Diary of thirty one syllables DiaryINDEX|past|will
大晦日日付が変わったその途端Web飲み会をしたがる奴ら
年末に大雪が降る予報出て大雪が降ると繰り返す母
片付ける年末だからと理由づけ地層を掘ると色々出てくる
免疫が笑うだけで上がると言ってなんの防備もしないたわけが
燃えるような心持ちがする
そもそもが異国の祭りを取り込んでそれが終わればずらした新年
載せられて夜に輝くイルミネーションそれがご機嫌載せる方こそ
君は自由に生きているとそれが憎いと言われてもおそらくそれはどうにもならない
予定をば詰め散らかして配偶者放置したると拗ねて大変
師も奔る流石に時の駆け抜けてふっと気づけば一日飛ばし
みそひとのただこの歌も毎日はいつか疲れるものなのに
十八のその年にこそ書けぬこと綴り切れるもそれも僥倖
窓を見る覗く瞳がそこにいるヒュンと心臓縮み上がる
日々綴る記録の彼方に過ぎはてるその痕跡を拾い集めて
顔を出し名前を出して霞網捕らわれに行く今の時代よ
満を超え企み通りと思えどもやはり嬉しく密かに笑う
火をくべるその言い回しが目新しくて炎上させる燃やす以外に
若僧が生きるを急いでぶち当たる壁を突き抜けそこが奈落か
愚か者虎の住処と気付かずに足を踏み入れ喰われて終われ
ウェブの網いまは昔と言うけれどいつも変わらぬ若い鉄砲
目が眩む夜を徹して起きられぬそんな年頃よる年波
投げ銭を受けて慌てて回す宛探して回る境内の中
ほとほとと小麦を落としていくように世界の明度を上げていく
和楽器と洋楽器とのコラボとを試行錯誤の前段階を
爺と爺の対話見てやはりそれこそ老人懐古
今日という大きな日にちの出来事に粗忽で済まさぬあれな男が
古い記憶を投げ捨てて誰か拾えばそれもまた良し
夜冷える寄り添いあって温まる人の温もりそれが一番
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