LOVE ME

2002年08月10日(土)  1mg の期待


人のぬくもりを感じながら眠ったのはどれくらいぶりだろう。
息をひそめて、自分以外の人間の体温を感じて。

ぼんやりとした眠りのまま朝を迎えたけれど
なにごともなかったことに安心してまた眠ってしまう。
隣りにいる男の人に寄り添ったまま。

キスを何度も繰り返して
抱きしめられるぬくもりを感じながら
私は別の人のことを考えていた。
相手に対して失礼なことだとはわかっていたけれど。

この人との「続き」がこれからあるのかどうかわからない。
期待しては裏切られることの繰り返しだったから
もう期待することさえ怖くなってしまったのかもしれない。

並んで歩くときの身長差とか
ほのかに感じる匂いとか
ちょっといいかな、と思ってはいるけれど。



2002年08月04日(日)  甘い記憶


ひさびさに過去の想いを振り返る。
存在さえ忘れかけていたかさぶたをそっとはがす。
鈍い痛みと、紅くにじむ私の生きる証。

時間に追われる毎日。
めくり忘れたままのカレンダー。
いつのまにか季節にさえ追い越されていく。
私は波に乗れずに立ち止まったまま。

私のなかにある誰かの影。
その誰かのなかにも私の影はあるのだろうか。

そろそろサイト復帰しようかな。

自分の気持ちを整理するために。
「わたし」という存在を忘れないために。


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