イタロ日記

2014年05月09日(金) 【旅日記】ギョルシュルズ♪トルコ



グランバザールのランプ達


最終日は大雨〜;;;
昨日のうちに散歩しといて良かったなあ。
とりあえずお土産だけは買わないと。

グランバザール見物を残しておいたのも良かった。屋根付きだからこんな日は助かる。
勿論15年前にも来てるわけだが。

相変わらずの人ごみだけど、やっぱりここも以前よりアクが減った気がする。
都会になったんだろうね、イスタンブルも。


バザール内最古のカフェでまったり。
ここでも頼んだのはトルココーヒー。すっかり気に入ってしまった。


客が途絶えることのない老舗カフェ



落ち着いた店内。天井付近の人物画に風情がある



こんな部屋で誰かにコーヒー占いしてもらいたい



ランプも素敵で、つい見上げてしまう



カフェを出て、お土産を買いながらバザールをぶらぶら。
お皿はゴテゴテしたデザインが増えたなあ〜。


スッキリした線を生かした、昔ながらの模様の方が好きかも…


最終日だし、レストランでしっかりご飯を食べようかとも思ったけど、疲れがたまっててあんまり食欲わかず。結局出口付近の軽食屋でラフマジュンにしてしまった。
が、これがすんごく美味しかった!!!
こないだ食べたゴムみたいなキョフテ(ミニハンバーグみたいなもんです)よりよっぽど旨かったわー。


スタンド形式だけど、2階に座席もあるっぽい?



薄いピザみたいなのがラフマジュン。クルっと巻いて食べます


その後は大雨の中、友人にあげる糸を買いに問屋街へ。
坂道が川みたいになってた!!!
買い物後は疲れきってホテルに戻り、出発までボーッと体力温存。

空港へはトラムとメトロを乗り継いで到着。
早く着きすぎて時間をつぶすのが大変だったけど、来た時とは違い、それほど混雑せず飛行機へ。

無事15年ぶりのトルコ旅行も終わった。

楽しかった!来て良かったなあ。
でも何度も書いたけど、何か薄味になったのよねん。洗練されたとも言うが。

同じ国でも、時を経れば変わって行くわけで。
少なくとも近隣諸国を含めて安全に、何よりそこで暮らす人々に平和を取り戻して欲しい。
この先も、こうやって旅ができますように。

またね!トルコ。



2014年05月08日(木) 【旅日記】アジアサイドぶらり歩き



ウスキュダル埠頭のジャーミィ


本当は高速船でイズニック日帰り観光するはずだったのだが・・・
寝坊したーーー!!!

どうしようか迷ったが、イスタンブールのアジア側を再度お散歩することにした。

結果、これが大満足♪
大きな見所があるわけじゃないけど、生活感があって、ゆったりしてて。
すごく楽しい1日となった。

まずはフェリーでユスキュダルに渡る。
この辺はちょっとゴチャゴチャした感じ。場所によってはあんまり治安がよくないらしい。
古い木造建築が残っているとのことだが、荒れ果てた家が目立った。

ボスポラス海峡沿いにひたすら歩き、家並が可愛いクズクンジュックという町に向かう。


実は行きは曇ってた。これ、帰りの写真〜


クズグンジュックの町中に入る道はとっても狭い。
話には聞いていたが、やっぱり一度通り過ぎてしまった。
付近にはシナゴーグがある。興味があったが閉まっていて、入れるのか分からなかった。
チュニジアのシナゴーグは良かったなあ〜。。。

通り沿いの建物や民家はカラフルで、あちこち写真を撮りたくなる。
ミニチュアにしたくなるような、こぢんまりした感じ。


可愛らしく塗り分けられた建物が並ぶ


カフェの色もそれぞれ個性的


犬や猫ものんびりしてる。


町のアイドル犬。「カ」がつく名前だったが忘れた〜


お店(薬局だったような!?)の中に居た猫が可愛くて、外から写真を撮ってたら、店のおじさんが「入っておいで〜」とジェスチャー。
中で何枚か写真を撮らせてもらった。

しかし言葉も通じない外国人をニコニコ招き入れてくれるって、な〜んかほんとにのんびりしてるなあ。


プリンターと一体化した猫さん


ひたすら町内ぐーるぐる。
坂を登って、わけのわからんところに来てしまった。


遠くにボスポラス大橋。海外にいる気がしない


再び海峡沿いの道を戻る。
ユスキュダルを通り過ぎ、乙女の塔が見える埠頭まで歩く。
海際にクッションを並べただけのカフェがあった。チャイだけ頼んで一休み。
空と海のブルー、クッションの赤。気持ちいいなあ〜!


シミットどうぞ〜♪なんかトルコらしい写真



やっと遅いランチをとることにする。
この間行けなかったカドゥキョイのレストラン『チヤソフラス』にどうしても行きたい!
確かマルマライとメトロを使ったような気がするんだけど(すいませんウロ覚え〜;)、再びカドゥキョイ着。

市場の狭い路地の中、たどりつけるかと思ったが、ほどなく見つかり一安心。


一度干した野菜を使ったものは特に、うま味が濃くて美味!!


いや〜、やっぱりここにして良かったー!
干したパプリカのドルマ等、野菜料理がとにかくおいしい。
ショーケースから好きな物を取ってもらうんだけど、写真のお皿分で480円くらいだったかなあ。
パンは無料だし。(赤ワインとかトルココーヒーとか頼んだので、結構しちゃいましたが)。

またトルコに来たらここに来たいーーー!!!

それにしても楽しかった。この辺りでしばらく生活できたらいいのになあ。



2014年05月07日(水) 【旅日記】「イスタンブル」へ


サフランボルの宿、チェシメリコナック外観


今日はイスタンブールに戻る日。
1日だけの滞在だったけど、サフランボルは良い所だったなあ〜



美味しかった朝食!



宿経営のご家族。テシェキュレデリム♪


最初、少し無愛想に思えた宿のおじさんもとても良い人だった。

ここからはまた、7時間ほどひたすらバス移動なので・・・
昨日の猫の写真でお楽しみ下さい♪


ちわ〜(←猫の声)



あ、トルココーヒー、いいっすね



今日寒くないっすか?



自分、疲れてるんでちょっと膝借りるっすね


zzz・・・(→昨日の写真の状態)


さて、イスタンブールが近づいてきた。
トルコ語では「イスタンブル」。


これ、ボスポラス海峡かな?


無事、オトガルに到着!メトロとトラムで旧市街に戻る。
こんどのホテル「アクチュナル」はスィルケジ駅のそば。
ああ、こんどは普通のビジネスホテルじゃ〜!!
良かったーーー!!!


コンパクトにまとまった、可愛らしい内装



2014年05月06日(火) 【旅日記】サフランボル路地歩き


日本人には親しみやすい、木造の可愛らしい家並。


雨は止んだが薄曇りで肌寒い。
でもこのくらいの方が風情があって、街歩きには良いかも。

朝ご飯を食べて、散策開始。
石畳の通りに人影はまばら。イスタンブールとは大違い。

まずは丘の上にある歴史博物館に行ってみた。
サフランボルの歴史資料や工芸品、職人の作業風景をマネキンで再現したコーナー等がある。
とーってもヤル気のない小さな博物館でして。。。
マネキンも、うつむいちゃって寝てるみたいだった〜

丘を下って、再び町(というか村って感じ)に戻る。

町の名の由来、サフラン屋さんを発見。
店主のオジさんが一人、新聞を読んでいた。
中国語やら日本語やら、各国語の説明書きが処狭しと貼ってある。

オジさんはサフランティーをサービスしてくれた。
日本語の効能書きもあったけど…内容忘れた!胃腸にいいんだったかな?


オジさん、サフラン買わなくてごめんね


中心部は、ほとんど観光客相手の土産物屋か職人の店。
玩具屋のオッサンやら、ナッツ屋のオッサンやら、みんな声をかけてきて店内に招かれるのだが・・・
やたらベタベタ触るオヤジが多い。
女性一人だとこういう時ちょっと嫌なんだよねえ。

職人があつまった『チャルシュ』というエリアに行ってみる。
ブルガリアの ヴェリコ・タルノヴォ(←街の名です!)を思い出すなあ。
小さな川のそばの集落には鍛冶屋が多いようだ。
金属を叩く鎚の音が威勢良く響いている。


カッコイイ金物たち。何に使うのかよくわからない物も


熱気の中、鮮やかに金属が加工されていく


大きなお鍋を洗ってたオジさん。カワイイ〜


昼頃になると、町中に観光客が増えてきた。

内部公開している古民家『カイマカムラル・エヴィ』を見学。
ややこしい名前だなあ〜(今、入力していて初めて正しい名前がわかった)
泊まってるホテルと同じような造り。美しいキリムやランプが沢山ある。

トルコ人観光客がとにかく多い。似たような黒いスカーフと黒いコートの女性の団体で大混雑!
ここもマネキンで昔の暮らしぶりを再現してるのだが、オッサンが一人、マネキンの間に勝手に座って記念撮影してた!


オッサン、溶け込みすぎ〜


そろそろお腹がすいたので、家族経営の小さなレストランで昼食。
小学生くらいの女の子が手伝いしてるが、学校は???
煮込み料理を頼む。
味はまあまあだったのだが、その女の子が「携帯かして」と言ってきたり、おつりが無かったり・・・
おつりも最初から「無い」というならいいんだけど、お札もって消えたまま戻ってこないんだよね。
100円位とはいえ、あんまりいい気持ちがしなかった〜

再び外へ出て、今度は午前中に登ったのとは反対の『フドゥルルックの丘』に行く。
急な坂は石ででこぼこ。

息を切らして頂上へ。見晴らしは良いけど、雨がぱらついてきた。
ちょうどチャイハネ(カフェ)があったので、駆け込んでトルココーヒーを頼む。


晴れてたらさらに良い眺めだったろうな


雨音を聞きながら町並を見下ろしていると、猫がやってきた。
そして何と、私の膝の上で勝手に寝てしまった〜!!
いいなあ、猫は断りもせずこういうことが出来て。


何となく絵になっている気がする(笑)


30分以上そのまま猫をのっけていたが、雨もほぼ上がったので丘を降りることにした。
丸くなった猫を持ち上げたら、その形のままポカーンとしてる。
ずいぶん呑気な猫だなあ。

町中はほとんど歩き尽くしちゃったけど、お土産探したり、老舗カフェに行ってまたトルココーヒー飲んだり。カフェのお婆ちゃんと片言のトルコ語で話して、とっても楽しかった。

そろそろ夕暮れ。
路地で女の子が、歌を歌いながら駆け回っていた。
可愛らしくて何枚も写真撮ったけど、すばしっこいのでみんなブレブレ(笑)
あと数年もすれば、きっと美人さんになるんだろうなあ。


ひとりでいても大はしゃぎ。



2014年05月05日(月) 【旅日記】チェシメリ・コナック


イスタンブールの宿外観はこんなでした


今日はサフランボルへの移動日。
バスの出発時間は11:30だが、トルコでは何があるかわからない!
大幅に余裕をもって、9時頃チェックアウト。

なにしろフロントが無いので、例の印刷屋に行く。
案の定、宿のヒゲ面ジュマ兄さんは「11時半?時間があるじゃないか。朝食をとってけ」と言う。
(ちなみに本来、朝食はついてない)

とにかく支払は済ませたい。カードで払うと言うと「機械が壊れてる。友達のところに行こう」
なんで『友達のところ』でアンタの宿の代金が支払えるのだ?

つれていかれたのは別のホテル。
いざ支払をしようとすると・・・カードが無い!!!
さっき印刷屋に忘れてきたらしい。

ジュマが取りに戻ってくれて、その間に「ここで朝食とって」と地下に案内される。
ビュッフェ形式なので皿にハムや卵を取るが、心配で喉を通らない〜

しばらくして、ジュマが無事カードを手に戻ってきた。
良かった〜!私ってアホですね。。。

ジュマと一緒に朝ご飯。
ヒゲ面が頼もしく見えて、ホレてしまいそうになったわ(笑)

しかし「この人とつきあう」→「次回もこのボロ宿に泊まらなければ」→「いやいや、ボロ宿の手伝いをさせられるかも」→「印刷屋も手伝わねば」
と冷静になり、止めました。ってどんな妄想だ。

だが、その後も問題発生!
システムエラーでカードが使えず、結局ATMでキャッシングするはめに。
やれやれ!!

大慌てでタクシー、メトロを乗り継ぎオトガル到着。
昨日リハーサルしといて良かった!


いよいよ出発♪

乗客はまばらだった。
座席の後ろには、飛行機みたいに小さなモニタがついている。
でも音楽は聞けず、TVを見ようとしたら雑音がひどい。

おまけにコロンヤのサービスが無い!
レモンの香りのコロンと、大音響のトルコポップス。
昔はこの2つが旅情をそそったのだが。。。
時代は変わるのね〜。寂しい。

途中のバスターミナルで人が乗り込んできて、車内は満席になった。
その頃にはかなりの雨。
おまけに事故があったようで、なかなかバスが進まない。


どんより雨空には、こんな工場も似合う?


ひたすらバスに乗り続け、暗くなった頃ようやくサフランボルのオトガル着。
しかしここが終点ではない。宿があるのは旧市街。
地球の歩き方には「ここからバス会社のミニバスに乗換え、さらに市内バスで旧市街へ」とある。

でもオトガルのオジさん達は「タクシーで行け!」。
値段を聞いたら6TL(約300円)。

えー、安い!「歩き方」は300円をケチってあんな面倒なルートを紹介してるの?
ミニバスだともっと安いのか知らんが、こんなのケチる額じゃないだろう。

言われたとおりの値段で今夜の宿「チェシメリ・コナック」到着!
築200年の家屋なのだが・・・
入って驚き、快適じゃーーー!!!


落ち着いて暖かみのあるフロント



各階の中央にはサロンがある

月曜なので空いていたのか、ダブルベッドとシングルベッド1つずつある広い部屋に泊まれた。
シャワーブースとトイレはシンプルで、狭いが別々。
キリムや暖炉が可愛らしく、ポットとインスタントコーヒーもある。
これで1泊40ユーロ(Booking.comでの金額)


木のぬくもりのある部屋。反対側にもう1つベッド



こうやってみるとキリム欲しくなるなあ〜


いやー、これこそ「宿」というもの!!!
イスタンブールのは何だったのか。
テレビがブルースクリーン状態で見られなかったのだが・・・
この静けさをずっと味わっていたいので、いいや。
幸せな気分で就寝〜♪♪♪



2014年05月04日(日) 【旅日記】マルマライと蜂蜜ヨーグルト


オトガル(長距離バスステーション)。懐かしい〜


朝起きると雨。疲れていたので、11時位までダラダラ。
そうこうしているうちに晴れて来た。

まず今日はオトガルに行って、明日のサフランボル行きチケットを買うことに。

なんだか頭が痛い。
メトロの車内で目頭を押さえていたら、降りる駅を間違えた!

下車した時は気づかず、「あら〜、大きなショッピングモール!ずいぶん変わったな」と思いながらウロウロ。
しかしバスの気配すらないので、若者つかまえて聞いたら「次の駅だよ〜!」。

もう一回メトロに乗りなおし、次の駅で下車。
やっと懐かしのオトガルが〜!
でもなんだか昔に比べて活気がない。ネットでチケット変えるようになったから、バス会社も呼び込みしなくなったのかなあ?

Metro社のチケットは片道45TL。スルタンアフメットからのピックアップやシャトルバスは無いらしい〜。これなら町中で買っても値段的に変わらなかったなあ。
とりあえずオトガルまでの行き方のリハーサルができたので良しとする。

さて、この後はどうしよう?

アクサライという地区まで戻り、そこから海際のイェニカプに行って『マルマライ』に乗ってみよう!
マルマライというのは、ボスポラス海峡を海底トンネルで横断する鉄道。トルコの会社と大成建設がトンネルを造ったそうだ。


まるで神殿みたいなイェニカプ駅


イェニカプ駅構内は神殿か博物館のよう。掘削の際の写真や、出土した船(人骨も出たらしい)をモチーフにしたタイル等が飾られている。

ホームでしばらく待っていると、トンネルの向こうからライトが見えてきた。
先頭車両を撮影するべくダッシュ〜〜〜!!!
わしゃ鉄ちゃんか。


誰かの顔に似てませんかね???(笑)


いや、なんでこんなに乗りたかったかって。。。
私が乗り物好きってこともあるが、この電車・・・

樽美酒研二さんに似てるーーーーー

研二さん、次はトルコにくるべき!

ニコニコしながら乗車。
しかしこの電車、異常に速い。速度自体というより加速の度合が。
ビシャッ!とホームに入ってきて、シュバッ!!と去って行く。
駅のエスカレーターも異常に速い!錦糸町の楽天地とは大違いだ。

乗車自体が目的なので、隣のスィルケジでサクっと下車。
今度はフェリーに乗ってアジア側のカドゥキョイに行く♪


同じような写真を’99年10月14日にも撮ってます。画質違い過ぎ


フェリーの2階後方のデッキに出る。水面に大きな白波を立てながら出航したら、なんだか胸がじーんとしてしまった。

乙女の塔やハイダルパシャ駅を見ながら30分程の船旅。
カドゥキョイはほどよく賑わう居心地の良さそうな町。

<
スルタンアフメットとは違う、日常の暮らしがあるところ


市場というか、八百屋や魚屋などが密集した地域に行ってみる。船着き場からは徒歩で数分のところ。
レストランもずらっと路地に並んでいる。どこも開放的で気持ちよさそう。

ここでのお目当ては『はちみつヨーグルト』!
蜂蜜専門店のEtabalというお店の店頭で売っている。


小さな可愛い蜂蜜屋さん!丁寧に作ってくれた♪



濃厚!言葉がわかったらもっといろいろ聞けるんだけど


ハチミツの層が1cmくらいあるので、食べてると喉が渇きそうな勢い(笑)
でもおいしい〜!体にもよさそうだし、幸せだ。

ほんとはこの地域のレストランでランチもしたかったんだけど、疲れすぎてて食べられそうにない〜
広範囲に動き過ぎなのよねん、私。
後日、時間があったら訪れることに。

路地をぶらぶらし、喫茶店でチャイを飲んだあと、またフェリーでヨーロッパ側に帰る。

西陽がまぶしいエミノニュ。相変わらずの混雑。


強い陽射しで白くかすんだジャーミイ


疲れを回復したくて、ピクルスドリンク?買ってみた。赤いのはちょっとピリ辛。美味しい!


確かこの漬け汁も飲んでよかった気がする



屋形船ならぬ屋台舟。活気があるっていいね

ガラタ橋付近は週末のひと時をすごす人々でいっぱい。
ベンチの空席をようやく見つけて座り込む。
屋台の賑わい、人々のざわめき、見てるとなんだか幸せになる。
毎日がこんな風なら、どんなに良いだろう。

夕食はグランバザール付近で適当にチョルバとヤプラックドルマス。
観光地価格だけど、オジさんが穏やかで感じのよい人だった。

さあ、明日はサフランボルへ移動!



2014年05月03日(土) 【旅日記】ブルーモスクと問屋街


宿の近所。ちょっとした風景にも異国情緒を感じる


朝。昨日とは違う道を通ってスルタンアフメットに向かう。
途中でナルスユ(ザクロジュース)を買って飲む。
絞り立て、美味しい!


オジさんが1個ずつ絞ってくれる


午前9時半頃、ブルーモスクに到着。
既に入場者の行列ができていた。昔はこんなに並んだかなあ?


しかしカッコイイデザインだなあ〜

30分ほど並んだだろうか、内部に入る。
巨大なドームを埋め尽くす緻密な模様の海。カメラのレンズ越しに見入ってしまう。
寝転んで眺められたら良いのだが・・・勿論そうはいかない。


繊細な柄なので、遠目に見ると優しい色調


しかし噂には聞いていたが。。。
床に座り込むと、観光客みんなの足のニオイが〜!!
うーん、お香とか炊きたいくらい。
ムスリムはみんな足洗って入るから、臭わないんだなあ〜

★☆★

ブルーモスクを出て街歩き。
15年前に泊まったキベレホテル前を通ってスィルケジ方面へ。


懐かしいキベレホテル。壁が昔より色鮮やか


スィルケジは、観光のメインであるスルタンアフメットと、船着き場のあるエミノニュにはさまれた地域。交通の便のよいところだ。旅の後半はこのあたりのホテルに泊まる予定。

トラムの線路沿いに歩き、布地やビーズ等の問屋街に行ってみる。
エジプシャンバザールに近いエリアだ。
道が入り組んでいるので、観光客はみんな迷子になっている。


買い物客の熱気で他の場所以上にカオスであります


地球の歩き方に載っている「アカルス」という店でイーネオヤを売っていたが、デザインは割とありきたり。40cmの長さで15TL、短く切って販売はしないとのこと。
「イップ イスティヨルム(糸がほしい)」と言ってみたが、糸は売ってない。
お店の人は親切で、代わりに他の店を紹介してくれた。

紹介された店は別のバザールの中。行き方を聞かない限りわかりそうにない。
穴蔵の中みたいなとこに女性客がいっぱい!
日本の手芸用品店の熱気と同じだわ〜

イーネオヤ用の細い糸は売ってなかったが、トゥーオヤ用のは沢山あった。
値段は日本で買う10分の1くらいですな。。。
(同一カラーの箱売りのみ扱っている別の問屋なら更に安い)

ちょっとだけ値切って、糸を18本購入。
これだけでなんだか満足(笑)

エジプシャンバザール付近のリュステム・パシャ・ジャーミィで一休み。
小さいジャーミィだが、タイルがとにかく美しく、至近距離で模様を眺められる。


タイルの青が際立って綺麗。


既に午後2時くらい、遅いランチをとることに。
スィルケジに戻り「バルカン」というレストランに入る。
ガラスケースに並べられた出来合いの料理の中から、好きな物を選んで注文。


野菜沢山でヘルシーそうだったのだが・・・


煮込み料理を2品頼んだのだが、どっちも油っぽすぎ!
トルコ人は油好きみたいだけど、それにしてもちょっと・・・
その割に塩気は薄い。料理ごとの当たり外れが大きそうな店だった。

★☆★

予想外に胃もたれしてしまった。
既にかなりお疲れモードなのだが、新市街にも行ってみる。

トラムでガラタ橋を渡り、さらにフニキュレルという地下鉄に乗り換えてタクシム広場へ。
どうということのない円形の広場だけれど、休日にみんながのんびりしてる光景を見ると、なぜかこちらも嬉しくなる。
地べたに座ってちょっと休憩。

目抜き通りのイスティクラール通りを歩く。
ここのトラムは「ノスタルジック・トラムヴァイ」というレトロ車両。どうも1台(しかも1両)しか動いていないっぽい。
乗りたかったが、たまにしか通らないのであきらめた。


可愛らしい車体。ポルトガルなら黄色だね。


スーパーにも行きたかったんだけど、通り沿いには1件も見当たらず。新市街に行けばすぐ見つかるかと思ったんだけどなあ。
探してるうちに結局、ガラタ塔まで戻ってきてしまった。
この辺も昔よりは垢抜けたような?

歩きすぎて疲れきったので、ナルスユで栄養補給。
再びトラムに乗車したが。。。今までで一番の激込み!!!
しかも痴漢らしき男にあってしまったーーー!!!最低。

とまあいろいろあったが、夕暮れのスルタンアフメットに戻ってきた。
昨日訪ねた絨毯屋に行ってみる。今度は用事のあった人物・オメルさんが居た。友人に頼まれた用事を済ませて一安心。

絨毯屋の隣は生演奏もしてるレストラン。
通りに出したテーブルに、絨毯屋の人達と、居合わせた日本人女性たちで座り、お酒飲みながらおしゃべり。何しろ絨毯屋のみなさんは日本語ペラペラなのだ〜

夜遅くなっちゃったので、店の人に送ってもらってボロ宿に帰る。
いやー、よく動いたなあ、、、疲れきって就寝〜



2014年05月02日(金) 【旅日記】イスタンブール旧市街


イスタンブールの朝。トラムは新しくてきれい


朝6時頃起床。空はどんより。
宿がボロい上に天気にまで恵まれないのか・・・
一人悲しくなっていたが、身支度しているうちに晴れて来た!
心も明るくなる。

8時頃外出。
まず両替をし、「イスタンブールカード」を購入しないと。

両替はグランバザール内がレートが良いという。
宿から近いと思ったら急な登り坂だった〜!こういうの、地図だとわからないからなあ。

ゼイゼイしながら到着したらまだ開いていない。待つのも面倒、すぐそばの両替所ですませたが・・・やっぱり中と外じゃあ違うのかいな?でも小額だからいいや。
手数料含め大体1TL=50円。

通りは出勤する普通の人々でにぎやか。
1km程歩くと、懐かしいスルタンアフメットに到着!
既に観光客でにぎわっている。


広場から見たブルーモスク。金曜午前は入れない



上の写真から振り返ればアヤソフィア。素晴らしい立地


前述のイスタンブールカードとは、SUIKAみたいなチャージカード。
イスタンブールの様々な乗り物に使用可能で、料金も安くなる。
グランバザールのトイレ(有料)にも使える。

「キヨスクみたいなとこで売ってる」とネットで読んだので、とりあえずアヤソフィア側の売店でオッサンに、
「イスタンブールカード ヴァル ム?」と聞いたら「ヴァル(あるよ)」と言う。

何故かオッサン、脇に止めてあるスクーターに移動。
なんとカードはスクーターのシートの中から出てきた!輪ゴムで束ねたのが(笑)


愛想の良いオッサン、満足そう(笑)


「カードは7トルコリラ(以下TL)。0.95TLだけチャージされてるので8TLね」とのこと。
オッサンの取り分が0.05TLなのかいな?
すぐそばのトラム駅でとりあえず20TLチャージ。


駅等の機械で好きな金額をチャージ。カード自体の販売機は見かけない


さて、準備完了!アヤソフィア見学の列に並ぶ。
今回は、昔訪れたトプカプ宮殿や博物館はいいかと。でもモスクは何度でも見たい。
(アヤソフィアも現在の扱いは「博物館」だけどね)
長蛇の列だが、行き交うトラムや観光客を見てると飽きない。

入館すると、荘厳な空間が広がっていた。
ああ美しくて落ち着いてていいなあ。
でも前回来た時は、もっとくすんでいた気がする。


ブルーモスクより色合はダークだが、豪華



モザイクはほとんど改修中だが、一部は見られた


建物は勿論すばらしいが、飾られていた沢山のアラビア書道も気に入った。
縁取り模様が綺麗で、写真撮りまくってしまった〜!


文字より縁取りばっかり撮影しまくり


アヤソフィアを出た後は、エジプシャンバザール付近の「ハムディ」というレストランに向かう。
ちょっと離れているので、早速イスタンブールカードでピピッとトラム乗車♪

それにしても車窓に見えるレストランやら土産物屋やら、全く途切れない。
毎日がドンチャン騒ぎだろうな。楽しそう。

ハムディは4階の眺望が素晴らしいとのこと。
なので天気が良い時に来てしまいたかったのだ。
エレベーターで4階に上がると、店内は白くて広々。
噂通りの素晴らしい眺望。
ビジネスマンのランチにも使われてるようで、スーツ姿のトルコ人や日本人も居た。


最も外部に近い席がベストかと



テラスからの眺望。夕暮れはさらに綺麗そう


とりあえずビールで乾杯!
まずレンズ豆のスープ注文。
あと、クズなんとかいう名前のケバブセット。
実は全部切り刻んで混ぜ、付いてくるピタパンに包むのが本式らしい。
でもこのまま食べたり、ピタパンに包んでみたり、両方の食べ方してみた。


普通のパンとピタパン付き。少なく見えるけど満腹〜


全部で日本円にして2000円くらいしたかな?
まあ高めだけど、そこそこ美味で眺望が素晴らしかったので満足!!

店を出ると、エミノニュ。ガラタ橋やフェリー乗り場に近く、人々でごったがえしている。
とにかくパワーに満ちあふれていてクラクラしそう。
いやー、街が元気だ。日本は老いたなあ・・・


人!人!人!屋台も沢山


この後、スルタンアフメットに戻った。
友人から頼まれていた用事があり、某絨毯屋さんに行ったのだ。
でもご本人が不在。店で1時間程待ったが来ないので明日また来ることにした。

宿に戻る前に「印刷屋」に寄って「シャワー出ねえ〜、鏡ねえ〜、TV音出ねえ〜」と英語とトルコ語ミックスして兄さんに伝える。
「修理担当に行かせる」っていうので、宿でしばらく待つと、別の痩せた兄さん登場。

1時間程でなんと!
『全部解決』!!!(鏡もどっからか調達してきた)。

思わず「ハーリカ!(素晴らしい)!」と叫んでしまった。

だが、よく考えると本来は「まともで当たり前」だよなあ〜
トルコじゃこれが普通かもしれないが。

あとで、別のトルコ人にこれ言ったら
「1日で直るなんて、トルコじゃ珍しい!!!」って言われたけどね(笑)



2014年05月01日(木) 【旅日記】15年目のイスタンブール

イスタンブールには夜着いた。
午後6時。まだ夕暮れが残っている。

前回の旅から15年ぶり!!
その間、私が何か変わったかというと、特に無く。。。
相変わらず、たまに制作、たまに旅。


トルコ航空、割と快適でした

空港内は大混雑!!
この時点で、トルコ自体は前回と違ってる気がする。
前はここまで入国に苦労しなかったような〜

たとえが不謹慎だが、この空港の混み具合は事故があった時の東京の駅構内状態!
実は成田に行く時も人身事故でNEXが定時に出発せず、ダッシュで日暮里からスカイライナーに乗換えて間に合ったのだ。


必死に日本人団体の後ろにくっついて入国;

着いてから2時間はかかっただろうか。
クラクラしながら空港を出ると、迎えの人の目!目!目!
やっとの思いで自分の名前の札を見つけ、無事にホテルの送迎車に乗り込む。
既に外は真っ暗だ。

昔走った湾岸道路。
以前も道はこんなにきれいだったっけ?凸凹がほとんど無い。
運転手のオジさんと片言で会話しながら宿を探すのだが・・・
なんか辺りが物騒な気配なんですが。


電飾ピカピカ、レストラン街らしいが怪しい


そして「ここだよ!」と降ろされて小さい建物に入ると・・・



『印刷屋』???


なんか間違ってないか???


どうやらここは宿のオーナーがやってる店で、別のビルを改築してアパートメントホテルにしてるらしい。
写真の男性の弟さんがキャリーバッグを持ってくれて道に出るが・・・
う〜ん、ちょっとコワいーーー!!!

近くの割とまともなホテルから鍵を借り、着いたのはボロボロの建物。
勿論エレベーターなんて無い。階段を上がるとドアはやたら重厚。


見かけ倒し感満載


やたらちっこい鍵でガチャガチャ開ける。
室内から見るとやはりボロいドアの、物凄く下の方に鍵穴が。


おわかりいただけるだろうか...


部屋は意外とキレイだったのだが・・・


写真に撮ると、それなりにシンプルで良いのだが


兄さんが帰って気づいた。

①テレビの音が出ない(画像は出るがミュート解除できず)
②シャワーが出ない。お湯は出るが蛇口からしか出ない〜

そして次が一番困った。
③部屋に鏡が一枚も無い!!!


鏡は誰かが割ったのか持ち去ったのか


仕方なくゴミ箱に映してみるが・・・


勿論中身は空!ちゃんと拭いた


やっぱり映りが悪いので、ファンデーションの小さい鏡を使う。

他の部屋からはギャーギャー騒ぎ声が聞こえるし・・・
ああ、初日からすんごく不安〜!!!


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イタロ [HOMEPAGE]

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