2002年08月31日(土) |
「ペイ・フォワード」を観る |
wowowでやったので。 明日から二連休だからうれしくて 今はその勢いで「天国と地獄」観てます。
erのディレクターをやったミミ・レダーが撮ってるから よくみるとerで見た顔がうろうろしてる。 主演のオスメント君もerにゲストで出ましたし。
普通に面白かったっす。 ああ、erを観てるときのような。 どかーんと感動!!とかなかったけど よくできたドラマだなーと。 人々のキャラが愛らしいのもよかった。 あ、でも ケビン・スペイシー、もっと複雑な設定かと思った。
終わり方が映画としてベタな気がして ちょっとだけ引いちゃったんですが 静かに流れるいいドラマが観られて満足です。
2002年08月30日(金) |
でっかい虫(正体不明) |
駅のホームで 体長10cm、幅6cmくらいの 胴体が六角形で緑色で、羽の長い 変な虫に追いかけられました。 こわかった。 何だったんだあの虫は。
今日人と話してたら、うっかり 「虫がびっしり」の話になってしまい、 わたしにはまだその経験は無いにしても うう、気持ちわるい。。。
虫に罪はないけれど やっぱしダメです。
ついに、ついに。 嬉しい。愛しい!!
来週のお稽古にはもう着られる。 あ、でもやっぱり一遍水にさらした方がいいのかな。
とにかく 今年の夏休み(無いんだけど)の工作完成です。 はー
…つまりこれでひとつ、現実逃避の材料は 無くなってしまった。
やるしかないことが迫ってくるう。 でも実は、もう1本反物がある。 ふふふふふ。
某友人の彼が就職に関わるある試験で不合格 という知らせが入り、 その友人は飲み会の席から帰って行きました。
「不合格」ときいて 暗黒の浪人時代と留年時代を反射的に思い出したわたくし。 わたしの不合格と彼の不合格を一緒にしちゃ悪いけど。
でもそうして思い出すと 何も慰めの言葉は浮かばないもので。
うちに帰ってからメールしたら 憤って暴れて(彼が) 二人で走って叫んで すっきりして、彼はもう寝てる、とのこと。
そうか。 わたしたちは大泣きしたんだよな。
なんとなく、勝手に安心したので もう寝ます。
夜更かしをしてしまうんでしょうね。 昼にやりゃーいいことを わざわざ夜も更けてから始めたりして。 このところ慢性的に寝不足で 頭が痛いっす。というか目の奥が痛い。
しかしそのおかげで 次第に形になっていく浴衣 ああ、愛しい。。。
他にもやんなきゃいけないこと あるんですけど、まあ、それは、それで
明日はいいともに新之助が出演!! 中村玉緒がゲストだったからもしかして、とは 思ってたんですが。 わーい。
仕事帰りにまずスーパーへ 牛乳を買うためだったんですが 創業祭だか何だかで 牛乳がめっちゃ安かったらしく売り切れ。 豆乳しか残ってなかった。
その後本屋さんへ 緒川たまきさまの写真集が出てる という情報が耳に入ったので。 売り切れではなかったんでしょうが これも無かった。 悔しくてうろうろしてたら 高橋由佳利の「トルコで私も考えた3」を発見。 ついでに「太陽の子」も購入。
締めにファミマで肉まんを買って帰りました。
踊りのお稽古で一緒のケイティと。 エピソード2を観ようかとも思ったのですが ケイティはもう観たそうなので。 (エピ1よりは良かったと言ってた)
1時間半もない短さ。 早かったー 細かい笑いは好きなんですけどね。 1より悪くはなかったけど良くもなかった。 でも郵便局員になっていたJ(トミー・リー・ジョーンズ)はキュートです。
最近観た映画のワーストの話になったとき イギリス映画の「穴」とかいうのが 最低だったと、ケイティ。 でもその後しばらく、一緒に観に行った人との間で 何か悪いものに当たりそうなとき 「穴に気を付けて!」というのがはやったとのこと。
わたしはこの映画、存在すら知らなかった。 誰か他に観た人いません?
2002年08月23日(金) |
ほんとは昨日観たんだけど |
八月納涼歌舞伎第3部 「怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)」を観る。
「アテルイ」観た後、時間があったもんでつい。 というか、興奮さめやらず 勢いでもう1個観ちゃえってことになったんでした。
新橋演舞場からいそいそと歌舞伎座へ。 勘九郎さんが早替えをやるとか、宙乗りやるっていうから 気にはなってたんですよね。
観られたのは早替えの演目。 殺されて幽霊になる絵師 その絵師の家の下男 絵師を殺す浪人の知り合いの小悪党 の三役をくるくると早変わり勘九郎さん。 一度なんか花道のど真ん中で下男から小悪党へ どうやったんだか全然わかんない。
しかし、三役がそろう滝のシーンでは さすがに替え玉の役者が出て来ました。 (下男の替え玉の人がちょっと細身で、それと分かりやすかった)
小悪党の役のとき 橋之助演じる悪役磯貝から受け取った五十両を 花道からのひっこみで見得を切った拍子に おっことしてしまった勘九郎さん。 一瞬躊躇したようにもみえましたが 愛嬌たっぷりに拾って引っ込んでいきました。
折しもこの日は スカパーの伝統文化放送のビデオ撮りの日。 嬉しいような哀しいような。。。
相方は、歌舞伎を観ると眠る確率70%ですが 勘九郎さんの出る歌舞伎は、まず眠りません。 勘九郎さんに惚れている様子。
後で第二部の「うかれ心中」を幕見しようかなと言ってました。 こういう時はいいなあ、東京在住。
2002年08月22日(木) |
新橋演舞場八月公演「アテルイ」を観る |
若い人でいっぱいの いつもと雰囲気の違う新橋演舞場。
幕が開く前からロックががんがんにかかってて しかし桟敷席には老夫婦がいたりして 絶対何かの間違いだっ
染五郎のアテルイが でっかい舞台をごおと持ち上げ振り回す 一言で言ってそんな舞台!! まさに染五郎の荒事を観てる気分でした。
花組芝居の植本潤さんとか、渡辺いっけいさんとか いい!っていう役者さんもいっぱい観られたし。 新感線では粟根まことさんが好き。
しかし何つっても染五郎がかっこ良すぎです。 いのうえ歌舞伎にほんとの歌舞伎役者が出たら 返って浮いちゃうんではと思ってたんですが さすが、前回の「阿修羅城の瞳」で(これは観損ねた。。。) 父の幸四郎さんが 「30年前ならわたしが演っていた」と悔しがった程。 浮かないばかりか 誰のことばよりも響いてくる。 ものすごい役者パワー。
もちろん舞台自体もすごいパワーでした。 ずっとずっとハイテンションなのに 絶対に観てる方をダレさせないいのうえ歌舞伎。 そのギャグはどうだ、とか、その展開はどうだってのも たくさんあるけど、気付くと乗せられてる。
ああもう 面白くて、ものすごくベタにかっこ良くって ゆさぶられて、みせつけられて 客席にいるのが心底悔しくなった舞台でした。
相方のアパートには風呂がなく 近くの銭湯に通います。
シャンプー、リンス、ボディーシャンプーは 小分けのボトルに入れて持っていきます。
入ってから気付いたのですが ボディーシャンプーのボトルの中身は リンスでした。
全身をシャンプーで洗いました モノはもちろんダヴ
ぬめぬめがとれないとれない
そもそも詰め替えのを買った時点で リンスと間違えてたんですよね。
マギー司郎が せっけんがきれると、かわりに チューブ歯磨きで洗ってるという話を思い出しつつ。 全身ミント臭がするよりマシかあ。
わたしの大好きな作家の文庫が出た との、情報がありまして 東京への新幹線の中で読もうと 本屋さんに立ち寄ったのですが 2件売り切れ。 意地になって新幹線1本見送って 3件目で発見。
乗ってみれば満席の新幹線 立ち読みしてたら酔っちゃって 半分も読めませんでした。
上野駅で待ち合わせた相方。 げじげじにヒゲをはやしていた。。。
御大からお借りしてる本 「廃虚の歩き方」 どうして御大はわたしの読みたい本がわかるんでしょう?
もーどきどき。 別に廃虚を歩く趣味は無いのですが いや、むしろ廃虚って考えるだけで恐いんですが。 気持ち悪いもの見たさとでもいいますか。
小さいころドライブのついでに 立ち寄った松尾鉱山のゴーストタウン。 夢に見るくらい恐かった。 このままここに置き去りにされたらとか 想像するともうおぞぞぞぞと背中が。。。 でもそういう想像って、恐いけど、 なんつーかうら楽しかったりしまして。
ああ、でもなんだろう。 「完全自殺マニュアル」を読んだときと 感じが似てるなあ。 犯罪っぽい感じかなあ。 本に魅入られてるみたいに読んでしまう。 ああ、こわい。ああ、たのしい。
日曜は家にこもる気だったので 大体の用を土曜に済ませた つもりだったのですが 食料がなかった。。。
仕方がないので夕方買い物に出掛ける。 自転車のライトがきれてたので 取り替えたら、足下の砂利の中に 夕べ部屋でたたいたゲジゲジのミニ版が。 いるんだな、この辺には でもあいつ、どっから入ったんだよお。 5階なのに。
絶対こいつ料理しないなという中身の買い物袋。
枝豆を煮て食べました。
ずっと欲しかった柄の反物を 見つけてしまいました。 あうう。 何と自分ちで洗えるんですって。まあ!
いつか相方にしみじみと 「大変だねえ」 と言われたことがあります。 物欲に振り回されるわたしが哀れになったそうで 本気で同情されてしまった。
わかってるんですが でも、あれ(↑)はガマンできないかも。
御大から。 あ、お盆すぎたから残暑見舞いか。 e-cardで届きました。
前のパソコンだと 動画だとかネットで見ようとすると すぐ止まっちゃって全然ダメだったんですが 新しいやつだからみられるもーん。 ついでに、去年のクリスマスに友人からもらった カードもみました。 (削除されてなかった。ラッキー。)
寒かったので久しぶりにあったかい紅茶を煎れました。 最近冷やしたのばっかり飲んでたんですが びっくりする程うまい。 同じ葉っぱなのに。 同じお水で煎れてるのに。
2002年08月15日(木) |
「フローズン・ビーチ」を観る!! |
もちろんNYLON 100℃ の。 去年当未来樹シアターでやった脚本で オリジナルが観てみたい!と常々思ってたので もんのすごく楽しみにしてたんでした。 初めて、仕事も早退して。
もう、呆然… 客席から離れがたかった。 ええっ、もう終わっちゃったの!?と時間をみたら 2時間半経っていた。
未来樹の稽古を何度も観てたので 次に来る台詞、動きがわかってるために 笑えなかったとこが多々あったのは残念だったのですが それでもいっぱい笑えました。 最前列で観られたこともあって 役者さんのパワーもびしばしに感じられたし。 吹き消したロウソクのにおいや ピストルの火薬のにおいもしあわせ。
そして何より間。 ああ、あの間。 すごいなあすごいなあ。
あんな空気の流れをつくれたら ラストシーンはやっぱり泣きそうになるくらい大好きです。 あんなシーンが書けたらなあ。
憧れいっぱいの舞台のカーテンコールで 憧れの憧れの生ケラさん!!!
今晩は嬉しくて悔しくて めちゃくちゃな夢がみられそうです。
もう帰って来ましたが。 二日だけのお盆休み、 母方の祖父母の家へ行って来ました。
いつも通り、殺人的に食わされました。 おかずを食べ終わると ご飯やらうどんやらが出てくる。 そのシステムは間違っている! まあ、気持ちは嬉しいんですけどね。
二階の部屋の本棚に 「少年少女名作全集 曾我物語」が。 そう言えば、歌舞伎を好きになったから 最近中身がわかったけど、 小学校のころ図書館でタイトル見た時は 大化の改新で滅ぼされた蘇我一族の話かと思ってました。
ハードカバーの児童書ですが260円 昭和36年、講談社出版。 41年前!! 表紙の裏に、伯父の名前がペン書きされてました。
「うつくしいかたき討ちの物語」と。 やはり、というか 工藤祐経(敵)がものひどい悪人に描かれてまして。 歌舞伎で観たときは もっと器のおっきい、 主人公たちより何枚も人間がうわ手のキャラで こりゃおもしろいやと思ってたのになあ。 子供向けだから、むりも無いんですけど。 でも、この本のイメージを持ってて 歌舞伎をみたなら、きっと面白いに違い無い。
2002年08月12日(月) |
あえなくて残念でした、奈津子さん。 |
おなじみの御大とイタ飯を食べに。 余裕があったら奈津子さんも来るはずでした。 すみません わたしの都合で急遽決まったんです。
ああ、御大の紹介してくれるお店は当たりばかり。 ほんとにうまいサラダ!! ドレッシング、売ってたらほんとに欲しかった。
この人に「うまい」とか「おもしろい」って言われると 試してみたくなる、 影響を受けてしまう人っているんですよね。 的確に好みを言い当てられたりすると、なおさら。
ずっとお借りしてた大量の本も やっとお返しできました。 しかし既に新たに借りてしまってたりします。
あたまもおなかも まんぷくまんぷく。 しあわせ。
テレビで映画をみてたら愛媛の中田から電話が。 おうちにゴキブリが出たのだそうで。 職場ではよく見かけるけど 自分の住居に出たのは初めてだったので 早朝からパニックに陥ったとのこと。
バルサンたいて、 コンバットを買い込んできたそうです。 もしも、生きてるのを再び見つけたら 部屋に火をつけるそうです。
繊細なやつめ。
東京在住の相方んちは 暖かくなるとしょっ中見かけるようになるので わたしはほんとは大嫌いなんですが 当の相方は慣れっこらしく ゴキの足1本だけ壁にへばりついたのを見ても そしてそこの下の床に死骸が転がってなくても 全然平気らしいです。
そんな話をしていたら ラストシーンを見逃してしまいました。 願わくばもっと 強く生きてね中田くん。
この間、相方がうちに来た時 一枚の写真を置いていきました。 相方のお母さんが 町のイベントでオペラ歌手が来た時の 打ち上げの集合写真。 後ろの列どまん中にうちの母。
わたしの母と相方の母は面識がありません。 しかも別々な町に住んでいます。
イベントは相方の故郷の町と わたしの故郷の町の二つをまたいで行われたとのこと。 その時、相方の母が実行委員でうちの町に来て、 たまたま実行委員に引っ張り込まれた母と 同席したらしい。
お互いそれとは知らず 同じ打ち上げの席にいたんですね。
双方に教えたらそれぞれびっくりしてました。
その相方のお母さんから今日、 アイスクリームが届きました。 わーい。
なんとなく、なのですが わたし、職場の一部の人に 「ほんとは彼とはとっくに別れてるのに 未だに付き合ってると言い張ってる人」 もしくは 「架空の彼と付き合っている人」と 思われている気が。
それで考えてみると わたしが職場の人に与えている我が相方の情報は 「役者を目指して東京に行った」 「おそらく帰ってくる気はない」 「auのCMに背中だけうつった」 など そう思われても仕方ないのかも。
じゃあどうしたら、ほんとに存在するのだ! ということを証明できるか。 写真を…と思ったのですが いつも持ち歩いているのは 7、8年くらい前の証明写真。 よけいに逆の確信を持たれてしまいますがな。
他にもいろいろ考えたのですが どれも友だちに頼んで彼のふりをしてもらった と思われればそれまでってことに落ち着いてしまうんですよね。
しかし、この状況は面白いかも。 今度、何か嘘の情報を与えてみようかしら。
書いてみるもんですね。 未来樹某大御所に おいしいカレー屋さんに連れてってもらいました。 仙台の某有名デパートの最上階にある インドの人がやってるお店。
初めてナンを食べました。 恥ずかしながら。 焼きたてのナンがあんまりおいしくて カレー(二種類選べた)の量との調節が出来ず 御大のナンを4分の1程わけてもらったにも関わらず いっぱい残してしまったので ごはんを追加してかけて食べました。 「おおめしぐらい」と命名されました。
ああうまかった。 カレーの辛さがしあわせ。 辛いのほんとは苦手なんですけどね。 カレー自体しばらく食ってなかったし。
またどっか連れてって下さい。
こないだ相方が来た時 カレーが食いたくなり いや、あの時はご飯にルーをかけてってやつが 猛烈に食べたくなって 「ハヤシでもいい!」って言ったら ハヤシが出てきました。 ハヤシはとってもおいしかったんですが なんだか食べ損ねた気がして 今度はカレー限定で食べたくなりました。
うちの近くに手作りカレーのお店 (名前忘れた)をみつけました。
しかしわたしは初めてのお店は一人で入れません。 先日、未来樹某大御所に 「大人は一人でご飯屋さんに入れなければいけない」 と言われ、 ついでに「大人になる」というような うやむやな約束をその方にしたようなしないような…
ま、いいや。大人になれなくても。 誰か一緒にカレー屋さん行きましょう。
縫いはじめました。 でも、あーぢー 今日お休みだったので。 気温が上がるのに加勢したくなかったので クーラーつけんの我慢して 布にしるしつけたり縫ったりしてました。 あぢいいいい
その傍らでテレビをつけてたら なんと! 「パパはニュースキャスター」の再放送。 第1回!! 15年目にして見逃していたこの回を観られました。 なつかしー 田村正和がつるんとしてるー 浅野温子がちょっとまるいー 愛(めぐみ)ちゃんたちが昭和49年生まれって言ってる。 1コ上だったのか。。。
なんだか観てたなー、このドラマ。 同年代の子供がテレビで役者やってんのがショックで。 興味ないふりして、実は毎週観てました。 高校のときに続編をスペシャルでやったのも。
大塚さんが美人になりそうで 好きだったなー ちょっとマセてた隣のクラスの女の子に雰囲気が似てて その子を羨ましく思ってたのを思い出しました。
あ、 日記を読んだ友人からメールが。 「ギター弾きの恋」の主人公は架空の人だったんですね。 残念。。。
仙台に住んでもう9年にもなるのですが 「仙台七夕」は一度も行ったことないわたくし。
もちろん前夜祭の花火大会も。 人ゴミが嫌いでして。
ところで わたしんちは5階で 花火くらいみえそうな気もするのですが 遠すぎるのか、高い建物が邪魔なのか 音しかきこえてきません。 いいんです。想像します。
あれですね。 けして負け惜しみじゃないんですが 音をきいてるだけで、納涼。とか 夏の夜。て気分になるもんですね。 風鈴の音みたいなもんかしら? けして負け惜しみじゃないんですが。
ああ、涼しい。
2002年08月04日(日) |
「ギター弾きの恋」を観る |
ウディ・アレンの。 ウディ・アレンは大好きでして ずっと楽しみにとっといてたんでした。 相方が久しぶりに帰ってきたので、観ることに。
ショーン・ペンて、こんなにチャプリンに似てたかなー と思いながら観ました。 目もととか。どうでもいいことですが。
ジャズには詳しくないので実在なのか、架空の人なのかわかんないんですが ほんの一時期だけ活躍した伝説的なギタリストのお話。 天才を自負してるくせに 自分の憧れてるギタリストに会うと 見ただけで失神してしまう。 女を惜しげもなく捨てると言ってるけど わかれた女の名前を寝言で叫ぶ。 遅刻すっぽかしの常習犯で、金遣いも荒い。 そんな破滅的な人物を愛情たっぷりに しかも破滅的じゃなく描いてるんです。 (あの愛情を感じると、やっぱり実在なんだろうなあと思います。) 淡々とした独特の雰囲気とか ぼんやりと赤っぽい画面とか ウディ・アレンはやっぱり好きです。憧れます。
ちょと哀しいラストですが 観た後幸せな気分が残る映画でした。
観るべきか、どうか すごく迷ってるところでして なぜならエピソード1がすごくつまらなかったから。
悩めるわたしのところに さるお方から一本の電話が。 クソつまんなかったそうです。 途中で眠ったとも。 ああ…
なんでも、 あまりのつまらなさに 一緒に行った方と帰りに吠えたそうなんですが 吠えたりないとのことでわたしんとこに。 やつあたりされてしまいました。
行きますよ。きっと つまんないとわかっていても。 少しでもいいとこ探して自分を説得してくれ とそのお方から言われたのですが 多分わたしも怒って 昨日の怒りを新たにするだけでしょう。
いついこうかな〜 1000円で観られる日だな。きっと。
眠ってしまい ぐおんぐおん左右に船こいで 気付いたら両隣りの人が 背もたれから背中をはなして本読んでました。 見知らぬ人よごめんなさい。
2002年08月01日(木) |
「神様のボート」を読む |
江國香織の。 文庫が出て、買おうかどうか迷ってたはずなのに いつの間にか買ってしまっていたこの本。
「旅がらす」と称して、ある男の人を待ちながら 各地を転々とする母子のお話。 探すんじゃなく、待ってるんです。 なんて話だ!と、まずあきれました。 母の主観と娘の主観で、交互に描かれる日常。 娘がどんどん成長して、 その主観で娘の雰囲気がかわっていくのがわかるんです。 大きくなるにつれてシンプルになるのが なんかわかる気がして面白い。 二人が待つ男の人は母の恋人であり娘の父親で 二人の会話の中や、母の思い出の中だけで語られるので ものすごく現実感のないひと。 絶対存在しないんじゃないかと思いつつ読んでました。 誰かが存在するから幸せっていうのと 誰かがほんとは存在しないんじゃないかっていう不安が 両方思い当たって、かなしくなってしまう。 ラストは書きませんが、やっぱり なんて話だ! ある意味こわかった。 後書きで、「わたしの作品の中で最も危険」 だそうです。
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