セルフライナーノーツ。

2001年12月19日(水) 千年前の超大手。


もうそろそろ、こっちの世界では冬の祭典なんですね。
遠ざかって久しいせいか、もはや冬コミの日程すら分からないワタクシですが、ぽちぽちサイト巡りしてるとあちこちにそんな気配を感じます。。。
いや、ウチの更新が激しく滞ってるのは全然無関係なんですけど(;¬_¬)
大手さんも小手さんも、そして印刷屋さんも、ラストスパートでがんばってください(笑)


考えて見ればこれも、かつての超大作同人誌だったのでしョーか。。。
観に行ってきました、『千年の恋 ひかる源氏物語』。
レディースデーで観るには(色んな意味で)心底ぴったりな映画でございました。
TVの番宣などでは光源氏を天海祐希が演じるというヅカヴィジュアルだとか、歌う物の怪松田聖子(汗)だとか英語のタンノーな吉永小百合サマだとかばっかりがピックアップされており、見るからにイケてなさそーな雰囲気ありありだったというのに。。。それでも何故、映画館へと足を運んでしまったのか。
。。。それはひとえに、愛する山本太郎ちゃんが御出演なさっていたからです!(;>ω<)/
ええ、そりゃサブキャラなのはわかっていたのです、台詞だって2・3個もあればいいや、顔が見切れてたって平気だもん、ピント合わせて貰えてなくたって。。。
なんて、最初っからいじましくも諦めモード全開で席に着いた私だったのですが。
驚きました。
。。。太郎ちゃん、めちゃめちゃ出番多いやんけ!(笑)
(勿論大して重要なシーンではないですが。。。)
なんつーか、こう、話を柔らかく和ませるためのムードメーカーというか。(⌒‐⌒)
ラスト近くでは思いがけない特殊メーク姿まで拝ませて貰って、思わぬ拾いモノだった。。。(思わず吹いちゃったけど(笑))


内容的にはね、まかり間違っても『源氏物語』を映画化した作品でないということです。
そこを間違わずに行けば、私のような国文学ヲタ(専攻ゼミは枕草子・汗)でも腹を立てずに(?)愉しめます。
(つうかねー、森光子が清少納言つーのはどーよ。。。ウチの教授、憤死してないやろか。。。)
古代の男社会の中で自立しようとする女の姿を、作者紫式部・源氏物語に登場する姫君達の生き様を借りて二つの世界から描こうとしたんだ(と思うんだ)けど、いかんせんどっちに視点を置いていいのかわからないんですね、混ぜすぎちゃって。汗
そもそも五十四帖にも渡る長大な原典を、2時間程度に纏めるのもムリな話だし。
なのでワタクシ的には、内容を余り追わず、あくまでも視覚的な美しさと娯楽性を愉しまれるのがよろしいかと思うのデス(⌒‐⌒)
(そんでもって、光源氏FANの方はあまりご覧にならない方がいいかも知れません。。。汗)


正直言って、こんなに大笑いできる映画だとは思わなかった。。。
今年度の邦画の中でも五指に入るであろう、かなりの珍作!(笑)
美女揃いの女優陣、衣装もセットも申し分なくゴージャスで。。。なのに何故、こうもB級テイストに満ち溢れているのでしょう!
随所に溢れるSFXはあまりにハイレベルすぎて、明石を襲う荒波はまるで映画デx−プ・インパクトでNYを襲った巨大津波さながら、六条の御安所に憑かれた葵の上の出産シーンは”エ、エクソシスト。。。?汗”と呟いてしまうくらいの迫力で。
そんなハイテクを駆使しておきながら一方では、契りを交わした翌朝には庭の椿がぽろり。。。と水面に散ったりしてくれるお約束もしっかりと(^-^;
歌う物の怪セイコ嬢(役名忘れました・汗)はまんま”松田聖子リサイタル”のノリで、趣向を凝らしたPVでも見せられているような気分に(笑)
細川ふみえ演じる明石の上と光源氏、何故か襦袢姿で熱帯魚の泳ぐ水中で戯れあい。。。つか、何でお二方ホントに潜ってるんですか?(笑)此処こそ特撮で処理しろよ!(笑)
そんなおとぼけニュアンス漂う中で、何故か濡れ場はそこそこしっかり描かれてます(朝チュンばかりかと思っていたら(-_-;))。。。やはり演じているのが女性同士だからなのか?(笑)
あまりにツッコミどころが多すぎて、隣の友人と笑いを堪えるのに必死の2時間でございました。



そういえば、入場時にシャ○ン玉石鹸の洗顔パウダーをプレゼントされました。
(シ○ボン玉石鹸は千年の恋の協賛会社なのね)
後日スーパーで見てみたら、売価800円のお品モノでした。。。(^-^;)
1000円で入場した客に、こんなの配ってていいの?大丈夫なのか?!
そう思っていたら友達が、”配ってるの此処の映画館だけなんじゃない?本社が○○区だからさー”。
あ、そうだったの?全然知らなかったよ。。。(^-^;


と、ともかく。
先日からワイドショーでも引っ張りだこの渡辺謙氏、この映画でも”褌姿”を惜しげもなく(?)披露して頑張ってらっさいます。目頭熱くなります。
。。。が、がんばれがんばれ、謙さん!(;>ω<)/

2001年12月17日(月) カイザルのものはカイザルに。


ついに東京都ホテル税導入決定ですか。。。(-_-;)
くっそー!もうこうなったら都内のホテルには泊まらんぞ!(怒)
(ぎりぎり神奈川とかぎりぎり千葉とか。。。(笑))
あああ、国内では一番のお気にだったパークハイアットももうお別れかしら。。。
って、3度も泊まってるのでもう十分ですが(笑)あそこ便利悪いし(;^_^A
(パークハイアットがBEST1とか言ってると、何だかミーハーの極みですが(笑)でもあそこ好きなんだ〜v逆を言えばフォーシーズンズ、何もかもがヌルすぎて”?”だらけだったけど。何が御三家だ?(;¬_¬))


いやね、どうせ100円200円の違いでしょ、と思うひともいるかも知れませんが。
都内在住者は別として、地方から上京してホテル泊まろうって人間は、他に交通費だの何だのもろもろ経費がかかってる上に、結局は都内で遊んで金を落としていく訳です。それなのに何でこれ以上、住んでもいないウチらが納税せにゃあかんのや!(怒)
自分の居住区に納めるならまだしもさー。。。納得いかんなぁ。。。(×_×)



だんだんこの日記の内容もとりとめもなくなってきました(笑)
ヒマ持て余してる時には特に書くこともないし、逆にスケジュールいっぱいの時にはイベント多くても書く時間が無いしな。。。嗚呼矛盾。(笑)
そんなこんなで、週末に食べたふぐは実に美味かったです♪さすがは本場!
地元民に人気の小さなお店で、ふぐさし、天ぷら、ゼリー寄せ、鍋にぞうすい、その他もろもろ、酒代含めてあの値段。。。天然ものなのに、大丈夫なのか?(^-^;
温泉、ふぐととりあえず冬の風物詩(?)をこなして、後に残るはクリスマス。
イブは恒例ブルーノートでゴスペルをvくふ♪



あー、でもその前に『千年の恋』観に行かなくちゃ。。。
。。。いえ、いわないでくださいわかってるんですわたしも。(-_-;)
(特番観ただけで手に震えが。。。←中古文学専攻(笑))
だけどね、太郎ちゃんが出演してるんだもん!
理由は、それだけ。(涙)

2001年12月08日(土) 百八つ鐘が鳴る前に。


金曜から有休取って、某県黒川温泉へ。
高速は一切使わず、片道およそ4時間のドライブ。
運転手が他に3人もいたおかげで、私は専ら役立たずのナビに専念(-_-;)
(考えてみたら、最後に自分でハンドル握ったのって何年前になるだろう。。。)


久々の温泉はもう!最高の一言。
除夜の鐘でも逃げやしないこの煩悩の塊が、すんなり流れて消え去ったくらいに(笑)
憧れのお宿は館内のインテリア・サービスもさることながら、内風呂・露天併せて10種近いお湯があり、全部網羅するだけでもうお腹いっぱいに!
(もちろん、お食事も地ビールも熱燗も美味〜♪でもおでん食べ損ねた。。。涙)
”美人湯”と呼ばれる女性専用露天風呂のお湯は掌に掬うだけでまったりと柔らかく、なんとも優しい気分に。
薄暗い部屋の灯り、散歩に出た夜道は排水溝から立ち上る湯気と硫黄で別世界のように霞み、その遙か上の星は息づくように強い輝きで。
白い息を吐きながら部屋に戻ると、お夜食のぜんざい(ほんのちょっぴりv)が抜き打ちで運ばれて来て、もういやがおうにも癒されまくり(笑)。
ちょうど部屋で付けた某番組では温泉特集をやっており、そこにたった今自分達が入って来たお湯が!
妙なデジャビュを感じつつ、山間の夜は更けてゆくのであった。。。


数あるお湯の中でも、一行が一番(湯質の)気に入った蘇の湯。
蕩けきった身体を伸ばしながら眺めた効能書には。
『”切り傷・神経症・ヒステリー”によく効きます』。
。。。なんか、コワイ。
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