失敗

昨日、合宿から帰って早速お礼メールをくれた女子学生から、

> 何と言っていいか…、できましたらアフリカへ行ったというフリーフォトジャーナリス
> トの方を紹介していただけましたら嬉しいです。俳優養成講座のことはOさんに、教え
> ときますね。

というメールが来て衝撃を受ける。これは大失敗。
メールをくれたのは報道カメラマン志望のUさんで、私は女優志望のOさんと勘違いして返信してしまったのだった。

Uさんは、合宿のために作ったパワーポイントのファイルをNさんに忘れられて、
涙を流しつつセミナーハウスで作り直し、立派なプレゼンをした。
私はNさんに「先生酷い。トラウマになるよ」と言ったが、人のことを責められない。

私の学生時代を思い出す。「日本語表現論」の単位を落とした。納得できなかった。
大教室の授業だったが先生とはよく話していたし、成績もそれ程悪くなかったはず。
「先生、私の名前知ってますか?」と詰め寄ると「君は○○君だろう」と同じ高校出身の子の名前を言った。ショックだったし、非常に腹が立ったのを今でも覚えている。

私の勘違いも大変失礼なことだ。
慌ててお詫びメールを送る。こうなったら彼女の夢のためにできる限り力になるしかない。
2003年06月30日(月)

T大学文学部アジア文明学科東南アジア研究会ゼミ合宿2日目

 朝、何時から朝食で何時からゼミが始まるのか、知らされたのか聞いてないのかわからないくらい気持が悪い。少し吐く。
人に喝を入れるより寝ていたいがそういうわけにもいかず、頑張って朝食。
ヘロヘロでセミナー室へ。

 私自身のゼミ合宿でも発表の最中にかわるがわるトイレに駆け込んでいたことを思い出し苦笑。プレゼンを聞いているうちにだんだん元気が出てくる。
喝を入れられているのは私。

カレーとサラダのお昼をはさんでプレゼンは続く。
「野球とサッカー」「バンド」「サッカー」「T大学管弦楽団」「体育館・プールのアルバイト」「スロット」「タバコ」「ベトナム・カンボジア旅行」「居酒屋厨房アルバイト」「親睦旅行・大学祭」などなど。
傾向としては女子の発表がどれもきれいにまとまっていて、うまいと思った。

「喝入れ役」の講評と自身の話。まず私から。
「喝を入れるようなタイプでもないので、皆さんの話をじっくり聞こうと思って参加しました。楽しかったです。ありがとうございました。
質問は指されてからではなく、自分から手を上げてするようにして下さい。
私の大学時代ですが、私は大学に入ったとき友達を100人作ろう、と思っていました。数えたことはないですが。
これは内緒にしていましたが、ずっと銀座のクラブでアルバイトをしていました。バブルの頃で時給は2400円。おじさんは嫌いだったのですが、一緒に働いている専門学校の女の子たちと話すのが楽しかった。
あまり向いていないと思いましたが、会社を辞めて不思議な飲み屋で短期間働いた時は楽しかった。
今、会社を辞めて3年目ですので、今年は本を出して、何とか形にしたいと思っています。収入は激減しましたが、充実しています。」

夜の銀座のお仕事話はNさんやUさんは「そうだったの?」「本当かよ」と驚いてくれたが
学生は無反応。「是非質問して欲しい」と言ったけど、シーン。
寂しいなあ、と思ったら女子が一人手を上げてくれてホッとした。

私もちょっと準備不足。「友達100人作ろう」ではなくて「桜井真理を知らない学生はいない」と言われる存在になろう、だった。そんなの全然無理だったけど。

Uさんは中国に進出する企業のコンサル会社を立ち上げた。
「かっこよくて才能がある中国人男性を紹介して下さい」とお願いする。
「いっぱいいるよー」とのこと。ムフフ。

Mさんは学生時代芝居をやっていた。「芝居は半分体育会系、半分文化系」という話は面白かった。

「この夏何か資格をとろうと考えている」と言った学生に、皆一緒になって「そんなの意味ない、もう一度カンボジアに行って来い。資格なんかより面白い体験をするほうがよっぽど大事だ」とけしかける。
「え、そんな安易でいいんすか?」と戸惑うY君に喝入れ係全員で「いいんだよ!OK!大丈夫!」と声を揃える。さて、彼はどうするかな。

 バスでT大学に戻り、Nさんの研究室で反省会。お疲れのところ申し訳無いがまた二子玉川まで送ってもらう。車中でも学校のこと、ゼミのこと、4人で話す。
授業料が高いから当然なのかもしれないが大学もNさんも親切丁寧至れり尽せり、手取り足取りだと感じた。私たちの頃はもっとほっぽりぱなしだったような気がする。

しかしNさんは一人一人の学生のことをすごく考えてて良い先生だ。
集団行動が嫌いでいい加減なところも素敵。学生はもっとNさんを利用すればいいと思う。

2日間、面白かった。帰りのバスに乗り込むとき、一人に「お話伺えてとっても良かったです」と言われた。そう言ってくれる人が僅かでもいるのは非常に嬉しい。
秋にインドネシアゼミ旅行があるらしい。また混ぜてもらいたいぐらいだ。

夜には可愛らしいお礼メールが届く。早速彼女に役立ちそうな情報を返信。
この出会いが楽しい方向に広がっていけばと願いつつ。…しかしこれが大失敗。
寝不足と疲労が原因か?
続きは後日。
2003年06月29日(日)

T大学山中湖セミナーハウス

 大学ゼミの先輩Nさんが、神奈川県にあるT大学文学部アジア文明学科でゼミを持っており、ゼミ合宿に同行する。
12日の日記に書いたが、「学生に喝をいれて欲しい」とのこと。

人に喝を入れるからには遅刻などもってのほか。約束の13:00ギリギリに二子玉川駅に着く。
Nさんから「北口に集合」と聞いていたが、二子玉川駅に北口は見当たらず。
集合場所を間違えたかと思ったらNさん登場。
「いやー、皆時間どおりに集まるなんてすごいなあ」と感心している。
今回同じく「喝入れ係」に召集されたUさんとMさんに挨拶。
そこで二子玉川駅には北口はない、と知る。
「だってどこの駅にも北口ってありそうでしょう?」とNさん。なんて適当なんだ。

Nさんがお昼ご飯を買ったり、駐車場をぐるぐる、「間に合わないかもしれんなあ」。
Uさん、Mさんは「おいおい、頼むよー!」可笑しい。

最近取り替えたばかりというNさんの車のタイヤが妙な音を発したのは気になったが、
道は心配したほど混んでおらず、T大学着。
緑が多くて、広ーいキャンパス。土曜日だが結構人がいる。

Nさんの研究室で、学生がコーヒーを入れてくれる。
「ところでNさんは何を教えているんですか?」と今頃聞く私。
何のゼミなのかも知らないで来ているのだった。
昨日宮崎学さんにこの合宿の話をして、宮崎さんに聞かれて答えられなかった。
Nさんが文学部アジア文明学科のパンフレットを見せてくれる。楽しそうに出来ている。

T大学のバスで山中湖に大学が持つセミナーハウス。1時間あまりで到着。立派な施設だ。
T大学の授業料は私の出身大学の倍くらいらしい。

17:00過ぎからNさんの先輩で山梨県職員のTさんのお話。
山梨総合研究所に出向中に書いたレポートを中心に山梨県産ワインや印伝、織物などの地域産業再生のお話。興味深い。
夕食の時に「長野で康夫ちゃんがやろうとしていることに近いのでしょうか?」と聞いてみる。熱心に話して下さる。
Nさんが「Tさんは外見、語りともに地方公務員らしからぬ人」と言っていたが本当だ。

そして学生のプレゼンが始まる。それも「誰からやる?どうしようっか…」みたいな感じ。
今回は就職対策合宿で、一人持ち時間10分で「自分が大学入学後何をしてきたか」印象に残ったことをパワーポイントを用いて報告する、という課題。

東南アジア研究のゼミとあって、始めは「インドネシア取材旅行」、次は「サッカー」と続く。

Uさん、Mさんはプレゼンの仕方、話し方にもアドバイスをしている。厳しい指摘もする。私は簡単な質問とコメント程度。こんなのでいいのか?
学生からはあまり質問が出ない。仲間の報告なんだから、もっとあれこれ言って欲しい。

Nさんが何人かの学生のプレゼン資料を持って来ていなかったことが発覚。
ショックを受ける学生。「ごめんごめん」とNさん。
「そんなこともあるよ。まあ飲もう!」と私。

そして学生が作ったインドネシアの選挙レポート番組を見ながら、話しながら、3時過ぎまで飲んでいたらしい。
学生の報告で「インドネシアの選挙はバナナやパイナップルに穴をあける」と言うのを不思議に思ったが、識字率が低いために投票用紙の候補者を果物や野菜で表しているらしい。しかし、候補者より、好きなフルーツランキングになりそう。

私は質問されて以前働いていた会社について、など。
「真理さんの起こした会社って、どんなことやってるんですか」と聞かれると戸惑う。

セミナーハウスにはタオル・洗面道具などの備品はない。
私は寝間着を持ってこなかったので裸で寝るか、と思っていたが、酔払って服のまま寝てしまった。
2003年06月28日(土)

宮崎学講演会,『げんかや』,『HUB』

 会社を15:00で早退して都内某大学に宮崎学さんの講演を聴きに行く。
ぎりぎりに出たのに中央線が遅れて30分ほど遅刻してしまった、と思ったら看板に「18:00より」と書いてあって驚く。16:20からじゃないの??会場の教室も聞いていたのと違う。

探してみると聞いていた教室で講演はやっていた。テーマは「暴力と排除」。
学生でほぼ一杯。借金踏み倒し術など。大いに盛り上がってみんな笑っている。

看板が間違っていたわけではなく、宮崎さんの講演はなんと2コマ。
2コマ目は質疑応答かと思ったら「突破者入門」というテーマで宮崎さんのお話が続く。
贅沢な授業だ。私は大学時代こんなに面白い授業を受けたことはなかった。

「説教する人が一番嫌い」と言う宮崎さん。
「『けしからん』とか『許せない』とか説教する人は簡単に言うけれど、やくざが『許せない』と言ったらそれは『殺す』ということです」
女子が質問「今まで『許せない』と思った人はいますか?」答え「いません」。
男子の質問「孤独についてどう思いますか」
答え「一人が好き。人と一緒にいると気を使ってしまうから」。

 終了後宮崎さんを待っている間に派遣会社から電話。不採用。理由を聞く。
あまりはっきりしないが要するに他社の人に決まったらしい。
あーあ。「六本木のオフィスで六本木ヒルズの住民向けサイトの編集」、興味あったのに。
残念。しかし9:00出勤は辛いし、残業が多そうだから実は不採用でホッとした面もある。

 宮崎さんが「車に乗りたい人」と聞いてくれて、
大学手配のタクシーに電脳キツネ目組の人と同乗。
ドアが閉まってから、2コマ喋り続けてお疲れなのに乗り込んでしまって悪かったと気付く。
「お一人が好きなのにゴメンナサイ」と言ったら「いいえ」と笑う宮崎さん。

 新宿で私たちは降りて、キツネ目組の人たちと合流して晩御飯。
宮崎さんの講演料の一部で高田馬場の焼肉市場『げんかや』。異常なほど安い店。
食べる食べる。

イングリッシュパブ『HUB』でまたギネスをご馳走になって、終電で帰る。楽しかった!
2003年06月27日(金)

面接,豚肉のたっぷりにら添え

 檸檬屋新宿のBBSを見たら、私(「S井M理嬢」とある。)のことがまた「2ちゃんねる」に書き込まれているらしい。珍説。

 六本木の某社で面接。派遣会社の営業マンと、ZONE六本木ビルで待ち合わせ。
ここも一応六本木ヒルズの一角らしい。トイレ以外はきれいになっていた。
少し遅れるとのことで、1階THINK ZONEの東京ADDスタジオ展『地面』を覗く。普通。

 先方の偉い感じの人と、一緒に働くことになる女性と「顔合わせ」という名の「面接」。
取材の経験を聞かれる。面接管の女性は、取材で人に会うのが苦手らしい。
「へえー」と言ってしまう。
私は是非、というつもりだが先方はどうも私に興味が無さそう。
何も聞かないのも悪いから2、3質問してみるか、という感じ。

終了後営業マンに「どうでした?」と聞くと「緊張してたのか、ちょっと堅かったかなあ」。
始めからあんまりくだけた感じもどうかと思ったが、事前に聞いておけばよかった。
「どう思います?」「うーん、わっかんないですねぇ」こりゃ駄目かも。

 昨日だったかNHK『今夜もあなたのパートナー』で、ひとり分元気レシピ「豚肉のたっぷりにら添え」を紹介していて、美味しそうだった。
今日帰ったら丁度にらとにんじんが届いていた。
肉は一寸違うけど、HPに作り方が出ていたので作ってみる。
番組ではにらを1把全部使っていた。多すぎると思ったが全て入れてしまう。
あまり美味しく出来なくてがっかり。
2003年06月26日(木)

寝坊,面接前夜

 睡眠不足と疲労で、目覚ましが鳴っても起き上がれず。
全身が布団に張り付けられているよう。頑張って昼出勤。

しかしこんなんで9:00出勤の仕事が勤まるのか?

 期待の新しい仕事について、人材派遣会社の企業担当者から電話。
会社と仕事の詳しい話の後、編集とHP制作の経験について聞かれる。
明日、顔合わせという名の面接に行くことになった。
「桜井さんにぴったりの仕事ですよね」と営業担当の男性は言ってくれるが。

 映画も見ないで帰る。昨年書いた職務経歴書を見ながら面接の準備。
私が働くことになるかもしれない会社が作っているのHPもチェック。
面白そうだ、と思う。
2003年06月25日(水)

お仕事紹介

 登録している人材派遣会社から「お仕事のご紹介」メールが入る。
最近はテレマーケティングの仕事が多いが、今回は

「六本木での編集関係のお仕事。6/27〜1年を前提とした長期。月〜金。9:00〜17:00。残業、月20〜30H。時給1700円以上相談可。禁煙。制服なし。会員制ポータルサイト運営会社(7名の会社)で取材・編集業務を幅広くお任せします。必要な経験としては、紙媒体かネットで編集・取材経験のある方です。」

とのこと。魅力的!早速返信。電話で説明を受ける。ますます興味津々。
9時出勤は辛いけど、頑張ろう。やる気満々。

 ジャーナリズム講座の打ち合わせで水道橋。『アウトロー・ジャパン』についても。
Hが作った講座のポスターを大雨の中、専門学校の日本エディタースクールに持って行く。

日本エディタースクールでは2001年にジャーナリストの野村進さんが講師のノンフィクション講座を受けたことがあって、事務局の人にご挨拶。
こちらの講座も本になるはずだが、まだ出ていない。

 いつもなら後楽園駅まで歩くのだがひどい雨なので水道橋駅からJR。遠回りして帰る。

 宮崎学さんに『アウトロー・ジャパン』の仕事のご挨拶。
「Hとは大喧嘩の末また一緒にやることになりましたのでよろしくお願いします」
と言ったら電話の向こうで苦笑の気配。
2003年06月24日(火)

饅頭こわい,『和屋』

 朝起きて、バッグの中に饅頭が2個。あれ??4個もらって1個食べて3個あるはず。
どうして?バッグをひっくり返して探す。酔払って食べちゃったとか?そんなはずはない。
お風呂から上がって、漸く気付く。タクシー運転手だ!怖いのは、饅頭ではなく酒か。

 会社の常務が7月1日から別の会社に移ることになって、送別会。
前回会費を聞かずに新人歓迎会に参加して痛い思いをしたので、会費を確認して参加。
有楽町の地鶏割烹『和屋』は、割烹というよりその辺の居酒屋。
飲み放題メニューなのにラムネはもうありません、梅サワーはできませんって、
まるで檸檬屋。
トイレは1つしかなくて男女一緒で列が出来てるし、オジサンに割り込みされるし、
汚れてるし。

 会社では見たこと無い50代の男性がテーブルの向かいにいて、人差し指と中指を大きく広げた女子高校生のようなピースをしたり、割り箸を振り回したり、しなをつくって目をパチクリしたり、はしゃぎまくっていて大変怪しい。
「あの人何者?変なの」と話していたら会社の監査役と判明。
私の隣に座っていた不思議さんことFさんは「カウンセラー?」と聞き間違え。
「あんなんで大丈夫なのかね?」と私が言ったら、Fさんがそこだけ正確に聞き取り、
大きな声で「監査でしょう?」と言うから焦った。彼は目の前にいるのに。

 22時前には家に着く。本日からマンション入り口、エレベータに防犯カメラが設置された。
先日私が襲われそうになった件は大家さんに言っていないが、警察の指導があったのか?
これで少しは安全なのだろうか。
2003年06月23日(月)

『えん』,『HUB』

 8:30に寝て11:30に起きる。日記を書く。
たいした工夫もなく淡々と書いているように見えるかもしれないが、
いろいろあると1日分を書くのも結構時間がかかる。
家のメールとウェブメールと参照して、人や店の名前はネットで確認して、
下書きして、アップ、確認、微調整。ふぅ。

 都内某所の和食居酒屋『えん』で、栗饅頭を食べる会。
栗饅頭はえんのメニューではなく、先週出掛けた福岡の方から届いたお土産だ。
4個頂いたうちの1個を食べる。思い出話を聞きながら、ビールに饅頭。でも美味しい。

 2軒目はイングリッシュパブ『HUB』。ギネスビールをご馳走になる。
気がついたら終電が無くなっていた。

 Mさんとタクシーに乗る。Mさんが、余っていた栗饅頭を私に1個くれた。
タクシーの運転手さんに「甘いもの好きですか?」と聞いてあげようとしたら、
Mさんが「それなら俺がもらう」と言って引っ込めてしまった。
タクシーの運転手さんは「(甘いもの)好きですよー」。
引っ込みがつかなくなった私は、自分がもらったうちの一つを差し出す。
2003年06月22日(日)

お眠

昼過ぎに起きて、ご飯を食べたら眠くなってまた寝る。起きたら20:00。
日記やらメールやらで朝8時まで。
2003年06月21日(土)

遅刻怖い,『club asia』,『ミリバール』

 会社で遠くの部署のある人が誰かの(私の?)遅刻に酷く怒っていて、会議スペースや給湯室で「遅刻は…ちゃんとした理由があるなら別ですけど…」「あの人はいい面もあるとは思うけど…遅刻は…」と大きな声で訴えている。
会議スペースと私の席は衝立を挟んですぐ近くで、怒りの程がよく伝わってくる。

彼は私と飲み会で親しく話したこともあるのに、このところ挨拶を返してくれない。
部署は離れていても私が毎日のように遅刻していることはわかるわけで、それで嫌われていたのか。

で、彼が怒りをぶちまけていたのは私のことか?それはわからない。
しかし恐ろしいので来週から遅刻しないようにしよう。って緊張するとお腹が壊れるんだなあ。

 建築家修行中でVJのyuhi君が招待してくれたエイジアで、yuhi君のお友達のダンサーでヘアメイクアーティストのNさんを紹介してもらうことになっていた。
夕方Nさんから「いや〜ん♪」というタイトルのメールが来る。未承諾広告メールかと思った。

>マリちゃん←こうお呼びしてよろしくて??早く逢いたいです。
>今日はもしかしたらオープンから行くかもです。
>おホモ達も一人来るので、釜騒ぎ&乱舞の予定です。
>ユヒっちょベイベーにも久々に逢うので、抱擁して離さない作戦で参ります。

素敵過ぎる。yuhi君からもNさんのことをものすごく褒めるメールが来て、妬ける。

ドラァグクイーンのNさんと会うにはどんな格好をして行けばいいんだ?
と悩んでTODO OLDHAMのサマードレス。

 1時頃エイジアに着く。Nさんは一目でわかるだろうと予想していたが、わからず。
長い髪で背が高く、グラマーなボディに脇からおっぱいポロリになりそうな程大きいカットのタンクトップの女性が、男性と激しくHに踊っていてこの人か?とジーっと見つめる。豊胸手術をしたような不自然さは感じない。
yuhi君が登場、「あの人は違う」と言って一緒にNさんを探してくれる。

入り口で強烈な男の人がいると思っていたらその人がNさんだった。、
「やっぱり。入って来た時、真理さんかしらと思ったわ」とNさん。柔らかい握手。

背はかなり高くて、ダンサーとして踊る時は2m近くになると言う。
VJの合間のyuhi君とNさんのおホモ達も一緒にお話。
yuhi君のこと、ゲイライフについて、ヘアメイクのお仕事の話、ドラァグクイーンではなくてドラァグキングなんだって話、大学4年生のおホモ達の就職活動についてなど。
yuhi君のメールの通り、オープンでポジティブで素敵な人だ。

Nさんは、昨夏ロンドンに帰ってしまった私のカリスマ美容師ベゴニアさんのことも知っていた。会ったことはないらしいが。
どんなヘアスタイルにしてもらおうっかなー。楽しみだ。

ダンスフロアに行って踊る。
あのHな踊りのカップルは更に激しさを増し、男は上半身裸になっている。先程「カッコイイ男はゲイが多い。女好きの男はイカサナイ」という話をしていたが典型かも。
しかしNさん達が言うには「ゲイがいいと思う男は、たいていノンケなのよ」。切ないねえ。

よく考えることだが、男であるとか女である事とか、どっちが恋愛・セックスの対象かって事はそんなに大事だろうか?
大事な人もいるだろうけど、皆にとって大事だと思い込まされているだけじゃないか?
決めなくたっていいじゃないか。何か問題あるか?

 3時半頃失礼して『ミリバール』。4時閉店だがビールを2杯飲ませてもらう。
カウンターで突っ伏して寝ているお客さんが一人。店主の清野さんも眠そう。

カラスに怯えながら渋谷、池袋。6時前頃寝る。
2003年06月20日(金)

ジャーナリズム講座,『庄屋』

 2003年度ジャーナリズム講座、第1回の講師はライター永江朗さん。
受講生は3名、後から2人増えて5名になる。

お話は暗い出版業界事情。1日約200点の新書が出版される現在、再販制、委託制を今まで通り続けていては「希望はない」との事だが、個性的な書店とか、ネット直販など新たな試みをする出版社もはある。
「どうしてもそれだけで食っていくんだ、儲けるんだ」と思わなければ面白いことができる、という話。

 2次会の『庄屋』でライターの仕事の話を聞く。石原チンタロウには会いましたか?
今まで一番面白かったインタヴューは?など。
多忙な永江さんはビール一杯で帰られる。楽しかった。

 私はもの書きになりたくて会社を辞めた。
永江さんの「暗い話」を聞いて「ありゃ、大失敗?」と不安が増す。
しかし「食えなくてもいいんだ、と思えば面白いことができる」
と聞くと、貧乏でも面白い方がいいや、と思う。

永江さんは「楽をしようとするライターは駄目」とも言っていたが
ぬるーい世界で楽しい方へ、楽な方へと生きている私は駄目かなあと思ったり、
いやでも人からはひたすら苦しい方へ、大変な方へと向かっているように見えるらしく、それもまた面白いかと考えたり。

 今日は来ないと言っていたHは講座の途中から登場し、何故か友好的な態度。
誰かに言われたのか、反省したのか、それとも何か企みがあるのか?
気味が悪いがあえて敵対ムードにすることもないから普通に話す。優しい私。

事務局Yさんが「君達、仕事は一緒にできないの?」と聞く。
「『アウトロー・ジャパン』の件ですか?私はやりたいです。やらせて下さい」と即答。
Hは「僕は、うーん、桜井さんがぁ…」。なんだよ、私に条件提示するのか?
「桜井さんはやるって言ってるよ。どうすんの?」とYさん。
「…やります、やります」。
あらら。まあいいや。私は私の仕事をするだけ。良い記事になればいい。
Yさんに、メールで喧嘩しないよう釘を刺される。
2003年06月19日(木)

『北京ヴァイオリン』

『マトリックスリローデッド』『アバウト・シュミット』とつまらない映画が続いたのでなんとしてもいい映画を見たい。
疲れているがレディス割引の水曜日に映画を見なくてどうする、と思ったら銀座シネ・ラ・セットはレディス割引をやっていないのだった。迷ったが、見る。

果たして『北京ヴァイオリン』は素晴らしかった。上半期ベスト1かも。
田舎と都会、金持ちと貧乏、現代っ子と昔気質、男と女、中国の旋律とクラッシック。
対比のさせ方が見事。
音楽も男の子もお父さんもオネエチャンもいい。劇場全体すすり泣き。
涙でマトリックスもシュミットも流され、心洗われた。
2003年06月18日(水)

東京地裁,『アバウト・シュミット』,『稲田屋』

 自主忌引き休暇。午後、宮崎学さんの親友が殺された事件の裁判があって東京地裁。
懲役20年の判決。

雑誌『噂の真相』6月号によると、この事件の背景には元大阪高検公安部長三井環が告発した、検察の裏金作り以上のスキャンダルがあるらしい。
しかし、裁判ではそのことには触れず。

 「知人に不幸があって」と言って会社を休みながら、映画『アバウト・シュミット』。
大失敗。これはフォスター・ペアレントの宣伝映画か?
定年退職後妻を失った寂しい男の情なーい話。弛緩しきったジャック・ニコルソン。

75歳で亡くなるまで権力と差別と闘い続けた高山さんの死を悼む日に、命の取り合いの末懲役20年の判決を覚悟して受けたやくざの公判を傍聴した日に、見るべきではない映画だった。

 高山登久太郎さんの訃報を各所に連絡。話しているうちに涙が溢れてくる。
有楽町西武の入口で泣きながら電話をかける。

 水道橋に新しく出来たアイガーデンテラスの『稲田屋 飯田橋店』。
以前働いていた会社の先輩Mさん、Jさん、後輩Iさん、私の後に会社を辞めた先輩Sさんと。
Sさんは日記の読者で「お前、この話は日記に書くなよ!」と言ってご近所や家族の話。
面白い。

何かの話でSさんに「桜井は欲求不満なんだよ」と言われる。確かに満ち足りてはいない。
帰宅するとyuhi君からエイジアの招待券、優待券、フライヤーが届いていて感激。
シュミットの気持がわかるような気がして、私も情なーい。
2003年06月17日(火)

高山登久太郎さん逝去

 夜、宮崎学さんを「兄弟」と呼ぶYさんから電話。
会津小鉄会の元会長高山登久太郎さんが亡くなったとのこと。

宮崎学さんが高山さんの生き様を書いた『鉄(KUROGANE)』を読んだり、お話を聞いたり、
裁判の応援を通じて、多くのことを教えて頂いた。大変な人格者であると感じた。

ご病気だったとの事だが私にとっては突然で、ショックだ。
2003年06月16日(月)

キャナルシティ博多,『マトリックス・リローデッド』,ひしむら

 9時に起きて一人で朝食バイキング。結構元気。
レストランにはアパ社長を髣髴させる女性客が数人いて不気味。ファンなのか?

 11時過ぎにチェックアウト。Aさんは昨夜「12時まで延長して寝てる」と言っていたが、
ロビーで待っていてくれた。

歩いてキャナルシティ博多。映画を見ることにする。
映画館のエスカレータがガラス張りで、向かいにあるホテルの部屋を覗きながら移動する。
会社のW君が「(キャナルシティ内の)グランド・ハイアット・福岡は部屋の窓の向こうですぐそこに人が歩いていて、カーテンを開けられないんですよ」と言っていたが、意味がわかった。

AMCキャナルシティ13には、13もスクリーンがあるのに『マトリックスリローデッド』を見ることになって残念。予想以上につまらなくて悲しくなる。
Aさんは好きだったらしいが。
映像が面白いということもない。人がやってるゲームの画面をずーっと見ているだけって感じ。
なんで皆あんなに汚い格好なの?別に知りたくもないが。

 さてお昼、と言ってももう3時過ぎ。やっている店は限られる。
近くで和食で、と探してソープランド街を抜けて中州1丁目の『ひしむら』。
観光客相手の店のようだが結構美味しい。昨日は日本酒だったので今日は泡盛と焼酎。
MさんとNANIOさんが合流して、飛行機の時間まで飲む。お土産にお赤飯を頂く。
いい店だった。

 帰宅後みかん風呂。いつもより早めに寝る。
2003年06月15日(日)

『はるや』,某ホテル,居酒屋,ショットバー,スナック,『ぼんちゃん』

 7:00発JAL353便で福岡。4:00に起きる。昨晩飲んだ白酒が残っている。
5:00に昨日一緒だったFさんが心配してモーニングコールをくれる。
彼女はメジャーリーグや全米ゴルフなど海外スポーツ好きで、中継を見るため早起きさんなのだ。

 福岡空港から空港バス。一緒に来たAさんと、(た)ちゃんの話。
6月1日の(た)ちゃんからのメールにあった「別の真理ちゃん」とは「以前の優しかった真理ちゃん」のことじゃないの、とAさん。成る程。

 10時半頃北九州のある街に着く。観光案内所で、安くて美味しいお昼ご飯は?と聞く。
焼きうどん発祥の店を教えてもらう。
地図を頼りに歩いていると「ここのうどんは美味しいよ」とおばさんが声をかけてくる。
そこは案内所で教えてもらった店ではない。
「こっちの店はお昼になると行列が出来てすぐに入れなくなる。一番美味しいよ」
とのことなので『はるや』にする。うどん380円。

おばさんは自身もうどんを食べながらしゃべるしゃべる。面白い。
「何しに来たの?このへんは美味しいものは無いよ。魚だって良くない。私は日本中の美味しいもの随分食べ歩いたけどね。この通りの向こうで売ってる鯖のぬかだきは美味しい。明太子はかばたがいいよ。試食もできる」
「これからどこ行くの?この辺はギャンブルばっかり。競馬、競輪なんでもあるよ。今日も近くでやってるよ」。
食べ終わるとあちこちで買物したレジ袋を幾つも下げて「じゃあね」と言って、
Aさんに「飲んでるの?」聞いて、去る。Aさんは一滴も飲んでいないが。

 予定の時間まではまだ随分あるが、とりあえず約束のホテルに向かう。
タクシーの運転手に、ホテルの近くに見るようなところありますか?と聞く。
「何も無いねえ」とのことだが、大河ドラマの舞台となっている観光地を薦められ
「あそこを見ないでどうしますか」と言われる。
このままタクシーで連れて行かれそうな勢いだったが、ホテルで下車。

 ホテルロビーで時間潰し。イベント参加。バスで移動して居酒屋。ショットバー、クラブ。皆はカラオケへ。私とAさんとYさんは博多へ。

 博多へ来たら必ず寄らずにいられない居酒屋『ぼんちゃん』。
23:30頃電話すると「もうすぐ終りなんですけど」。
しかし「ああ、東京の桜井さん?」と覚えていてくれ、自慢の日本酒を次々出してくれる。
始めは値段を気にしていたAさんもYさんもくいくい飲む。最高級の真精大吟醸ばかり。
肴は鯨。

17:00から飲んでる私は眠くてたまらなくなる。
飲むほど元気になるAさんは家族の話、ぼんちゃんはお酒の話、Yさんは魚の話、皆それぞれ同時に喋っていて可笑しい。2:00まで。ああ美味しかった。

 Yさんは天神のホテル、私とAさんは5月31日まで福岡ビューホテルだった、アパホテル福岡渡辺通。アパホテルなんて絶対泊まりたくなかったが、ツアー申し込み後に経営が変わってしまった。
予想通り女社長のアパ魂がホテル内至る所に行き届いていて恐ろしい。
デスクの大きな鏡の前に、大きな帽子を被った細ーい目の女社長の著書が置いてあり、
目障りなので他のパンフレットで隠す。

3:00過ぎ、寝る。
2003年06月14日(土)

(た)ちゃん,『蘭苑飯店』

 大学ゼミ仲間のFちゃんは、(た)ちゃんと話したことは無いと思うが、
この日記を読んで気になったみたいで、(た)ちゃんのことを心配している。

決裂慣れしてしまった私も、6月1日の変なメールでそれっきりなのが気になっていた。
そして(た)ちゃんが相当頑張って(た)ちゃんワールドを展開していたHPが「現在調整中」となっているのも気にかかる。
「HPは閉じちゃったのですか?」とメールで聞いてみる。
「訳ありでね。データは、あるからいつでも開始できるけど、本人いたらそれでいいから」
「HP再開或いは新たに始めることがあれば教えて下さい」
「マネージャーがするから、私はわかりません。」
「当然『わかったら、始まったら』ってことです」
「当然国民全員には、知らせないと思います」
「(国民全員に)知らせようったって無理だわな」
終り。これは「たとえ再開しても真理ちゃんには教えない」って事だよな。

 会社のW君のリクエストで、Fさんと3人で新橋『薩摩しゃも』。のつもりだった。
3人で豊洲から歩く。予約した19:00には間に合いそうもない。
途中から地下鉄とかタクシーとかいう手もあったが「歩こうよ」と私。
遅れる旨電話を入れたら「予約?金曜日は予約できませんよ」と言われる。
どういうこと?と思ったがとにかく店に向かう。意外に遠くて19:20ぐらいになってしまう。

「予約席」と書かれて空いている席がいくつかあったが、
この店の女将、高橋玄監督『突破者太陽傳』で共演(?)したカツ婆こと新橋鳩美さんは
「金曜日は予約できないのよ」。
「でも、火曜日に電話して、男性が予約受けてくれたんですよ」
「もう一回電話くれたらよかったんだけど。ごめんね」
「そうなんだ…」
がっかりして出る。空腹と疲労で店の前で途方に暮れていたら、カツ婆が出て来てまた謝る。
忙しいところ悪いので「また来ます!」

さてどうしよう、と暫く考える。
W君が新年会幹事なのに体調を崩して行けなかった『蘭苑飯店』に決まる。
新年会の時は安くて美味しいと思ったが、今日はあまり良くなかった。
特に紹興酒が酷く不味くて驚いた。会社の話など。
2003年06月13日(金)

喝の入れ方

 e+に申し込んだ小澤征爾のオペラは抽選に外れて購入できず。残念。
代わりに7月は猿之助に行こうかしら。

 大学ゼミの先輩が郊外の大学でゼミを持っていて、今月末のゼミ合宿にお呼びがかかる。
「学生に喝を入れて欲しい」とのことで、会社の隣席のW君25歳に相談。
「喝を入れるってどうすりゃいいのかね?」
「そうですねえ、うーん」と考え込んでしまう。
「私なんかでいいんだろうか?もっと活躍している人とかいるのに」
「そういう人だと学生が萎縮しちゃうんじゃないですか」
「そうか。じゃあ『何でこの合宿来たの?』『来いって言われたから』『面白くなければ帰っちゃえば?』とか?」
「うーん…」

 日記。もう2:30。今日は『真理さんへ』手をつけられず。人に喝入れてる場合じゃない。
2003年06月12日(木)

映画『二重スパイ』

 午前中マンションの排水口清掃が入るとのことで
『真理さんへ』の原稿をやりながら業者を待つ。

 午後出勤で19:30まで。20:30からの映画『二重スパイ』を見る。
『シュリ』『JSA』、そして『二重スパイ』が最終章ということらしいが、面白くなかった。

『シュリ』も『JSA』も好きだったが、『二重スパイ』は暗くてだるい。
そういう時代だった、ってことなんだろうけど音楽もおどろおどろしいし、
主人公の男がシャワー浴びたり拷問でハアハア言ったりがスローモーションで、なんか変。
「衝撃のラスト」と言う人もいるらしいけど、当たり前で特に驚きも無い。
北も南もろくなもんじゃなかった、ということはよくわかった。
2003年06月11日(水)

面談,「法人税等の申告についての回答書」,永ちゃんinニュースステーション,『真理さんへ』

 今の会社は7月末までの予定で、8月以降どうなるかは6月末に決まるという話だった。
その件で話があるとのことで、個別面談。
仮に8月末まで、ということになったらお願いできますか?と聞かれる。
「出来ます」と答えたものの、やはり社内で検討した結果7月末までということになりました、
なんてこともあるかもしれないと言う。
クライアントとの交渉次第という不安定な状況らしい。

そして遅刻を注意される。平謝り。私にとってはそっちの方が厳しい。

隣の席のW君と面談について激しくメールのやり取り。
私も夏以降の生計を立てる算段をしなくては。

 私の会社マリバールは生計の足しには程遠く、実はまだ確定申告をしていない。
12日までに税務署に理由説明の回答書を提出しなければならない。
「忙しくて…売上もほんの少ししかなくて…」とかでもいいのか?それで済む訳ないよな。

 偶然見ていた『ニュースステーション』に矢沢永吉登場。おお、拍手!
ディズニーの『ピノキオ』で『星に願いを』を歌ったと知って聞いてみたいと思っていたら、そのプロモーションだった。感激。サイコー。

 『真理さんへ』の原稿。
19日のジャーナリズム講座で講師をしてくれるライター永江朗さんに「単行本は印税だけですから、単行本だけで食べていくのは無理ですよ」と言われて一瞬途方に暮れたが、とにかく早く完成させなくては。
名原さんも待っているし。
2003年06月10日(火)

『真理さんへ』

 ほっかほっか亭ののり弁がキャンペーンで200円。
有り難いが海苔の下のおかか昆布は頂けない。

 『真理さんへ』の原稿。
週末に集中してやろうと思っても何かと予定が入ってしまって時間が無くなる。
だから平日もやることにしたのだが、いろいろ悩みがあってなかなか進まない。
2003年06月09日(月)

『真理さんへ』

 洗濯、簡単な掃除、日記、名原さんとの共著『真理さんへ』の原稿。3時くらいまで。

 名原さんがクラッシックを聞くようになって、小澤征爾の話をしていたら
名原さんのメールと同時にe+から小澤征爾のオペラの案内メールが来る。
折角なので行くことにする。
2003年06月08日(日)

『coccolo』,『ギャラリー St.Ives』,『ミリバール』

 ジャーナリズム講座の講師をお願いしている永江朗さんとの打ち合わせで自由が丘へ。
遅刻をしてはいけないと緊張していたら、待ち合わせの時間を変更する夢を見る。
目覚めても暫く混乱していたが、そんな電話をした実感はない。あれは夢だ。

ばっちり支度をして家を出る。携帯をチェックすると、永江さんから何回も着信していた。
おっと、いかん。慌てて電話をすると、「11時の約束ですが4時に変更してもいいですか?」
正夢になる。

家に戻って、3時まで家事、クリーニング屋、図書館。
渋谷で再度永江さんに電話して、打ち合わせの場所を『ダイロワイユ』から『コッコロ』に変更してもらう。「友人がお店をやっているので」なんて勝手を言うのは失礼かなと思ったが快諾。

 自由が丘駅正面口で待ち合わせて『コッコロ』へ。
締め切りに追われているとのことで、挨拶程度にしておこうかなと思ったが
丁寧に話してくれて、1時間半ほど経ってしまう。いい人だと聞いていたが本当。
私の話になって『真理さんへ』とギャラリーSt.Ives本についてのアドバイスまで頂く。

ジャーナリズム講座の講師をお願いしたのは、私が会いたかったから。
文章も面白いが、お話もやはり面白い。講座も楽しみだ。

永江朗さんのジャーナリズム講座は6月19日(木)19:00〜21:00 終了後懇親会有り。
会場はアソシエホール 千代田区西神田1-3-13 山田ビル3階 
お問い合わせ・申し込みはアソシエ21 電話03-5282-2221
受講料は1,500円です。(懇親会は別途実費)
テーマは「日本の出版業界事情」。業界遊泳術とか永江さんの日々の仕事についても。

 永江さんは帰って、『コッコロ』オーナーで美味追求の会仲間のKさんと少しお話。
お土産にチョコレートを頂く。月曜日に会社に持って行こう。

 バスで、日本で唯一の現代イギリス陶芸専門店『ギャラリー セント・アイヴス』へ。
店主のI氏とは、東京ドームのテーブルウエア・フェスティバルに一緒に行って以来、4ヶ月ぶり。
先程永江さんに聞いた出版業界事情と、I氏との共著を考えているSt.Ives本へのアドバイスを話す。
日本各地での企画展示会とお店の営業の合間を見て、原稿を進めて行くことになる。

 渋谷に戻って、夏のバーゲンに向けて西武のmovida館をチェック。
既に30%offコーナーも出来ていて驚く。服も売れないのだろうか。
素敵な服はあるが、バーゲンでも10万円以上ではとても手が出ない。

 3月12日以来のミリバール。
楽しみにしていたのに二日酔いで行けなかった花見の写真を見せてもらう。
くぅー、楽しそう。

店主の清野さんは日比谷野音のスカパラやらのライヴ帰り。
お客さんは渋谷クワトロのエゴラッピンやらのライヴ帰りの人が多い。
悔しいので東京ドームでローリング・ストーンズを7列目で見た話をする。
元内縁夫の同僚E君に会う。彼もクワトロのライヴ絡みの仕事があって寄ったらしい。

やるべきこと山積みで、一人で飲み歩いてる場合じゃないが、楽しかった。
2003年06月07日(土)

『シカゴ』,『おまた』,お寿司屋インタビュー

 池袋シネマロサで『シカゴ』を見る。
友人からは「かすでした」「『中身ないねえ。ま、いいんじゃない』で感想が終わってしまった」と聞いていたが、私は大好き。ミュージカルはこうでなくちゃ。
歌も踊りも衣装も豪華で良かった。いつか舞台でも見たい。

 シネマロサはTSUTAYA池袋ロサ店の会員だと200円引き。
入会したのは昨年11月だが、開店以来初めて行ってみる。
高橋玄監督の『喧嘩の極意』は貸し出し中。
三浦和義さんが出ている『まいっちんぐマチコ先生』はどこにあるのかわからず。
女優Nさんの作品も見てみたいのだが、カーテンで仕切られたアダルトコーナーに入っていく勇気がなく諦める。
店員に聞けばいいのだろうけど、今日のところは何も借りず。

 『おまた』に先日忘れた傘を取りに行き、飲む。
静岡の名原さんの話になったので静岡のお酒「中屋 純米吟醸生」 と、
新しいお酒「美和桜 雄町 純米吟醸生原酒(広島)」を口開けの一杯。
おつまみは「とうもろこしのかき揚」と「金目鯛の一夜干し」。

 週末夜の池袋は『おまた』のある西口は『池袋ウエストゲートパーク』の世界で(見たこと無いけど)、東口もビックカメラの前と、我が家の近くでパトカーと警官がワイワイ。

トヨペットがあるビルにいつもオマワリがいるのが不思議だったが、今日はいない。
トヨペットの隣の寿司屋『新松寿司』のご主人らしき人が店の前に立っていた。
インタビューしてみる。
「お寿司屋のご主人ですか?」
「そうです」
「あのー、いつもここに警察の人がいますけど、何やってるんですかねえ?」
「ああ、あれはねえ、自転車の無灯火とか二人乗りを取り締まってんの」
「へ?それだけのためにいっつもいるの?」
「最近はいないけどね。上の命令でやったりやらなかったりするみたいね」
「いつもいるから、要人がいるとか、何かを監視してるのかと思った」
「そうじゃなくて、ここ(トヨペット)と繋がりがあって、パトカー停められるススペースもあるし自由に使えるからってことじゃないのかなあ」
「そういうことなんですか。今あそこにパトカーと警官来てますね。あれは?」
「あれは、なんかいざこざみたいよ」
「最近豊島区内のOLの家に強盗に入って暴力ふるって長時間居座って、仕上げにラーメンを作らせる、っていう事件が続いて、犯人は捕まったらしいけど。あれはこの辺なんでしょうか」
「どうかなあ。近くだって話は聞いてないけど」
「そうですか。私も先日マンション内で後ろから首捕まれたりして、怖いなあと思って。気になってたんです。どうも突然スミマセンでした」
「そう。気をつけてね」
とてもいい人そうだった。今度お寿司を食べに行こう。

 お寿司屋さんに話し掛けたのは、永江朗著『インタビュー術!』を読んで
インタビューを実践してみたくなったからかもしれない。
永江さんにはジャーナリズム講座の講師をお願いしていて、明日打ち合わせに行く。
楽しみ。
2003年06月06日(金)

二日酔い

 化粧をしたまま寝てしまい、朝、激しい頭痛。午後出勤にする。
不思議な夢を見ながら寝ていると電話。大家さんからで、換気扇の修理が来ると言う。
午後出勤なので丁度いい。今日来てもらうことになる。でも寝てられないから辛い。

換気扇は蓋と本体の間のスポンジがボロボロになっていた。
多分ドアの隙間用と同じスポンジテープを張り替えて終了。
若干風は漏れるがこの程度はしょうがない、とのこと。

 夜になっても頭痛は続くが20:00まで働いて、帰って昨日のお礼や、各所にメール。
女優Nさんからはこれまでと随分雰囲気の違うメール。面白い。
カウンセリングを勉強しているFちゃんとはカリスマ出張ホスト秋津京介について、
(た)ちゃんについて、Fちゃんのメル友について考察。
2003年06月05日(木)

『十兵衛』,『檸檬屋新宿』,都内某所

 宮崎学さんを「兄弟」と呼ぶYさんからのお誘いで、神楽坂のお寿司『十兵衛』。
Yさんの親戚で群馬県にある美術館の学芸員Tさんも一緒。村上隆や奈良美智について。
潮留に出来た松下電工NAISミュージアム帰りのYさんは「ルオーギャラリー良かったで」。
Tさんには「はよ館長になれや」。

 電脳キツネ目組のAさんと『檸檬屋新宿』で会う約束をしていたので、急いで食べて
「もう行きます、ご馳走様でした」と言ったが、YさんもTさんも檸檬屋新宿に来ることになる。
ルオーギャラリーのチケットを私にくれると言っていたYさんは、Aさんと絵の話しで盛り上がる。チケットはAさんに。Aさんのお父様は画家で、Aさんもアート好きなので良かった。

いつも宮崎さんから声をかけてもらっているから、たまには私たちから誘いましょう、
ということで宮崎さんを呼び出し、都内某所。
ハートブレイクで落ち込んでいると聞いたNANIOさんもやけ酒に誘う。

皆が揃う頃には私はかなり酔っていて、しゃべるのも億劫。記憶も断片的。
宮崎さんが「Yは本当に忙しないなあ」と言ったのと、二人のある裁判に対する判決予想が全く反対で「賭けるか?」と身を乗り出したのが面白かった。
誘っておいてご馳走になる。
2003年06月04日(水)

『coccolo』HP,旅土産考

 本日も朝礼出席。偉い。

 美味追求の会のメンバーKさんが自由が丘に開いた、イタリアンテイストの創作和食店『コッコロ』のHP開設お知らせメールが来る。
http://www.coccolo.com

 そう言えば最近美味追求の会の案内が来ない、と思って主宰者のMさんに聞いてみる。
無期休会になったらしい。

 私が近く地方に行くという話をしたら、Mさんにお金を払うから何か手頃な食べ物を買ってきてくれないかと頼まれる。
いつもお世話になっているMさんの依頼なら喜んで、と言いたいところだが、ごめんなさい。

私はめったに旅の土産を買わない。自分にも人にも買わない。
「お土産買ってきて」と言われるのも苦手。
しかし会社で皆が買ってくるお土産を一番食べているのは恐らく私。ずるいよなあ。
だけど私が「買ってきて。楽しみにしてます」って言ったわけではない。
週明けは「買ってきました。食べて下さい」メールの嵐に「頂きました、ご馳走様でした」
と返信しつつ、積み上げられたお菓子を消化していく。
2003年06月03日(火)

やばい?

 労務管理をしているMさんが社内の人と「遅刻が…」「そういう場合は…」と電話で話している。
むむ、これは度重なる遅刻にいよいよペナルティーか?と聞き耳を立てる。
担当者が来たり、Mさんが出向いたりしてなにやら検討している様子。
気になって仕事の手が止まる。
今日私はそれ程遅れてはいない。でも間に合ってもいない。
帰り際「桜井さんちょっと…」と呼ばれて注意されるかとドキドキしたが何事も無し。

帰って各種連絡、メール。
静岡のたがたさんとは「東京進出」の話から「東京の価値」「日本の豊かな世代」「日本の将来」「中国」にまで話が広がる。夜が更ける。
昨日もあまり寝ていないし、明日は遅刻をしないように早めに寝る。
2003年06月02日(月)

毛虫と油,『8 Mile』,変なの

 5月の『抱茎亭日乗』アクセスは1,900超。
少し前まで読者は30人ほどかな?と思っていたけど実際はどうなんだろう。
これぐらいになると知り合いばかり、というわけでもないのかもしれない。
6月は2,000を目標にもう少し頻繁に更新したい。皆様よろしく。

 バルコニーのクローバーが枯れてしまった、と思ったら
大量の毛虫&芋虫が食い尽くしてしまっていた。
不思議なことに紫陽花は全く被害無し。不味いのか?
この毛虫&芋虫はどこから来たのだろう?台風に乗ってきたのか?
暫くバルコニーを見てなかったら鳩の糞で汚れているし。憂鬱になる。

我が家のもう一つの不思議はキッチンの換気扇。
炒め物などすると部屋中に煙がこもってしまう。換気扇掃除をしても効果なし。
キッチンの棚や他の家電も油でベトベトしている。
家具は外国製の高級品だっていうのに、まるで焼肉屋か安い中華料理店のよう。

悩んでいたが原因判明。レンジフードの隙間からヒューヒュー風が出ている。
換気扇の下から吸い込まれた煙は、換気扇の脇から部屋に吹き出していた!
こりゃギトギトになるわね。2年住んでやっと気付く私。
早速大家さんに連絡しなくては。直るまで油料理はしない。

 本日は自宅に缶詰で原稿、のつもりだったが映画の日なのを思い出して『8 Mile』。

もっとかっこいいのかと思っていたが、まあまあだった。
豊かだと思われているアメリカの貧しくてやりきれない現実と
そこから抜け出す力、みたいなのがいい。
エミネムは本当にああいうストリートから生まれたらしいから、
リアリティーがあるのでは。

イギリスのケン・ローチ監督の「スィート・シックスティーン」
はやっぱり豊かなはずのイギリスの貧しい若者の葛藤を描いている。
同じく役者ではない若者が主演で非常にリアルな感じ。
そして最後まで切ない。スィートを求めてやまないのに苦い、辛い16歳。

それがアメリカとイギリスの表現の違いともとれて、面白かった。
私は『スィート・シックスティーン』の方が好き。

 帰ったら(た)ちゃんからメール。1通目。

> 昔のように会話できず残念です!
(略)
> あの日のトークショウ面白かったね!
(略)
> なぜあの日の歌手にらまれたの不思議…真理ちゃんはにらまれた?

2通目。

> さっきの文は、宛先(別のまりちゃん)違いでした。申し訳ないです。削除してください。

って思いっきり私宛じゃないか。でも「ふーん、そうなんですか。」と返信。
意図的なのか、本当に送るつもりが無かったのに操作を誤ったのか知らないが、変なの。
2003年06月01日(日)

抱茎亭日乗 / エムサク

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