ドタキャン,母復活,駒沢美粧,青木パパ?


 デートの予定がやむなくドタキャン。残念。

 がっかりしているところへ、母から電話。大変なことになる。詳細はこちら。

 今日は間違いなく『駒沢美粧』。エクステンションで青い髪を所々に入れてみた。

 学生時代の友人がmixiマイミクシィ追加リクエストしてくれたお陰で、また少しマイミクさんが増えた。
そうすると読む日記が増えて、自分の日記を書く時間がなくなる。面白いけど、困る。
過去の日記も全部見ちゃったりして、えらく時間がかかる。

そこでショッキングな情報を得る。
もしかして、青木パパが亡くなった?会おうと約束していた昨年8月に?
近々電話をしようと思っていたのに?何かの間違いでありますように!
2006年04月30日(日)

デート,間違い!,『酒処 萬屋松風』,柏『JUICE』

 愛しい人と、やっとデート。いろいろな話。
「優しいいい人が人を一番傷つける」説など。

 美容院の予約があるからと、ちょっと焦ってデートを切り上げ駒沢大学駅。
「スミマセン、今駅に着いたので少し遅れます」と電話したら
「へ?桜井さんの予約は明日でお取りしてますが」。今度は私が
「へ?そうなの!ショック!今日はもう無理ですよね」
無理だった。大失敗の巻。

 では明日の予定も変更しなくては。
明日会うことになっていた川越ご近所さんを、池袋に急遽呼び出し。
『酒処 萬屋松風』で飲む。顛末はこちら。

 そして夜は柏のバー『JUICE』のレセプション。詳細はこちら。
なかなか激しい移動の日だった。

柏で朝まで飲むかな、と思ったが、恋人から「明日会おうか」と言われて「ハイ!」
「今日はちゃんと帰るように」「ハイ!」
彼のためならどこへでも行く、なんでもする。
2006年04月29日(土)

『とろろと麦めし 多摩山荘』,肯定の否定を肯定する,K君?


 昨日は23:20、今日は22:30まで残業。
週末まで待ちきれない恋人から、ご飯に誘われるが泣く泣く断わる。
遊ぶ金欲しさに働いているのに、仕事のために遊べないなんて。悲しい!

 お昼休みはチームのSさん、Tさんを誘って、昨日も来た『とろろと麦めし 多摩山荘』。
今日は3人なのでテレビがついていても気にならず。
とろろ定食に追加のほうれん草胡麻和えも美味しかった。

会社の話で質問いくつか。いろいろ教えてもらって良かった。
たまには情報交換ランチも必要だ。

昨日買おうか迷ったジャケットも見てもらおうと思ったら本日はお店が休み。残念。 

 何でも否定の友人と議論になるが「この話はおしまい」で片付けられる。
彼の場なので「はい」。
私は私の場で肯定の否定を肯定する。

 mixiマイミクシィ追加リクエストがあって、学生時代の友人K君だと言っているが

> あの、ネット界で有名な桜井真理さんですよねー(笑)!

って?なんのこっちゃ。あの、音楽界で有名なK君ですかー?

「ほんまかいな?!と思いましたが、(略。彼のマイミクで共通の友人)君は発見できました。
(略。同)君はわからなかったわ。
未だに本当かなあ、と思っているんだけど……。
あああ、お風呂のお湯が溢れちゃったよ!とりあえず、承認!

久し振りにマイミクさんが増えて、感激!!!
ありがとさーん。」

 やっと明日は恋人に会える!と思ったら何やら心配事があるらしく「んーと、んーと」と言い難そうにしている。
ああ、早く会って、二人で安心してリラックスしたい。して欲しい。
2006年04月28日(金)

絆考,『とろろと麦めし 多摩山荘』,『アイムセレクトショップ』,何でも否定


 大学ゼミの先輩Nさんが亡くなって、葬儀やゼミ仲間との親交から、Nさんの人となりや家族について、生前よりも多くを知ることになり、考えることいろいろ。
ゼミ仲間の家族の形態や暮らし方、気持ちもそれぞれ。
そんなことを語り合うメールが行き交う。

私は結婚願望はないのだが、N夫妻の強い絆、誰もが認める二人の本物の愛は強烈に焼きついた。
私が今死んだら、私の彼以外は誰も私を彼の女として葬ってくれないのだなあとか、彼に何かあっても、私はタダの知人でしかないのかなあとか。
まあ、死んだ後のことはいいとして、生きている間はどうなんだ?なんてことを考えてしまう。

一方でそんなことはくだらない考えだ、とも思う。
精一杯愛に生きればいいじゃないかと。
彼は「幸せにする」と言った。それだけで十分幸せなことじゃないか、と。

忙しかったり、体調を崩したり、会いたいのに会えない状況もあるとそんなことばっかりずーっと考えてしまう。

 しかし働いて、お昼ご飯は『とろろと麦めし 多摩山荘』。
基本的にテレビのある飲食店は好きではないが、みのもんたが電話相談者にうじゃうじゃ説教してるところで、最悪。
客は私だけ。
「スミマセン、テレビ消してもらっていいですか?」
ちょっと面食らった感じのお母さんと、恐らく息子さん。
「見てました?みのもんたの説教聞きながらご飯食べたくないので、ごめんなさい」
「いいえ」
そして店内は二人が小さな声で会話しながら仕事をする音だけになり、古いシンプルな店内装飾でとてもいい雰囲気。

麦めしに卵抜きのとろろをかけて、ずるずると食べる。美味しい。
味噌汁が具沢山で美味いのに感激。
定食の味噌汁は、具がちょっとしか入ってなかったり、しょっぱかったり、甘かったり。
味噌汁がピッタリ好みの店はあまりない。

「テレビ、すみませんでした。でもテレビよりお二人がお話してるの、すごくいい雰囲気でしたよ」
と言って店を出る。また来ようっと。

 いい気分で昼休みの残り時間『アイムセレクトショップ』というリサイクルショップにふらっと入ったら、パイル地のジャケットが可愛い。
先日10万円→3万円だったポロシャツと同じ『Gilles Dufour』のもので12,800円。
ほとんど新品。縫製も丁寧だし質感もとてもいい。
色使いはちょっとマシュー(藤井隆)っぽいけれど、きれいな緑。
迷う。会社の同じチームにいつもおしゃれな女性がいるので、一緒に見てもらおう。

 友人と電話。何を言っても否定される。
まあそういう日もあるのであろうと考える。
2006年04月27日(木)

デートなしよ,『Oasis』


 校正日は赤字の量と内容次第。結局21:45までかかって、デートはなしよ。悲しい!

 帰るつもりが1人で『Oasis』。がっかり気分を切り替えたくて。
恋人に「本当に1杯だけ?」と聞かれ「はい」。
「週末にご飯食べよう」「ハイ!」
2006年04月26日(水)

暇,ヘンテコ料理


 昨日中に、と言われていた原稿を昨日16時半に片付けてしまったら、今日も暇で暇で、資料や本を読んだりして定時まで緩ーい感じで過ごす。
私の他にも2名が1日中お茶を挽いていた。
隣席のKさんに「こんな日もあるんですね」と聞いたら初めてだと言う。

 晩ご飯はメカジキとえのきをドライトマトのイタリアンベースとカレーで味付け。
濃すぎた。また失敗。

 恋人から明日のディナーお誘い。彼は体調が悪そうだが、大丈夫かな。
明日は校正日だが、頑張って早く片付けよう。
2006年04月25日(火)

お茶!,さわら味噌漬け!,恋人


 会社には大きな冷蔵庫と冷凍庫があって、サンプルやら撮影サンプルやら私物やらで満杯。
賞味期限切れの所有者不明のものも放置されてすごい臭い。
「各自処分するように」とのお達しも効果なく。
で、ついに記名のないものは片っ端から捨てられた。

私は自分のお茶には「サクライ」と書いておいたもんねー。…あれ?ない?
どうしてどうしてどうして?
犯人は次長であった。
「名前書いておいたのに。中身もいっぱい入っていたのに」と訴える。
偉い人相手に、大胆だったか。
「見えなかった。頭に来て全部捨てちゃった!」
とほほ。で、次回からは容器に名前を書くだけでなく、(ポストイットで)旗を立てることにした。

このお茶、私は1ℓの紙パックにストローを差して、机の上において飲んでいる。
「豪快ですね」と言われるのだが、そうかしら?
紙パックは安いし、500mlでは足りないしでこうしているのだが、1日1ℓは飲まない。
残りを冷蔵庫に一晩置くと、味が全く変わっているのには驚く。

 夜、会社でもらったさわら味噌漬けを焼く。
我が家には魚用のグリルがないのでフライパンで。まっ黒焦げ。
やはり料理は苦手だ。「生協の桜井さん」としては、料理も頑張らないと。

 恋人と電話。
「愛してる?」
「愛してる」
「仕事大変?」
「余裕。へっへっへ」
彼も笑う。本当に今日は16時半から19時まで暇だった。
22時23時までという日もあるが、今日はラクチン。
「早く寝た方がいいよ」と言われるが、4時半過ぎまでいろいろ。
2006年04月24日(月)

TBS『サンデージャポン』,デート,日記,川越『ご近所さん』


 宮崎学さんが出演するとのことで、TBS『サンデージャポン』を見る。
安田好弘弁護士バッシング問題。
安田さん全面擁護の宮崎さんは、人が喋っているところで割って入るようなことはしないので、他のコメンテイターたちの安田批判で終始して非常に嫌な感じ。

先日のテレビ朝日のワイドショウでも、弁護士側の見解に、感情むき出しでぎゃあぎゃあ責めたてる司会・コメンテイターばかりで、ムカツク。
まあお仕事でしょうから、それぞれ頑張ればいいけど、命を張って権力と世論と対峙して被告人を守っている側と、世論を背中に無責任な立場で、学級会のスローガン的で実は集団イジメ言説を放っている側だったら、私は前者を肯定・応援する。

 『サンデージャポン』は11時までかと思ったら違って、終わりまで見てしまい、デートに15分遅刻。
申し訳ございません。しかしラブラブでいろいろな話。

母のこと。
「母は乳がんになったことを父のせいだと責めたけど、父は大腸と喉のがんで死んでしまった。ってことは母のせい?」
「間違いないね」と恋人。笑う。

 帰って日記。大学ゼミの先輩Nさんのことを思い出して、泣きながら書く。

 ますます盛り上がる川越ご近所さん。私の写真を見て

> とてもお洒落な感じですね僕は、純朴というか素朴というかーφ(.. )
> 真理さんに色々コーディネートしてもらうようだなぁ〜。お会いするのがとても楽しみになりました!

とか

> 僕は、正直容姿には自信ないけれどこんな僕でも一緒に歩いたり、呑んだりするのに抵抗がなければ末永いお付き合い、どうぞよろしくお願いしますm(__)m

とか言われて、どうしたものかと思う。
会ってお酒を飲んだりするのは全く抵抗無いけれど、この「お付き合い」って多分ちょっと違うよなあ。
「そういうつもりはないです」と言うべきか。
「ラブラブの彼氏がいるんです」と言った方がいいのか?
聞かれてもいないのに?ウーム。

男性のコーディネートなんて、元内縁夫にも恋人にもしたことないけど。
ホントにいいのか?私のコーディネートで。
2006年04月23日(日)

生協組合員,デート?,クレーマークレーマー


 私がカタログライターをしている生協に、加入手続き。
『大地を守る会』と比べて手続きが若干不便。チラシの量が多過ぎる。
しかし、そのチラシもカタログも回収リサイクルしているというのは感心。

 市販の青椒肉絲のソースを使って、豚肉と大豆の炒め物を作ったら、物凄く不味い。
大失敗の巻。無理して完食したところで恋人からご飯のお誘い。いやーん!
風邪っぴきのところ、ご飯だけでもと言ってくれたのに、残念。

しかし、前回作った大豆とドライトマトの炒め物もいま一つだった。酢を入れ過ぎた。
もともと料理は下手だが素材が良いので「美味い!」と思うこともよくあったが、最近は失敗続きだ。
『大地』から生協に食材が変わったから?ではないと思うが。

 母が毛皮の展示会で買ってくれたコートが、1シーズンで崩壊。
皮の接着剤があちこち剥がれているではないの!
毛足が長くて気付かなかったが、一部必要な皮が貼られていない箇所も発見。

その展示会では何百万円もする毛皮が売られていて、私のコートは会場で最低価格のものだったかもしれない。
だからって、これはないだろう。

目白のブティック『オーキッド』にクレーマークレーマー。
オーナーも目をぱちくりして驚いていた。
「中国製だから?」と聞く私。
「いえ、今ほとんどの毛皮は中国製です。あの会場で扱ってたのもだいたい中国製。でもこんなのないですよ」
と言って、毛皮会社に直してもらうことになる。

この毛皮は買う時にもいろいろあったもの(2005年11月14日の日記参照)なので、オーナーは平謝り。
そう言えば昨日『丸赤』は謝らなかった。まあ改善してくれればそれで良いが。
2006年04月22日(土)

クレーマークレーマー,評判上々,『ourface』,川越『ご近所さん』


 過去3回行って3回とも香水の臭いプンプンで閉口した『丸赤ダイニング 悦』。
意を決して箸袋にある電話番号に電話。
『丸赤ダイニング 悦』の番号ではなかったようで、盥回しの末店長に繋がる。

「あの、大変申し上げ難いんですが、従業員の方で、香水の臭いが非常にきつい人がいて、和食の繊細な風味に合わないのでやめてもらえるように言ってくれませんか」
「はあ?そんなこと誰も言ってませんけど」
「普通言わないですよ。私だって言い難いですもの。でも、お料理は美味しいし、この辺には他にあまり美味しい和食の店はないから、大変残念だと思って電話しているんです。どの人の事だかわかりませんか?」
「いや、わかりますけど。」
「ですよね。お茶まで香水の臭いになってました。他のお客さんはわざわざ電話なんかしないで、他へ行くと思います。でも私は丸赤のお魚食べたいし、その方に注意してもらえませんか?」
「はあ……」
「注意してくれます?」
「わかりました」
「ありがとうございます。また行かせてもらいます」

で、すぐに行って私だとばれたら面倒なので、後日行くことにして本日は『インドシナ』。

(注:『丸赤ダイニング 悦』にクレーム電話をしたのは4月27日の誤りでした。訂正9/3)

 会社に派遣会社の担当者が来て、契約延長が決まる。
「桜井さん、評判いいです!『いてもらわないと困る』って!」とのこと。
それは良かった。頑張ろうっと。

この日のメモはこちら。

 3月4日に出掛けた、友人の写真家北野謙さんの『our face』展で撮ってもらった写真「our face〜青山ブックセンターに本を買いに来た人26人を重ねた肖像」が送られてきた。
この時私が1人だけ帽子を被っていたり、モヒカンだったりすれば、うっすら自分を認識できるかもしれないが、26人の中にいることは重なって溶けてわからない。
でも私は確かにいたはず、というのが面白く、ちょっと怖い1枚の写真。
北野さんの作品に参加できたことは、大変嬉しい。

 日本酒好きの川越在住『ご近所さん』が怒涛のメール攻勢。7:00前から。参った。
2006年04月21日(金)

『木蘭(ムーラン)』,『モスバーガー』,『大地を守る会』休止


 お昼は1人で好きなものを食べるのが好きだが、同じチームの女性Hさんとご飯に行きましょう、という話になり、私と同じ派遣会社で入社日も同じSさん、事務仕事のYさんと中国料理『木蘭(ムーラン)』。

ここはランチのメニューがひとつしかないのかと思ったら、日替わりランチを表のボードに出しているだけで、麺やら定番麻婆豆腐のセットやらいろいろあるではないか。

ここでも矢沢永吉と藤原竜也の話など。3人とも20代半ばでカワイイ。
何故か私は経験者で仕事ができるという事になっているらしく、困る。
多分派遣会社がそういうことにして営業をしたのだと思うが、化けの皮が剥がれた後、どうするのかね。

「お茶をしましょう」と言われ『モスバーガー』。
昼休みは1時間なのだが、だいぶ超過しておしゃべりしていたような気がする。
面白かった。

 23時まで残業。

 帰宅後『大地を守る会』に注文していたものが届いていたが、いつも味噌汁の具に使っている「おまかせ野菜・果物セット」が今週はキウイ1袋だけで、がっかり。
果物は単品で苺とオレンジを頼んだのに。

今働いている生協の商品知識を深めるためにも『大地を守る会』は休止して、自社生協に加入することを決意。
何より『大地を守る会』はそれなりの品質だとは思うが、ものすごく高い。
生協にもいろいろあって、私が働いている生協は食の安全や環境についてかなり頑張っている組織らしいし。
私が作っているカタログは、「生協=ダサい」というイメージとは随分違うと思う。

知人を紹介すると双方にいいことがあるので、美味しく安全安心な食と、お得で便利な宅配に興味のある方は私宛お問い合わせ下さい。
もっと詳しいご案内をいたします。
2006年04月20日(木)

『丸赤ダイニング 悦』,『VAL』

 3度目の『丸赤ダイニング 悦』。
香水状況は変わらず。やはり言わねばならぬか。

 匿名希望Aさんに演劇イベントに誘われて、青山『VAL』。
詳しい内容とかスケジュールを聞いても、なんだかよくわからなかった。
とにかくAさんの知り合いが出る、劇やらディスカッションやらDJやら盛りだくさんなイベントらしい。

仕事が終わったのが20時。劇は20時半からで、結構混むとか。
表参道駅に着いたのが21時近くで、ヘトヘトになって店を探すがわからない。
Aさんの携帯電話も繋がらず、店に電話してもすぐに切れる。
やっとのことでたどり着いたら超満員。店が電話に出なかったのも納得。
5分もいないで外に出る。

 どこかで時間を潰そうと近くの店を探す。
私の家にある、動物の角の椅子と同じ椅子があるらしい『七面鳥カフェ』
ネットで知ったのだがここにあったのか。名前からして鳥の置物などあったらイヤだなあ、と思いつつ、仕方なく入る。

心配するような鳥関係の内装ではなかった。椅子は我が家にあるものとはちょっと違った。『七面鳥カフェ』は牛と羊、我が家のは??

席に着いたところでケータイが鳴り、劇が終わったらしい。
メニューを持ってくる前だったので、席を立ちそのまま出る。

 再び『VAL』。もう普通のバーというかクラブの状態になっていた。
Aさんと、高校からの友人Mと、評論家三上治さんとお話。
私は見られなかった本日の公演『極限状態〜ひかりごけから〜』の製作、作・演出『劇団天才ホテル』の佐藤智恵さんを紹介される。

Mに「彼とはうまくいってる?」と聞かれる。
「ラブラブです」
「日記に書いてる?」
「私の気持ちは書いてるけど、彼のいろいろは書かない。誰にも言ってない」
「彼が望むから?」
「そう」
「真理ちゃんがねえ。すごいね。本当に好きなんだね」
「はい。それはもう」

他仕事の話。
私が今働いている会社の偉い人と、三上治さんが非常に親しいということが判明。
全くの偶然だが、全ては繋がっているような気もする。面白い。

 Aさんには「もっと飲みましょう」と言われるが、終電で帰る。

 彼と電話。「今どこどこにいるんだよね?」と聞いたら
「違う、ここだよ」。へ?「混乱してるね」と言われる。あれえ?
2006年04月19日(水)

試食会,恋人


 マイ箸と小さいバッグを持ってくるように言われた、試食会。
新商品の記事を書くために、月1回あるらしい。私は今回初参加。

朝からものすごい量を食べなくてはいけないと聞いていたが、今回は少なかったらしい。

しかし、ペンと紙と箸と紙皿とカップを持って、次々とあらゆる食品を食べ飲み、コメントを記録し、クライアントに提出するアンケートにも記入して、というのが大変。
そして実際の記事を書くのは数ヵ月後になる。印象に残ったとしても、味まで覚えていられるか、自信がない。

 恋人が、ちょっと参っている様子で心配。
私に何ができるだろうか。「できることはする」じゃなくて、私は彼の望むことなら何でもする。
ってものすごい覚悟なんだけど言うことは「気分転換にどう?」

彼は私のことをよくわかっているから、無理なことは言わない。
できないことをやれとは言われないとわかっていて「何でもする!」というのはズルイだろうか。
でも心意気は本当に「できないことなど何もない」ぐらいなんだけど。
2006年04月18日(火)

16日日記追記,ギネス君,恋人


 16日の日記に追記。

 大学ゼミ仲間Oちゃんとメール。
Nさんの訃報について。共通の知人が警察を訴えようとしていることについて。
Oちゃんは報道機関勤務なので、
「安田弁護士の記者会見にも注目してね!」とお願い。

 以上追記終わり。

 以下17日の日記。

 風邪はほぼ治った。

 23時まで残業。

 帰り道、またしてもナンパ中のギネス君に遭遇。
しかも今回は、こちらに向って歩いている女の子に声をかけているところを
真正面から見てしまった。
恐らく酔っ払っているのだろう、だらしない顔だった。アホ面。

ギネス君は亀田興毅似の怖い顔ながら笑顔がかわいいんだけど、今日は×。
あれでは難しいだろうな、って本当に大きなお世話だが。

 恋人から電話。お疲れの様子で、「疲れたー!;%&*‘」って何を言っているのかわからない。
昨日私が(略)してしまった(略)は全く問題なかったようでホッとする。

 深夜1:00過ぎに「明日来られない?」と校正の会社から電話。
「行けません」。しかしギャラはカタログライターより遥かに高いので残念。
どうせ1日の仕事なんだろうが。
2006年04月17日(月)

『ナポレオンとヴェルサイユ展』,デート


 両国の江戸東京博物館で開催中の『ナポレオンとヴェルサイユ展』に行く。
この日のメモはこちら。

 江戸東京博物館に行く途中、恋人から呼び出し。
会いたくて堪らなかったみたい。嬉しい。
恋人も突然の誘いに私が慌てて駆けつけたのが嬉しかったようで、とても楽しそう。
やたらに多忙な日になるのを面白がっていた。カワイイ人!

そんな大切な彼の、(略)を(略)してしまって、焦った。大丈夫かしら。ごめんなさい!

 そして、池袋→両国(講演会)→デート→また両国(展覧会)。
ナポレオンもかっこいいが、彼もかっこよくって、いい男三昧の週末。ああ楽しい。

面白かったのはナポレオンは女に豪華な刺繍台を幾つも作ってやって
「刺繍はいい。女が無駄なおしゃべりをしなくて」。
英雄ナポレオンもぎゃあぎゃあうるさい女に閉口してたのか。可笑しい。

私にとって日記は刺繍みたいなものかもしれない。
ここでぎゃあぎゃあ言えるから、恋人とは「愛してる?」「はい」という会話だけで深く満たされる。
2006年04月16日(日)

ジュンク堂トークセッション,『檸檬屋新宿』,川越ご近所さん


 TBS『王様のブランチ』で、池袋乙女ロードのことを取り上げていて、この間深夜にすれ違った怪盗ルパンは乙女ロードから来た人だったのか?と思う。

 『ジュンク堂書店池袋本店』にて宮崎学さんと佐藤優さんの『国家の崩壊』発刊記念トークセッション。
佐藤さん自身の宗教への関わりについて聞けたのは興味深かった。
佐藤さんの話は何回聞いても、毎回違うネタ(って失礼ですが)を聞けるし、情報量が豊富で、メチャクチャ面白い。
宮崎さんとのやりとりも可笑しくて、大好きだ。

本当は『国家の崩壊』を買うべきところだけど、私は『突破流・実践ヤクザ式対話術』を買う。

 終了後、宮崎さんと電脳キツネ目組のみんなで『檸檬屋新宿』。
『突破流・実践ヤクザ式対話術』の構成をやったNANIOさんがオフ会をやっていた。
宮崎さんとNANIOさんにサインを頂く。

NANIOさんはCさんと、何を言っても二人とも「違う!」「違う違う!」とやりあっていて、可笑しかった。
NANIOさんはキャバ嬢を追い掛けるより、Cさんのようなおねえさんの方が合うんじゃないかなあ、と前から思っているんだけど。
余計なお世話か。

 12日にメールが来た、川越在住の『ご近所さん』からのお誘いで、GWに川越に行くことになりそう。
川越は前から行ってみたいと思っていた。行ける時間があるかは微妙だが。
2006年04月15日(土)

『わたみん家』,男ジョアンナ


 お昼は茗荷谷駅上の『わたみん家』。副菜食べ放題の焼き魚定食780円。
安いけれど社食みたい。味も社食並でどうも。

 残業。合間に恋人から電話。
「風邪が治ったら…(略)」と唐突にセクシィな事を言われて
「っぶーーー」と噴出してしまう。まだ会社なんですけど!
周りにケータイの声が漏れ聞こえてはいないかと、ドキドキした。

昔(1992年?)友達に『ジョアンナの愛し方 男性があなたに夢中になる213の方法』という本をプレゼントされて困惑したことがあったのを思い出す。

その中に「彼のオフィスに電話をかけて、セクシィなことを言ってみましょう。彼はドキドキして、貴女に夢中になるはず」というかなり露骨な提案があって、「んなわけねーだろ!気持ち悪い!」と思った。

電話を切って、にっこりしてしまう私は、大人になったということか。
時代が変わってジョアンナの愛し方は男女問わず実践すべしとなったってことか。
目がハートマークのまま23時までお仕事。
2006年04月14日(金)

風邪,『タベルネッタ アグレスト』


 風邪で、仕事が辛い。

 派遣会社の担当者が変わって、前任者と彼らの上司と3人に「どうですか?」と聞かれる。
「非常にいい環境です。人もいいし、導入研修等もスムーズでした。私自身が今、風邪をひいて本調子ではないので、締切に間に合わなかったりしていますが、治って慣れれば大丈夫だと思います」と話す。

 お昼は、会社の人が「ピザが美味しい」と言っていたイタリアン『タベルネッタ アグレスト』。
私はピザは食べないが。一昨日の『Tanta Roba』の隣の店。
食事に飲み物が付くセットというのはよくあるが、ここはデザートがついて1050円、「飲み物は150円になりますが、いかがですか?」という。
なんとなく頼んでしまい、うまいと思う。

 風邪のせいもあるが肌荒れ。疲れて顔も洗わず寝てしまっては当然か。
歯の矯正装置もなるべく長い間装着しろと言われているが、忘れがち。
美への道は遠い。
2006年04月13日(木)

初校戻し,ガーデンレストラン『土味』,鮪刺身


 今回から校正も3ページに増えて、商品差替えとか赤字が多くて、17時の締切に間に合わない。

 チームに、今週いっぱいで産休に入る人と辞める人がいて、お昼はガーデンレストラン『土味』にて歓送迎ランチの会。
古いステーキハウスのような店。
いきなり顰蹙かな、と思いつつライスお代わりなどしてしまう私。
チーフのおごりで、追加料金もなく、ほっ。

矢沢永吉と藤原竜也の話。社内にかなり気合の入った藤原竜也ファンがいるとか。
会社に戻ったら、一緒にランチをした人が藤原竜也ファンの女性を連れてきてくれる。ご挨拶。

22:30まで残業、撮影サンプルの残りだったか、鮪刺身をもらって帰る。

 風邪治らず。「鼻声だね」と恋人。
2006年04月12日(水)

『Tanata Roba』,Nさん前夜式,『House of Aoyama』


 風邪が悪化して辛い。冷たい雨で寒い。

 昨日亡くなったNさんの前夜式に行くため、喪服で出勤。
母からもらった古いワンピースだが、皆に「素敵!」と誉められる。
「ありがとうございます。喪服なんです」というと、皆の顔が曇る。

 ランチは播磨坂にあるイタリアン『Tanata Roba』。
チーズが苦手と言ったら、デザートのティラミスをムースに変えてくれた。親切。

 定時は19時だが18時で早退して、南平台の『聖ヶ丘教会』にてNさんの前夜式。
私はキリスト教式の葬儀は初めて。ものすごい人。外階段まで人が溢れていた。

教会牧師の「死は終わりではない」みたいな話。
無宗教の私にはかなり違和感があるが、こういう話を聞いて、Nさんは自らの運命を静かに受け止めたのだろうと想像する。

Nさんのお父様の話、ご主人の話と続く。
Nさんへの愛と絆を強烈に感じさせる内容だった。
こういう時間があるのはキリスト教式の良さではないかと思った。

献花が始まる。列が進んで、やっと教会内の様子がわかった。
Nさんの遺影は結婚式の時のものだそうで、本当に美しい。

お母様が「ゼミの皆さんのメッセージ、読んで聞かせました。ありがとうございました」と言ってくれる。
私は泣くばかりで、今日も何も言えず。

献花を終えて、階下の部屋に行くとゼミ仲間や先輩が大勢いて、皆目が真っ赤。
Nさんが会わせてくれたんだなあ、と思う。
教会で洗礼を受けるNさんの写真なども貼ってあり、穏やかな表情だった。

 先輩たちが、まだ携帯電話がそれ程普及していない頃に、イタ電を巡って仲違いをすることになった曰く付きの店『House of Aoyama』に皆で行く。
今は和解をしているが、何年にも渡っていた蟠りを解くきっかけを作ったのも、Nさんだった。

「Nさんは本当に、めちゃくちゃいい女でしたねえ!」と私の同期のS君が言い、全員頷く。
「全く、なんでNさんなの?S君はオヤジ狩りで半殺しの目にあって、N(男)さんは交通事故で死に掛けて、Hさんは人間辞めてて、皆見事に生還してサバイバーなのに、なんでNさんは死んでしまうんだろう?!」と私。
「Nのお母さんがね『美人薄命だね、って言ってあげてください』って言うんだよ。俺、困ったよ」
とHさん。

ああ、Nさん、もっといろいろお話したかったなあ。
「どう死ぬかは、どう生きるかということだ」と見るのであれば、Nさんの死に方=生き様は大変立派で、愛に包まれていて、一つの理想だ。
私は結婚願望は全くなかったけれど、Nさんの夫婦愛、家族愛には激しく胸を打たれた。

Nさん、本当にありがとうございました。
2006年04月11日(火)

Nさん!,『NAPAS』,一心同体


 12:20、大学ゼミの先輩からメール。
Nさんが息を引き取ったという。ああ、本当に頑張ったなあ。
もう手の施しようがない、と手術で開いたお腹をそのまま閉じて、それから3ヶ月。
5歳になる娘の櫻子ちゃんと桜を見ることは無理なのだろうか、と思っていたが、ちゃんと桜が散るのを待って、逝ったもの。

そして本当に、美人薄命。美しくて、優しくて、しっかり者で、人気者で。
元気な人だったのに!Nさん!……なんで……!!

 インド料理『NAPAS』で泣きながらカレーを食べる。

 仕事をしながら関係各位に連絡作業。
原稿もあまり手につかず、22時過ぎまでかかる。

 咳と口内炎。
風邪気味なのは恋人も一緒で、バーゲン会場が原因ではなかったらしい。
「通じ合ってるってこと?」
「そうね」
「寝るか」
「寝ましょう」
しかし私が寝たのは4時。

この日のメモはこちら
2006年04月10日(月)

『紀尾井町プラザ歯科』,国際フォーラム

 『紀尾井町プラザ歯科』にて出来上がった装置をもらう。
これは歯列矯正の前に、顎の定位置を決めるためのものらしい。
私は奥歯をかみ合わせるために顎が前に出るのだが、そこが定位置なら手術が必要となる。
上の歯とぶつかる位置が定位置なら、装置だけで治るとか。
3ヶ月間この装置をつけてどちらか見究める。

早速装置をはめてみる。激しい違和感。話しづらい。
これをできるだけ長く装着するように、とのこと。
仕事中も、と言われるが、これではすごい舌足らずの喋り方になってしまうので無理。

 院長の婚約者である友人からメールで、治療費が激安になるとのこと。
「そんなに無理しなくてもいいよ。それじゃあ儲けがないんじゃないの?」と驚くほど。
「大丈夫」と友人。
ああ、本当に良かった!友人は、なんて素敵なパートナーと巡りあってくれたんだ。
そして、小学生の時から数度失敗しながらも、今まで悩みつつ、じっくり検討してよかった。

というわけで、こうなったら私も開業したばかりの『紀尾井町プラザ歯科』を全面プッシュ。
読者の方で、歯の矯正治療、インプラント,ホワイトニングなどに興味のある方、ご相談下さい。
ご紹介します!きっといいことがあるでしょう。

院長の根深氏は非常に研究熱心で、優しい人柄。
矯正治療の先生は、全く目立たない最先端の装置を日本初導入した人で、技術は確か。と聞く。
芸能人、政治家、マスコミ系など、人前に出る仕事の人には、矯正治療をしていることが全くわからないのでかなりお薦め。

院内はゴージャスながら落ち着いた雰囲気で、普通の歯医者のようにガチャガチャしてない。
スタッフも丁寧親切で気持ちいい。

『紀尾井町プラザ歯科』HPはこちら。

 国際フォーラムで西武百貨店のバーゲン。
会場が広いので、全てを見るのに時間がかかる。
気に入ったものを試着して、3点まで絞る。
結局入場から5時間、悩んで、フランス『Gilles Dufour』というブランドのニットポロシャツに決める。
ハートがいっぱいで、ちょっと可愛過ぎるかなとも思うけれど、たまにはいいか。
ラブラブの心境にもピッタリだし。

そして、まったくそうは見えないが定価102,900円。ポロシャツが!
でもよく見ると実に手が込んでいて、触ると気持ちが良く、品質の良さがわかる。
セール価格30,870円也。買い。

 帰宅後、喉が痛くなる。バーゲン会場で風邪菌もらったか?

この日のメモはこちら。
2006年04月09日(日)

デート,『おちゃのこ菜々』,質問ご近所さん,サエジマニアの酒,怪盗ルパン


 デート。ギリギリの時間なのに乗換駅を乗り過ごしてしまい、引き返して20分遅刻。
何やってんの、バカ!
多忙であまりゆっくりできないと聞いて、こんな時に遅刻しちゃって、大変申し訳ない。
でも仲良し。「すごいなあ」と笑う彼。

 晩ご飯は母と援助交際。
『太古八』に行こうと約束していたが、母が元気がないので、私が東久留米まで行くことにする。

『太古八』に電話。羽賀さんにお詫び。
「美女は桜の咲く頃に元気がなくなるんだ。真理ちゃんは元気なのかい?」と羽賀さん。
「はい。でも貧乏なので、なかなか行けなくてごめんなさい」
「大丈夫。貧乏は一生貧乏だから。心の貧乏と、お金の貧乏があるから、心配しないように」
とよくわからないけど、羽賀さん流に励まされる。

 東久留米『おちゃのこ菜々』。
窮屈な二人席で、テーブルの脚が円錐状になっていて、足の置き場に困る。
席を変えてもらえばよかった。

正月以来だが、母は全く元気がない。引きこもり状態らしい。
「病院に行ったほうがいい」と強く薦める。
「この間も宮崎(学)さんはお母さんのこと心配してくれたよ。民主党がメール問題やら小沢が党首に?やらで大変な時に『元気か?』って。羽賀さんも」
「そう」
私が仕事の話をしても、あまり関心がない様子。

歯の治療費を一部もらう。私が歯を見せて「ここがこうで、こうしてこうなって」と説明。
「そんな状態だったっけ?知らなかったわ」

母は仕事を持っていたから、一人っ子とはいえ、私はあまり干渉されずに育った。
それは良いことなのだが、母は私の右手の小指が変形していることも多分知らない。
恐らく突き指を放置してこうなってしまったのだが、幼い子供をもっとしっかり観察してくれていたら、と思わないこともない。

しかし私は、母が「私がガンになったのはあんたのせいよ!」と父を責めたようには、母を責めたりしない。

 5日深夜、バンドをやっている質問ご近所さんからメール。

> 今週土曜日
> ボーカルのストリッパーの娘が誕生日パーティーをゴ〜ルデン街でやるんだけど
> 空いてたりしますか?

時間と金額を聞いたら、今日になって返信。

> 9時から5時まで
> 値段はわからないかなあ
>
> でも忙しそうだね〜
>
> いいこといいこと

知らない人の誕生日パーティーで、いくらかかるのかもわからないところに行く余裕はない。
誘っておいて「わからないかなあ」じゃねえだろ!という内容をやんわりメール。

> ごめんなさい
>
> 頑張って〜仕事

って仕事が理由で断ってないよ!と思うが放置。

 冴島奈緒さんのライブで知り合った、サエジマニアのoちゃんからメール。
日本酒イベントで(田中)康夫ちゃんと遭遇したとのこと。いいなあ。

oちゃんは会社で日本酒関連のプロジェクトに関わっているらしく、

> ローソンオリジナル清酒をローソン行ったら買ってみてね!
> 12銘柄が紫色のびん275MLで出てます。100万本出ました!

とのことなので早速ローソンへ。わからなかった。
好きな蔵の酒があったら飲んでみよう。皆様もよろしく!

> 彼氏とうまくがんばろうね!

とoちゃんに励まされ、深夜、再び彼と逢瀬の場所へ。

途中、怪盗ルパンとすれ違う。詳細はこちら。
2006年04月08日(土)

6月デビュー,『丸赤ダイニング 悦』,『禁断の聖書:ユダが残した福音書の衝撃!』上映会,『MILLIBAR』,ギネス君始動

 カタログのお仕事、1ページから始まった担当が、3ページに増えた。
まだ質問と確認ばかりで遅々としているが、6月発行分から本格デビューとなる。

 今日も香水プンプンだったらどうしよう、と思いつつ『丸赤ダイニング 悦』。
1,260円の海鮮丼が食べてみたかった。さすが丸赤。
しかしやはり香水はプンプンだった。箸袋に電話番号があったので、持ち帰る。
職場近辺では貴重な和食屋だから、改善してもらうべく、折を見てクレーマークレーマーする所存。

 ナショナルジオグラフィックが作った『禁断の聖書:ユダが残した福音書の衝撃!』日本初上映会に行った。

会場の『TOKYO MAIN DINING』では上映の前にブッフェ形式で食事が出来ると聞いていた。
フリードリンクのワインを飲み、ニューヨークっぽい雰囲気のパーティーだった。

この「ユダの福音書」発見と内容についてのドキュメンタリー番組は、9日20時から世界一斉放送とのことでアメリカサイドから厳しく情報規制されていたらしく、挨拶をした人も全編を見るのは初めてだと言っていた。

解説:荒俣宏
ゲストスピーカー:ピーター・バラカン
の話も面白く、なかなか興味深い内容だったが、やはりユダと重ねて見られるユダヤ人のイメージ回復を狙ったユダヤキャンペーンか?という印象も持った。

そして、映像とネットがこの先どんなに発展しても書物、言葉、は遥かに長く記録として残り、たとえ大嘘だろうと記録となって後世の人を惑わしていくのだなあと感心した。

1800年前も今も、「あいつは嘘つきだ!極悪人だ」とか「いや、そうではない」とか、人間の喧嘩は変わらないんだなあとか。

私は宗教的なことはよくわからない、歴史の知識もないのでレベルの低い感想でスミマセン。
勝谷誠彦氏は「これはものすごい発見なんですよ!」と興奮気味に飛び入り解説していた。
会場には宍戸開の姿も。

 『MILLIBAR』に寄って、試写会の報告。
赤い髪の毛の色の話をしていたら、真っ赤な髪の女性が来店。偶然に驚く。
キレイなウィッグだった。やっぱり自毛で美しい発色を保つのはむずかしいんだなあ。

 帰り道、久しぶりに池袋駅近くでギネス君発見。
しかも次々と女性に声をかけているところだった。
女の子に相手にされず、引き下がったら私にバッタリ。
「面白〜い。始めて現場を見たよ」と言ったら「回し蹴りするぞ」ですと。「頑張ってね」と言って別れる。
そう言えば私も去年の今頃ナンパされたんだった。
ああ良かった。回し蹴りされないで。
大きなお世話だが、もう少しで彼も30歳。まだまだナンパを続けるのかな。楽しいんだろうなぁ。
2006年04月07日(金)

初校,中国料理『仙鶴楼』,ナインアンダー in 屋根裏,『わらじや』,『集』


 私にとって初めての生協カタログ初校。
これまで校正の派遣会社でやっていた作業とは違うので、手取り足取り状態で教えてもらう。
よくわからないのだけど、今は変則進行で、初校と入稿が同日でかなり大変な状況らしい。
私はペース配分もわからず、確認しながら一歩一歩という感じ。

 お昼は茗荷谷駅近くの中国料理『仙鶴楼』。
結構大きな店なのに、ランチタイムなのに、他に客が誰もいない。
恋人にメール。

> そこは、絶対にヤバイから、早く出ろ

と言われるが、既に注文してしまった。

美味しくなかった。食べ終わって店を出るまで、誰も来なかった。
中国人の家族らしき店員3人の喋り声だけが広い店内に響いていた。

 夜は渋谷『屋根裏』にて、お友達のバンド『ナインアンダー』のライブ。
ギターのサポートメンバーを迎えて、4人体制に戻ったナインアンダー。
やっぱりジャブロ踊りがないとね。
今日は素人の私にわかるような失敗もなく、熱く充実したステージだった。

皆口々に「良かった良かった」。
ベースの松本美弥子さん姉のYさんも「今日は安心して見ていられた」と感激の様子。

私と松本さんはかつて同じ会社に勤めていて、その会社の先輩やら後輩やらとYさんも一緒に、居酒屋『わらじ』。
Yさんは演劇畑の人で普通のサラリーマンと飲む機会はあまりないようで、しかも松本美弥子さんはその席にはおらず(『屋根裏』撤収のため)、なんだか不思議なような、全く違和感のないような、
面白い飲み会だった。

Yさんには先日見た『ライフ・イン・ザ・シアター』の報告とお礼。
Yさん、とうとう藤原竜也と一献!と聞く。なんとなく、私自身も近づいている感じ。
藤原竜也への道が、薄ぼんやりと見えるような見えないような……。

 私とYさんは中座して、ナインアンダーが打ち上げをやっている『集』へ。
松本美弥子さんは「Yちゃん、なんか変な事言ってませんでした?」と心配していたが、無問題。
仲の良い姉妹だ。

 「民主党永田メール問題」で、高橋玄さんの仲間の映画監督が先日ワイドショウでメール発信元のジャーナリスト?について語っていた。

「出ていましたね。母の仲良しの某学校の先生(檸檬屋の常連でもある)が永田の担任だったとか、いろいろつながってておかしいです。」

と玄さんにメールをしたら

>(略)がワイドショウに出てた?人でも刺したのかな?

ですと。笑った。
2006年04月06日(木)

手抜き宣言,編集会議,『丸赤ダイニング 悦』,新人研修,原稿チェック,『ロフトプラスワン』,『なすび』


 もう、3ヶ月以上日記が溜まってしまった。
確か2000年もなんだか忙しくて、小学生の頃からずーっとつけてた日記(非公開)が滞った。

会社を辞めて2001年からこの『抱茎亭日乗』を書き始め、毎日欠かさず書いてきた。
今、なんだか忙しいが、この程度の忙しさならなんとか書いていたような気もする。

体力がなくなったのか、人のブログやらメルマガやらmixiやらを読む時間を取られて、自分が書く時間を無くしているのか。
仕事を辞めるわけにはいかないが、日記も止めたくない。

なので、追いつくまでは一行日記にしようかと思う。
読者の皆様には大変不親切な内容になるかもしれませんが、今までもこれからも日記は自分の楽しみ、癒し、備忘、復讐(嘘)、呪詛(冗談)のために書いているのであって、お気に召さなかったらごめんなさい。

 というわけで、本日は初めての生協カタログ編集会議。
会議の資料も私の分はなく、内容もちんぷんかんぷんで眠い眠い。
しかし、以前旅行パンフレットの仕事で、やはり初めての会議中に眠ってしまって大失敗したので過ちを繰り返さぬよう、頑張る。

 お昼は高級魚店『丸赤』の魚が食べられる『悦』。
『丸赤』の魚がランチ840円で食べられる、とかなり期待していたのだが、香水プンプンの女性従業員がいて、閉口。
しかも横柄な不機嫌な態度が香水臭と相俟って、魚はいいものなんだろうけれど、美味しく感じない。

初めに出てきたお茶も薬のような臭いがしたが、香水女がお茶を注いでくれたら、日本茶が香水フレーバーティーになっちゃって、参った。
よっぽど言おうかな、と思ったけど今日はやめておく。

 初めての原稿チェック。
食べ物の安全性とか情報開示のルールなど、勉強になるし面白い。

 夕方、新人研修。役員のお話。話長!でも内容は面白かった。
「質問は?」と聞かれて一つ質問したら、ずーっと話が続いちゃって、可笑しかった。
生協もいろいろな組織があって、カラーもいろいろなのだと知る。

『大地を守る会』会員の私は全く自覚がなかったのだが、大地も生協の一つらしい。ほう。
そして、生協カタログなんて、だっさいんだろうなあと思っていたら、意外にキレイな誌面で、(気持ち的に)ライバルは『通販生活』だそうで、「食の安全」も大事だけど「買い物の楽しさ」も大事と。
クソ真面目じゃなくて、いい感じだ。

 19時が定時だが、20時までお仕事。急いで新宿『ロフトプラスワン』。

突破者・宮崎学の実弾トークライブ3発目「『真実無罪』の読み方」。
内容は、「KSD事件の真相に迫った『真実無罪―特捜検察との攻防』の著者・宮本雅史氏と、事件の中心人物だった村上正邦氏を迎え、真実は何かを解き明かす!」

【HOST】宮崎 学 (作家)
【GUEST】村上正邦(前自民党参議員会長) 宮本雅史(ジャーナリスト)

19時半から始まっているので、かなり遅刻。
しかしゲストが来てないじゃん、と思ったら店長席にいるのは村上正邦氏らしい。

あら、テレビと違う、と思ったら、私は、最近無罪になった、自民党旧橋本派の政治団体「平成研究会」の1億円献金隠し事件で、政治資金規正法違反(政治資金収支報告書の不記載)の罪に問われた元官房長官村岡兼造氏が来るのだと勘違いしていたのだった。
政治オンチでスミマセン。

村上氏は話によるとかつて権力の中枢にいて、力をふるっていたらしいが、あまりギラギラした感じでもなく、大変失礼だが普通のおじいちゃん、という感じ。

終了後宮崎さんに「お前、本買ったか」と脅され、「いえ」「買え」「はい」。
村上氏のサインを頂き、握手。知らない人だけど。

 1人で目白のバー『なすび』。千秋さんに今聞いてきた話を解説。
しかし政治に無関心ではない千秋さんも「村上正邦って何したんだっけ?」

今や政治家、官僚のスキャンダルや逮捕は次から次へと、誰が何やって辞めたんだか、しがみついてんだか、覚え切れない、入らない、ただ情報が通り過ぎるだけ。

意外だったのは千秋さんが、私がかつて某社の社員だったと知らなかったこと。
「某社だったの?!」と驚く千秋さん。
「知らなかったの?!」と驚く私。

 あれ?これではいつもの日記と変わらないか。
2006年04月05日(水)

お仕事,『la Croce』,『ライフ・イン・ザ・シアター』,彼


 今日から生協カタログの原稿を書く。まずは1ページ。
わからない事だらけでおそろしく時間がかかるが、慣れればもっと早く作業ができるようになるだろう。

 お昼は茗荷谷駅そばの『la Croce』。
水の代わりに紅茶が出るとか、ランチも悪くはないのだが、各席に店主のこだわりがうじゃうじゃ書いてあるメニューのような、注意書きのようなものがあって、うるさい。

「イタリアではタバスコなんて使わない。辛いのが好きなら赤唐辛子を。でもイタリア料理に激辛なんてない、あれはアジアの食文化だ」とか
「ワインの薀蓄など、日本人が日本酒についてあまり知らないように、イタリア人もほとんど知りゃあしない。ここはリストランテじゃなくて、イタリア食堂ですから!」とか
「イタリアオヤジは…、イタリアオヤジ風に…」とか、言いたくてたまらないからビッチリ書いてるんだろうけど、私は嬉しくない。
よくわからないセンス。

 入社2日目に早退。
北千住『シアター1010』にて、藤原竜也の舞台『ライフ・イン・ザ・シアター』を見る。
知人が手配してくれたチケットで、極上シート。
ああ、それなのに、久し振りの労働、早起きに疲れたのか、途中眠ってしまった。

というか、起承転結があるわけではなく、若手(藤原竜也)と、ベテラン俳優(市村正親)の楽屋と舞台でのやり取りが続く二人芝居で、地味でつまらない話なのだった。

実力のある俳優二人が、舞台俳優を演じてぶつかり合うという緊張感とか、様々な舞台衣装に着替えるコスプレ的楽しみなどはあるのだが、それだけだった。

後日、会社内に熱烈藤原竜也ファンがいると知る。彼女はこの舞台はものすごく面白い、と言っていた。
毎週1回は見たらしい。毎回違った発見があったという。
私は『ロミオとジュリエット』とか『天保十二年のシェイクスピア』なら毎日でも見たいが、これはあまり。

 恋人と電話。「会わないと、死んでしまう」と彼。
そうね。会わないと。愛し合わないと。
しかし私の仕事が始まって、これからはあまり会えなくなってしまうのだろうか。
2006年04月04日(火)

初出勤,『インドシナ』,『檸檬屋新宿』,『Composite』


 世間の新入社員と同様今日が生協カタログ編集室初出勤。
挨拶と各種説明、研修。導入マニュアルもちゃんとしている印象。

さすが生協と思ったのはゴミの分別で、可燃不燃をさらにお弁当とそれ以外に分け、重さも計るのだという。
当番制。紙ゴミもかなり細かく分けてリサイクルへ。
面倒くさいのは嫌いだが実はこういうのは好き。ケチだから。

 お昼は会社の向かいにあるベトナム料理『インドシナ』。
すぐにお腹が空きそうなあっさり麺と鶏肉ご飯のセット。味は普通。

播磨坂の桜を眺める。お花見している人沢山。

 定時の19時までカタログ画像選び。

 『檸檬屋新宿』で宮崎学さんと電脳キツネ目組のみんな。
『突破流実践ヤクザ式対話術』がライターデビュー作となったNANIOさんと、宮崎さんに「お前もなんか書け!」と言われる。
生協カタログを見せて「今度これを書くことになりました」。
「そうじゃなくて!」とNANIOさん。
そう言えば宮崎さんの文章道場門下生集合だったかも。NANIOさんは出世頭だ。

宮崎さんの夏の休養地案を皆で考える。中国昆明?北海道?比叡山?長野?
「楽しそう!一箇所じゃなくて、全部行けばいいじゃないですか」と私。
「疲れる。休養にならん」と宮崎さん。

 NANIOさんのサイト読者のRさんとご挨拶。
NANIOさんと3人で新宿2丁目の『Composite』へ。
Rさんの馴染みの店らしい。

ミュージカル好きのお店の人と、明日の藤原竜也の舞台について、映画『ブロークバック・マウンテン』について。

NANIOさんはかなり酔っ払っている様子。私は終電で帰る。
2006年04月03日(月)

『国家の崩壊』講演会,プロポーズ大作戦,庄や,天狗,NHK「スーパーライブ ポルノグラフィティ in 因島 〜愛が呼ぶほうへ〜」


 宮崎学さんと佐藤優さんの共著『国家の崩壊』刊行記念講演会(内容はこちら)を聞きに三省堂書店本店。

満員。宮崎さんは吸い込むと赤く光るパイプを咥えていた。
ニコチンだけが除かれて、タールは残っている何かを充填する、超高級禁煙パイポのようなものらしい。

宮崎さんが禁煙!素晴らしい!
宮崎さんが吸ってるから言わなかったけど、男の人がタバコを吸ってると、頭が悪そうに見える。
(偏見です。スミマセン)
禁煙パイポでも爪楊枝でも咥えてる姿はカッコよくないけど、宮崎さんの超高級禁煙パイポは、さすが、という感じ。
「水蒸気が出るんだよ」と自慢する宮崎さん。可笑しい。素敵!

 会場には電脳キツネ目組の人たちも大勢。
檸檬屋常連のYさんがいたので、「Yさん、私と結婚して」と言ってみる。
「何言ってんですか?」
「赤坂にある矢沢永吉のラウンジバー『DIAMOND MOON』で、ウエディングを始めるんだって。第1号だったら、永ちゃんが来てくれそうじゃない?永ちゃんにお祝いしてもらいたいの。だから偽装結婚して!」
「彼氏いるんでしょ」
「いや、永ちゃんファンじゃなくちゃだめよ。Yさん、『DIAMOND MOON』行ったって言ってたじゃない。だから、ウェディングパーティーして、永ちゃんに二人のために『アイ・ラヴ・ユー,OK』歌ってもらって、次の日には離婚でいいから、結婚しようよー」
「バカじゃないの。遠慮します」
「ふん、わかったわよ!私の必死のプロポーズを断ったわね」

などと、『国家の崩壊』について語られた会場で、くだらない話。
しかし、私は結婚願望は全くないが、このウェディングプランはかなり魅力的。

「珠玉のラヴソングに包まれて
想い出に残る“最高”のOnly One Weddingを・・・
2007年、矢沢永吉イメージスペース“DIAMOND MOON”では、お客様の"夢"に
お応えして『Wedding』という新たな扉をご用意いたします。数々のゴールド
ディスクやステージ衣装、常に流れる楽曲に彩られた矢沢永吉ファンの為の
空間。そこで気の合う仲間たちを迎え、最良のパートナーと結ばれる"最高"
の一日。

DIAMOND MOON WEDDING――
その最初の扉を、あなたが開けてみませんか?」

お願い、誰か!結婚して!

 キツネ目組の人たちと『庄や』→『天狗』。
プロポーズを断られたショックから(嘘)、記憶なし。
飲み代はいくらだったのだろう?

帰ってNHK「スーパーライブ ポルノグラフィティ in 因島 〜愛が呼ぶほうへ〜 SPECIAL EDITION」を途中から見たような気がする。

デビュー当時は「アポロ」って変な歌!と思っていたのだが、だんだんだんだん好きになった。
いなかっぺーなのも可愛く。この番組は大変良かった。

 ポテトチップを一袋完食。化粧も落とさず服のまま寝ていた。
恋人からの電話にも出られず。えーん、ごめんなさい。
他の人に結婚を迫ったりしたからかしら?
2006年04月02日(日)

デート,母,映画『力道山』,NHK「矢沢永吉 THE LIVE HOUSE TOUR 2005 Roots」

 恋人とデート。仕事の話、母の話。中学時代に通っていた塾のホテルオークラでの受験合宿の話から、裏口入学の面白話。

彼は、自身もいろいろあるだろうに、私を気遣って楽しい話をしてくれる。助けてくれる。素敵な人。

母とは全く連絡が取れない、と言ったら「家に行ってみたほうがいいんじゃない?」と彼。

 死んでるかもしれないので、明日にでも行ってみるかと思っていたら、やっと電話がかかってきた。

私は何度も電話してメールもしているのに、「来てないわよ」と母。
メールを受信し終わらないうちにケータイの電源を切っちゃうからだよ!

前に歯科矯正について母に相談したら「もう今更いいんじゃない?」と言われたので、改めてお願いしようと思って何度も連絡していた。
「あら、だってお金溜まったんでしょう?」と母。
「はぁ?誰が?お金なんて、全然ないよ!3月は3日、2月は7日しか仕事なかったんだから。ピーピーですよ。」
「そうなの?」
「だから困り果てて何度も連絡してたの!」
ということで、母が歯科矯正は全額出してくれることになる。ああ良かった。
ありがとう、お母様。

もともと、子供の頃にちゃんと治しておけば良かったのだし、今回縁あって最先端技術の歯科医に割引料金でやってもらえることになったので、母に払ってもらうことにそれ程負い目を感じることはない。

 本日は映画の日。『力道山』を見る。非常に良い映画だった。
こういう映画を日本が作れないのが残念だが。

ソル・ギョング(『オアシス』、『シルミド』)は大好きな役者。うまい。
身体作りから日本語から役者魂が違う、という感じ。

藤竜也もいい。この人は幾つになっても色気があって、素敵。

藤竜也が演じる、力道山の後見人菅野は力道山を助け、一緒に儲けて、おいしい思いもするが散々迷惑をかけられる。
「男にとって一番大切なもの、必要なものはなんだ?」と力道山に問う。
「……信用だよ」と諭す興行師菅野。
お前がそうやって、ニッポン社会に抗うのはわかるけど、そういうもんなんだ、お前のやり方じゃ生きていけないよと言っているみたい。悔しくて辛い場面だ。

そこで私はある人の言葉を思い出す。

「人間は精神である。つまり『誇り』だ。カネじゃない。それを私は証明して生きていたいのだ。そして現在の日本人は、こういう発言を経済的失敗の正当化だとしか思わない。だから私は日本を出て、誇り高い姿勢こそが本質的な経済的成功をも達成するという事実を私自身で示すのである。」

力道山も「信用」よりも「誇り」が大切な側の人間だったのではないか。

そして「誇り」の人、力道山をいじめて、熱狂して、殺してしまったニッポン社会は今も変わりなく「信用第一」。つまらん。
だからその人がニッポンなど捨てて、世界で勝負するというのは当然の選択だと思う。

 夜、気がついたら放映が始まっていて、慌ててNHK「矢沢永吉 THE LIVE HOUSE TOUR 2005 Roots」を見る。
2005年12月12日『Zepp Tokyo』のライヴ映像とツアードキュメント。

ツアー最終日、ホテルのバーで打ち上げ。
寛いだ気分でトイレに立ち、そこでファンに握手だかサインだかを求められた永ちゃん。
「お前、出入り禁止。二度と俺のライヴに来るな」と言ったとか。

長期間のライヴを終えて、張り詰めた神経がやっと緩んだんだ、
「ファンなら察しなくちゃ」。
仰る通りでございます。

ああ、よかった。永ちゃんが力道山のようにトイレで刺し殺されなくて!
2006年04月01日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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