ぽあろの音楽旅日記
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2001年05月23日(水) 第71回 僕のカラオケ十八番ぁ\箒!

 めっちゃ久々の音楽旅日記、めっちゃ久々のカラオケ話です。つまり、久々にカラオケに行ったということですね(笑)。で、久々ということもあり、連れが大酔っ払いだったこともあり、絶叫大会になってしまいまして。でもたまには叫ぶのもいいですよね。いいストレス発散になります。

☆「子供たちを責めないで」伊武雅刀
 知る人ぞ知る歌(?)です。なにしろ伊武雅刀が全編演説という、不思議な曲です。「私は子供が嫌いです」とおもむろにあの低音で我々に語りかけます。初めこそ理性的に子供の悪いところを述べているのですが、だんだん感情的になり、声も大きく、喋りも速くなる、そこがこの曲の見せ所です。「私たち大人だけで刹那的に生きましょう!ねっ!!」の部分が一番気に入っています。

☆「ハンバーガーショップ」嘉門達夫
 嘉門の歌(?)は好きで、よくカラオケでもやっていますが、この曲は「しゃべり」の部分が多く、またその「しゃべり」が極めて落語的なんです。嘉門達夫って落語家に弟子入り経験ありますから(笑福亭鶴光の弟子)、そうなっちゃうんでしょうね。実際、彼が歌うときには落語で言う「かみしも」をきってやっています。


2001年05月12日(土) 第70回 音楽と笑い その2

 前回に引き続きのテーマです。音楽と笑いの共通項に「リズム」がありますね。どちらもリズムよく相手を自分の世界にひき込む。あるいは急にリズムを崩して驚かせる。いずれも「瞬間芸術」でありながら、普遍のスタンダードも有している。優れた作品は多くの人の手によって演じられ、改変され、生き抜いていく。そして、どちらも、相手を心地よくさせる。
 笑いの世界に目を転じたとき、その音楽的な部分に魅せられることがよくあります。漫才の軽妙なやり取り、コントの効果音、奇術のBGM。音楽そのものに笑い取り込んだものもあります。都々逸を織り交ぜた三味線漫談、「東京ボーイズ」に代表される、いわゆる「ボーイズ」、あるいは「コミックソング」といわれるものまで。それらの中で特に一時期光り輝いたのが「コミックバンド」でしょう。古くはクレージーキャッツ、ドンキー・カルテット、ザ・ドリフターズ、さらにはずうとるび、ビジー・フォー。いずれのグループも高い音楽性と鋭い笑いの感性を持ち合わせている名グループでした。

☆「ドリフのズンドコ節」 ザ・ドリフターズ
☆「自動車ショー歌」 小林旭
☆「スーダラ節」 クレージー・キャッツ
 この時代を代表するコミックソング。いずれも「七五調」なんですよね。だから聴いていて心地よい、いわゆる爆笑にはならずにニンマリできるタイプの歌になっています。小林旭はその後平成に入ってから、前回お話した「スカパラ」と組んで「自動車ショー歌」などの歌を復活させました。現代の最先端の演奏で「七五調」はある種痛快でもあったのです。


2001年05月09日(水) 第69回 音楽と笑い

 音楽と笑い、僕がこの日記で一番触れたかったことです。小・中・高と吹奏楽に明け暮れ、大学で落語に浸った僕にとっては、音楽も笑いも大きな柱になっています。音楽に笑いあり、笑いに音楽あり。
 音楽家、あるいはミュージシャン(僕には違いがわかりませんが)が「笑い」に挑戦したり、逆にコメディアンが音楽に乗り出したりと、音楽と笑いの垣根はしばしば取り払われています。僕が「尊敬する人物」に必ず挙げる、谷啓はジャズ・トロンボーンのトップ奏者であり、またご存知のようにコメディアンとして歴史に残る存在です。その谷啓が尊敬してやまない、ダニー・ケイもまた、音楽の才能あふれる名コメディアンでした。モーツアルトが音楽の世界で遊び、小室哲也が吉本に入る(笑)。ひょっとしたら、音楽と笑いにはもともと垣根なんてないのかもしれません。

☆TV「デカメロン」 竹中直人&東京スカパラダイスオーケストラ
 結構前に、深夜帯でやってました。いまや大物俳優の竹中直人ですが、彼の本質はコメディアン。そんな彼と、音楽性十分のスカパラが組んで、コントとトークと音楽の番組にチャレンジしていました。竹中直人はコメディアンとしてはなかなかの音楽センスの持ち主、スカパラは音楽集団としてはなかなかの笑いのセンスの持ち主。しかしいざ組んでみると、僕には中途半端に見えちゃいました。竹中直人のお笑いをもっと見たいし、スカパラの音楽をもっと聴きたい、って感じで。そこらへん、むずかしいんですよね。欲張っちゃった感じで。
☆ダニー・ケイ&ニューヨーク・フィルハーモニックのステージ
 以前LD(死語ですね)でみたことがあるんです。ダニー・ケイが名門NYフィルを指揮するステージ。しかも会場はあのカーネギー・ホール。客席には当時の常任指揮者、メータも陣取っています。ダニー・ケイの遊び心が存分に発揮された、たのしいステージでした。演奏中に指揮者がバイオリニストをナンパして見せたり。お客さんもNYフィルの常連客らしく、ダニー・ケイの「メータの物真似」に爆笑してました。もちろん真面目な指揮も披露。最後はきっちりと音楽でしめたあたりはさすがでした。もう一度みたいなあ。
☆谷啓&東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団のステージ
 ダニー・ケイにあやかって芸名をつけた谷啓ですから、当然ダニー・ケイのオーケストラステージは意識してたはずです。幸いライブで観る機会があったのですが、「子供たちのための」ステージだったこともあり、谷啓らしさは半分くらい、といったところでしょうか。「運命」、指揮棒を振り下ろし、「ジャジャジャジャーン」が鳴った瞬間に驚いて逃げ出す場面。あるいは「魔法使いの弟子」で、ディズニーの「ファンタジア」のミッキーを演じる場面などは、見事でしたね。残念なのはそういった「音楽の冗談」が伝わる客層じゃなかったこと。ぜひカーネギーでやらせてあげたかった。


2001年05月08日(火) 第68回 僕の大好きなマエストロ その2

◎◎ヘルベルト・フォン・カラヤン◎◎

 「帝王」こと、カラヤンです。クラシックの世界に少しでも興味のある方なら、この名前を知っているでしょう。一番知名度の高い指揮者であることは間違いありません。昨今の「癒し」ブームの一翼を担った「アダージョ・カラヤン」のシリーズはクラシック界では未曾有の大ヒットとなりました。
 その割に、この人ほど評価(好き嫌い)が分かれる指揮者も少ないかもしれません。かくいう僕も「カラヤン信者」ではないですし、むしろ「反カラヤン」の立場で聴いている部類です。とはいえ、一回目に書いたように僕のクラシックの入り口はカラヤンの「運命」でしたし、カラヤンのCDは10枚以上もっています。僕はどこかで「通ぶっている」だけなのかもしれませんね。
 カラヤンは万人受けする、初心者向きだ、聴衆に媚びている、なんて声が聞かれるのも彼のレパートリーの広さ、録音の多さによるものでしょう。いくら彼が素晴らしい指揮者でも、「帝王」であっても、あれだけ録音したらはずれも出てきますよね(笑)。録音といえば、彼は録音技術向上に大きな力を貸し与えた指揮者でもあるんですよね。既に十分すぎるくらいに評価されているカラヤンですが、改めて彼の録音を聴くと、もっともっと評価されてもいいかもしれません。

☆ベートーベン 交響曲第5番「運命」 ベルリン・フィル
 以前に書いたテープではなく、先日NHK教育で放送された、初来日時の演奏です。1950年代、若き日のカラヤンはすでに「帝王」の風格を備えています。画質・音質とも今のデジタル技術に比べるべくもありませんが、とにかく演奏が立派。やはりカラヤン・ベルリンフィルは世界最強のコンビなのだな、と痛感します。


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