LOVE ME

2004年05月29日(土)  ばいばい


3ヶ月ぶりに会う彼。
今度こそ自分の気持ちを伝えなくてはと意気込むこと1ヶ月。

ところが、会ってしまうとあまりに自然すぎて
いまさらそんな話ができる雰囲気ではなく
時間だけがわたしたちの間を滑り抜けていった。

陽も落ちた川辺のベンチに並んで座っても
じゃれあうばかりで話を切り出すことができない。

結局、別れてから送ったメールで
告白とまではいかないけれど
そんな感じのことを伝えた。

覚悟はしていたけれど
でも、それでもやっぱりショックだった。

わたし、あなたのことがずっとずっと好きだったよ。
あなたは気づいても知らないフリをしていたけれど。



2004年05月28日(金)  ひとりぼっち


親友が結婚して
職場の友達も結婚が決まって
なんだかひとり置き去りにされる気がして
とってもとってもこわくなった。

結婚はともかくとして
満足な恋人もいないわたしは
女として欠陥品なんじゃないかと思えてきて
どうしようもなく悲しくなった。

そんな思いをいつものようにメールで打ち明けたら
あの人は長い長いメールを返信してくれた。

女友達はわたしにとってもちろんとても大切だけど
こういうときは
男友達からの言葉のほうがすんなり心に届く気がした。

思わず涙がこぼれた。
あの人の奥さんをうらやましいと思った。



2004年05月23日(日)  ハードル


いままで生きてきて
どうしてわたしはこうなんだろうって
何度も何度も思ってきた。

思うように行動できない自分。
人間関係をうまく保っていけない自分。

周囲に対する罪悪感と
親から怒られることへの反感。
そして、自分自身への嫌悪。

誰にもわかってもらえないと思ってきた。
どうせわたしが悪いんだと自分をいつも責めてきた。

そんなわたしにもひとつの希望がみえた。
気が楽になった。

明日から、毎日をいままでよりほんの少しでも心地よいものにしたいと
心からそう思えるようになった。



2004年05月10日(月)  鬱の波


朝からの雨が
わたしの中にも降っているみたいだ。

今日のわたしは自分でも驚くほどに冷たくて
発する言葉にも宙を舞う視線にさえも棘があった。
その棘で自分自身も傷つけた。

何を見ても心に映らず
何を聞いても心に響かず。

帰り道、風に吹かれながら今日1日を思い返した。
何ひとつとして思い出すことができなかった。
悲しかった。

夜の闇に吸い込まれてしまいたいと思った。
このまま消え去りたいと思った。
自分の足音が自分をつけてくるようで、逃げ出したかった。

朝なんて来なければいいと、思った。



2004年05月05日(水)  執着


映画を観ながら
自分が死んだら誰が悲しんでくれるんだろう、と
ぼんやり考えていた。

逆に
死んだらわたしの気が狂うかもしれないと思える人は誰だろう、と
考えたときに浮かんだのは、あの人だった。
もう何年も会ってないから何も変わらないのかもしれないけれど
それでもわたしはあの人だけは失いたくないと思った。

この世の終わりが近づいたとしたら
わたしはきっとあの人に会いたいと思うのだろう。

これまで好きになった人たちや
今、気になっている人たちを
あれこれ思い浮かべてみたけれど
その想いはどうしても揺らぐことはなかった。

わたし、どうしてこんなにもあの人から離れられないんだろう。



2004年05月03日(月)  遠い恋人


あなたの声を聞いて
とても穏やかな気持ちになれる自分を
ちょっとだけすごいと思った。

あなたの話を聞いて
隣りで抱きしめてあげたいと思える自分を
ちょっとだけかっこいいと思った。

恋人と呼べる人がいなくても
あなたがいればそれでいいと思った。

何度となく繰り返してきた「結婚しようか」という冗談が
少しずつ現実味を帯びてきていて
なんだかちょっとせつなかった。

わたしにとってあなたはとても大切な人で
あなたにとってもわたしはとても大切な人。
そう感じられることが
なによりとてもしあわせだった。



2004年05月01日(土)  悲鳴


年に1度の大型連休。
世の中が浮き足立っているというのに
わたしの気持ちは沈んだまま。

会いたい人に会えず
伝えたい気持ちを伝えられず
自分ひとりが時間に追い越されていくような
そんな悲しさだけが残る。

強がって笑ってみても
平気な顔をしてみても
ほんとうは泣きたい気持ちでいっぱいで。

あせりと不安。

無神経な友達の言葉に傷ついても
何も気づかないふりをして。

心が悲鳴をあげている。


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