ぽあろの音楽旅日記
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2001年07月10日(火) 第74回 A.C.ジョビン「イパネマの娘」

 タイトルを耳にしたことのある人は結構多いのではないでしょうか。ボサ・ノヴァの父、といわれるジョビンの代表作です。ボサ・ノヴァはジャズとラテンの融合ともいえる音楽で、耳に心地よいサウンドが特色です。世界で最も演奏される曲のベスト5にはいたこともあるとか。ちなみにそのときの上位4曲はビートルズ・ナンバーだそうです。さまざまなミュージシャンがさまざまなアレンジで取り組んでるのもこのジャンルの自由度の高さを示しているのかもしれません。
 吹奏楽版もあるこの曲、その吹奏楽版では金管の派手さをぐっと抑え、パーカッションを軽く目立たせた「大人の演奏」になっていて、僕ら中高生には敷居の高い曲でした(笑)。でもとにかくおしゃれなんですよね。

☆アストラッド・ジルベルトの歌唱
 夫に頼まれて急遽レコーディングに参加した、アストラッド・ジルベルト。この曲の歌唱をきっかけにスターになっていくのです。とても初々しい歌声で、軽さとせつなさをきれいに引き出しています。同バージョンでは旦那さんの歌声も入っていて、こちらは囁くようなポルトガル語が妙に色っぽくてステキです。


2001年07月04日(水) 第73回 「着メロ」を思う

 最近は、携帯電話もずいぶん進化して、着信音をとっても、かなりの高度な和音と音色を誇っている機種が目立ちます。そんな技術の進歩を受けて、「着信メロディー」は完全に定着してますね。自分の好きな曲、最新の流行曲を着信メロディに設定する、確かにこれはとても楽しい機能です。
 ただ、ふと思ったんです。何のために着メロがあるんだろう、と。大勢いるような公共の場で着メロを鳴らすのは、それはたとえば電車の中で歌うのと同じことではないのかな、と思ったんです。単純に周囲に迷惑、ということ以上に、「自分の趣味嗜好を誇示する」感覚を感じます。知人の間でそれがおこなわれるのはかまわないですが、大勢の中でおこなわれるのは、要は見知らぬ他人に「ねーねー、僕はこういう音楽が好きなんだ、おしゃれでしょー?」と声かけて回るのと同じような気がするんですね。
 さらに気になるのが、着メロを鳴らす時間ってどれくらいあるんだろう、ってことです。電話が鳴って出るまでに、どれくらいの時間があるでしょう。ましてや「携帯」電話なのですから、たいていはほんの数秒で出られるわけです。その数秒のために、高い機種を買うのかな、と疑問に思うんです。逆に、着メロを鳴らしたいがために長時間でないのならそれはそれで嫌ですね。
 そしてもう一点、機能が上がってもたいした音でないことに変わりがない、ということも気になります。CD聞くほうがいいじゃないですか、はっきり言って。高度化が進んでいけば、CD並の音質での着メロも可能でしょうが、そうなると着メロなのか、お店なりのBGMなのかがわかんなくなったりしそうですね(笑)。

 以上、仕事のためいつも「まなーもーど」な男のひがみでした(爆)。


2001年07月02日(月) 第72回 二人だけ

 もう3週間も前のことですが、僕と妻の二人で式を挙げてきました。グアムのチャペルで、二人だけ。もちろん家族を含め、多くの人に僕らの結婚を祝福してもらいました。式の当日にも、撮影スタッフの人や、通りすがりの観光客、地元の人にも祝福の声をかけてもらい、感激しました。(その辺はいずれ別の形でご報告します)ただ、僕はどこかでこの「二人だけ」にこだわっていたんですね。

☆ボズ・スキャッグス 「We are all alone」
 ビートルズ以後のロック界に大きな影響を与えつづけている、ボズ・スキャッグスの最大のヒット曲、といっていいでしょう。また、ラブ・バラードの最高峰に位置する曲の一つであることも付け加えておきます。僕がこの曲とであったのは、中学校のとき。吹奏楽で演奏する機会があったことがきっかけでした。その頃はタイトルの意味も歌詞も知らず、ただただいい曲だ、と思っていたものです。
 大人になって、ふとしたことで僕はスキャッグスのアルバムを買いました。歌詞を改めて聴いて、そして歌詞カードを読んで、僕はこの曲のとりこになったのです。愛する女性への愛情が、一杯に溢れ出す、そんな曲です。

 曲に登場するヒロインの名は「アミー」、僕の妻のHNにつけました。

 そして、この曲の邦題は「二人だけ」、といいます。


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