2006年02月06日(月) |
I LOVE YOU |
彼のことが頭から離れない。 自分が弱っているから彼を想ってしまうのか 彼を想うがために感傷的になってしまうのか。
「10年後、おたがい独りだったら結婚しようか」
そう冗談で言い合ったことを思い出す。
わたしが彼を想う気持ちと 彼がわたしを想ってくれる気持ち。 それだけでいいというのならわたしたちに障害はない。
愛情さえあればほかには何もいらない、そんなのは夢物語だ。
結婚は夢なんかじゃなく現実だ。 生活環境とか経済状態とか 悲しいけれどそういうものにこれからの人生が左右される。
わたし、これからどうなっちゃうんだろう。
「お前を元気にできるのは俺しかいないと思う」
わたしを元気にするために、彼が電話をくれた。
そうかもしれない。 結局、今のわたしには彼しかいないのかもしれない。
わたしのしあわせを願ってね。 わたしもあなたのしあわせを願うから。
そう言いながら、心の中では反対のことを思っていた。
あなたひとりでしあわせになんてならないで。
あとに続いた彼の声を聞いて、言葉が出なくなった。 涙が流れ落ちるかと思った。
「おまえはしあわせになれると思うけど、 俺はそのしあわせに嫉妬しちゃうと思う」
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