてブレスレットと保坂和志の本をあげる。人に本をあげるのは難しくて苦手なのだけど、彼女は猫好きなのでわかってもらえるかなあ、と。

　これを機会に、久しぶりに保坂和志の本を読んでみた。保坂和志を読んでいる時間はフィッシュマンズを聴いている時間と少しだけ似ている、ような気がする。なんというか、落ち着く。

　0：00すぎ帰宅。疲れたわ。

・購入物：ブレスレット（プレゼント用）

・朝食：玄米ご飯、キャベツとソーセージのカレー炒め、漬物
　昼食：お弁当（朝食に同じ、プラスゆで卵）
　夕食：シーザーサラダ、枝豆、ネギトロ巻き、鶏からあげの中華風（？）、中ジョッキ生麦酒５杯

　高槻へ映画を見に行こうかと考えていたけど、止めた。雨が降ってきそうだったし、なんかしんどかったから。
　
　まっすぐ帰り、牛か馬が食べるのか？と思うほどのキャベツをいれた焼きそばをつくる。それに、長芋をすって卵と醤油を入れたものをホットプレートで焼いてみた。とろとろのお好み焼きみたいでわりにおいしかった。おいしかったが、たくさんは食べられないなあ。
　
　Tが５冊ほど古本を買ってきていて、その中に「色川武大・阿佐田哲也全集15」があって、この中に「唄えば天国ジャズソング」が収録されている。これは前々から読みたかったエッセイ。その昔、レコードコレクターズで連載されていた。夕食後、むふふと楽しみながらひもとく。

　そして、３，４月に観にゆく映画、展覧会、芝居、寄席の計画を立てた。とりあえず南座の歌舞伎は諦めよう。予算オーバーだ。

・購入物：なし

・朝食：ロールパン、ワカメサラダ、珈琲
　昼食：お弁当（サラダ、イカナゴの煮物、玄米ご飯）
　夕食：キムチ入り焼きそば、長芋焼き、麦酒


　

　今日はルノワール、植木等、ジョージハリスンの誕生日。
　
　所用からの帰り、サンマルクカフェで加藤一雄「蘆刈」を読み始めるも、周りに座った人々の話し声がとてもうるさく感じられ、早々に退店。不満足だ。
　
　通りがかりの旭屋で文庫本２冊購入した。カバーは要りません、と言ってるのにつけ、袋も要りません、と言ってるのに、袋にいれる店員、約１名。不満足。

　帰り道、Yちゃんより電話。なめこって洗うの？と聞くのでさっと洗うんじゃないか、と答える。
　いそいそと夕食を作っていると、父より電話。これはかけ間違い。
　もさもさと夕食を食べていると、Kより電話。仕事の愚痴など聞く。
　本を読んでるとTちゃんより電話。再来週の打ち合わせとマイケルの番組について。
　一体何なんだ？ただでさえ、電話嫌いだっていうのにさ。なんか不満足だ。

・購入物：結城信一「セザンヌの山・空の細道」（講談社学芸文庫）
　　　　　「春の海ー宮城道雄随筆集」（岩波文庫）
　　　　　　
・朝食：チーズパン、珈琲、リンゴジャム
　昼食：お弁当（昨日の夕食に同じ）
　夕食：豚肉とマイタケの炒め物、春菊のおかか和え、いかなごのくぎ煮、漬物、玄米ご飯
　
　

　会社のNさんが、文藝春秋で「しょっぱいドライブ」読んでおもしろかったブンガクって感じしないけど、と言っていた。私も最近の芥川賞受賞作を読まなくなって久しいけれど（堀江敏幸は別）、今回のは面白く読んだ。夢のないところがいい。この小説は元気がない、と選考委員の誰かが言ったとか新聞に書いてあったけど、私は元気がでる小説なんか読みたくない。
　Tが「三笠山の月」買ってきてくれた。うれしい。

・購入物：小田嶽夫「三笠山の月」小沢書店
　　　　　山田宏一「次郎長三国志ーマキノ雅弘の世界」（ワイズ出版）

・朝食：トースト、珈琲、りんごジャム
　昼食：チーズカレーパン、スコーン、牛乳
　夕食：鶏肉と金時人参の煮物、水菜のゴマ和え、いかなごの釘煮、漬物、玄米ご飯
　

　目覚めは午前９時。新聞を熟読（日曜日は朝日と毎日の２紙）して２度寝。起き出したのは12時前と、どうも休日は寝起きが悪い。
　昨日作ったカレーライスを食べて、掃除をしてから、高島屋で開催されている「輝け日本の油画展」を観に行った。
　やっぱり長谷川利行の絵が迫力があって、よかったなあ。一番のって描いている頃の「汽罐車庫」。１画家につき１枚ずつの展示だから仕方ないけど、他の絵も見たかった。家に帰ってから、三重県立美術館から取り寄せた図録を見返す。
　後は、林武や海老原喜之助、あい光もよかった。でもなにがよかったって入場者の少ないのがよかった。人でふくれあがっている美術館での絵画鑑賞ほど疲れるものはない。
　その後、古本屋を何軒かまわったが特に収穫なし。１冊のみ。無印良品で中平卓馬の写真集コピーを整理するファイルなどを買って、帰宅。
　夕食はカレーうどん。この週末はとにかくカレーだった。
　NHK教育で放送される、ビリーワイルダーの「情婦」を録ろうと空テープを探していたら、「情婦」のビデオを発見した。前に録画してたんだ。積読ならぬ積ビデオ。早く観よ。

・購入物：永井荷風「夢の女」（岩波文庫、古書）
　　　　　無印良品でバインダー、クリアファイル

・昼食：カレーライス
　夕食：カレーうどん（揚げ入り）、ブロッコリーのサラダ、大根ぜいたく煮、麦酒　　

　日記は小学校の頃から断続的につけてきた。でも人様に読んでもらうのは初めて。初めてのことをちょいとやってみようかな、と。以下、自己紹介。

名前：フクダ
住まい：京都生まれ、大阪在住。ふたり暮らし
1971年生の女子

　昼前から雨。洗濯物を部屋の中に干す。今日は２週間ぶりに実家へ。
　行き帰りの車中で森銑三・柴田宵曲「書物」（岩波文庫）を読む。小出楢重、読まなきゃなあ、と思う。
　夕食に寄せ鍋を食べ、大根のぜいたく煮、白菜の漬け物、りんごジャムをもらって帰る。
　帰宅後、カレーを作った。ニンニクを入れすぎた感あり。だけどT（家族）はおいしいと言ってたから大丈夫なんだろう。私は実家でなんだかんだ食べて満腹だったから、味見もしていない。
　今日は録音しておいた「世界の快適音楽セレクション」を聴きながら寝るつもり。
　小田嶽夫の「三笠山の月」（小沢書店）を書店で見つけて、なんとなく見送ったんだけどやっぱし買ったらよかったかなあ、とTが坪内祐三「雑読系」（晶文社）をぺらぺらめくりながら後悔している。ほんと。買ってきてほしかったよう。今度速やかに購入するよう申し渡す。

・購入物：特になし

・朝食：クッキー、珈琲
　昼食：鍋焼きうどん（かきあげ入り）
　夕食：寄せ鍋（実家にて）、麦酒

フクダ ｜MAIL

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