2012年04月29日(日) |
【旅日記4】ヴェリコ・タルノヴォ |
割と新しそうなソフィアのバスステーション バスでの移動日。 これが一番「旅してる」感があるなあ、毎回。 トランクに荷物預ける時、運転手さんが預かりシール貼ってくれる。結構ちゃんとしてる印象。
車窓を楽しみたいが、ものすごく陽射しが強い! カーテンを開けては閉め、のどかな農村風景をチラ見で我慢。
3時間程で古都ヴェリコ・タルノヴォに到着。 川沿いの急斜面にへばりつく家並。木造のせいか、どこか懐かしい。 箱根と長瀞と尾道を足したような感じ?
急斜面の家並が出迎えてくれる 宿泊するのはホテル・グレコ。 とても可愛らしい建物で、ここに決めて良かったと実感。 が、受付の兄さん、何故か私を見て慌てる。 ・・・まさか予約入ってない??? こちらも焦ったが、どうやらOK。
ホテル・グレコ。併設のレストランも可愛い
部屋もきれいでベランダ付き うっかり休むと根が生えてしまいそうなので、早速「ツェレベツの丘」と教会群に出かける。 しかし暑い!!しかも道がわかりにくい〜。
ソフィアはどんなに荒れ果てた裏通りでも、通りの名を書いたサインがあったのだが、ここは見かけない。その代わりにやたらホテルを示す看板ばっかりある。。。 とにかく起伏に富んだ地形なので、ちょっと歩くだけで消耗する。
ツェレベツの丘から見下ろした風景は良かったが、丘自体になんかいらん付属物が多いような。 ちょっとした小屋とかなんだけど、日本の公園にあるような微妙なチャッチさというか。 とりあえず登って満足したので、少し涼んですぐ降りる。
川辺から見上げたツァレベツの丘 その後、こぢんまりした教会をいくつか見て回る。 とにかく暑くて、ちょっと歩いては木陰を探して一休み。 途中に飲み物やお菓子を売ってる小さな店があって、子供達が何か買いにくる。 日本みたいだなあ〜、ほんと。
部屋に戻って、ベランダから川面を見下ろす。 遠くの家で住人が洗濯物を取り込んでる。 外国の旅先で歩いていると、たいがい窓からのんびり外を眺めてるオバちゃんがいるが、いつも「いいなあ〜」と思ったものだった。 今度は逆に自分がそのオバちゃんになったみたいだ。 これで路地が見えたらいいのだが・・・庇が邪魔で下の道が見えないのがちょっと残念〜。
ベランダから眺める夕暮れ。大満足〜
2012年04月28日(土) |
【旅日記3】ジャンスキ・パザル |
ジャンスキ・パザルという屋外市場をめざす。 今日も快晴、街歩きが楽しい。 歩道が凸凹なのでうっかりすると転びそうだが、面白い物がたくさんあってついキョロキョロ。
可愛い市電。私の好きなカラーリング。 行き交う市電にカメラを向ければ、運転手が手を振る。 屋根の上を見れば若者が座っていたり・・・(!?) こっちの人って、高い所怖くないのかな。 5階のベランダの「外側」にへばりついて修理してたりするのよ。命綱ナシで。しかもなんか業者じゃなく一般人ぽい。
ジャンスキ・パザルは一部屋根付きだったり、小さい店舗が並んでいたりの集合体。 なぜかここはヨーロッパというより、トルコみたいな感じ。 海外だとよくあるけど、オジさんの買い出し客が多い。 果物が欲しくなるが、これからバスステーションに明日のチケット買いに行かないと。
バザールじゃなくて「パザル」。大混雑!
じゃがいもに大行列! ステーションは街外れ。 ホテルからそこまでキャリー引いて歩けるか考えたが、どうも道が凸凹過ぎて無理くさい。ここは素直にタクシーにしよう・・・
ここで初めて「おお、ブルガリア!」って体験をした。 それは「Yesと言う時は首を横に振り、Noは縦に振る」というもの。 切符売りのオバちゃんには英語通じるのだが、見事に上記の仕草をされた!いざ目にするとやっぱり一瞬フリーズしてしまう。 人によっては、外国人同様Yesは縦に振る人もいるからややこしい。
無事切符入手。 街中心に戻りながらランチの場所を探すが、参考にしたガイドブックの情報が古く、希望のお店が既に無かった。
仕方なく、昨日と似たような小洒落た系のレストランに。 今度は「オリーブス」ってとこ。 昨日のブックマーケットに近いエリアだ。
ここは喫煙席。禁煙席には誰もいない〜 天井が高く、すぐ側を市電が走り抜けるのが楽しい。 調味料のボトルはスプレーボトル。どういう人がコンセプト考えたんだろ?
再び街に出る。 ガイドブックに無い場所にも、教会や露店があって楽しい。 しかしにぎやかな通りと、そうでない通りが極端。 1本裏通りに入ると廃墟みたいだったりする・・・
モスクと呼びたくなるが教会です。 またもや疲れきって、夕食は「昨日のサンドイッチの残り!」 詫びし過ぎか??? でもほんと、暑くて疲れちゃうのよね。 年には勝てませんわ〜
2012年04月27日(金) |
【旅日記2】ソフィアぶらり散歩 |
日本晴れならぬ、ブルガリア晴れ! 先週は雨だったらしいので、天気に恵まれて良かった。
朝食はビュッフェスタイル。 ブルガリア初ヨーグルトはかなり酸っぱかった。
写ってないけど、ごく普通のプレーンヨーグルト有り
まずは一番大きな教会、アレクサンダル・ネフスキー寺院へ。ホテルからは300m位。 巨大だが、丸っこい屋根がコロコロと積み重なった可愛らしい外観。
金と緑のドラえもん? 古びてくすんだ内部。ぼんやりした壁画が歴史を感じさせる。 柱付近に長椅子がわずかあるのみ。 祈りをささげる人が静々とロウソクを灯して去って行く。
ひんやりして本当に落ち着く空間 地下のイコン美術館もシンプルな展示ながら充実していてとても良かったが、カタログが無かった。残念。
その後はいくつかの教会をめぐりつつ街歩き。 聖ネデリャ教会前では「マルテニッツァ」を見つけた。
単純なのに可愛いマルテニッツァ 「マルテニッツァ」とは、3月1日に家族や親しい人に送る紅白の糸で作られたお守り。コウノトリを見かけたら花の咲く木に結びつけるらしい。話に聞いていたがこうやって実物見るとうれしいな。
ランチは「ディヴァーカ」というお店にした。
サンルーム風の店内が気持ちいい この辺はレストランやブティック、野外ブックマーケット等があり、市電も行き交う楽しいエリア。 あえて言うならカルチェラタンとリスボンを組み合わせたような?そのせいか初めて来た気がしない〜
ディヴァーカ店員の女の子はなんかイヤイヤ働いてるみたいで逆に可愛かった(笑)。
クリームスープ&ピーマンのピラフ詰め 全部で680円くらい〜
かなり歩いてセントラル・ハリという屋内市場に行き、夕食買おうと思ったがスーパーと違うので買いにくい。品揃えもやや中途半端な感じ? 仕方なくホテル近所にあった飲み物等を置いてある小さな店で、サンドイッチとファンタ買って終わり。 一人旅だと特に、昼ガッチリ食べちゃうと夕飯あまり食べられないんだよね。
紫外線が強いからバテちゃったよ〜ん。
2012年04月26日(木) |
【旅日記1】ソフィア到着! |
夜のソフィア空港 最初にブルガリアで目にしたのは、煌めく夜景だった。 飛行機の窓から見下ろすと、暖かみのある色調の街灯りがキラキラしてる。
出迎えに来ていたのはまだ若そうなスタイコ(?)君。ニコニコしてとっても親切そう。 車に私の荷物を乗せるなり、携帯で誰かと話し始めて 「大丈夫だよ〜!名前は合ってるよ。女性一人だよー」みたいなことを言ってる。 ブルガリア語だが、なぜかこういう会話はわかる。
車窓から見えるのは、どこの国でもだいたい同じ。 郊外の殺風景な街並み。ただ電飾がレトロだ。。。
宿は「Slavyanska beseda(スラヴィヤンスカ・ベセダ)」。 1泊朝食付きで42€なり。 ホテルもなんとなくレトロな感じ。 でも受付のお姉さんは明るいし、荷物を運んでくれたおじさんは最初憂鬱そうだったが、部屋にスーツケース置いたらニッコリ。 なんとなくみんな感じがいい。
成田〜ミュンヘンが11時間。乗り継ぎ約2時間。 ミュンヘン〜ソフィアが3時間。 もう疲れたぞー!とにかく無事着けてよかった。今日は寝る!
部屋は快適!パリより遥かにマシ
バスタブもゆったり
ベランダ付きだが・・・
建付けがすげーいい加減
う〜ん、いつも以上に旅立ちの実感が無い。
大体荷造りは終わったが、服装がよくわからない。 最近は便利になったもので「歩き方」のサイトを見ると、世界各都市の1週間天気予報と、気温に合わせた服装イメージが載っている。
それによると来週のソフィアは最低11℃〜最高28℃。。。 に、28℃!? 朝は東京より寒いし。
荷物が増えるとそれだけでウンザリする私。 薄手のものをたくさん準備して、着脱しやすくすることにした。 今回は日帰りで移動する場所は無いので、困ったらホテルに着替えに行けばよいし。
なにしろフランスと比較して情報が少ないので、本やサイトを探しまくった。 ブルガリア在住の方のブログを見ていると、お菓子やら味噌!やらなんでも手作りされていて、とても楽しい。
が、ブルガリア人(というかソフィア人)て「暗くて、カフェでもあまり笑顔を見せず、グチばかりで働かない」そうな。
暗い・・・ なんとなく素朴でも明るい人々を想像していたのだが。
まあポルトガル人もシャイだったしな〜 フランス人の場合は、アヴィニョンまで行くと初対面からハジけてるオッサンも居たけど。 会って1週間も経たないのに、スマホで人の写真撮って勝手に加工するという。
2ちゃんのスレに珍しく「ブルガリア」の文字があると思ったら「生活苦と感じる人の割合:45%」!!!!! 世界各国の中でダントツ1位である。 なまじ共産主義だっただけに、自由になっても経済的に破綻するとかえってしんどいんだろな。
と、行く前にネガティブな情報を仕入れてどうするのか(笑)。 まあ私は「旅行者」なので。きっと楽しめることでしょう。 とりあえず何事も無く、出発できるといいなあ。
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